SURGERY NOW note
がん治療と外科手術に関する新しい情報や日常診療を通じて感じたことなどを紹介します。
 



膵臓がんの外科治療成績は最近かなり改善しました。

私の国がん東時代(1999〜2009年)の膵臓がん切除後の5年生存率は15%前後と極めて不良でした。

東海大学に移った当初の2010〜2015年の膵臓がん連続切除例(n=208)の5年生存率は24%、生存期間中央値は25ヶ月と若干改善したもののやはり不良でした。(生存期間中央値とは、平均生存期間にある程度近い数字です)

しかし、2016年に膵臓がんに対する術後補助化学療法としてS-1(ティーエスワン)が標準治療となってからは治療成績が改善し、2016〜2022年の膵臓がん連続切除例(n=193) の5年生存率は34%、生存期間中央値は33ヶ月と著明に向上しました。



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2024年5月から白井聖仁会病院で肝胆膵外科外来とヘルニア外来を始めました。

肝胆膵外科外来は火曜日・金曜日の午後で、ヘルニア外来は火曜日の午前中です。

肝胆膵疾患の外科治療に加えて内科治療も行いますので、同部位の疾患でお悩みの患者さんは気軽に受診ください。



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先日発表になった国家公務員総合職の合格者数で、千葉大は、東大、京大、立命館大、東北大、早稲田大に次いで6番目でした。

キャリア官僚は以前は東大が圧倒的に多かったのですが、最近は時間外労働などのために人気に翳りが出ていて、東大生の受験者が減っているそうです。たとえそうだとしても、千葉大の合格者が多いことは凄いことです。

 



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2024年3月末で東海大学肝胆膵外科を定年退職し、4月から千葉県の白井聖仁会病院外科に勤務しています。千葉ニュータウンの白井駅から徒歩10分弱と交通の便の良い所にある約200床の綺麗な病院です。周囲には栗林が広がるのどかな所にあります。火曜日午後と、金曜日の午前午後に外来をしますので、肝臓、膵臓、胆嚢、胆管などの病気で心配な方は来ていただきたいと思います。

私としては地元の千葉に戻りましたので、これからは地元の患者さんに頼りにされるような外科医として働きたいと思います。よろしくお願いいたします。



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2024年3月24日に芝公園でパープルストライド東京2024をパンキャンジャパンと東海大学消化器外科の共催で開催しました。

これは膵がんの撲滅と啓発を目的とするチャリティのランニングイベントで、今回で11回目になります。ランニングとウォーキングには700人以上の参加があり、ランニングの後には東海大学高輪台高校のダンス部のパフォーマンスやジャズアンサンブル阿夫利のライブ演奏、そして竹本孝之さんの歌などで大変な盛り上がりでした。今回は高校生などたくさんのボランティアの人が運営に参加していただいたので大変助かりました。来年は4月に開催されますので機会があればご参加をお願いいたします。



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