はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

遠出を兼ねて川根路へ

2019-03-31 16:41:11 | 躄日記
車の運転は病気が発症してからは旧志太郡内しか走っっていない。距離にすれば往復30程度だろうか。
もっと長距離でも大丈夫と思うが、妻が気にして中々許可を出してくれなかったのだが、それがひょんな事で解決した。

毎年この時期になると旧川根町のお茶屋で新茶の予約会が行われ、その日に予約すると1割引きになるとか。
その店のお茶が美味しいのか、安いのか私には分からないが。妻は招待状が郵送されてくると期待していたので
丁度桜が咲く頃なので、桜を見たり、日帰り温泉に入ったりして1日を過ごしていた。
その予約会が今年は3月30・31日行われるそうで、妻は行きたそうだったが車の運転の事を考えると頼みにくそうだ。
そこで私の方から提案をした。
1・日帰り温泉には入らない。2・桜トンネルなど離れた名所には行かない。3・疲れたらその場から引き返す。
勿論妻は喜んで飛びつきました。

                  

 1軒の店の行事なのに毎年大賑わいです。店前の駐車場では抽選会やお茶や椎茸の詰放題が行われたりしています。
近郷の女性団体の料理の販売や、農産物も売られています。
妻は何を差し置いても本命の新茶の予約に行くのですが、既に行列が出来ていて貰った整理券は20番でした。
二人で売店など一通り見はしますが、私には特に興味を引く物もないので一人車に戻り、春の高校野球を見て時間を潰す事にします。

                  

                  

 仮の駐車場横の大井川の堤防の桜は咲いている気配はありません。アップにしても1分咲とも言えない状態です。
例年なら満開で桜吹雪の年もあったのですが今年は随分遅いようです。
でも不思議なんですよね。昨夜の県内ニュースで、「川根の桜トンネルは7分咲」と放送していました。
もっと理解できないのは静岡が桜の開花宣言があった日に、同じ静岡市内で標高の高い日本平の桜は5分咲きだった事です。
天気予報士や樹木医はどんな説明をしてくれるのだろう。

約1時間ほど待って次の目的地に。
                  

花見時だからでしょう何時もより多くの車が停まっています。ここ「村の市」は農産物や手作りの食料品などが売られていますが、
田舎で良く見かける直売店と違い、民芸品や置物もあり(売れていそうもないが)変わった感じです。
そう云えば別棟には紙の手漉き体験の店や洋品屋らしき店もあります。
そんな一風変わった村の市だが、我が家でここで必ず買うのは金山寺味噌です。しかし妻は「最近味が落ちた」と言っています。

今の時期ならここには掘りたての筍も売られているのですが、今年はまだ出回っていないそうです。
筍は当てにしていたので残念!

                  

村の市の駐車場からは大井川を渡る鉄橋が見え、その上を走るSLも見えるのですが、今日走ってきたのは生憎気動車でした。
以前は12時30分に鉄橋を渡るSLが見えたのですが、今は時間が変わっているかな?

                  

 川根温泉は相変わらずの繁盛ぶりです。
ここから上の大井川沿いには日帰り温泉が幾つかあり、千頭上の「森の泉」。接阻峡の「接岨峡温泉」
更に大井川をズート遡った静岡市の井川には「白樺温泉」があります。
他にも大井川の支流になるが、寸又峡には宿泊宿が何軒もある「寸又峡温泉」もあります。

好きで温泉通いをしていた頃一番通ったのは接岨峡温泉で、風呂は四角い湯船が一つあるだけなのに入場料が千円でした。
何が良くてこの温泉に来たかと言うと、兎も角空いていて多くの場合貸切状態でした。
でも一番行きたかったのは井川の白樺温泉です。ここは静岡市営で入場料が無料で、朝早く着けば4畳半ほどの個室が無料で
使えます。また泉質も良く湯船には湯の花が浮かんでいますが、ただこれは初めて見ると湯垢と勘違いしてしまいそうです。
浴室には硫黄の匂いもして如何にも温泉といった感じですが、いささか我家からは遠すぎてす。
折角温泉に浸かって疲れを癒しても、行き返りの運転で却って疲れてしまう状態でした。
そんな訳で好きでしたが度々行ったとはとても言えません。
尤も現在はその白樺荘は取り壊され、新しい日帰り温泉施設なったのですが、まだ一度も行った事はありません。

