経緯をTVニュース(脚色ありありだとは思いますが)やネットメディアで見ていて、
なんだか、もうなるようにしかならないな(当然の結論ですが)
という、極めて「第三者」(当然の立場ですが)な気持ちになってきていて、
ちょっと脱力なのですが・・・。
情報は追跡していきたいので、とりあえず参考資料収集ということで
興味深い記事を、ここに来てくださる皆様との情報共有化兼ねて、
ログ化いたします。
他にも参考になる客観的記事等ありましたら、
コメント&TB他でぜひお知らせください。
(どうしても感情的になりがちな事件なので
専門的視点、もしくは中立的視点からの現状分析がありがたいです)
時間がかかるということは、緊張の持続が本当に大変だということだと
こんな立場でも思い知ります。
8年間。
本村さんの変わらない真摯な姿勢は、人間として敬服に値します。
彼が犯した新たな罪《光市母子殺害・番外》 /にしてんま傍聴日記
2007/09/21 06:57
暫定傍聴日記として、第10回公判での本村洋さんと、弥生さんのお母さんの意見陳述
および、ネットでも騒然となっている被告(加害者)の「なめないでいただきたい」発言について詳細に経緯・発言内容=事実情報が記載されています。
ブログ主・福富氏から見た今枝弁護士についての記載もあります。
個人的には、今回批判されている弁護に対し「それが我々の仕事なのだ」
というスタンスを見せていた弁護団の弁護士の1人が、
「私はこの裁判の弁護ほど、胸を張って弁護できたことは今までありませんでした。」
という非常に主観的・感情的と思える表現をし、
慟哭するというのには違和感とともに、否定的な感情を持ちましたが、
こういう見方、こういう意見もあるのだという参考ログとして。
弁護士・未熟な人間・今枝仁・・・光市事件と刑事弁護
上記、今枝弁護士のブログ。
弁護士が裁判には無関係と思われる自分を語りだす、というのは、どうしても演出じみて見えるため、上記慟哭と同じく、かなりの違和感を感じます(被害者サイドでも、もっと自分を語りたいだろう人はいると思うし)。が、反論・炎上覚悟のうえでの対応でしょうし、表現は(現行の法に触れず自己責任に基づく限り)自由だと思います。
興味深い事例として歓迎すべきなのかもしれません。
第三者からのご批判は、実際に本村洋さんはじめご遺族がどうおっしゃっているかを前提に、慎重になしていただきたく思います。
ご遺族の気持ちをあたかも分かるかのように代弁することは、それ自体が遺族感情軽視ではないでしょうか。
という意見は、理解はできます。が、社会の考えも取り入れるべき、という弁護士会のサイトが本意なのであれば、それもまた表現の自由(自己責任に基づいて)であり、軽視されているかどうかは本人=木村さんにしか判断・批判できないことだと思います。
こういうのは所詮水掛け論なので、さておくしかないし、個人的には蛇足な気がします。(これらもすべて「表現するのは自己責任に基づいて自由」の領域内かな、と
刑事裁判と被告人の納得(光市母子殺害事件から)/元検弁護士のつぶやき
光市母子殺害 「傷害致死の言葉知らず」 元少年、殺意を否認
山口県光市・母子殺害事件の差し戻し控訴審公判が18日、広島高裁(楢崎康英裁判長)で開かれ、元少年(26)=事件当時(18)=は「結果的に人を殺してしまったことを『殺人』と認識していた。傷害致死という言葉自体知らなかった」と述べ、捜査段階から殺意は認めていなかったと主張した。
という記事を受けて、少年のことばの解釈と、
それが事実とした場合の弁護士と検察の責任を分析しています。
とりまとめサイトとして。
メモ
●刑事裁判の目的というか機能のひとつ=被告人の納得
カテゴリー:
事件を追う(短期別枠カテ)
===========================
光市光市母子殺害差し戻し審★橋下弁護士提訴関連(裁判の“見える化”)
光市光市母子殺害差し戻し審★集中審理への前哨戦?
光市母子殺害差し戻し審・12★弁護側証人
光市母子殺害差し戻し審★マスコミに踊らされないために
光市母子殺害差し戻し審・11★弁護団のストーリーと伏線
光市母子殺害差し戻し審・10★弁護側の証人尋問/心理鑑定結果
光市母子殺害差し戻し審・9★弁護士懲戒請求についての考察
光市母子殺害差し戻し審・8★6/26~27・殺意否認
光市母子殺害差し戻し審・7★元少年の供述に注目
光市母子殺害差し戻し審・6★基本的人権 加害者vs.被害者
殺意とは?
