風薫海航空翔

カゼカオル・ウミワタル・ソラカケル Presented by 柊(syu)

太宰と歩く津軽・前編

2007-02-28 20:55:14 | 旅たびたび
奥羽本線にて弘前へ。ここにも雪はほとんどなかった・・・。
でも陽が落ちる頃から、ようやく雪が降り始めた。市内循環バスを待っている間、空から舞い落ちる雪を浴びた。うーん、ようやく雪国らしくなってきたわ♪。しかし寒い。バスを降りると転がり込むようにユースホステルへ走った。

翌朝、快晴。ゆうべの雪はどこへやら、ピーカン晴れ。
重いザックを部屋に残し、カバンに1冊の本を詰めて今日の目的地へと向かった。

           

太宰治の「津軽」。この人の本を手に取ると、ワタシは10代に戻った気がする。

周囲が「コバルト文庫」ブーム到来で、みんなが新井素子読んでいた中学生の頃。ワタシといえば「なんて素敵にジャパネスク」には目もくれず、図書館で文学作品をたくさん借りて読んでいたものだった。三島由紀夫、芥川龍之介、武者小路実篤、川端康成、柴田翔・・・そして太宰治。
背伸びをしたい年頃、小難しい文学作品を読むことがとっても格好よく思えた。同級生よりも大人になった気がしたもんだ。でもそんなファッション的感覚で読み漁っても、文学作品が理解出来る訳もなく。ただ活字が目の前を流れるだけだった。当然といえば当然か。
太宰治を自主的に読む中学生、今思えばちょっとアブナイ感じもするんだけどね(笑)。
今回津軽を旅するにあたって、久々に太宰を読んだ


この太宰の「津軽」は、1944年太宰35歳の年に書かれた作品。津軽で生まれ育った彼が、久しぶりに故郷を旅したときのことが書かれている。中学時代の友人宅や実家を訪れ、最後は小泊で自分の子守をしていたタケと感動の再会を果たす場面で締めくくられている。
太宰作品はいろいろあれど、実は「津軽」は初めて読む作品だった。読んでみて思ったのだが・・・この作品は「約60年前の太宰治風・津軽観光ガイド」。津軽の歴史や街の紹介など、意外と面白い。津軽を旅しながら読むにはビンゴ!、の本だった。もちろん60年も経ってるから、ズレていることも多いんだけど。それがまた時代を感じさせて良かったりして。


カバンの中に太宰で、弘前から五所川原までの区間は五能線に乗車。
車窓からは冬枯れした裸のリンゴの樹が、アチラコチラに立っているのが見える。その向こうには「津軽富士」と呼ばれる岩木山。

          

「や!富士。いいなぁ。」と私は叫んだ。富士ではなかつた。津軽富士と呼ばれてゐる一千六百二十五メートルの岩木山が、満月の水田の尽きるところに、ふはりと浮かんでゐる。実際、軽く浮かんでゐる感じなのである。したたるほど真蒼で、富士山よりもつと女らしく、十二単衣の裾を、銀杏の葉をさかさに立てたやうにぱらりとひらいて左右の均斉も正しく、静かに青空に浮かんでゐる。決して高い山ではないが、けれども、なかなか、透きとほるくらゐに嬋娟たる美女ではある。
(中略)私はこの旅行でさまざまな方面から津軽富士を眺めたが、弘前から見るといかにもどつしりして、岩木山はやはり弘前のものかも知れないと思ふ一方、また津軽平野の金木、五所川原、木造あたりから眺めた岩木山の端正で華奢な姿も分かれられなかつた。

                              「津軽」より抜粋


本から顔を上げて車窓の岩木山を見た。「透きとほるくらゐに嬋娟たる美女」と太宰が評したのもナルホドである。十二単衣の裾のような稜線の美しさに、思わず見とれてしまう。津軽の象徴とも言える山は、太宰が見た60年前と変わらない。