接岨峡温泉の日帰り温泉は岩風呂になっていて一汗流すには適しているが、何度も温泉に入りたい人には向いていない。
よってこの岩風呂には2回しか入った事がありません。
千頭上の「森の泉」には回数券を買って通った時期もあったが、家族連れが多く子供が騒いで喧しいのと泉質が温泉ぽくなく
一部には「川の水を沸かしている」なんて噂もでて何となく行かなくなってしまった

「川根温泉」は家から一番近くて良いのですが兎も角混み過ぎです。新しくなる前までは時々寄っていたのですが、現在の
建物になってからは数えるほどしか来ていません。

                  

ここが一応道の駅。温泉施設の方は相変わらず混雑ぶりだったが何故か道の駅は寂れた感じがする。
正面の売店も一回り小さくなった感じがするし、何しろ買物客が少ない。足湯の右にあった売店も潰れてしまっているし
足湯に入っている人も少ない感じだ。

                  

足湯に近づいて見ると間違いなく浸かっている人が少ない。以前は入りたくても中々入れなかった状態が多かったのだが。
一体どうしたのだろう。マーここは道の駅と云っても本来の道の駅としての機能は無いのだから、足湯だけでなくもっと
魅力を感じさせる物が無いと2度3度とは寄ってくれなくなってしまうのだろう。


 同じ道を引き返して往復67kmだった。手足や腰の疲れは感じなかったが帰りに島田市内に入ると目がボンヤリしてきて
信号の色がハッキリしなくなってきた。
最近は本とかTTVを見る時間が多く、目が疲れやすいと感じていた。今朝も出発前までは新聞を読んでいて、新聞を読み終わると
小説を出発まで読んでいた。多分それが原因で目が疲れたのだろう。
次回の遠出の時は新聞や本はほどほどにしておこう。

3月の外来検診

2019-03-29 15:27:53 | 躄日記

焼津病院の受付を8時に済ませると、血液検査は15番目の札を貰った。
幸先は良いのだがまだ時間が早すぎて採血は始まっていない。それでも8時20分頃になると採血は始まり8時35分に
採血は終了。
次は肺のレントゲン撮影だが、こちらは待ち時間なしで写してもらう事が出来た。
あとは神経内科と呼吸器内科の検診だけだが問題はこちらで、予約は9時半と10時になっているが果たしてどうなるか。

一先ず窓口に予約票を提出する前に、以前入院していた病棟の図書コーナーに向かった。
入院中はこの図書コーナーのお陰で、何もやる事がない毎日を何とか過ごす事が出来たので感謝していた。
そのお礼と言うわけではないが、家にある小説を検診で病院に来るたびに10冊づつ持ってきて寄付している。
今回で4回目なのでもう40冊にはなっただろう。家には文庫本はまだ十分あるし、文庫本が終れば単行本もある。
所詮本を家に置いといても誰かが処分しなければならなくなる。そんな事ならここに置いておけば誰かが利用してくれるだろう。

 神経内科の予約時間の9時半丁度に診察室に呼ばれ検診を受ける。と云っても1か月間の様子を聞かれるのがメインで
 「最近は痺れに慣れたのか楽に感じる日が増え、手の痺れは軽くなってきた感じがする。ただ時々痺れと云うか冷えと云うか、
足首から先が冷たくて我慢できない時があるので、そんな時は靴下を2枚履いてカイロを張って、更にもう1枚靴下を穿いたりしている。
リハビリは肺炎が怖いので正月からは外は出歩かなくて、筋トレも一切しませんでした。
その所為か筋肉が柔くなり家の中を歩くだけでも疲れ果てて、階段を上ると動悸が激しく休まないでいられなくなる。
以前聞いた「慢性疲労症候群」 ではないかと思うくらいです。
1か月間大人しくしていたので好不調はあるものの、特段問題なく過ごせませた。」
 

 「今回はブレドニン(ステロイド)を15mgに減らしたが、何か影響が出ましたか?」
 「ステロイドを減らすと気分的問題なのか何となく不調になるけど、2・3日経つと減らしたことを忘れ元に戻るようです。
 「じゃぁ次回から0.5㎎減らして2.5錠にするけどどうかな?」
 「ステロイドは何時かは止めるのでしょう? それなら少しづつでも減らしてください。」
 「ステロイドを完全に止めてしまう事はできないと思うが、少しづつ減らしていって体調が変わったら量を増やして元に戻したりを
繰り返し、貴方に対しての適量を探していく事になると思う。」
 「えー? そうなるとステロイドとは永久に離れられないのですか?」
 「マー血漿交換をしない限りそうなるでしょうね。」


