文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

少な!わずか30人ですか?「しんぶん赤旗」じゃあるまいし、よくもまあそれで記事にしましたねえ。

2020年01月10日 21時11分30秒 | 全般

以下は前章の続きである。
笛吹けど踊らぬ朝日へのブーメラン 
編集者 
「桜を見る会」の疑惑報道、追及報道について話しましょうよ。
そもそもこの問題、これほどの貴重な時間を充てるほどのテーマなんでしょうか? 
教授 
朝日新聞がすごいんです。
社説だけみても11月13日付「首相の私物化許されぬ」、11月15日付「首相自ら疑問に答えよ」、11月20日付「『安定』より際立つ弊害」、11月27日付「首相は逃げずに説明を」、12月10日付「政権の専横を忘れまい」…と「桜を見る会」に関してこれだけ社説がズラリ並んでいるんですよ。
臨時国会が終了した12月10日付社会面では「国会幕引き怒りの声 市民『全て明らかに』」と大々的に報じて「モリカケ問題から繰り返される光景に、市民から憤りの声があがった」と報じています。
女史 
「市民」って誰よ?
教授 
記事はさらに「東京・永田町の官邸前には9日夜、30人ほどが集まり、抗議活動をした」とあるのです。
編集者 
少な!わずか30人ですか?「しんぶん赤旗」じゃあるまいし、よくもまあそれで記事にしましたねえ。
女史 
社説の“連射”で「桜を見る会」を徹底追及しようと盛り上げを図ったけど、「笛吹けど踊らず」ってことを端的に物語っている記事だと思うなあ。
先生 
ところで朝日は「桜を見る会」について安倍批判を執拗に繰り返しているのだが、その焦点のひとつになっている、ジャパンライフの顧問に朝日の元政治部長、橘優氏が就任し、顧問料を受け取っていたことがわかったんだ。知ってる?
女史 
ジャパンライフって、悪質なマルチ商法で経営破綻した会社でしょう。
ネットでは散々拡散している話で、夕刊フジが同社の宣伝資料について報じてもいるのですが、山口隆祥元会長への「桜を見る会」(2015年)の招待状や、山口氏主催で自民党の二階俊博幹事長を囲む懇親会が開かれていて、そこに元朝日新聞政治部長やテレビ朝日「報道ステーション」でコメンテーターを務める政治ジャーナリストの後藤謙次氏、NHKの元解説委員で現名古屋放送局長の島田敏男氏、毎日新聞の元主筆、岸井成格氏(故人)らが集っていたことが記されていた。
夕フジは橘氏に直撃しているね。
編集者 
時事通信や日経新聞、読売新聞の関係者の名前もあった。
要するにマルチ商法の宣伝にメディア関係者も幅広く利用され、特に安倍首相を論(あげつら)ってきたメディア関係者が実はジャパンライフにどっぷり浸かっていた、という話は注目です。         
女史 
説得カゼロじゃん。
「桜を見る会」で安倍氏を批判したけど、自分達はどうなの?って話じゃない。
教授 
そう。
ひどいのは朝日もテレ朝も一方で私物化だ、説明せよと安倍首相を追及しつつ、政治部長経験者が顧問になり、懇親会への出席について十分な説明をしていないことですよ。
テレビ朝日広報部は自局では後藤氏について報じていないと認めつつ「今後については、番組制作上のことでありますので、お答えを控えます」で済ませています。
それで安倍政権を批判するつもりなんですかね。
「お前がいうな!」となるんじゃないですかね。
先生
オレが一番驚いたのはジャパンライフが、消費者庁から行政指導を受けていた2014年当時、橘氏は顧問抖を受け取っているんだが、そのことを夕刊フジに質された橘氏は「『新聞を読んでいないのか』と言われそうだが、知らなかった」と堂々と激白してるんだぜ。
オイ、もうオレは目眩がしたぞ。
編集者 
ちなみに産経新聞の元幹部の名前はなかったそうです。
先生 
清廉潔白じゃん、すごいなあ、さすが産経!
編集者 
きっと、ジャパンライフは産経幹部を取り入るほどの利用価値がないと判断したのか、歯牙に掛けるに値しないと思われたのか、いずれにしても、相手にされてないんですよねえ。
そう自分で言ってしまうと、1人前に取り扱われてないようで、ちょっぴり寂しく哀しい響きもありますけど…。
教授 
最後に年末年始なんだし、2019年の流行語大賞も考えておきましょうか。今年の流行語大賞は「ONE TEAM」でしたね。
先生 
なぜ、これほど今年、ラグビーが盛り上がり、にわかファンが増えたのか。
もちろんワールドカップで日本代表が頑張ったことがまず大きいよ。でもオレは、TBSの日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」の影響もあった、と思う。
ラグビーの面白さや素晴らしさといったものをワールドカップを“予習”する形でドラマで取りあげたことが、あれだけの盛り上がりにつながったことは間違いない。
ひとつのドラマがブームに火を点けたともいえる話で、メディアの表現がどれほど力があるか、そしていかに大事か。
そういうことを実感させられた一年だったとオレは思うぞ。

 

 