このまんま日本海側まで乗り続けたい気持ちを振り切り、五能線は五所川原で下車。本日のメインイベント・津軽鉄道に乗り換えじゃーっ!。

津軽鉄道。最近旅番組でよく取り上げられているので、ご存知の方も多いのではなかろうか。この時期「ストーブ列車」という、車内でストーブが炊かれている何とも雰囲気のある列車が走ることで有名になった路線。
しかし、どうにもタイミングが悪く。今回は往復ともスートブ列車に乗れず終い(毎回ストーブ列車というダイヤじゃないのだー)。まぁいっかー。

             

ワタシの乗った「走れメロス号」。さすが太宰の出身地・金木を走る津軽鉄道。もちろん1両のみのワンマンカー。もちろん単線を走る。

             

切符はなんと硬券!!。アレですわ、ダンボールの厚紙のような切符で「パチッ」と改札のハサミを入れてもらうヤツ。おぉぉぉぉっ!大人になってから初めて持ったかもしれんぞー。ちょっと感動。ついでに単線なので、すれ違い駅で「タブレット交換」というのを初めて見て感動・・・。
って、ちょっと待て待て!!!。これじゃあまるで「鉄子」じゃないかっ!!!。なんたることだー、トホホ(鉄子がわからん人はコチラ)。

とチョビット自己嫌悪しながらも津軽鉄道にゴトゴト揺られながら、津軽平野ののどかな景色を堪能。

(中略)ぼんやり車窓を眺め、やがて金木を過ぎ、芦野公園といふ踏切番の小屋くらゐの小さな駅に着いて、(中略)こんなのどかな駅は、全国にもあまり類例が無いに違ひない。
                          「津軽」より抜粋


60年前から太宰もそのローカルさを認める路線だったようで。まさかそのローカルさを求めて旅人がやってくるとは、さすがの太宰くんも予測不可だったか?。
そんなこんなを考えているうちに、列車は太宰の故郷「金木」へと到着した。


(長い記事やなぁー、と思いつつもつづく)

ファッションチェック in 津軽

2007-02-27 20:39:24 | 旅たびたび
雪のない青森駅前から、弘前方面に向かって移動。奥羽本線に乗り込んだ。青森駅の発車音楽が、東京のJRの発車音楽と同じでチト気持ちが萎える。山手線に乗ってる気分になってしまうよぉー。

この季節、電車においてその役割を大いに発揮するのがコレ↓。

             

電車のセルフ開閉式扉(正式名称は何て言うんだろ?)。北国のローカル線は自動的に扉が開閉しない。自分でボタンを押して扉を開けたり閉めたり。
おかげで車内は暖かい。旅を終えて東京に帰ってきたとき「よっぽど東京のほうが寒いべ」と思ったぐらい、北国は車内も室内も暖房が効いてて暖かい。それに下手に扉が開かないので、車内はとっても静か~

その静かな車内で聞えてくるのは、地元の人たちの会話。
耳を傾けるも・・・。何喋ってるのかわからん。ものすごーく集中して聞いていても、半分も内容が理解できないぐらい訛りが強い。そう、津軽弁だ。

津軽弁。この旅の間、耳に残って離れなかった言葉。すべての平仮名に濁点がついているんじゃなかろうか、と聞き惑うような訛り方だ。それが結構ワタシ的には和む
この津軽弁、とにかく喋るスピードが速い。大阪のオバチャンの喋りよりもテンポが速いんじゃなかろうか。独特の抑揚のマシンガントークにしか聞こえない。
そして今回津軽弁の嵐に身をおいてみて気づいたんだが、津軽弁ってフランス語に似てないかい?。口をモニョモニョ、っと動かすあたりがフランス語チックというか。ワタシだけかな?。