ガク! です。完治は出来ないもののステロイドなどの薬の効果で、症状は少しは軽くなると思っていたのが、どうやら違うようです。
それこそ私は山も旅行も散歩もできない本当の躄になってしまうようです。
かと言って、血漿交換は治る確約が無い限りやる気はありませんので、体力が弱ってくるのを待つだけなのでしょう。
血漿交換をやらない理由ですか? 治る確約が無いのに痛くて怖い事はやりたくありません。。

神経内科ではいつもやる筋力測定の医者との力比べも無く、あとやったのは金属棒の先に丸いゴムが付いた物で関節などを叩いて
音叉を発生させるのだが、この検査で何が分かるのだろうか? いつも疑問に感じていた。
主治医は音叉の音を確認しているのか、それとも関節の先の指などの震えを確認しているのだろうか? 分からない。
マ~どっちにしろこんな検査で分かる事は無いだろうと、知りもしないの馬鹿にしていて質問する気にもなれない。

薬は前回よりステロイドが半錠減っただけで後は同じ。10分も掛からず神経内科の検診は終った。

次は呼吸器内科の検診も予約時間が10分遅れた程度で受ける事が出来た。
こちらは神経内科よりもっと簡単で
 「レントゲンはまだ薄い線が残っているが、マー正常と言っていいでしょう。血液の炎症の値も正常に戻りましたので
ほぼ回復ですね。」

フ~良かった。これで今まで完全に止めていたリハビリを再開できる。と喜んだが
 「抗生物質の薬は今回までとしますが、気管支炎の薬はまだあと8週間継続しましょう。」だって。
一旦引っ掛かると年齢のせいで中々完治しないのか、それとも病院が患者を手放さないのか?

昼飯を外食する予定だったが10時半には会計も済ませ薬も受け取れて。
食堂に行くにはまだ早すぎるので家で食事をする事に・・・・ 久し振りに王将の餃子を食べようと思っていたのに残念!

墓参り

2019-03-25 16:38:08 | 往生準備
               
                         天叟院元長寺

妻と娘が静岡にある妻の両親の墓参りに行くという。
私も今までは春か秋の彼岸のどちらかにはお参りしていたが、今年の秋は入院生活でお参りに行けなかった。
そこで良い機会なので一緒に連れて行ってもらう事にした。

完治する見込みの少ない病気に罹ってしまった以上、動けるときに出来る事はなるべくやってしまおうと想う。
今回の墓参りも車の運転さえできればいつでもできるが、他人に連れてきてもらうとなると自由が利かなくなる。
墓参り以外にも故郷の御殿場にも帰りたいし、車の行ける場所でいいが、山の上からの富士山も見てみたい。
イヤイヤそれ以上に墓地の選定は終ったが墓は生前建てておきたいし、菩提寺をどうするか迷っているがこれもハッキリしなければ。
葬儀社は決めたが、まだ疑問が多いのでこれも解決してから妻に説明したい。
ようは生きているうちに自分の死後の大まかな準備をしておき、残される妻に余り面倒を掛けないで済むようにしておきたい。
これは妻がボケはじめたからとかではなく、現在は私より余程もしっかりした利口者です。
それだけに死者に恥を掻かせないよう神経を経を使いすぎて、葬儀が終ったらぐったりしてしまわないか心配です。
そうさせない為にも、半病人で暇人の私が出来る事はやっておきたいのです。

世間ではこれを 『終活』 と呼ぶらしいが、私には “活動” と云うほどの積極性は無く、言うなれば “準備” とか “支度” と
云った程度の気持です。なのでカテゴリー名も 『終活』 ではなく、 『〇〇準備』『〇〇支度』 にしたい。
だが、その〇〇の良い言葉が思いつかない。 “逝去準備” では格好つけすぎに感じるし、“永眠準備” もなんかそのものズバリ過ぎる。
では “往生準備” はどうだろう。当然大往生など望むべきことではないが、 往生なら、死ぬことだけでなく諦めるとか、おとなしくすること
などの意味もある。
そうだ人生の終盤、生きる事は諦めておとなしくするが、その締めだけはしっかり 「準備」 して、周りに迷惑を掛けずに往生を迎えよう。
よって私の死出への準備作業のカテゴリー名は 「往生準備」 にします。


話を元に戻してと。義父母の墓地は静岡市葵区の谷津山の西の麓にある元長寺にある。
この谷津山には古刹名刹が多くあり、今川家中興の祖今川氏親の奥方で戦国女大名の異名を持つ寿慶尼の墓もある。
息子義元が桶狭間で戦死し、頼りのない孫の氏真の面倒を見ながらの最中に亡くなった寿慶尼は、夫氏親の墓のある慈悲尾(しいのう)
増善寺とは別れ、今川館の鬼門の方角に当る谷津山麓の龍雲寺に遺体を埋葬させ
 「死しても今川の守護たらん」 いう願いを込めたのだが、直に甲斐の武田勢に駿府は占領されてしまった。