当たり前だろ。彼は憲法改正に反対する急先鋒の護憲論者で、自衛隊のPKO派遣にもずっと反対し、自衛隊や軍隊にも極めて侮蔑的な言葉を並べ続けた人物だった。

2020年01月10日 17時25分52秒 | 全般

以下は前章の続きである。
「朝生」はもはや役割を終えた
先生 
話は戻るが、そんななか、辛坊治郎はまあよく頑張っているんじゃないかな。
以前も「桜を見る会」を取り扱った回で「野党とマスコミは馬鹿だ!」と発言したことがあった。
全くその通りだが、猛烈な批判を浴びて局側か「発言を取り消すように」となった。
ところが、辛坊は受け容れたくなかったようで、番組の最後に「局が取り消せといっているのでお詫びします」だって。
神対応とまではいわんが、悪くないだろ。
編集者 
そう。以前、出演者の発言を局が判断して勝手に謝るのってどうなの?と取りあげましたが、この場合、正にポリティカルコレクトネスそのもの。局がそれを出演者に押しつけている話ですからね。あくまでも発言した辛坊氏本人に対応させたのはまず的確だし、さらに、辛坊氏は自分では謝りたくなかったと意思表示もできた。局の“圧力”で謝っていますと、明るみに出して、局に与したのではないと、チクリとやったのも良かったね。
女史 
一方でテレビ朝日の11月19日放送「朝まで生テレビ」では「べネッセが下村博文元文科相に2000万円の献金をしている」と田原総一朗氏が発言して波紋が広がりました。
事実無根の発言にべネッセ、下村博文はカンカンで、テレ朝は「ベネッセから下村議員へのそのような献金はありませんでした。訂正するとともにベネッセならびに下村議員、視聴者の皆様にお詫びします」と番組ツイッターで謝罪しました。
でも田原氏はスルーしているんだよねえ。
先生 
問題は田原氏による「真偽不明の言い放し」は今に始まったことじゃないってことさ。
最も罪深い過去の発言でいえば「横田めぐみは死んでいる」だよ。
最近の朝生ってほころびが目立っていて、もう終わってないか?
編集者 
局が勝手に謝ったのなら、田原氏を蔑ろにしたことになるし、話し合ってこんな対応なら田原氏は局に対応を押しつけてないか?
九条は中村氏の命を守ったのか?
先生 
ところで、アフガニスタンで亡くなった医師、中村哲の報道もひどいな。
編集者 
中村氏は、現地の人々に感謝されていたんじゃないでしょうか? 
日本人として誇りに思うという反応も多かったようですが。
先生 
オレは亡くなった人や遺族らに「ざまあみろ」などというつもりはない。
彼の取り組みも全否定はしない。
だがな、彼が今までどんな発言をしてきた人物なのか、は忘れてもらっては困るぜ。
女史 
武力に守られた支援は歓迎されない、という「憲法九条」的な思考をする人ってこと?
先生 
そう。アフガニスタンという危険な地域で、「吾が身が『憲法九条』に実際に守られてきたことを肌身に感じています」などと憲法九条の“ご加護”を堂々と囗にしていた。
女史 
やっぱり、そうじゃなかった、ってことだよね。
先生 
当たり前だろ。彼は憲法改正に反対する急先鋒の護憲論者で、自衛隊のPKO派遣にもずっと反対し、自衛隊や軍隊にも極めて侮蔑的な言葉を並べ続けた人物だった。
岩波書店の「憲法滂変えて戦争に行こう という世の中にしないための18人の発言」というブックレットがあるが、彼はその巻頭を飾っていた。
オレは「憲法九条は、あなたを守ってくれませんでしたね」と質したい気分だよ。
編集者 
アフガニスタンの航空会社が機体の尾翼に中村氏の顔をデザインして彼の功績を称えていたりします。彼が現地に水を引く活動が人々から感謝されているのは間違いない話だと思いますよ。
先生 
そこは全否定はしないよ。でもな、「憲法九条が自分を守っている」なんて平気で言っているけど、実際、彼のもとにいた部下は殺されているじゃないか。
アフガニスタンは「渡航を止める」よう待避勧告が、ずっと出されている地で、中村はそれを無視して現地に入って命を落としている。
それって自己責任じゃないのか。
今回、どうしてそういう声がひとつも出ないんだよ。
ましてなぜ、彼が英雄扱いされているのか。オレにはさっぱりわからん。
女史 
これから彼は護憲派の殉教者のように神俗化されていくんだろうな!。
先生  
個人として立派とか、活動は評価されるべきだとか、いろいろ言う人はいるだろう。それはそれでいい。
だがな、少なくとも彼の政治的発言を含めて神格化など絶対すべきじゃない。そこは譲らんぞ。
教授 
例えば訪日したローマ教皇。彼も「お花畑」的な数々の仰天発言を残しましたよ。
編集者 
「北京が好きで、中国に行きたい」とかね。
みんな目が点になって下向いてたらしいっすよ。
先生 
ウイグル人も香港人も、どんな思いで聞いただろうな。
彼は日本に来たときも「核はダメだ!」と言っていたし。
余計なお世話だ、お前の大好きな中国に行ってそのセリフを言え! と言いたくなったぞ。
教授 
カトリックの知識人は保守の世界にもいて、曽野綾子さんや故・渡部昇一さんが代表格ですが、政治家では麻生太郎氏、山谷えり子氏とか案外多いんですよね。
そういう保守派のカトリック教徒のみなさんは、今回の教皇の発言をどんな思いで聞かれていたのか、知りたいですね。
この稿続く。