そんな難解な青森版フランス語を聞いていたときのこと。我が目を疑う女の子たちがローカルな駅から車内に乗り込んできた・・・。
ここは渋谷ですか?、と周りの人に質問したくなるイデタチのコギャルファッションの女の子たち。青森にコギャルがいてもおかしくはない。問題はその服装だった。超ミニスカートにブーツ・胸元の開いたカットソー&薄っぺらいダウンジャケット。そしてナマ足
あのですね、雪少ない暖冬と言えども外の気温3℃なんですけど…。雪国のギャルは根性座ってますなぁ。


コギャルだけではない。青森の人はみんな薄着だった。
3℃なんてもう春だわ~、と言わんばかりに、ダウンジャケットにマフラーなんてワタシ以外見かけなかった。男の子たちは学ランの上に何も着てないし、女の子たちは制服の上にカーディガンを着てる程度。アンビリーバボー

学生さんと言えば、車内や街でみかけた女子高生たちはみんなブーツを履いていた。それもほとんどが、スエード素材っぽい長靴のようなブーツ。
東京に帰ってから北海道職人の相方に聞くと、北海道の女子高生もそんなブーツを履いてるそうだ。北国限定のオシャレアイテムなんだろうか。そりゃあビジュアル重視のブーツを履いてたら、滑って転ぶもんな。


北国限定アイテムと言えば、オバアチャンたちの「ほっかむり」。
正式名称は知らないが、農作業している人が大きなスカーフみたいなのを頭からかぶって、顎の下で結んでいるじゃないですか。アレですよ、アレ
とにかく津軽の旅では、この「ほっかむり」しているオバアチャンがやたら多かった。別に農作業してる人が多い訳ではない。車内でも街でも、普通にどこでも見かけたもんだ。
もしかしたら帽子をかぶるよりも暖かいのかも?。と、ためしに宿で「ミンサー織り風の風呂敷」でほっかむりをしてみた。すると耳が結構あったかいのだ。帽子では耳まで隠れないので、北国ならではのファッションアイテムかもしれないなあ。
しかしあまりにも似合いすぎたので、その格好での旅は断念したが。もしも暖冬なければ、今回の旅で「ほっかむりデビュー」をしていたかもしれない。


(ほっかむり姿の披露はナシで。つづく)

♪上野発の夜行列車 降りたときから~♪

2007-02-27 10:45:57 | 旅たびたび
今回の旅のスタートは上野駅

             

寝台特急「あけぼの」に乗車、一路青森を目指す。
この「あけぼの」、以前運休になってしまったというトラウマがあったもんで(そのときのネタはコチラ)、チョット心配だったんだけど今回は無事に運行している様子。ホッ
ワタシの持っていた「青森・函館フリーきっぷ」では、青森まで新幹線も乗れるんだけど、この寝台特急も乗れる。新幹線のほうが明らかに早いんだけど、急ぐ旅でなければ寝台特急のほうが情緒があっていい。「目覚めれば旅先」という感覚は、一度やってしまうと病みつきになるのでおためしあれ~。

そんな訳で今回はブルートレイン。
しかも「青森・函館フリーきっぷ」はB寝台(2段ベッド)だけでなく、ソロ(個室)がとれるというお得さ。なので今回はソロに乗車。

             

せ、狭いっす!!。1畳ちょっとしかない部屋の広さに、高さがないので頭ぶつける…。そんでもB寝台に比べれば広い方なんだと思われ。何よりのメリットは個室状態になるので、プライバシーが保たれる。あと出入り口に電子ロックがかかるので、盗難の心配無用。女性のひとり旅にはとっても有難いですな

そんなこんなで「あけぼの」は22時前に上野駅を出発。なんだかとてもワクワクした。旅のスタート地点でこれほどまでワクワク出来る、というのは最近なかなかなかった。久しぶりの胸の高鳴りに、ひとり缶チューハイで乾杯しながらニコニコ。アタマの中ではゴダイゴの『銀河鉄道999』がBGMと化している