今川館の鬼門と云えばここは、今川館と同じ場所にあった駿府城の鬼門でもあるので、谷津山には徳川家康が京都から勧請した
 「愛宕神社」もある。
こちらは300年の長きにわたり徳川家を守護してきたのだから、陰陽道が当てにならないとか、当てになるとかと云う事でも無そうです。
もうこれに類する話は止めましょう。これでは昔のダラダラブログに戻ってしまいそうです。

                   
                               義父母の墓

掃除も終り花も活けてスッキリしました。ただ気になるのは墓の正面にある線香立てです。たった3人がお参りする線香でも
立てる場所が足りなくなったしまうのです。なので法事の時などには線香を直接砂利に立てたり横たえたりしています。
これは何とも格好が悪いので我家の墓では線香を横に寝かせて置くタイプにしようと思っています。
この線香立ては御殿場地方では昔から横置きタイプが主流で、静岡は何故か縦置きタイプが多い気がします。
それでも最近は洋風の墓が多くなり、静岡でも横置きタイプが多くなってきています。
静岡と御殿場の墓の違いはまだあって、一番メインの墓石が御殿場地方は黒御影石が多く、静岡は白御影石が多い気がします。
我家の墓はこれから決めるのですが、基本は様式タイプで黒御影石にしたいなとは思っています。

元長寺の墓地に参考になるような墓石があるか見たのですが、古い墓地なので和式の縦型墓石ばかりで参考になるものは
目につきせんでした。
それでも今日の目的は義父母の埋葬されていると墓地に挨拶できたので目的は果たせました。
それといつか石屋に墓石の見学に行く時は、横置き型の線香立てを調達して、義父母の墓にお供えしたいと思います。

           

運転免許証更新その3-認知機能試験結果

2019-03-21 12:10:07 | 躄日記
集合場所に戻り15分も待つと検査官が来て受講生の名を読み上げ封筒を渡してくれた。
「封筒の中に機能試験の総合点と分類認定が記入されているので、自動車学校へ高齢者講習を予約する際に分類判定を告げてください。」
封筒の中には2枚の書類が入っていて、1枚は 「認知機能結果通知書」 で総合点が記入されていた。
更にその下には
※ 総合点によって次のように判定がなされています。
76点以上         記憶力、判断力に心配ありません。
49点以上76点未満  記憶力、判断力が少し低くなっています。
49点未満         記憶力、判断力が低くなっています。


もう1枚の書類には 「第3分類」 と判定された方へ とあり
 あなたは、 「記憶力、判断力に心配ない」 (第3分類) と判定されました。と印刷されていた。

フ~良かった。第3分類なら講習時間も講習料金も安くなるので御の字だ。
周りの人を見ても慌てているような人は居そうもなかったので、全員が第3分類になったのだろう。

それにしても第3分類の合格点が 「76点以上」 でよく合格したものだ。
2枚目の2数字抹消では2行残し、3数字抹消では3行ほど残してしまった。
1枚に10行あったとして、抹消したのが全問正解であったとしても1枚目は80点、2枚目は70点程度だろう。
次の絵の記憶力では、合計32問題で1枚目は4個、2枚目は1個の計5個も記入しなかった。これでは86点にしかならない。

多分ギリギリ合格したのだろう。と思いますよね。
デモネそれが不思議な事に通知書の一番上に書いてある総合点は、なんと 『90点』 になっていました。
採点が間違ったのか、点数配分がそうなっているのか分からないが、ともかく静かにしていよう。

家に戻り早速島田の自動車学校に予約の電話入れると
 「今週初めに再募集をしてしまったので空きは無い」 のだそうです。そんな~  
文句を言っても空きがないなら仕方ないと、またしても次の自動車学校へ予約の電話入れた。
それでも今日はついているようだ。3件目の自動車学校で
「来週月曜日の8時30分から再募集を受付けをする。」 と聞く事が出来た。
勿論月曜日には7時39分に自動車学校の電話番号を電話機に投入して、30秒前にダイアルスタートを押した。
呼び出し音1回目で応答があり無事高齢者講習の予約が取れた。ただその試験日は既に75歳の誕生日を過ぎた日だったが。