日中で何かゴタゴタがあると、彼はテレビ各局を渡り歩いては北京の言い分を日本の電波で発信する役割を負っている、有名な中国人学者の一人だよ。

2020年01月10日 16時58分38秒 | 全般

以下は、今、発売中の月刊誌正論、メディア裏通信簿、からである。
中国は人間としての問いに誠実に答えよ!
先生 
BS日テレが十二月五日、ウイグル人の問題を取りあげた。
今日はこの話から始めよう。辛坊治郎氏がアンカーを務める「深層NEWS」に在日ウイグル人、アフメット・レテプ氏と中国社会科学院教授で福井県立大学、凌星光名誉教授か出てきて“対決”していた。
なかなか見ごたえがあったが、見たか?
女史 
見た見た。評論家の石平さんやキヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦さんもいたけど、凌さん、終始ボコボコにされてたよね。
編集者 
ウイグル人が大量に収容されている「強制収容所」の写真を示されても凌氏は「職業再訓練のセンターです」。涼しい顔でうそぶいていましたが、辛坊氏にまで「こりゃあ、どうみても刑務所ですよ!」と、突っ込まれてタジタジになってた。
凌さん、最初は「私は北京の回し者です!」って顔に書いてあるようなふるまいだったんだけど、周囲の“猛攻撃”に撃沈に次ぐ撃沈で、ついには「改善すべきところもある」ですって。
「改善じゃないよ、ヤメなきゃ!」つて突っ込みたくなりましたけど。
女史 
凌さんも、ちゃんと「回し者」としてふるまう姿をテレビで見せとかないと、中国に戻ったら、自分の身に危険が迫るんでしよ。
どんなに白々しくても、そうふるまう以外ないんだろうね、きっと。
先生 
彼は中国社会科学院の所属で、むしろ「当局者」であり、当事者に近い。
この問題に限らないが、日中で何かゴタゴタがあると、彼はテレビ各局を渡り歩いては北京の言い分を日本の電波で発信する役割を負っている、有名な中国人学者の一人だよ。
問題は、彼のウソを悪びれもせず、そのまま垂れ流す、不見識なテレビ局だとオレは思うぞ。
「深層NEWS」はまだ頑張っていたからいいが、彼が出てきて自説を延々と展開してお終い、なんて局もあるからなあ。
編集者 
つまり相手の言い分を垂れ流すことで外国勢力に加担してるってことですよね。
先生 
そう。彼はいわば「テレビ各局御用達」の「お約束の人」なんだよ。彼だけじゃないけどね。
東洋学園大学教授の朱建栄なんかもそうで、彼なんて中国に帰国したときに、身柄拘束されたなんてこともあっただろう。
女史 
「強制収容所」…じゃなくって「職業再訓練センター」でやっていることだって「中国語を勉強すること、二つ目が法律の勉強で、三つ目が職業訓練、三段階で過激派の思想をのぞいていく」とか堂々と言ってんだよね。
それって「私たち思想統制、思想改造やってま~す」って認めたようなもんじゃない! 
職業訓練を通じた過激派の思想の除去…にしてもそうで、それって一体どんな職業訓練なんだろ、もう意味わかんない。
喋っている内容だけでも十分ひどいし、アウトじゃん。何でそれで誤魔化し切れたような涼しい顔できるんだろ? 理解不能。
先生 
一方、在日のウイグル人の悲痛な叫びは、胸が痛むものだった。
大体、彼のお父さん、農業を営みながら子供を育て、七十歳を迎えた高齢者なのに、何で今さら「職業訓練」なんだよと食い下がっていた。
凌も説明がつかないから、最後は泣きそうな顔していたなあ。
女史 
たださ、こういう番組を地上波テレビでこそ、もっとやらないと。
正論で取りあげた漫画家、清水ともみのウイグル人の惨状を描いた漫画だってNHKは取りあげていた。けど、それってラジオなんだよね。地上波テレビじゃ「中国に不都合なこと」には触れないつもりかな。
編集者 
清水さんの漫画についていえば、日テレの「スッキリ!」が取材して、清水さんも関係者に告知して放送を心待ちにしていたのに、当日になってパーになってしまった。
まあ、生番組だし編成が時々刻々変わるのは仕方ないけど、とてもスッキリしてない話でした。
女史 
以前はもっと露骨な中国への配慮が見られたんだよ。TBSの「筑紫哲也のNEWS23」なんて映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」を、なんと「中国政府によるチベットの自治権拡大を描いた映画」と紹介したことがあったしね。
実際の映画は中国によるチベット侵攻を描いているのに「侵略」という言葉は使いたくなかったんだろうねえ。忖度もいいとこ。
今と違って、ネットも発達してなかったから、突っ込まれて炎上劇なんてことはなかったけど、今じゃ中国への忖度や気遣いは、瞬時にネットで駆け巡るでしょう。
メディアの姿勢は相変わらずだけど、少し状況は良くなっているんじゃないかな? 
先生 
それはどうかな。映画「空母いぶき」では、原作は二〇XX年に中国の工作員が沖縄県の尖閣諸島に上陸、事態がエスカレートして中国人民解放軍が先島諸島を占領し、日中の武力衝突が起こる、という話だった。それが映画では、全然違う話に改変されていた。
中国に厳しい話をスポンサーは嫌う傾向にあって、それが影響して、こんなことになったらしいぞ。決して状況が好転しているとはオレには思えない。
編集者 
確かに人類史に残るような無茶苦茶な人権侵害が、今正に現在進行形なのに、メディアもあまり盛り上がらない。国会では非難決議すらない。それどころか、弾圧している中国の国家主席を国賓として招くというんでしょう。
教授 
そうですね。真面目に向き合っておらず、見て見ぬふりしている。由々しい事態ですよ。中国の顔色をうかがう空気はますます支配的になって、これから、中国の覇権が強まるにつれて言論空間はもっと息苦しいものとなっていく。そういうヤな予感がありますね。
編集者 
さっきも出てきた清水さんの漫画は、共同通信も配信して、これは結構拡散していた。だけど、他の大手メディアはなあ。安倍晋三首相の記者会見で習近平氏を国賓で招くことを質していたのは、何と外国メディアのみだったでしょう。首相の回答なんて明らかに不十分なのに、誰も食い下がってなかった。惨憺たる状況ですよ。
先生 
国賓となると、天皇陛下が頭を下げる話になるし、天安門事件の後、上皇陛下が訪中されましたが、それが中国に利用されてしまった苦い経験があるだろ。ふだん「人権人権」といっている奴らは、今のこの圧倒的人権蹂躙をスルーするつもりか。いかがわしいぞ。
この稿続く。