死刑について考える★犯罪と裁き
安田好弘★「生きる」という権利 麻原彰晃の主任弁護人の手記
光市母子殺害差し戻し審★死と更生
光市母子殺害差し戻し審・2★更生って何?
光市母子殺害差し戻し審・3★殺意って何?
光市母子殺害差し戻し審・4★21人の弁護戦術&安田好弘弁護士
光市母子殺害差し戻し審・5★怪弁護団(?)21人の素性と主張
===========================
なんだか、もうなるようにしかならないな(当然の結論ですが)
という、極めて「第三者」(当然の立場ですが)な気持ちになってきていて、
ちょっと脱力なのですが・・・。
情報は追跡していきたいので、とりあえず参考資料収集ということで
興味深い記事を、ここに来てくださる皆様との情報共有化兼ねて、
ログ化いたします。
他にも参考になる客観的記事等ありましたら、
コメント&TB他でぜひお知らせください。
(どうしても感情的になりがちな事件なので
専門的視点、もしくは中立的視点からの現状分析がありがたいです)
時間がかかるということは、緊張の持続が本当に大変だということだと
こんな立場でも思い知ります。
8年間。
本村さんの変わらない真摯な姿勢は、人間として敬服に値します。
彼が犯した新たな罪《光市母子殺害・番外》 /にしてんま傍聴日記
2007/09/21 06:57
暫定傍聴日記として、第10回公判での本村洋さんと、弥生さんのお母さんの意見陳述
および、ネットでも騒然となっている被告(加害者)の「なめないでいただきたい」発言について詳細に経緯・発言内容=事実情報が記載されています。
ブログ主・福富氏から見た今枝弁護士についての記載もあります。
個人的には、今回批判されている弁護に対し「それが我々の仕事なのだ」
というスタンスを見せていた弁護団の弁護士の1人が、
「私はこの裁判の弁護ほど、胸を張って弁護できたことは今までありませんでした。」
という非常に主観的・感情的と思える表現をし、
慟哭するというのには違和感とともに、否定的な感情を持ちましたが、
こういう見方、こういう意見もあるのだという参考ログとして。
弁護士・未熟な人間・今枝仁・・・光市事件と刑事弁護
上記、今枝弁護士のブログ。
弁護士が裁判には無関係と思われる自分を語りだす、というのは、どうしても演出じみて見えるため、上記慟哭と同じく、かなりの違和感を感じます(被害者サイドでも、もっと自分を語りたいだろう人はいると思うし)。が、反論・炎上覚悟のうえでの対応でしょうし、表現は(現行の法に触れず自己責任に基づく限り)自由だと思います。
興味深い事例として歓迎すべきなのかもしれません。
第三者からのご批判は、実際に本村洋さんはじめご遺族がどうおっしゃっているかを前提に、慎重になしていただきたく思います。
ご遺族の気持ちをあたかも分かるかのように代弁することは、それ自体が遺族感情軽視ではないでしょうか。
という意見は、理解はできます。が、社会の考えも取り入れるべき、という弁護士会のサイトが本意なのであれば、それもまた表現の自由(自己責任に基づいて)であり、軽視されているかどうかは本人=木村さんにしか判断・批判できないことだと思います。
こういうのは所詮水掛け論なので、さておくしかないし、個人的には蛇足な気がします。(これらもすべて「表現するのは自己責任に基づいて自由」の領域内かな、と
刑事裁判と被告人の納得(光市母子殺害事件から)/元検弁護士のつぶやき
光市母子殺害 「傷害致死の言葉知らず」 元少年、殺意を否認
山口県光市・母子殺害事件の差し戻し控訴審公判が18日、広島高裁(楢崎康英裁判長)で開かれ、元少年(26)=事件当時(18)=は「結果的に人を殺してしまったことを『殺人』と認識していた。傷害致死という言葉自体知らなかった」と述べ、捜査段階から殺意は認めていなかったと主張した。
という記事を受けて、少年のことばの解釈と、
それが事実とした場合の弁護士と検察の責任を分析しています。
とりまとめサイトとして。
メモ
●刑事裁判の目的というか機能のひとつ=被告人の納得
カテゴリー:
事件を追う(短期別枠カテ)
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光市光市母子殺害差し戻し審★橋下弁護士提訴関連(裁判の“見える化”)
光市光市母子殺害差し戻し審★集中審理への前哨戦?