運転免許証の更新その2ー認知機能検査

2019-03-19 16:02:43 | 躄日記
運転免許証更新時の認知機能検査とは、公安委員会から送られてきた案内によると

  検査時間30分 手数料750円
あなたの「記憶力・判断力」を検査して
   〇「心配ない(第3分類)
   〇「少し低くなっている(第2分類)」
   〇「低くなっている(第1分類)」
の区分に判定し、その結果に基づく講習を実施します。
また、「第1分類」と判定された方は、医師の診断を受けていただきます。(費用は自己負担)

認知機能検査結果に基づいた講義、運転適性診断、運転実技、個人指導などを行います。
検査結果によって、講習時間と手数料が異なります。
  検査結果  講習時間  手数料
 第3分類の方  2時間   5100円
 第2分類の方  3時間   7950円
 第1分類の方  3時間   7950円


特段の根拠は無いが、まだ認知症は大丈夫だと思っている。
今年だって確定申告を自分で行ったし、日曜の新聞に掲載される数独も、一応最高レベルまでクリアできる。
確かに毎日が日曜日で曜日の感覚は薄くなっているが、これも必要ないからであってボケたからではないだろう。
確かに時折人の名前や花の名前を思い出さないことが多くなってきたが、これも後期高齢者になったのだか当然な症状だろう。
なんて自分に都合よく解釈して気楽に検査日を待っていた。

ただ問題は静岡の自動車学校まで行く 『足』 のことだ。
自動車の運転は発病後もしていて、支障のあるのは車の乗り降りだけで運転席に座ってしまえば特段の支障は無い。
だが発病後運転している距離は短距離ばかりで旧志太郡内しか運転をしていない。
長距離を避けていたわけではないが、特段遠くに行く必要がなかったので近距離ばかりになっていた。
なら、心配せずに車で静岡まで行けば良さそうなものだが、ここは病気のせいか弱気の虫も湧いてくる。

何しろ発病以来常に感じているのは手足の痺れと、常に感じる疲労感だ。不調なときは靴下1枚履くだけで心拍数は上がり
動悸がしてくる。そんな時に階段を上がろうとすると、杖に頼っても手摺に縋り付いても上りきる事が出来ない。
若し長距離運転をして疲労か酷くなったら、例え自動車学校へ行き着く事が出来ても、認知症の試験を解く力があるかどうかだ。
それも困るなと、悩んでいると藤枝に住む娘が自分から 「送迎する」 と言ってきてくれた。
これには助かり二つ返事でお願いした。


機能試験の受験者は13名で、当り前のことだが全員が年寄りだった。その所為ではないだろうが自動車学校の職員は
中々威張った態度で客に対する話し方ではなく、一段上から物申すと言った感じだ。
中でも各自動車学校に予約が殺到していて、予約ができない状態になっていることに関し
「今頃になって静岡市内の自動車学校に予約をしようと思ってもできません。静岡が駄目なら焼津、藤枝、島田と連絡し
それでも駄目なら掛川、磐田、浜松と予約を入れる事です。前回の人は浜松でようやく予約が取れたと言っていた。
ともかく免許証の更新日を1日でも過ぎれば免許証は失効してしまうからね。」


こんなシステムを構築した公安委員会が悪いのに、弁解は一斉言も言わず、唯々自分でさっさとやれって感じだ。
一言言いたかったがまだ試験前、ここで余計な事を言って採点時に手加減をされたら困るとグッと我慢をした。

集合場所と試験会場は別の場所で13人の受験者には広すぎる感じの部屋だった。
会場に入り携帯電話と時計はポケットに仕舞い見る事が禁止された。これだけでも問題の予想は付いてしまうが
案の定1枚目の問題には ・今日の年月日 ・氏名 ・生年月日 ・今の時刻等を書くようになっていた。
生年月日なら昭和などの年号を入れるが、今日の日付となると年号を入れないことが多いので注意して “平成” を入れた。
次に今の時刻を記入する欄には 「 時 分」 しか書いてない。しかし時計は閉まってあるので正確な時間はもう分らない。
で、「1時40分」頃 と書いておいたら、巡回してきた検査官が 『頃』 は消せと指示を出す。
納得は行かなかったが指示に従っておいた。

次の問題はランダムに書かれた「0から9」の数字の中から、指定された2数字に斜線を引く物だった。
10行ぐらいあったのだろうか、でも全部はやり切れず2行ほど残ってしまった。
マ~100点を求めているのではないので無理して全部やる事は無いと、この辺りまでは余裕があった。
次の問題も今と同じだったが、文字が小さくなり行数も増え、消す数字が三つになっていた。
勿論優しかった前問が完了しなかったのだから、今回も当然残ってしまった。しかも3行も残った。
確か運転免許試験は60点以上が合格だった筈だ。この手の検査も同じような物だろうと気を楽にすることに。