地方自治体は暴力団まがいの解放同盟に恐れをなして萎縮し、解放同盟に巨額の補助金を拠出してきた歴史もある

2020年01月10日 16時41分59秒 | 全般

以下は月刊誌正論今月号の特集、内から日本を蝕むもの、に、スイスで左翼NGOを仕切る「反差別国際運動」、と題して掲載されている勝岡寛次氏の論文からである。
本稿で勝岡氏は国連で日本を貶める活動をしている主体がIMADRである事を実証してくれている。
このIMADRについては数年前に検索していた時に偶々発見した事は読者は御存知のとおり。
それまで私が全く知らなかった様に日本人の99%が知らなかったはずである。
だからこそ日本国民は今すぐに最寄りの書店に購読に向かわなければならない。
何故なら朝日等を購読しNHKを視聴しているだけでは何も分からないからである。分からない=沈黙している事は悪を増長させるだけだからだ。
市民団体を仕切る 
「反差別国際運動」(略称IMADR、イマダーという団体がある。国連を利用する左翼NGOにとっては、総元締のような存在だ。 
「反差別国際運動」は、解放同盟の呼びかけで1988年に設立された国連人権NGO(非政府組織)である。 
民族派もしくは保守NGOも最近は左翼NGOに対抗して、国連に足繁く通うようになったが、そこでぶつかる最初の関門がこの「反差別国際運動」なのである。
保守NGOが国連の委員会に出席しようとしても、《現地で日本の市民団体の動きを取り仕切っているリーダー格の団体に話が通って
いないということで、会議から締め出されて》しまうのだという。 
例えば、なでしこアクション代表の山本優美子氏は、次のように言う。 
《「今回の委員会をコーディネートする日本のNGOの代表とやりとりしてください」と言われて連絡してみると、解放同盟なのですね。そこが日本側の参加団体を取りまとめています。彼らは「反差別国際運動」という国連の正式なNGOとして登録しています》(『国連が世界に広めた「慰安婦=性奴隷」の嘘』) 
何故、解放同盟が国連で日本のNGO団体を牛耳っているのだろうか。
IMADRはいかにして、今日のような大きな影響力を国連で行使するようになったのか。
左翼NGOを手引きした人物
解放同盟は、戦前の全国の流れを汲む団体の一つである。
昭和21年結成の解放全国委員会を、昭和30年に解放同盟と改称した。 
初代委員長、松本治一郎が社会党から立候補して参院議員になったこともあり元々社会党の影響力が強かったが、昭和40年代以降多くの幹部が、解放同盟の切り崩しを図った自民党の「同和対策事業」に取り込まれ、共産党系幹部との内部闘争が激化した。 
結局、後者は昭和45年に解放同盟を脱退し、昭和51年、全国解放運動連合会(全解連)を結成する。
その後も、社会党系の解放同盟と共産党系の全解連は激しく対立したまま、今日に至っている。 
解放同盟は、昭和44年に成立した同和対策事業特別措置法により、国内では頭打ちになった運動の打開を図るべく、1976年以降は国連と接触し、解放運動の国際化を模索する。
その過程で出会ったのが、ジュネーブの国連欧州本部にいた国連人権担当官・久保田洋であった。 
当時の日本では、NGOというものはまだ殆ど知られておらず、久保田は国際会議の場でNGOの働きかけが重要であるということを、1980年代初頭から事あるごとに説いて回っていた。 
例えば、次のようにである。 
《国連NGOになれば、人権諸会議への出席は元より、そこでの発言権、書面提出権も認められている。その活動範囲は、思いのほか広いのである。(中略) 
ところが、現在まで日本からは、そのような経済社会理事会登録のNGOになり国連人権会議に代表を送り国際的な人権保障活動に積極的に参加しようとする民間団体はひとつもない。(中略)たとえ未登録NGOであっても、国連に対して人権侵害に関する申し立てを提訴することもできるし、会議場での傍聴も許されるし、ロビイングの余地もある。(中略)ところが、国際会議の場でNGOの慟きかけが重要であるということは、日本では、まったくといっていいほど知られていない》(久保田洋「国連の人権保障活動におけるNGOの役割」、『国連』六二(二)
久保田は多くのメティアで同様のことを主張し、国連におけるNGO活動の重要性を熱っぽく語った。
久保田の具体的な提言は、国連を通じて解放運動の広がりを模索していた解放同盟にとっては、正に“渡りに船”であった。 
久保田の助言によって解放同盟が「反差別国際運動」を設立するのは、1988年1月のことである(理事長は解放同盟中央執行委員長の上杉佐一郎)。
久保田は翌1989年6月、自動車事故により急逝したが、IMADRにとって久保田は、正に“生みの親”であったと言える。 
TIMADRの事務局長だった友永健三は、その訃報を悼む文章の中で《氏の協力と助言がなければ、解放同盟や解放研究所による、今日のような活発な国際連帯活動はなかった》「『解放』二九九)と明言しているし、IMADR結成当初、唯一の事務局員だった鈴木美恵子は人日本のなかのマイノリティの人たちが、83年ぐらいから、ジュネーブの人権小委員会に行くようになるのですけれども、そのころから久保田さんがジュネーブにくる人たちにいろいろアドバイスを与えたりしていた》(『国連・NGO実践ハンドブック』)と証言している。 
久保田はIMADRの創設に尽力し、その英文機関誌“peoples”創刊号の編集にも携わるほどだった。 
IMADRと時を同じくして、日弁連(日本弁護士連合会)も久保田と頻りに接触し、「国連という場を利用して何ができるか」を模索していた。
久保田は「反差別国際運動」と日弁連に対して、国連への“橋渡し役”を自ら買って出ることにより、後の慰安婦騒動や左翼NGOの国連利用の種を蒔いた「張本人」、と言えるだろう。
MADRの登録への反対勢力 
しかし、IMADRの「国連NGO」登録はすんなりとはいかなかった。 
それを猛烈に妨害する勢力がいたからである。
それが解放同盟の「天敵」、共産党系の全解連であった。
全解連は国連NGOの登録審査が行われるジュネーブまで乗り込み、《「反差別国際運動」の主体である「解同」が暴力主義団体である事実》を執拗に訴えた。 
このことは、多少の説明が必要かもしれない。
今日でこそ解放運動は下火になっているが、解放同盟は全国結成時以来の《我々に対し及び特殊民等の言行によって侮辱の意思を表示したる時は徹底的糾弾を為す》という闘争方針によって、しばしば暴力沙汰を惹き起してきた歴史がある。
地方自治体は暴力団まがいの解放同盟に恐れをなして萎縮し、解放同盟に巨額の補助金を拠出してきた歴史もある(高木正幸『新・同和問題と団体』等を参照)。 
全解連の「反差別国際運動」国連NGO登録妨害工作は、一定の成果を挙げたように思われる。
というのは、1989年の第1回審査でも、1991年の第2回審査でも「継続審査」となって登録は見送られ、IMADRは苦杯を舐めているからである。
ジュネーブ事務所の設置が奏功
しかし、最終的には「反差別国際運動」は全解連の妨害工作をはねのけ、「3度目の正直」ではないが、第3回審査をクリヤーして、1993年3月に待望の国連NGOとしての協議資格(ロースターと言われる正式な資格)を取得した。 
これは、一つには1991年にジュネーブにIMADRの事務所を置き、専従の事務局員(レベッカ・マーティンソン、後に田中敦子)を常駐させたことが大きい。
今日、日本のNGOがジュネーブの国連本部に行けば、必ずTIMADRのお世話にならなければならないようになっているのも、この時以来、TIMADRがジュネーブに常駐して国連ロビー活動を繰り広げてきた、その「成果」と言えるだろう。 
解放同盟中央女性運動部長の山崎鈴子は、次のように言う。 
《私はニューヨークに3回、ジュネーブに1回行きましたが、そこでIMADRの役割をすごく感じたんですね。協議資格を持っていることの大きさというか、事前に攵性差別撤廃委員会のメンバーが持っている問題意識を全部調査してくださっていて、あの委員には教育の問題がいいとか、DVの問題がいいとか、私たちにそういう情報を全部提供してくださって。そういうことが、日本政府に対する厳しい勧告として出てきたんだと思います》(『解放』七六二) 
委員一人ひとりの「問題意識」まで情報として把握した上でロビー活動をする、こういう木目の細かさは、国連の委員会が開かれる度に日本から足を運ぶくらいでは、出来るものではない。
やはり現地に事務所を持ち、常駐の事務局員がいてこそのことである。 
国連は左翼NGOの“巣窟”になっているという批判を、最近チラホラと聞くが、それにはそれなりの理由と歴史がある。
IMADRは正にその先駆的役割を果してきたのである。

