「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

太陽放送予定 2017.9.1号

2017-09-01 02:06:44 | 放送予定
いつもの当日出勤、翌日帰宅生活に戻っているけぶでございます<(_ _)>

裕次郎記念館は昨日閉館。
舘さんや神田さんがフィナーレを飾ったようですが、本当は行きたかったです・・・。
月末月始は仕事がどうしても外せないので・・・残念・・・。

さて、本日の太陽放送、チバテレも含み、脇役好きには堪らない作品です。


【C S】

▼ファミリー劇場 デューク登場編=初放送=

第661話 60.08.30 マミーが怒った (マミー・マイコン)熊谷真美 西村利明 佐久田修

マミーとマイコンは傷害事件を起こした千里という若い女を追って、ある地方都市へ出向いた。
千里は不良ではあったが、タチは悪くなく、長距離トラックの運転手で初恋の相手である明夫に会ってから東京に戻って自首するつもりだった。
ところが、千里はふとしたきっかけで東京地検特捜部の検事・安井から、書類をひそかに東京へ届けてほしいと頼まれた。安井は無事書類を送り届けたら千里の再出発の為に力添えをすることを約束し、千里も社会復帰の為なら役に立ちたいと引き受けた。実はその書類の中身は、千里の地元の企業が大掛かりな犯罪を暴くものだったことから、安井からは厳重に口外することを禁止された。
暫くして、マミーたちが千里の逮捕された地元警察署に到着、千里に手錠をかけて覆面車での護送が開始されたが、行く先々で得体のしれない男たちからの襲撃を受けた。どうやら千里のハンドバックが目当てらしい。マミーはそれに気づいたが、千里が訳を話そうとはしないので、必要以上に問い詰めるのを止めた。
そんな中、明夫がトラックで追いかけてきて「一緒に逃げよう」と千里を誘ったが、書類を届けるという使命感に燃えている千里はそれを振り切った。
やがて、マミーたちが東京に到着したが、一係の捜査で、千里と検察庁の関係が推理でき、署に向かう前に検察庁へ直行したが、そこに待っていたのはマミーを激怒させる安井の対応であった・・・。

思いきったことをやりながらも純粋な千里に熊谷真実さんをゲストに迎えた異色作。
道中的ばかりの護送にデュークが助っ人に現れます。
マミーとマイコンのコンビネーションは定評がありますが、今回は姉御肌のマミーが堪能できる部分はあります。
ゲストも何気に豪華で、脇役好きには唸る配役となっています。


第662話 60.09.06 制服よさらば (山さん)神山繁 田村奈己 本山可久子

警察官の制服を着た男に現金輸送車が襲われ、ガードマンが重傷を負う事件が発生、事態を重く見た山さんたちは、現職警官を含む警察中途退職者らを中心に捜査を開始した。
それから間もなくして山さんのもとに城北署時代の同僚・坂本が訪れた。
坂本は10年ほど前、犯人を逮捕する際に同僚を殺され、自分も負傷したことで、家族の意見を取り入れて退職していた。
山さんと坂本は名刺交換をしながら、坂本は家族のことを聞かれると、何故か表情を曇らせ、そそくさと帰って行った。
しばらくして山さんは今回の事件の被害者のガードマンを病院に尋ねたが、すでに七曲署の山村刑事に事情聴取を受けていた。
目撃者の証言を総合すると、山さんの名を騙ったのは坂本であると判断したが、なぜ坂本か今回の事件を調べ廻っているのか。
もしかすると、坂本は事件に関わっているのか?
山さんは早速坂本の経営する会社を訪れるが、坂本は不在でさらに借金取りが押しかけて来ていて経営は左前らしい。
さらに坂本の制服が事件に使用された疑いから、坂本宅を捜索するが、制服は見つからなかった。
その後の調べから、制服は坂本の息子の剛が持ち出したものと判明する、坂本は剛が事件に関係していると疑い、独自に捜査を続けていた。
それからしばらくして、山さんは坂本を官命詐称で連行し取り調べる。
坂本は心ならずも刑事を辞めたことが心の痛手になり、苦労して始めた事業も行き詰まり、離婚までする羽目になり、制服を自らの勲章のように執着することが膨らんでしまい、今回の事件を聞きつけ、自分の制服が使われたと思い込んでしまったキライがあったようだったが・・・。

山さんの過去話としては、古い設定の部分も採用しながら、新味を取り入れ、山さんファンとしてはちょっと見逃せない話になっています。冒頭での同期の昇任祝賀会出席「御歴々」の中に山さんが「無役」という諸行無常さというか・・・そういうところあったと思ったら、いきなり未亡人とのちょっと艶っぽいやり取りなど・・・今回が最初で最後というのがちょっと残念な感じがします。
そして肝心な坂本元刑事。
久々に山さんを「ヤマ」と呼ぶ人物の登場です。
敏腕らしさと、家族との板挟みと、太陽ではトシさんのような感じですが、山さんにしてももしかすると一瞬自分自身が坂本と同じ立場だったら、と感じた部分はあったかもしれません。
金子さんの脚本なので、一連のトシさん主演編のわだちを踏んでいる感じがありますが、山さんの人間性を改めて浮き彫りにした意欲作だとも思います。


【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

第305話 53.06.02 勲章 (ゴリさん)高品格 執行佐智子 浜田寅彦


七曲署・城南署管内で放火事件が続発し合同捜査が開始された。
放火件数が多い住宅街にはゴリさんがかつて見習い警官の時に親身になって世話をしてくれた定年が近い清川巡査が駐在していた。
警戒が続く最中、清川の受け持ち区域で放火が再び発生、ところがその頃清川は警備をせずに旅行中の町内の住民の依頼で犬に餌をやっていた。
ゴリさんは、かつては有能だった清川の変わり果てた姿にショックを受ける。
清川にしても、自分の失態をなんとか取り戻そうと焦る・・・そんな清川の前に挙動不審な若い男・天沼が現れ、思わず拳銃で撃ってしまう。
捜査の行き過ぎではないかとマスコミの非難が集中するのだった。
一方、危険な仕事に身体をはり、24時間勤務にも耐え、35年間一生懸命働いてきた警官に「警察は何をしてくれた?精励賞たったひとつではないか。」と同情を寄せるゴリさんは、これ以上清川を傷つけまいと必死に捜査をするのだった・・・・。

ゴリさんの警官生活スタート時に世話になった清川巡査、駐在という立場で町内との融和を図りながら今まで何とかやってきたところでの大事件発生、「駐在さん」という立場が裏目に出てしまい、尊敬されていた孫にも嫌われてしまうという、平凡な生活が一転して清川にしてみれば地獄の日々が訪れてしまいます。そういう清川の姿勢が最初は理解できなかったゴリさんも、やがて清川の堕ちてしまった信頼を取り戻そうと躍起になり、最後には何とかそれを形にします・・・・あの辺りはなかなか良いシーンです。
清川を演じるのは、峰さんに続き城西署「お休み」組の高品格さん、実は城西署の丸さんもこういうのに似たことに巻き込まれたこともあり、あまり表情に出さない高品さんだからこそ、こういう役をなんとなくリアルに演じられるという感じがします。
だからこそ逆にグッとくるものがあると思いますが。
無論、清川と犯人の格闘シーンは見逃せません。

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