次の問題は4種類の絵が描かれたボードを順番に4枚、計16種の絵を見せられた。次にボードを仕舞ってから、解答用紙に
覚えている全ての絵の名前を書きだす問題だった。
ウーンどうやらこの問題が一番難しく、私はどうしても4枚の絵を思い出す事が出来なかった。
それでも多分60点以上は行くだろう、と諦めた。

最後の問題は今見た16枚の絵の名前を書くのだが、今度はヒント付いていて、「動物  昆虫  果物  乗り物  道具  ・・・・」
などなっているので 「動物 サル 昆虫 カブトムシ 果物 バナナ 乗り物 ヘリコプター 道具 ノコギリ ・・・・・」と
記入していく物た。ヒントがある分優しかったが、どうしても一つ思い出せず、百点を取るる事ができなかった。 

これで認知機能検査は全て終わり、集合場所に戻り採点結果を待つことになった。
点が良ければ次回の講習は金額で2850円、時間は1時間短くて済む。ここは矢張り第3分類の記憶力、判断力に心配ないになりたい。

結果はこの後検査官が 「認知機能検査結果通知書」 なる物を手渡してくれるそうだ。

運転免許証更新その1-認知機能試験申込

2019-03-16 14:59:37 | 躄日記
順調(?)に宿題を解決していき、残された宿題は運転免許証の更新と難病医療費の還付請求になった。
ただこの二つの宿題は中々大変そうで、特に医療費の還付請求は皆目見当がつかないので考えるだけで嫌になる。
そこで次は運転免許証の更新手続きに入る事にした。

県の公安委員会から 「検査・講習のお知らせ」 は入院中の10月末には来ていたが、何ともしようが無くそのままにしていた。
若し例え入院が長引き更新期間を過ぎたとしても、事前に診断書を提出すれば更新時期の延伸は認められるだろうと思っていた。
なので慌てる事はないとそのままにしてしまった。
しかし12月末に退院したので期間内に更新しなければならない状態になってしまった。
だが、正月が過ぎ又もや肺炎になり在宅療養になっため2月末まで手付かずの状態にしてしまった。
結局手続きを開始したのは3月になってからだった。

前回の72歳の時の更新は認知症の試験や運転実技を一日で済ませていたが、今回は認知症の機能試験だけで一日取っているので
丸々2日掛かるようだ。
で、兎も角前回講習を受けた藤枝の自動車学校に予約の申し込み電話を入れた。
自動車学校の応対は簡単で「誕生日は幾日ですか?」 「4月1日です。」 「それでではもう予約が一杯で空きがありません。」
仕方ないじゃあ別の自動車学校に電話しよう。
が、またしても「誕生日は幾日ですか?」 「4月1日です。」 「それでではもう予約が一杯で空きがありません。」の繰り返し。
焼津と藤枝の自動車学校は全滅で島田市の学校にも電話入れた。
そこでも同じようの問答を繰り返したが、今度はこっちも真剣になり、何とかならないか突っ込んでみると
「今時点4月の誕生日の人が認知機能試験を受けたくても、空いている学校は無いと思いますよ。
まず認知症の試験を静岡の中部自動車学校で受けて、判定を貰ってから自動車学校で高齢者講習を申し込んでください。」

これは良いことを聞いたと、早速静岡の中部自動車学校に電話して認知機能試験を申し込んだ。
こちらは簡単に3月8日に認知機能監査の予約が取れた。
フ~これで一安心。わざわざ静岡まで行くのは面倒だが自分の申し込みが遅れたのだから仕方ない。

だがこんな事なら最初に電話した自動車学校で教えてくれても良さそうなものだと思った。
しかも教えてもらった中部自動車学校の電話番号は代表とは別の番号で、しかも受付時間は4時からだった。
何故だろう? なるべく教えないようにしているのだろうか?そうとしたら余りにも不親切だ。



肺炎球菌

2019-03-13 10:48:03 | 躄日記
幾つかある宿題の中で一番簡単なのがこの「肺炎球菌」の件だと思っていた。
ただこの肺炎球菌の予防接種を行う医療機関に総合病院が入っていないのが珠に瑕です。
お陰で以前お世話になっていた掛かりつけ医院に行くしかないでしょう。
肺炎球菌の案内が送付されてきたのはまだ11月の入院中で、最終期限は次の誕生日だったのでまだ十分余裕はある。
退院してから行けばよいと思いながらも。同封されていた問診票に 
「現在罹っている病気があるときは、主治医の許可を得る」となっていたので、早速主治医に確認すると
「いいですよ、ステロイドを服用しているので肺炎は怖いから必ず接種してください」と言ってくれた。
これで準備はOKで、後は何時接種しても良い状態にしておいた。

