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Tabi-taroの言葉の旅

何かいい物語があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない

マンジャーレ、カンターレ

2007年06月08日 | イタリア
ダ・メオ・パタカのテラステーブル

ローマを東西に別けるテベレ川。その西側は、トラステヴェレ=「川向う」と呼ばれ、いわゆる下町として地元ローマっ子に愛され親しまれています。

昨夜はそんなトラステヴェレ地区にあるカンツォーネレストランに行ってきました。レストランの予約はそれでも普段より遅めの8時。そんな時間でなおも明るい南欧の日差しに照らされたテラス席は、きれいにテーブルセッティングされ予約の客を待っています。店の歌手たちがまるで私たちの専用楽団かと思えるほどに、歌のリクエストに応えてくれました。

やがて日が落ちて、ワイングラスにキャンドルの明りが映る頃、それこそズボンの折り目がと通った伊達男たちや誇らしげに胸を開けた女たちがやってきて、すき間がないほどに辺りの席を埋めてゆくのです。

おいしいワイン、明るい笑い声、旅情を掻き立てるナポリ民謡・・・・まさしくイタリア人は人生を楽しむ達人です。夜が更けて、食べて歌ってすっかりご機嫌の私たちが席を立つ頃になっても、楽しい笑い声は止むことはありません。まさに夜はこれから!といったところでしょうか。さながらそこは永遠の社交場であるかのようでした。

ダ・メオ・パタカのオフィシャルサイト

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