SURGERY NOW note
がん治療と外科手術に関する新しい情報や日常診療を通じて感じたことなどを紹介します。
 

太陽  


映画「太陽」を見ました。「サイタマノラッパー」の入江悠監督の作品で、主演は神木隆之介さんと門脇麦さんですが、事実上は古舘寛治さんが主演の感じです。問題作であり、考えさせられる作品です。近未来に日本人が富裕層と貧困層の二つの階層というか種族に完全に分かれているのが、妙に現実的でした。富裕層の人々は文化的で近代的な暮らしをしていますが、太陽光に当たると死んでしまいます。一方、貧困層はあばら家に住み、荒んだ生活をしていますが、太陽光に当たっても大丈夫です。神木さん演じる貧困層の主人公が旅を通じて立派に成長することを願わずにはいられませんでした。

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イタリアバロックというかバロック絵画の代表者であるカラヴァッジョ展が上野の国立西洋美術館で開催されています。今回はカラヴァッジヨの真筆が11点展示されますが、大変有名な絵が多くインパクトが強いと思います。中でも「法悦のマグダラのマリア」と「果物籠を持つ少年」は特に素晴らしかったです。前者は以前から模写は見たことがあったのですが、今回は最近真筆として発見されたもので、世界初公開だそうです。

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漿液性嚢胞腫瘍は、膵臓の嚢胞性腫瘍の中で最も高頻度にみられる腫瘍の一つです。しかし、この腫瘍は大半が良性腫瘍であるため、確実に漿液性嚢胞腫瘍と診断がつけば、手術をする必要はありません。

ただし、例外はあり、頻度は低いのですが、周囲組織に浸潤性増殖を認めたり、肝臓などに転移をする悪性度の高い漿液性嚢胞腫瘍があります。こうした悪性度の高い腫瘍は外科治療の対象となります。また、膵管内乳頭粘液性腫瘍と鑑別が困難なことがあり、そうした場合にも手術がなされることがあります。高度に進行して膵臓全体がこの腫瘍で置きかわったり、門脈への浸潤を認める場合などに治療すべきか否か悩むことがあります。

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液体を含んだ袋状の病変を嚢胞といいます。膵臓の嚢胞には、いろいろな種類のものがあります。大きく分けると、腫瘍性の嚢胞と、炎症などによる非腫瘍性の嚢胞があります。治療対象となるのは、大半が腫瘍性嚢胞です。

代表者な膵腫瘍性嚢胞としては、膵管内乳頭粘液性腫瘍、粘液性嚢胞腫瘍、漿液性嚢胞腫瘍、solid pseudopapillary neoplasm などがあります。時々、嚢胞を伴うものには、膵がんと膵神経内分泌腫瘍などがあります。嚢胞の正確な診断は難しいのですが、確実に診断をつけないと治療法が決まりませんので、専門医を受診することが必要です。

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現時点までに、膵がん・胆道がんに対して科学的に有効な免疫療法はありません。免疫療法の研究は世界中で行われていますが、膵がんと胆道がんに効く免疫療法はまだないのです。しかし、現実には、お金儲けのための免疫療法を行う病院がとても多いのです。膵がん・胆道がんに対するビタミンCや漢方による治療も科学的には有効性が証明されていません。

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