ところがです。接種の了解を得てから薬剤師が持ってきた「薬の知識」のステロイド(ブレトニン)には
な事が書いてあった。

<飲食や生活に関する注意>
 「予防接種(生ワクチン、弱毒生ワクチン)は接種しないことアクチンの毒性が出る恐れがあります。」

さてさて肺炎球菌ワクチンに生ワクチンや弱毒生ワクチンが含まれているかどうかは知らない。だが含まれているとしたら
主治医は接種の許可を出さなかっただろう。何事も自分に都合よく解釈した。

そしていよいよ1月が過ぎ、2月も過ぎると最終期限が迫って来てしまう。急に気が急いて慌てて3月11日に肺炎球菌の
接種を申し込んだ。
今、体調は好調とは言えないが咳も痰も熱もないので肺炎は多分治っているだろう。完治を確認するには次回の検診を待たなければ
ならないので期限切れになってしまいそうだ。
エエイ!面倒だ肺炎球菌には生ワクチンも弱毒生ワクチンも含まれていず、肺炎は完治していることにして接種を受けて仕舞え。

内心後ろめたく掛かりつけ医にオズオズと問診票を提出すると
問診票に書いた既往症の病名を見ながら「何て長ったらしい病名だ」 と言った。
私も調子を合わせて「私は名前も覚えきれません」なんて云うが、その病気に関しての話はこれで終わり、
すぐ肺炎球菌の話に移った。
医師はお薬手帳を見ながら 「ステロイドや抗生物質などを服用しているようだが今現在貴方の体がどうなっているかは
私には分からない。ともかく主治医がワクチンを接種しても
『良い』 となっているから肺炎球菌ワクチンを接種します」
肩に 「チク」 ときて終り。 「ありがとうございました」 と不機嫌そうな医者の診療室を退室した。

少々横着をしてしまったので心苦しく感じたワクチン接種で、掛かりつけ医には申し訳ない事をしたと反省しています。
この罰が後できませんように・・・・・

確定申告

2019-03-10 16:20:46 | 躄日記
幾つかある宿題のうち一番期日が迫っているのは確定申告だった。
しかも今年の確定申告は例年よりズート還付金が多い筈なので、是が非でもやらなければならない。
と、云っても既に退職して10余年経っているので、作業は面倒と思うものの実際にやり始めればどうと云うこともなく完了する。
それでも退職した年は全ての計算が手計算だったため、あまり還付金が少なければやるほどの事ないと思ったりしていた。
それが電子申告のe-Taxが出来てからは、例え還付金が1万円以下でもやらなけば損だと思うようになった。
尤も私はお金のかかるICカードリーダなどは無いので、専ら申告書を印刷して税務署に提出方法をとっている。

その還付金が最近は妻の医療器が年間10万円を超えるようになり医療費控除の対象となって若干多くなってきている。
例えば昨年は医療費控除が8万円で還付金が3万円あった。
それが今年は私の医療費控除だけで50万を越え、夫婦二人だと70万余となってしまった。
それならがきっと今年の還付金は何十万円にもなるのではないかと大いに期待てしまった。
ただ医療費の計算は面倒で、病院や薬局から受け取った領収書を1枚1枚医療機関名を入れて全て記載しなければならない。
それでもe-TaxにはExcelで組んだ計算シートがあり、そこに投入すれば申告書に転送できるようになっていているのでかなり楽だ。
それが今年は更に簡単になり、毎月市役所から送られてくる医療費明細の合計を投入すれば良い事になった。
お陰で夫婦合わせて24枚の医療費の合計するだけで良いようになった。

こうなると申告書は簡単に作成できて直に還付金の金額も表示された。

しかし待てよ! 還付される予定額欄に表示されている金額が2万円にも満たない。そんな馬鹿な~!
去年の医療費控除が8万円で還付金が3万円あったのだから
今年は医療費控除が53万円と7倍近くもあるので、当然還付金は去年より多くなるはずだ。

慌てて最初から投入し直しても還付金の額が変動しない。何故だろう? いくら考えて納得いく考えは思いつかないので、
一先ずその日はそれで中止。翌日もやり直してみたが同じ事・・・・・・