消灯後、寝台に寝っ転がって窓を流れる夜の景色を見ていた。小さな星がひとつ、空に輝いて見えた。他の景色は暗がりの中流れていくのに、星だけは場所を変えずに列車を追いかけてくる。そんな当たり前のことに感動しながら、ウツラウツラとしていた。
目覚めれば、そこは雪国だ…

                         

翌朝、「間もなく秋田に到着です」という車内アナウンスで目覚めた。おおおっ、もう秋田かー。と窓のブラインドを開けた。・・・アレ?ナニかヘンだぞ???。首をかしげながら青森到着を待った。

終点・青森に到着したのは朝の10時前。約12時間の列車の旅だった。
「うおぉぉぉっ!!!来たぞぉぉぉっ!!!」という雄叫びを挙げながら下車。やったぞ、やったぞー。『津軽海峡冬景色』の歌詞通りだーっ!!!。

♪上野発の夜行列車降りたときから~ 青森駅は雪の・・・ゆ、ゆきの・・・

          

         雪ないやん!!!!!! 全くない!!!! 

秋田で感じた違和感、それは「雪がない」だった。予感的中…。暖冬とは言え、まさか青森ぐらいの雪国から雪がなくなるとは思ってなかった。

「雪国用の滑り止めのついた靴」「フリースの靴下」「Gパンの下にはタイツ」「セーターの下にはババシャツ」「ダウンジャケットにマフラー」「ニット帽に耳当て」「ザックの中には使い捨てカイロ」のイデタチでボー然として口を開けてるワタシの横を、学ランいっちょで学生が歩きすぎていった2月の青森駅前・・・


(つづく)

冬の北国へ

2007-02-26 20:23:50 | 旅たびたび
久々の更新。ネタ難民だった訳でもなく、病の床に臥していた訳でもなく。実は1週間ほど旅に出てました。約半年ぶりのひとり旅。ザックを背負い放浪した先はコチラ。

          

また青森(笑)。去年の夏も下北半島を旅したのに。それだけ奥が深い土地をいうか、何回行っても飽きないというか行きつくせないというか

今回JR東日本の「青森・函館フリーきっぷ」という、これまたブラボーな切符で旅をした。この切符、なんと東京-青森間は新幹線or寝台特急で往復出来、なおかつエリア内は乗り放題(自由席なら特急も乗車OK)で7日間有効!!。お値段29100円だけど、東京-青森間の往復だけでほとんど元がとれるというのに。素晴らしすぎるぜ、JR東日本!。
(意外と知られてないが、JR東日本にはお得な切符がある。旅に行くときはサイト要チェックどすえ~)。


この「青森・函館フリーきっぷ」乗り放題エリアは。
北は函館を含む、江差・森までの区間。まちろん津軽海峡を渡る路線もカバー。
青森県内は東は三沢まで、西は五所川原、東は弘前。下北半島も全線OK(って1路線しかないんだけどね)。
こんなに広いエリアが乗り放題。函館までも行けるのはもちろん、森まで乗れるので結構範囲が広い。しかも、十和田湖や下北半島のJRバスも乗り放題ときたもんだ。やるなあ~
しかし最近人気の五能線は途中までしか乗れず(五所川原から先が見所なのにね…)。そのへんは商売上手ですな

ということで行ってきました「冬の青森・電車で1週間の旅」。
この旅は毎日が時刻表との格闘だった。冬の北国では、ペーパードライバーがレンタカー借りるなんてもっての外!!(生きて帰れない…)。なので、移動手段は電車かバスのみ。最初から「電車の旅」のつもりで行ったのだが。

しかし・・・。時刻表にはかなりエキサイティングな時刻の羅列が。
なんせメインの路線(奥羽本線)は昼間2~3時間に1本しか電車が走らないという、これまたアタマをフルに使ってプランニングしなければいけないシロモノ。ここに日に4便しかないバスなんて絡もうものなら、ワタシの脳ミソを沸騰寸前までフル活動。そのへんも楽しかったんだけどね~
分厚い時刻表片手に旅した冬の青森、はじまりはじまり~。