光市母子殺害差し戻し審・12★弁護側証人
光市母子殺害差し戻し審★マスコミに踊らされないために
光市母子殺害差し戻し審・11★弁護団のストーリーと伏線
光市母子殺害差し戻し審・10★弁護側の証人尋問/心理鑑定結果
光市母子殺害差し戻し審・9★弁護士懲戒請求についての考察
光市母子殺害差し戻し審・8★6/26~27・殺意否認
光市母子殺害差し戻し審・7★元少年の供述に注目
光市母子殺害差し戻し審・6★基本的人権 加害者vs.被害者
殺意とは?
死刑について考える★犯罪と裁き
安田好弘★「生きる」という権利 麻原彰晃の主任弁護人の手記
光市母子殺害差し戻し審★死と更生
光市母子殺害差し戻し審・2★更生って何?
光市母子殺害差し戻し審・3★殺意って何?
光市母子殺害差し戻し審・4★21人の弁護戦術&安田好弘弁護士
光市母子殺害差し戻し審・5★怪弁護団(?)21人の素性と主張
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世間や遺族の感情との問題性以前に、被告人の利益になっているのか疑わしい部分もありますし。
ただ、遺族や被害者感情を代弁するかのような第三者の物言いに対する違和感については、結論としては理解できます。
「被害者感情」という極めて曖昧で情緒的な概念で、第三者が犯罪について語るというのは、危険な側面を持っているように思います。
それは、被害者を代弁するかのような言動が被害者軽視だからではありません。
第三者にとって「被害者感情」というものは、第三者は被害者でない以上、極めて曖昧なフィクションに過ぎないからです。
第三者が「被害者感情」を根拠に語るとき、それは「犯罪への恐怖」や「感情的な加害者への反感」のみを根拠にしているのではないかと思われます。
(もちろん、そうではない人もいるでしょうが。)
重要なことは、被害者のみならず、社会システムや、制度、ときには加害者の視点から多角的に観る事なんじゃないかと。
とても、難しいことですが。
そもそも刑事訴訟法の目的を逸脱している。
今更ですが、刑事訴訟法の第一条には目的が明記されています。
刑事訴訟法、第一条
「この法律は、刑事事件につき、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正且つ迅速に適用実現することを目的とする。」
記者会見での今枝弁護士の涙の意味は、今ひとつ理解できません。
遺族であるお母さんの証言と本村氏の証言の方が冷静且つ論理的で、その後の記者会見での真摯で説得力のある本村氏の言葉の重みが長期裁判を耐え抜いた辛さと心根の強さと言うものがストレートに響き、伝わりました。
泣きたいのは、遺族のはずなのにそれをこの長期裁判で耐えて墓前に報告するまでは涙を封印したのでしょうね。
本村氏の心情を察するとその気丈さに頭が下がります。
「傷害致死の言葉を知らなかった」
今更、弁護人がこの言葉を発せさせるとは驚きました。
『法を知らずしてその罪を逃れることは出来ない』
これは、現行法の大前提なのに・・・最高裁の差戻しで法律を根底から無視するとは嘆かわしいですね。
本村氏の記者会見は、これまで一貫して真実の解明と被告の反省ということに終始徹底しているのに対して被告も弁護士も刑事訴訟法の目的から逸脱して被害者や遺族を第三者として、被告の権利と人権を擁護しようとしている気がしてなりません。<歪んだ戦術で。
弁護側の答弁と検察側の答弁の明らかな被告の態度等の差異からも誘導又は操作された作為の痕跡が歴然としている。
『なめないでいただきたい』
これは、被告が司法に対しての冒涜であり、司法そのものをなめているから出た彼の本音で反省など微塵も無いことを吐露したと個人的に受け取りました。
この裁判だけは、茶番にしてはならない。
私の個人的な祈りです。
きちんとレスさせていただきたいので
今しばらくお時間くださいませ。
行政書士・司法書士・税理士などを常に見下している。
ついでに裁判においては…
橋下弁護士頑張ってやあ
弁護団にしても、個別の言い分は理屈に合ってる(合わせてる)んでしょうが、
「人間として軸がブレている」感はいかんともしがたいですよね。