で、気が付いた確定申告とは 『所得税の確定申告』 なのだから、払い過ぎた所得税を返してもらう事だ。
と、なれば元々収入が年金しかない我家にとって所得税など何十万円も納付しているわけはない。
払っていないのだから戻してもらう分は無い。と、こうなるのかと気が付いた。

ここで改めて我家の貧困さに気づくのだからいい気なものです。
毎日働きもせず好きな低山歩きや街道歩き、霊場巡りなどにして、挙句の果てに完治の可能性の少ない病気になってしまうなんて
罰が当たったのかもしれません。
本当に妻には申し訳の無い事をしたと反省です。


何度やり直しても還付金の額は増えないので、一先ずこれを税務署に提出してきます。
願わくば、どこか計算違いをしていて税務署から 『誤計算』 の連絡が来ることを期待して。

三が日を過ぎたら!!!

2019-03-07 12:04:38 | 躄日記
大晦日の早朝は魚介類の買い出し、そして元旦の初日の出に続いて2日目3日目は初詣の梯子をした。
体調は順調でクリスマス前に肺炎で緊急入院をしたが、何とか暮れには退院した甲斐があった。
それでもあまり無理をしてはいけないと、4日の日は外に出ずに家の中で静養したのだが、それが悪かったのか翌日からは
又もや体調不良と云うか慢性疲労と云うか、全身にだるさを感じ布団から出る事が出来なくなった。

今年最初の検診のある1月8日までは大人しくていて病院に行ったのだが、主治医は開口一番
「また肺炎が悪化しています。呼吸器内科内科に予約を入れるので検診を受けてきてください」だって・・・・・
医者は簡単に「検診を受けてきてください」と言ううが、実際は1・2時間は待たなければならない。
そしてさんざ待たされた挙句、言われたのは
「ブレトニン(ステロイド)を服用しているので入院して様子を見ましょう。」だった。
それは困る! 折角退院したばかりだし入院しても寝ているだけで別にやる事は無いはずだ。
「我家は夫婦2人で病院より隔離された状態だから家で療養したい」と何とか頼み込み
1週間自宅療養をして様子を見る事になった。

その後、また1時間待たされて神経内科の検診に行ったのだが、「今回は肺炎の治療を優先しましょう」だって。
そんな事なら1時間も待たせるなよ!

今日は朝8時に病院で受付をして、血液検査、レントゲン撮影、神経内科、レントゲン写真、呼吸器内科、神経内科、投薬の
全てが終ったのは午後1時過ぎだった。何とマ~5時間以上も掛かってしまった。
その所為か翌日からは疲れが出てまたもやベット生活になってしまった。

1週間大人しくしていて再検診に行くと医師はレントゲン写真を見て
「少し薄くなったがまだ影が消えていない。今度はもう2週間様子を見ましょう」と更に薬を追加した。
いま現在薬は朝14錠、昼4錠、夜7錠を毎日飲んでいて、他にも週1回飲む骨粗鬆症の薬や下剤、眠剤などを飲んでいるので
これに3・4錠増えたところでどうと云う事は無い。

同じ日に検診した神経内科では、「特に筋力も落ちていなく安定しているので、この際ブレトニン(ステロイド)を減量しましょう」
と17.5mg飲んでいたのを17mgに減らす事になった
この薬の飲みはじめは60mgだったのだから随分減ったのだが、予定よりは大分遅れてしまっているようだ。
ステロイドはあまり長く飲み続けると体がボロボロのなるとか脅かされているが、減らすと体調が悪くなるので清々予定通り減らせなかった。
今回もたった0.5mg減らしただけなのに何か元気出ず、毎日が慢性疲労で、午前中はベットに横になり読書をし、午後はソファーに横たわり
TV鑑賞になってしまった。
そんな生活をしているのに肺炎の方は捗々しく回復せず、結局3月末まで薬を継続することになった。


毎日がのんびりした日が続いているように見えるが、内心は焦っていて気持ちは落着かなかった。
何しろ3月中にやらなければならない行事が幾つかあり寝てばかりでいるわけにはいかない。
1・確定申告を3月15日までにやらなければならない。
2・肺炎球菌の予防接種の期限が年度内で切れてしまう。
3・運転免許証の更新を4月1日までにやらないと車の運転が出来なくなってしまう。
4・難病指定の還付金の請求も年度内にやっておいた方がよさそうだ。
と、どれをとっても面倒な作業が伴っていて一筋縄では行きそうもない。半病人の私にクリアできるだろうか心配だ。
特に運転免許証の更新は後期高齢者なので認知症検査と運転技術の試験の両方を受けなければならない。あーぁ嫌になる。

 
 次回からはこの問題がどうなったかを紹介します。