この稿続く。


国家のやること為すことは、全て「悪」だという先入観に囚われているから、戦前の日本「国家」の人種差別撤廃提案の世界史的意義などはてんで認めない。

2020年01月10日 10時16分17秒 | 全般

以下は前章の続きである。
久保田の「遺志」はどこへ? 
国連人権担当官であった久保田が、IMADRと日弁連に国連を利用する方法を教えた「張本人」だと書いたが、久保田自身は決して左翼ではない。
そのことは、彼が遺著の中で次のように述べていることからも判る。 
《アメリカのインディアンたち、先住民の諸グループでも、右から左までいろいろな勢力がそれぞれ国連NGO協議資格を取っている。意見が違っていても、同じ事柄を扱うNGOは、よりよきライバルとして、中身で競争すべきである》(『人間の顔をした国際学』) 
もし彼が今も生きていたと仮定して、日本から保守派のNGOが行けば、彼はIMADRのような排斥的な態度をれるだろうか。
筆者はそうは思わない。
彼はIMADRや日弁連に与えたと同様の便宜を、保守NGOにも与えてくれるだろう、と筆者は考える。 
日本は1919年、第一次世界大戦後に、世界で初めて「人種差別撤廃提案」を国際連盟に提出した、輝かしい歴史を持っている(理不尽な方法で否決されたが)。
これは、解放同盟の前身である全国の結成(大正12年、1922)以前のことだ。
日本は、今から丁度百年前に「反差別」の旗を世界に対して堂々と掲げた、世界で最初の国なのだ。 
しかし、「反差別国際運動」の設立趣意書を見ても、そのことには一言も触れていない。
重大な歴史の隠蔽をしている。
何故か。 
IMADRは左派イデオロギーに毒されているから、反国家的な歴史認識を持っている。
国家のやること為すことは、全て「悪」だという先入観に囚われているから、戦前の日本「国家」の人種差別撤廃提案の世界史的意義などはてんで認めない。
だからそのことは事実としては知りつつも、敢えて無視して憚らないのだ。 
だが、久保田は違う。久保田は「反国家」思想の持ち主ではない。
それは、次の文章を読むと判る。 
《国際的なNGOの役割の重要性はいくら強調してもしすぎることはない。とはいえ、これらのNGOは、アンチ・ガバメンタル・オーガニゼーション(反政府団体)ではなく、ノン・ガバメンタル・オーガニゼーション(非政府間国際機構)であることを確認しなければならない)《たとえば、アムネスティなどでも、会員やそれぞれの支部は、自国の人権侵害状況は原則として取り上げない方針を立てている。(中略)ともかく、日本政府の代表団と一般的協調関係を保つことは重要である》(久保田、前掲書) 
だから、久保田は戦前の日本国家の歴史も正当に評価する。
歴史認識が、IMADRなどとは全く異なっているのだ。
例えば、IMADRが隠蔽した人種差別撤廃提案についても、久保田は生前にこう書いている。 
《第一次世界大戦後、国際連盟が作られた時、日本の代表は人種万別を禁止する規定を連盟規約の中に人れるべく提案した(中略)その昔、日本人が、その時の列強に対して、一国で、非差別の原則の確立を主張した伝統をよびおこし、経済貿易黒字国であるだけでなく、人権黒字国として、世界の新しい歴史作りにいささかでも貢献することを祈るものである》(久保田洋「反差別国際運動に期待する」、『ヒューマンライツ』(10) 
久保田は漫然とこの文章を書いたのではない。
久保田は「反差別国際運動」の“生みの親”だと先に書いたが、その「生みの親」が「生まれてくる子供」に対して、TMADRは“かくあれかし”と「期待」を込めて、「祈り」を込めて書いた文章なのである。 
しかし、IMADR設立に寄せた久保田のこの「期待」は、見事に裏切られた。 
今日、TIMADRは右派NGOに対しては極めて排他的な態度を取っているが、これは久保田の「遺志」には明らかに反したことなのである。 
とはいえ、国連と彼らの関係は、30年という年月をかけて、営々として築かれてきたものである。彼らは30年かけて、今日の運動形態を模索し、国連を最大限利用してきたのである。とするならば、保守派のNGOがそれと同じことをやろうと思えば、やはりこれと同じ位の年月はかかる、と見なければならない。 
TIMADRの運動は「他山の石」であり、我々がそこから学ぶべきことは多い。
〈詳しくは拙稿「『反差別国際運動』(IMADR)は如何にして国連NGO資格を取得したか」『歴史認識即迦研究』第5号、令和元年秋冬号を参照されたい〉