伝説の学園ドラマ

2007-02-15 09:55:12 | ハマリもの
某日、TSUTAYAをウロウロしていたときのこと。「うおぉぉぉっ!?」と雄たけびを上げそうになってしまったビデオを発見(危うくヘンな人になるところだった)。即全巻レンタルカウンターへ。かさばるビデオテープを抱えながら、嬉しさのあまりスキップしそうになってしまった
そのアブナイ人になりかけたビデオとは?。前回美顔器と最後まで熾烈な戦いを繰り広げ、「肌水分量25%」に敗北したあの伝説の学園ドラマ。

            

「3年B組金八先生・第2シリーズ(昭和55年版)」
(↑キャプチャーが欲しい…)
数ある金八シリーズの中でも珠玉のシリーズとして名高い、『俺は腐ったミカンじゃない!』のあのシリーズですがな~。覚えてるでしょ??。
名作と名高いだけに、何度も再放送されてたなぁ。ワタシの高校時代にちょうど再放送されていて、よくクラスの友達と話題になったもんだ。あのときにすっかり「金八2」にハマってしまい。今回美顔器に負けたので、DVDを購入することは出来なくなりガッカリしていたのだが、TSUTAYAで借りて見れるとは何たるシアワセ~。ありがとう~

改めて全部見たけど、やはり名作!。そしてみんな熱すぎ!
特に中島みゆきの「世情」がBGMで使われた、加藤くんたちの逮捕シーンで有名な『卒業式前の暴力①・②』は涙ナシでは見れませぬ~。何年たってもいいものはいい!。
放送から25年以上たっているので、ものすごく時代を感じる内容(「校内暴力」「受験戦争」「ノイローゼ」なんてワードが飛び交う)。出てくる「ツッパリ」たちも今見ればカワイイもんだ。番長という設定の加藤くんなのに、ちゃんと学ランのカラー(詰襟に入れる芯みたいなやつ)を入れているところが泣けてくる。

            

↑荒谷二中の放送室立てこもり事件『卒業式前の暴力②』。加藤くんがイチバンカッコよかった回じゃのお~。♪シュプレヒコールの波~通り過ぎていく~♪。
加藤くんを演じた直江喜一の当時の年齢は18歳だった、とか、若き日の柳葉敏郎が暴走族・血魅怒呂(チミドロ)の一員として出演している、とかいう話は有名なエピソード。


改めてみると、気づくことがいくつかありまして。
その名作『卒業式前の暴力②』で警察と学校側の話し合いのシーンなんだけど、今見るとコレってひょっとしてワンカットで撮影したの?、と思わせるものだった。ものすごーく長いシーンでカメラは切り替わるけど、そこでカットしてあるように見えない緊張感がずっと続いてる。その証拠に、役者さんがセリフを噛むんよね~。もしカット割りしてたら取り直しすればよかった話なのに、してないということはやっぱりワンカットで撮ったもの?。
そういう「ワンカットで撮ったと思われるロングシーン」が、たくさんこのドラマには使われているように思う。だから迫力あったのかなあ?。役者さんたちも大変だっただろうな。

それと、このときの金八先生の設定が30歳であることが判明。う、うそやろぉぉぉっ!?。今の自分よりも金八っつぁん年下なんかい!?。この時代の30歳というのは、なんでこんなに老けてるのか!?。けっこうショック…
同僚の国井先生(理科担当)は「オールドミス」(←これも死語だなぁ)の設定だけど、設定年齢が気になるところだ。

とか何とか言いながら、かなり楽しんで見た。自分へのプレゼント・パート2まで見ることができて嬉しいので、一曲踊ります

Present for me

2007-02-15 09:25:11 | グッジョブ!
某日、自分にプレゼントを買った
ちょっと前から「自分に何かプレゼントしたい」と思い始めていた。誕生日が巡ってきたことと、ここ数年自分にプレゼント買ってあげたことってなかったなぁ~と気づいたからだ。たまには自分に甘くてもいいでしょ

