SURGERY NOW note
がん治療と外科手術に関する新しい情報や日常診療を通じて感じたことなどを紹介します。
 



2015年5月23日に国立がん研究センター大腸外科の斎藤典男先生の退任祝賀会に参加しました。斎藤先生は私と同じ千葉大学医学部卒業ですが、第一外科のご出身です。肛門温存に関して大きな業績をあげましたが、それ以上にお話しが大変面白くて、誰からも好かれる先生です。パーティーで会場全体があまりに楽しくて引き込まれるような挨拶という意味ではナンバーワンだと思います。これからも、益々のご活躍をお祈りしたいと思います。

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17世紀初めにシェイクスピアが書いた有名な「ハムレット」を初めて読みました。日本では江戸時代の初めです。日本の小説や歌舞伎の主人公は義理と人情の板挟みで心が引き裂かれることが多いのですが、ハムレットは復讐の激情(一種の人情)とそれを思い留まるべきだとする理性というかキリスト教的な信心との間で心が引き裂かれます。義理は出て来ませんし、善とか正義的なものは出てくるのですが、それよりも宗教的な判断がより大きく影響するのが私など日本人には直感的には理解しにくいと感じました。

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