何故、部落解放同盟が国連で日本のNGO団体を牛耳っているのだろうか。

2020年01月10日 10時09分40秒 | 全般

以下は月刊誌正論今月号の特集、内から日本を蝕むもの、に、スイスで左翼NGOを仕切る「反差別国際運動」、と題して掲載されている勝岡寛次氏の論文からである。
本稿で勝岡氏は国連で日本を貶める活動をしている主体がIMADRである事を実証してくれている。
このIMADRについては数年前に検索していた時に偶々発見した事は読者は御存知のとおり。
それまで私が全く知らなかった様に日本人の99%が知らなかったはずである。
だからこそ日本国民は今すぐに最寄りの書店に購読に向かわなければならない。
何故なら朝日等を購読しNHKを視聴しているだけでは何も分からないからである。分からない=沈黙している事は悪を増長させるだけだからだ。
市民団体を仕切る 
「反差別国際運動」(略称IMADR、イマダーという団体がある。国連を利用する左翼NGOにとっては、総元締のような存在だ。 
「反差別国際運動」は、解放同盟の呼びかけで1988年に設立された国連人権NGO(非政府組織)である。 
民族派もしくは保守NGOも最近は左翼NGOに対抗して、国連に足繁く通うようになったが、そこでぶつかる最初の関門がこの「反差別国際運動」なのである。
保守NGOが国連の委員会に出席しようとしても、《現地で日本の市民団体の動きを取り仕切っているリーダー格の団体に話が通って
いないということで、会議から締め出されて》しまうのだという。 
例えば、なでしこアクション代表の山本優美子氏は、次のように言う。 
《「今回の委員会をコーディネートする日本のNGOの代表とやりとりしてください」と言われて連絡してみると、解放同盟なのですね。そこが日本側の参加団体を取りまとめています。彼らは「反差別国際運動」という国連の正式なNGOとして登録しています》(『国連が世界に広めた「慰安婦=性奴隷」の嘘』) 
何故、解放同盟が国連で日本のNGO団体を牛耳っているのだろうか。
IMADRはいかにして、今日のような大きな影響力を国連で行使するようになったのか。
左翼NGOを手引きした人物
解放同盟は、戦前の全国の流れを汲む団体の一つである。
昭和21年結成の解放全国委員会を、昭和30年に解放同盟と改称した。 
初代委員長、松本治一郎が社会党から立候補して参院議員になったこともあり元々社会党の影響力が強かったが、昭和40年代以降多くの幹部が、解放同盟の切り崩しを図った自民党の「同和対策事業」に取り込まれ、共産党系幹部との内部闘争が激化した。 
結局、後者は昭和45年に解放同盟を脱退し、昭和51年、全国解放運動連合会(全解連)を結成する。
その後も、社会党系の解放同盟と共産党系の全解連は激しく対立したまま、今日に至っている。 
解放同盟は、昭和44年に成立した同和対策事業特別措置法により、国内では頭打ちになった運動の打開を図るべく、1976年以降は国連と接触し、解放運動の国際化を模索する。
その過程で出会ったのが、ジュネーブの国連欧州本部にいた国連人権担当官・久保田洋であった。 
当時の日本では、NGOというものはまだ殆ど知られておらず、久保田は国際会議の場でNGOの働きかけが重要であるということを、1980年代初頭から事あるごとに説いて回っていた。 
例えば、次のようにである。 
《国連NGOになれば、人権諸会議への出席は元より、そこでの発言権、書面提出権も認められている。その活動範囲は、思いのほか広いのである。(中略) 
ところが、現在まで日本からは、そのような経済社会理事会登録のNGOになり国連人権会議に代表を送り国際的な人権保障活動に積極的に参加しようとする民間団体はひとつもない。(中略)たとえ未登録NGOであっても、国連に対して人権侵害に関する申し立てを提訴することもできるし、会議場での傍聴も許されるし、ロビイングの余地もある。(中略)ところが、国際会議の場でNGOの慟きかけが重要であるということは、日本では、まったくといっていいほど知られていない》(久保田洋「国連の人権保障活動におけるNGOの役割」、『国連』六二(二)
久保田は多くのメティアで同様のことを主張し、国連におけるNGO活動の重要性を熱っぽく語った。
久保田の具体的な提言は、国連を通じて解放運動の広がりを模索していた解放同盟にとっては、正に“渡りに船”であった。 
