Tabi-taroの言葉の旅

何かいい物語があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない

ドイツ最終レポート

1999年10月26日 | ドイツ
地下のごみ処理場

フランクフルトにて最終日の朝を迎えました。

昨日は大変貴重な視察をしました。何と地下220mまで潜って、2億年前の地層部分に行ってきました。そこは岩塩の採掘場です。直堀りで何と純度92%の良質な塩が採れるのです。しかし驚くのはその後です。ドイツ人はその塩を掘った後の穴をゴミ捨て場にしたのです。ゴミを再生し、極力再利用したあと、どうしても残ってしまう化学的なゴミ、いわゆる有害とされるゴミを薬品で処理した後、地表深くに埋めているのです。

写真は、これまで掘られた区画とゴミを埋めた区画とをコンピュータで一括管理している表です。埋めた後は岩塩を精製した後のカスでシールドします。あとは巨大な岩塩層が完璧に地上への影響を永遠に遮断してくれるという訳です。ここでもドイツ人の「地球を守る」姿勢を見せつけられました。


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1 コメント

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ドイツ最終レポート (つれづれなるままに)
2007-03-29 17:25:39
「何と地下220mまで潜って、2億年前の地層部分に行ってきました。そこは岩塩の採掘場です。直堀りで何と純度92%の良質な塩が採れるのです。しかし驚くのはその後です。」
ドイツ人の国民性でしょうか。岩塩の採掘場を掘ってもちゃんと後処理ができるようにすすめているところがドイツ人らしいですね。
面白いお話を有難うございました。
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