そのプレゼントの品、「3年B組金八先生・第2シリーズDVD-BOX」と最後まで争い勝ち残ったものがコレ↓。

            
ナショナルのエステジェンヌ「イオンスチーマー・ナノケア プラチナ(クールパター付)」。美顔器か金八DVDか、という選択はヲタクなワタシらしすぎ(笑)。

このエステジェンヌのイオンスチーマーは、以前セルフエステで使用したことがあるんだが(セルフエステ体験記はコチラ)、その効果は素晴らしいもの。ずーっと購入を考えていたぐらいで。この機種はワタシが試したものからまたバージョンアップしていた。最近美容業界で流行の「ナノケア」と「プラチナ」にいっちょ踊らされてみるか、と。
それにこの前、化粧品屋のカウンターで肌の水分量を測定してもらったら、『25%』という恐ろしい数値を叩き出した(普通は40%)。か、乾きすぎてますがな~。いかん、このままではアンチエイジングロードまっしぐらだ!ワタシの肌に水分と潤いをぉぉぉぉっ!!。てな訳で『25%』は金八DVDを圧勝

しかし「自分へのプレゼント」とか言いながらも、価格調査はヌカリなし(このへんもワタシらしいのか?)。ネットショップで最安値を調べ、大型家電製品店でも価格比較を続け。某日、一番安かったビッ○カメラにてめでたく購入
早速使い始めたが、まだ毛穴の開きが閉じるとかシワが減ったとか、そんな著名な変化はみられない。でも使用後の肌のモッチリ感と、基礎化粧品の吸い込みのよろしさがたまんない。
ついでに髭剃り負けと唇の乾燥の相方にも試してもらったが、なんと1回で髭剃り負けは解消!。唇の乾燥もマシになってた。男性にも使えますぜ、このイオンスチーマー。一家に一台ですよ!奥さん!!。

自分に「遅くなったけどお誕生日オメデトウ」と「よく頑張ったなぁ」のねぎらいをこめて、今夜もナノ粒子に包まれよう~

Chocolatier

2007-02-14 10:01:10 | 徒然なる日々
             

2月に入るとバレンタインデー特設売り場がアチコチに開設される。ショーケースに食い入る様に見入ってる女の子や、ハンドメイドコーナーでラッピングをいくつも手に取っている中学生達を見るとなんだか微笑ましい。自分もあんな風に必死になって、チョコレートを作ったりプレゼントしたりした時期があったんだなぁ~、と。

生まれて初めて「本命チョコ」というのを渡したのは、小学校4年生のときだった。同じクラスのおうちが駅前で新聞販売店を営んでいる、理数系が得意な勉強の出来る男の子だった。
ダイエーでチョコレートを買い、字の綺麗な姉に頼んでカードを書いてもらった。そして決戦の当日、小学校4年生の一世一代(?)の勇気を振り絞って放課後校舎裏に彼を呼び出し。そしてチョコレートを渡した
今思い出せば、何とも可愛らしいバレンタインだなぁ~(シミジミ)。私もドキドキだったけど、相手の男の子もどうしていいやら、だったかもしれない。

しかし初恋というのはいつの世も儚いものでして
そのチョコレートを渡している現場をクラスの女の子に覗かれ、「うわっ!チョコレート渡してるぅ!!」と叫ばれた…。せっかくの雰囲気が台無し。オマケに彼女に『○○が△△にチョコレート渡してた!』と言いふらされたため、その後意中の男の子とは気まずくなってしまった。嗚呼、純情故に
追い討ちをかけるように、その後すぐにお父さんの仕事の都合で彼は転校。なんか韓流ドラマ並みにクサイ展開だが、ホントの話。人生初のバレンタインデーの思い出は、スィート&ビターだ。
(実はその数ヵ月後、一度だけ意中の彼がワタシに会いにきてくれた。今頃どうしているんだろうね~。)


