SURGERY NOW note
がん治療と外科手術に関する新しい情報や日常診療を通じて感じたことなどを紹介します。
 



2019年12月20日に高知大学病院で「膵癌手術と栄養指標」について講演しました。膵癌の患者さんは、痩せる人が大半です。中には10kg、20kgも痩せてしまう人もいます。GLIM基準という、体重減少やBMIなどを用いた世界的低栄養基準によって膵癌患者の生存率を検討したところ、膵癌患者の半分以上は低栄養と判定され、さらに低栄養の患者さんの生存率は非常に悪いことが分かりました。その他の栄養指標としては、血清アルブミンやグラスゴー予後因子なども膵癌患者の生存率の良い指標であることがわかりました。



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カズオイシグロ氏の小説「An artist of the floating world、浮世の画家」を読みました。長崎市を彷彿とさせる町に住む初老の画家が、自分の過去を振り返ったり、現実の家族などとやり取りするだけの話なのですが、とても不思議な小説でした。なにが不思議かといいますと、最後まで特に劇的なことが起こる訳でもないのに、何故か読み進めてしまったからです。



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2019年12月1日湘南国際マラソンに参加しました。天気はとても良くて20kmまでは快調に走れましたが、その後右膝に痛みが出てしまったので、後半はほとんど走れませんでした。しかし、何とか完走することができました。湘南の海や江ノ島を見ながらのマラソンは楽しい経験でした。来年は膝を治して、また参加したいと思います。



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