カナダの「季節性ワクチン打ったらヤブヘブ報道」、フォローしてゆくと管理人の淡い希望(苦笑)とは正反対、当局が従う方向にどんどん動いています。
が、ここにきて、真っ向から衝突するものが出てきました。
メキシコ発。発表は英誌(BMJ)。
- メキシコ入院例で検討。新型インフル診断群60例とコントロール群(インフル症状ではない病気で入院した群)180例。
- 季節性ワクチン接種を(前年)受けていた場合、合併症リスク因子ありの場合、有意に負の相関が認められた。ワクチン有効性は73%。ワクチン接種受けていた群では死亡例なし。
- 季節性インフルワクチンは新型インフル、特に重症例に効果あり。
すみません、明日講演&校務&etcにて、すごく飛ばし読みです。元ソースには途中の筋道が書いてあります。全文引っ張れますので、ダウンロードしてじっくり読んでください。
ソースはBMJ↓
http://www.bmj.com/cgi/content/abstract/339/oct06_2/b3928
これをクリックし、左側のカラムfull textかPDFかをクリックしてください。
基礎疾患があるとは言え、重症の喘息患者さんなどを優先させれば、恐らく普通の幼児枠になるかというワクチン数なので(はっきりしませんが…)、接種出来る年末あたりまで季節性インフルエンザがどうなるかもわかりませんし、仰るように発作が起きにくい対策として、今出来る事は季節性ワクチン接種しかないように思います。
ただ、例年3月4月に季節性が流行っていたりしたので、早すぎて効かなくなるのも心配です。メインが新型にかわれば逆にその点は安心なのでしょうか…?