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光市母子殺害差し戻し審・7★元少年の供述に注目

2007-06-26 | 事件を追う(短期別枠カテ)
光母子殺害:広島高裁で差し戻し審 元少年の供述に注目
山口県光市で99年、母子を殺害したとして殺人や強姦(ごうかん)致死罪などに問われた当時18歳の元少年(26)の、差し戻し審の集中審理が26日午後、広島高裁(楢崎康英裁判長)で始まる。審理は28日までの連続3日間。殺意や強姦目的を否定し傷害致死罪を主張する弁護側は、26日と27日午前の被告人質問で具体的な実行行為について尋ねる方針で、元少年の供述が注目される。

27日午後と28日には元少年の心理鑑定をした学者の証人尋問がある。【大沢瑞季】


TVでは、弁護団が、8年前の事件で、記憶にあいまいな部分があるかも
しれない、という旨のことを言っているというコメントがありました。

・・・8年間ひっぱったのは弁護団だろー。

時間をかけたら、凶悪犯が改心することもありえるし、
記憶も曖昧になる(何度も取り調べられてるうちに記憶混濁は起ると思う)。
それと犯した罪を明らかにするのは別のはずでは?

弁護団の役割って
犯罪を明らかにするのではなく、犯罪者の罪を減らすことだけなのでしょうか?
死刑をやめさせることだけなのでしょうか。

たとえ裁判で死刑廃止を語っていなくても、安田弁護士の「死刑廃止論者」ブランドは消えない。
死刑=犯罪、と考える弁護士が、それを止めるためにならどんな詭計も
どんなねつ造も自らに許すというなら、
新しい言葉を語ることはできず、時間が止まった時点でのみ
真実が暴れるのを天国で待ち続ける死者(加害者によって「死」を執行された
被害者)は永久に報われることがない。
記憶を風化・記録を変化させないでほしい。

・・・死刑そのものには別の思いもありますが、
ねつ造や被害者のセカンドレイプのような茶番発言ではなく、
社会に対し、「被告はこんなにひどい罪を犯したのだ」と。
「だから極刑をもって裁かれるのだ」と、あるべき姿勢を示してほしいです。

私はこの犯人の死刑判決を願います。

※今回の弁護方針の変化と、弁護内容が死刑確定を助けているという意見もありますが
 もしそれが隠された意図なら、少しは安田弁護士を見直します。




関連
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光市母子殺害差し戻し審★基本的人権 加害者vs.被害者

死刑について考える★犯罪と裁き

安田好弘★「生きる」という権利 麻原彰晃の主任弁護人の手記

光市母子殺害差し戻し審★死と更生
光市母子殺害差し戻し審・2★更生って何?
光市母子殺害差し戻し審・3★殺意って何?
光市母子殺害差し戻し審・4★21人の弁護戦術&安田好弘弁護士
光市母子殺害差し戻し審・5★怪弁護団(?)21人の素性と主張
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4 コメント

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裁判員制度の追い風 (きょくたん)
2007-06-27 14:53:11
この裁判であれば、ほとんどの人が裁判員になってもいいと思うだろうね。

死刑は確定だろうけど、弁護団を訴える事はしないのかな。できないのかな。弁護士の信頼を著しく損なう行動だとして弁護士会から追放されないのかな。

今回の裁判のニュースは、聞けば聞くほど吐き気がします。
返信する
Unknown (Ren)
2007-06-27 19:06:17
このシリーズ、ずっと読ませていただいています。

夕べからぼちぼちニュースを観て経過を見守っています。
今朝はある弁護士が、自分の心情的には被告人を許せない気持ちだが、弁護士の立場としては可能性がわずかでもあるなら、ベストをつくして弁護する、つまり、死刑判決を免れる方向へ持っていこうとする…弁護士とはそういう存在なのだというようなことを言ってました。
そのとおりなんでしょうね。

コメンテーターの一人が、「法廷は真実を明らかにする場ではないのか、素人の自分はそう思う」
と言っていました。(ここで彼女が言ってる真実とは、被告人があの時考えていたことの意味だと思いますが)私もそう思います。
「何を思ってそうしたのか」は本人にしか語れない。
しかも、語ったら確実に自分にとって不利な判決が出ると分かっている時に、人は何を語るのか。
自分なら?と考えてみる。

でも、やっぱり殺意の否認は「今更なんだよ、見苦しい」としか思えない自分がいます。
返信する
きょくたん様 (なるもにあ)
2007-06-28 08:09:27
※お返事遅くなりました。

日本人の自己決断力の低さ、重要なできごとの他人依存度の高さ
(だからこその様々なシステム崩壊)は
そうそう簡単に治るものではないと思うので、
いざ自分が審判に参加した時、記事にしてるほど
冷徹に死刑判決できるかどうかはまた別問題だと思うのですよ。

ましてや死刑制度や裁判の実態を読むと、
人の1生を左右する決断はそうそう簡単にはできない。
(拘束中ふくめて犯罪を犯すと待っているのは生き地獄です。)

弁護団の処置、現状、日弁連は考えていないようですが
(安田弁護士の力は強いし、ネゴもしてるでしょう)
なしくずしにせず、弁護団のサポート含めて
本来なら、ここまで大事になってる現状で
組織の連帯責任としてなんらかの対応をすべきだと思います。
(そのあたり、企業とは違うんでしょうね)

遺族をそして被害者の魂を、1日も早く開放してあげてほしいですよね。
返信する
Ren様 (なるもにあ)
2007-06-28 08:11:54
※お返事遅くなりました。

つたないシリーズを
いつもお読みくださって本当に感謝です!!!

裁判員制度についても議論されているこのタイミングで
考えるきっかけにできたのは自分的にはよかったです。
まだまだ不勉強ですし、思い込みやシロウトの独断があると
思いますが、そういうことや自分の感情も含めて
できるだけログ化したいと思いますです。

>ベストをつくして弁護する

今回の安田弁護士はかなり異端児である種のブランド弁護士
(受け手のいない難易度の高い裁判を引き受ける)ですが、
その行為自体は重要だとも思える部分もありますし
全面否定もできません。また死刑制度反対を主旨とされる
一連の行動も一応の筋道は立っているように思います。

ただ、今回の弁護は、裁判と言うシステム自体を
茶番化しつつありますよね。
それは弁護士に許された職務を逸脱してるように思うのです。
(ド・シロウト考えですが;

>しかも、語ったら確実に自分にとって不利な判決が出ると分かっている時に、人は何を語るのか。
自分なら?と考えてみる。

興味深い視点ですねー!!・・・私なら??
うーん。

わき道ですが・・・
本当に刑務所での生活って、地獄だと思います。
(物理的にも精神的にも・・・所詮・人間の管理する施設ですから)
死刑をまつ間も、そういう意味では刑は執行され続けている。
そういう実態をもっと世の中にしらせれば、少しは
若年層の抑止力になるのんじゃないか、と思うのですが、
性犯罪の再犯率を見てると、まだまだ甘いのかな、とも思います。

人間のそういう愚かさ、それはデフォで特別なものではないとも思います。
いつ加害者に、また被害者になるかもしれない社会。
だからこそ、このケースを特殊なものにしてほしくないです。
(親の愛を知らないとか、その他、そういう人全てが犯罪者予備軍なのか?
親の愛ってなに?とか思う私がいますです)
返信する

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