久保田の助言によって解放同盟が「反差別国際運動」を設立するのは、1988年1月のことである(理事長は解放同盟中央執行委員長の上杉佐一郎)。
久保田は翌1989年6月、自動車事故により急逝したが、IMADRにとって久保田は、正に“生みの親”であったと言える。 
TIMADRの事務局長だった友永健三は、その訃報を悼む文章の中で《氏の協力と助言がなければ、解放同盟や解放研究所による、今日のような活発な国際連帯活動はなかった》「『解放』二九九)と明言しているし、IMADR結成当初、唯一の事務局員だった鈴木美恵子は人日本のなかのマイノリティの人たちが、83年ぐらいから、ジュネーブの人権小委員会に行くようになるのですけれども、そのころから久保田さんがジュネーブにくる人たちにいろいろアドバイスを与えたりしていた》(『国連・NGO実践ハンドブック』)と証言している。 
久保田はIMADRの創設に尽力し、その英文機関誌“peoples”創刊号の編集にも携わるほどだった。 
IMADRと時を同じくして、日弁連(日本弁護士連合会)も久保田と頻りに接触し、「国連という場を利用して何ができるか」を模索していた。
久保田は「反差別国際運動」と日弁連に対して、国連への“橋渡し役”を自ら買って出ることにより、後の慰安婦騒動や左翼NGOの国連利用の種を蒔いた「張本人」、と言えるだろう。
MADRの登録への反対勢力 
しかし、IMADRの「国連NGO」登録はすんなりとはいかなかった。 
それを猛烈に妨害する勢力がいたからである。
それが解放同盟の「天敵」、共産党系の全解連であった。
全解連は国連NGOの登録審査が行われるジュネーブまで乗り込み、《「反差別国際運動」の主体である「解同」が暴力主義団体である事実》を執拗に訴えた。 
このことは、多少の説明が必要かもしれない。
今日でこそ解放運動は下火になっているが、解放同盟は全国結成時以来の《我々に対し及び特殊民等の言行によって侮辱の意思を表示したる時は徹底的糾弾を為す》という闘争方針によって、しばしば暴力沙汰を惹き起してきた歴史がある。
地方自治体は暴力団まがいの解放同盟に恐れをなして萎縮し、解放同盟に巨額の補助金を拠出してきた歴史もある(高木正幸『新・同和問題と団体』等を参照)。 
全解連の「反差別国際運動」国連NGO登録妨害工作は、一定の成果を挙げたように思われる。
というのは、1989年の第1回審査でも、1991年の第2回審査でも「継続審査」となって登録は見送られ、IMADRは苦杯を舐めているからである。
ジュネーブ事務所の設置が奏功
しかし、最終的には「反差別国際運動」は全解連の妨害工作をはねのけ、「3度目の正直」ではないが、第3回審査をクリヤーして、1993年3月に待望の国連NGOとしての協議資格(ロースターと言われる正式な資格)を取得した。 
これは、一つには1991年にジュネーブにIMADRの事務所を置き、専従の事務局員(レベッカ・マーティンソン、後に田中敦子)を常駐させたことが大きい。
今日、日本のNGOがジュネーブの国連本部に行けば、必ずTIMADRのお世話にならなければならないようになっているのも、この時以来、TIMADRがジュネーブに常駐して国連ロビー活動を繰り広げてきた、その「成果」と言えるだろう。 
解放同盟中央女性運動部長の山崎鈴子は、次のように言う。 
《私はニューヨークに3回、ジュネーブに1回行きましたが、そこでIMADRの役割をすごく感じたんですね。協議資格を持っていることの大きさというか、事前に攵性差別撤廃委員会のメンバーが持っている問題意識を全部調査してくださっていて、あの委員には教育の問題がいいとか、DVの問題がいいとか、私たちにそういう情報を全部提供してくださって。そういうことが、日本政府に対する厳しい勧告として出てきたんだと思います》(『解放』七六二) 
委員一人ひとりの「問題意識」まで情報として把握した上でロビー活動をする、こういう木目の細かさは、国連の委員会が開かれる度に日本から足を運ぶくらいでは、出来るものではない。
やはり現地に事務所を持ち、常駐の事務局員がいてこそのことである。 
国連は左翼NGOの“巣窟”になっているという批判を、最近チラホラと聞くが、それにはそれなりの理由と歴史がある。
IMADRは正にその先駆的役割を果してきたのである。

この稿続く。


It has been over 20 years that the UN and COP25 have been overlooking it.