時は流れ、三十路ロードのバレンタインデー。我が家は相方の希望を重視。毎年ゴディバのチョコレートを4粒プレゼント。そしてふたりで2粒ずつ食べるという、何とも慎ましいイベントになっている(笑)。
スィートでもビターでもないバレンタインデーだけど、美味しいものを分け合えるパートナーがいるというのは幸せなことに変わりはない。

充電中

2007-02-09 10:03:21 | 徒然なる日々
先月末で、1年間勤めた職場での仕事が終わった。
「派遣」いう身分だったので、契約を更新しなかっただけの話。前職・前々職の比べればお気楽な仕事だったんだが、ちょっと休憩したくなった

てな訳で、人生3回目のプー太郎生活中(専業主婦と言うべきか?)。
プーになった途端、ワタシは風邪をひきパソコンはダウンしたとほほ。風邪はともかく、パソコンがない生活というのは何をしていいのかわからない。いかにネット中毒になっていたかがわかる。相方のパソコンを奪いネットするも、自分のパソコンでないとどうもやり辛い。
仕方なくゴロゴロしてた。風邪ひいてしんどかったのもあって、活動が一気にダウン。しかしゴロゴロしてるうちに、ふと気づいた。ちゃんと充電するために風邪ひいて、パソコンもぶっ壊れたのではないか、と。


昔から「休む」ということが苦手。何かしてないと時間がもったいない、といつも動きたがる傾向のワタシ(そのくせグータラでもあるが…)。
休むつもりで仕事を一旦終了したというのに、日々の生活が休めていなかったのだ。「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と普段出来なかった家事に手を出したり、「休んでる間に旅に出とかなきゃ損だ」と計画してみたり。いつもの『~しなければならない病』(別名『Must病』)に罹患

休みナシではエネルギーが枯渇してしまう。いかに日々上手く休めるかが毎日を生き生き過ごせるかの分かれ目、という話をきいたことがあるが、まったくその通り。
携帯電話の充電がそうだ。充電中に操作すると、充電に余計時間がかかってしまう。効率よく充電するには、いじらずに充電終了するまで放っておくのが賢明だし早く充電も終わる。
充電中なのに、家事ガツガツやったりネット中毒になったりするから、神様が「ちょっとゆっくりした方がええで~」と必然的に寝込むような風邪をひくようにした?パソコンも壊れた?。もしそうなら、がっつり寝込めばいい話。

休むことの大切さを噛み締めながら、しばらく充電タイム。充電中のランプが消えたら、また次のステージへ動き出そう

今年も屈強男たちの豆まき

2007-02-04 21:04:00 | プロレスLOVE
ワタシが風邪でダウンしたら、PCもなぜかダウン。おーい!しっかりしてくれ~頼むよ~。相方のPCを奪い更新する、ゲホゲホ。自分のPCじゃないので、編集がヘンなのはご勘弁下さいませ


風邪でフラフラしながら今年も行ってきました、池上本門寺の豆まき(昨年の模様はコチラ)。今年もプロレスラーの皆様多数参戦で、腐れヲタクのワタシはホクホク顔イヒヒ。豆まきに行ったのに、投げられた豆なんて一個も取らず帰ってくる有様だし
今年は「みのもんた」が来てないので、それほど人手は多くないだろうと思ってたら…やっぱり凄い人・人・人。『プロレスラーばっかりだね~。あれ何て読むの?「テンヤマ」?』なんて話してる人もいれば(正しい読み方は「テンザン」です)、『コジがね~』『真輔は~』なんて明らかにプロレスファンのお姉さんたちまで。皆さん多数集っていました。

             
       丸藤は『子供・高齢者専用席前』で投げてた。投げ応えあったかな?。

          
武藤とみのる、また今年も同じ場所で投げてた。この位置は毎年逆光になるので、武藤ちゃんの頭が光る(笑)。

                     
   中邑真輔、思ってたよりもデカかった!。そして思ってたよりも格好良かったポッ(←浮気者)。

          
ファンに敬礼ポーズしてました>永田。今年も小島は元気よく投げてたなー。永田さん、知り合いのカメラマン?めがけて豆を投げつけてたのはいいんだが…。そのおこぼれがワタシの頭を直撃!痛かった!

