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Tabi-taroの言葉の旅

何かいい物語があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない

アントニオ・ガウディ

2002年03月05日 | スペイン
月曜の「知ってるつもり」はアントニオ・ガウディでした。番組中にちりばめられた素敵な言葉は一人で味わうにはもったいないほどでした。いくつか書き留めました。

バルセロナの空に向かってどこまでも伸びてゆこうとする教会建築、サグラダ・ファミリア・・・今から100年前、ガウディが建設にあたっていたこの教会は、彼の死後70数年も経った今もいまだ完成されることなく、今もなお、その工事は延々と続けられているのである。ガウディの代名詞とも言うべき代表作でありながら、まだ未完の建造物であるがゆえに、サグラダ・ファミリアは世界遺産の指定からも外れている。そして天に向かって伸びゆく塔の、その全てが出来上がるのは果たして100年先か200年先か・・・誰にも分からないとさえ言われているのである。

人間は創造しない、発見する。独創とは起源に帰ることである。
私は創造者ではありません。コピーをしているのです。自然からコピーを取っているのです。
貧乏と貧困を混同しない方がいい。
貧乏は優雅さと美に通じているが、貧困は飢えと恨みに通じている。
富は贅沢と面倒を生み出す。貧乏は人を気高くする。

晩年のある日、一人の記者がガウディに訊ねました。
「あなたは素晴らしいオリジナルの物を作り出しますが、そのオリジナリティの先生は一体誰ですか?」

ガウディーは外を指差して言いました。「あそこに私の先生がいます」
そこにあったのは一本の枯れかかった木でした。

私が心を開いて、努めて読むのに適切な偉大な書物は・・・自然である。
                             <アントニオ・ガウディ>


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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2002年3月5日 (柳平)
2007-06-19 23:47:32
今回の貧乏と貧困の話は私もその通りだと思っています。生活が豊かになればなるほど心の豊かさがなくなってゆくような気がしています。心の豊かさとは心の温かさだと思います。

貧乏の中で年1回の贅沢をする。こんなのが最高の贅沢のような気がします。我が子にも贅沢の尊さ、感動を与えられるような暮らし方をしてゆきたいと思っています。
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2002年3月6日 (かおり)
2007-06-19 23:49:13
本当に自然て素晴らしい、というより自然に素直に従うべきと思います。

わたしの原点はつねに下田です。 あの緑、水、風、匂い、音、・・・ なんと素敵な自然を経験しているのだろう。 その感覚は私にとって一番の自慢です。

幸いにもおじちゃんやおばちゃんのおかげでうちの子供も横浜にいながらの田舎っ子です。これも私的には理想的!ほんとうに伊豆が大好きです。

最近、超自然体に生きたいなー、と常々 思っていただけに、taroちゃんの”自然”という言葉に敏感に反応してしまいました。 つまり、あるがままに物事を受け止め、自分に正直に、うしろめたさのまったくない、

死ぬときには「おめでとう!いい人生だったね!」と言われるような生き方をしたいです。
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