やはり弁護団の数含めて、とても「普通の弁護」とは思えないこと、
また、いろいろ流れ聞く弁護団と本村さんの確執等、付随する条件が多すぎるとも思います。
いずれにしても、この裁判、非常に重要な事例となることは
間違いありませんね。
泣き落としに見られることも想定内なんでは・・・
彼は、きっと号泣含めて、その瞬間は本気でホンネを露出しているでしょう(少なくても、と見えるのを狙ってるか・・・。ただ、個人の本気やホンネは必ずしも「善」でも「正義」でもない。
ここで求められているのは、プロフェッショナルな弁護士としてのスキルであって、今までそのベクトルを押しだし、弁護団は弁護するのが仕事、と強調してきて、ここにきての路線(キャラ)変更にも違和感を感じます。
>世間や遺族の感情との問題性以前に、被告人の利益になっているのか疑わしい部分もありますし。
同感です。彼らはあの人数含めて、カーニバルのように目立つ行動を取りながら
自分たちの行為は弁護士としては「通常」だと主張する。
そのあたりに、専門性を煙幕にした「基準のすり替え」を感じてしまいます。
1言でいって、「怪しい」のです。
>第三者にとって「被害者感情」というものは、第三者は被害者でない以上、極めて曖昧なフィクションに過ぎないからです。
こちらもまったく同感です。
そのうえで、個人の意見と自覚して「被害者感情」想定を語ることを止める権利もまたないのかな、と思います。(裁判が被害者のためではなく、社会ルールの順守のために行われるのであれば)
>ときには加害者の視点から
難しいですね。
やはり理解する必要があるのかどうかが疑問です。
ラベル貼りは必要なのでしょうけれど。
また少し考えたいと思います。
いつも適確な補足をしていただき、感謝します。
弁護士同士(たとえば橋下弁護士のケースが顕著ですが)
でさえ、解釈と解釈のすき間のような部分で戦うわけで、
シロウトが入る領域ではない、と言われればそこまでですが、
「事件はシロウトが起してるんだ!」「被害者もまたシロウトだ」と
いう場面で、自分たちが巻き込まれないように、
また巻き込まれたらどうすれば?を知る権利はあるわけで、
そこが、今回裁判のキーワードになりつつある「説明責任」なのかな、と
感じています。
>公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、
公共=多くは私たちシロウトなわけで、どう維持されどう保障されるかを
知るのは、少々極論ですが、当然の権利だとも思います。
お母さんの証言は本当に胸を熱くします。
また一貫して姿勢を崩さない、ある意味、プロフェッショナルな本村さん(だからこそ安田弁護士がこだわりを見せている気がしてしまうのですが)は、尊敬に値します。
>「傷害致死の言葉を知らなかった」
としたら、リンク先にもあるように、最初の弁護士の責任になるのでしょうか。
ただ、弁護方針もあったでしょうし、8年前の記憶を、どこまで正確に把握してるのかも危ぶまれる以上、このあたりも憶測の領域なのか、と思います。
安田弁護士が、自分の思う真実に基づいて、証拠を徹底して検証し、それによって弁護方針(彼にとっての事実ストーリー)を立てる弁護士であることは自著で書かれています。が、麻原氏への思い入れ(にしかみえない)や、他刑務所内自殺をした犯人等、作為的なものを強く感じ、それが常識的な弁護方法論として通用しないように感じられるのが、問題を大きくしてるのだと思います。
そして、安田流は、そのマイペースゆえに裁判制度そのものを危うくしているように思います。(弁護士のマイルールと社会の認識と、どちらが優位なのかの議論なのかも・・・だから一般人の神経を逆なでしがちなのかも?
>この裁判だけは、茶番にしてはならない。
強く同感いたします!!!
記事内のリンク先も、弁護士のブログですが
弁護士の中でも、この事件の弁護方法には賛否両論
いろいろ議論が進んでいるようですし、
今回は特に特殊な事態だと感じています。
思惑が絡みすぎますね。
橋下弁護士は、自身の説明責任に問われていますが
彼のような存在がいてくれたおかげで、裁判・弁護システムへの
関心が高まったことは、非常によかったと思っています。
ご本人はこれからもたいへんそうですが・・・