          
       勝彦くんと棚橋。棚橋、なんかとっても楽しそう


反対側では鬼嫁・北斗晶&佐々木健介や、天山・三沢・村上が投げてたみたいだが、人が多すぎて反対側に回れなかった、残念(去年も同じ理由で見れなっかたような気がする?)。来年こそは笑顔で豆まきするテロリスト村上を見たいもんだ。
まあこれだけ各団体の選手を一度の見れる機会なんてなかなないので、ファンとしては嬉しい限り。三冠王者&IWGP王者&GHC王者の揃い踏みだったもんね~。豆は取れずともシアワセになって帰って来れた豆まきでした。

沖縄アラカルト

2007-02-03 16:37:43 | 旅たびたび
沖縄旅小ネタ集(小枝の小ネタ集ではない)。


【うちな~タイムの流れる宿】
今回も宿はお馴染み・コザのごーやー荘
隅々まで手入れの行き届いた宿で、丁寧にケアされたフカフカお布団で熟睡。いつ行っても気持ちがいいおもてなしを受ける宿である。1年ぶりに行くと、庭に小さな小屋が出来ていた。コレはナニ?と中をのぞくと、なんとオーナーさんの管理人室だった。いつの間に作ったのか!?。
そういう変わったところもあったけど、マッタリとした時間やオーナーさんの暖かさは変わらない。次いつ行くからわからないけど、またのんびりしに行きたい宿である

【こだわりを捨てた旅】
朝から旅人の皆さんと、ごーやー荘の台所でゆんたく(お喋り)タイム
とある旅人さんは初めて沖縄に来た、と話してくれた。今まで沖縄以外の都道府県は全て、愛車のバイクと共に旅したことがある。でも沖縄だけはバイクを連れて行くには休みが足りず、今まで来ることが出来なかったそうだ(船で運ぶとなると、往復4日ぐらい移動日にとられる)。ある日「バイクで沖縄」というこだわりを捨ててみた。そして今回限られた休みの中で、バイクつれて来ずに初めて沖縄に来た。するととても楽しい旅が待っていた。
そう話す彼の表情はキラキラしていて、ホントに心底楽しい旅わしているんだなぁー、と思えた。「バイクで旅」というこだわりを捨てたら、そこには素晴らしい旅が待っていた。「こだわりを捨てること」その大切さを、また改めて彼から教えてもらった気がした


【デトックス!!!】
津堅島からの帰り、花音ちゃんちへ寄った。
フットセラピストの花音ちゃんが最近導入した秘密兵器!?「デトックスバス」を試させてもらったのだ。このデトックスバス、一見ただの足浴。しかし横についている機械でお湯の中に化学反応を起こし毒素を排出させるシロモノ。
お湯に足をつけてから数分…うげげげっ!!なんじゃこりゃ!!お湯がドロドロの茶色になってる!!。これがワタシの体にあった毒素か!?(写真撮り忘れたのが残念)。この色の変化で体調がわかるらしく、えーっと茶色の変化は・・・「タバコの害」ビンゴすぎますな
終わったあと足が非常に軽い!。たった20分でも十分楽になった感じ。凄すぎるぞ>デトックスバス


実質1泊2日の旅だったけど、去年同様楽しんでこれたなあー。もちろんゆっくり時間かけて旅するのも楽しいんだけど、限られた時間の中で存分に楽しめるというのも旅人ならでは。「旅する」という気持ちさえあれば、時間や距離の長さも関係なっていくのかもね…
以上、沖縄弾丸ツアーでした。