2020年01月10日 09時45分51秒 | 全般

The following is the air pollution map today now = the map of countries emitting greenhouse gases.
China still has a one-fifth reduction in air pollution, or greenhouse gas emissions, compared to the last two decades to 2018.
The reason is not at all due to an increase in renewable energy, such as solar power generation.
In the first half of 2019, French and Japanese state-of-the-art nuclear power plants were completed and put into operation. As a result, the share of nuclear power in total power generation rose to tens of percent; that is, the closure of the weak coal-fired power plants is progressing.
But China is still an overwhelming greenhouse gas emitter with more than 1200 coal-fired power plants (and many of them with inadequate facilities).
Neither the UN, COP25 or Greta Thunberg know the facilities of China's coal-fired power plant are inadequate, and cannot compare with ultra-high-performance coal-fired power plants with Japanese-made ultra-high-performance exhaust gas purification equipment.
China has failed to improve these overwhelming coal power plants by far but has continued to devote enormous amounts of money to armed forces in an attempt to evil world domination.
That is the last 20 or so years.
It has been over 20 years that the UN and COP25 have been overlooking it.
The second place is only 200 units.
That isn't something that happened yesterday.
It has been the case for more than 20 years.
But neither the UN, COP25 or Greta Thunberg, for some reason, uttered a word about China.
The same goes for the Asahi Shimbun and NHK in Japan.
Nevertheless, they say that it is a crisis of the earth, a crisis of humankind, etc., and they are on top of all that they say that Japan is the culprit.


中国は、これでも2018年までの20数年に比べて大気汚染値=温暖化ガス排出量は5分の1に急減しているのである。

2020年01月10日 09時38分00秒 | 全般

以下は只今9時現在の大気汚染図=地球温暖化ガス排出国図である。
中国は、これでも2018年までの20数年に比べて大気汚染値=温暖化ガス排出量は5分の1に急減しているのである。
その理由は太陽光発電等の再生エネルギーが増加したからでは全くない。
2019年の前半に、フランス型、日米型、それぞれの最新鋭原発が完成し稼働を開始し、その結果、総発電量に占める原子力発電の割合が数十パーセントに上昇した…粗悪な石炭火力発電所の閉鎖が進んだからである。
だが中国は、今でも石炭火力発電所(しかも、その多くは粗悪な設備)が第二位の国が200台、中国は1200台超を保有している圧倒的な地球温暖化ガス排出大国なのである。
それは、昨日今日の事ではない。
この20年超、ずっとそうだったのである。
だが国連も、COP25も、グレタ・トゥーンベリも、何故か、中国の名前を一言も発して来なかった。
日本の朝日新聞やNHKも同様である。
それでいながら彼らは地球の危機だ、人類の危機だ等と言い、挙句には、日本が犯人だ等と言っている始末なのである。

 


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2020年01月10日 09時00分39秒 | 全般

1

トップページ

2

この本は日本のいわゆる進歩的知識人に反省を促す意味もあります。日韓の左派たちは連合してきました。

3

Bob Marley - Wait in Vain (with lyrics)

4

Bob Marley - High Tide or Low Tide (LYRICS)

5

歴史の検証で韓国の反日史観を喝破したこの本に、韓国歴史学会や慰安婦支援団体はいまだに反論できていない。

6

Bob Marley - Stir it up

7

Bob Marley - Wait in Vain (with lyrics)

8

Bob Marley - Satisfy my soul

9

Bob Marley - Could You Be Loved (HQ)

10

そこで荷風、「新聞記者にでもなろうか」と漏らした。が、まだ正義と人道を商品にするほど悪徳になれていないと思う。

11

Bob Marley -Buffalo Soldier

12

Bob Marley-Don't worry be happy

13

If you've seen it, it's no exaggeration to say that they have only one declaration to make.

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以下は本日6時現在の大気汚染図=地球温暖化ガス排出図である。

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「中国よ、世界制覇を目論んで、軍拡に費やしている莫大な予算を、即刻、地球温暖化ガスの排出ストップに回せ」

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記事一覧

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Some opposition parties have no policies, no political beliefs, no pride, but only malice.

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早速、それをパソコンに入れてみると、我々の10分間の会話と映像がバッチリ記録されていた。

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権威主義や個人崇拝を恥じないロシアや中国こそ、中世からよみがえった化け物である。

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以下は只今21時現在の大気汚染図=地球温暖化ガス排出国図である。

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En d'autres termes, aucun pays autre que la Chine n'a provoqué le réchauffement climatique

22

Bob Marley - Iron Lion Zion (Lyrics)

23

政策も政治信条も矜持も何もないが悪意だけはある一部野党と、とにかく政権をたたけるのであれば真贋(しんがん)も事の軽重、優先順位もどうでもよくなる左派マスコミ

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One Drop (1992) - Bob Marley & The Wailers

25

革命防衛隊の思考は逆だ。国内市場が海外と切り離されれば、国際条約や商慣行を順守して、外国企業と競争する必要もないから、市場支配が容易になるという理屈だ

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That isn't something that happened yesterday. It has been the case for more than 20 years

27

慰安婦問題をはじめ、土地収奪論も徴用工強制労働も日本発で'歴史の神話'がつくられてきたのです。そして結果的にそれは、日韓関係を悪化させる役割しかなかった

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以下はリアルタイムのベスト10である。

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実はバイデンが習近平と会って「10日後、息子ハンターの投資会社に国有支那銀行が15億㌦を預託した」というのだ。バイデンはカネで支那の言い分を呑んだ。

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bob marley -rastaman live up (letra Inglés)

31

Bob Marley & the Wailers - Easy Skanking

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この小泉が、松沢病院に入院歴があるということについては、小泉家の極秘事項になっている。

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car il n'y avait pas de classe, pas de conflit idéologique, pas de conflit religieux.

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記事通りにことが進めば、習近平政権が執念を燃やす国家補助によるハイテク国産化計画「中国製造2025」に日本の有機EL技術が飲み込まれることになる

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池田さんは「天才」だとライバル社のトップからも畏敬されていた。目標は巨人IBMへの対抗にとどまらない。

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Bob Marley - Roots Rock Reggae (With Lyrics)

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I will teach the people of the world as much as possible, though it is in my translation.

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国連に通い続けて肌で感じるのは、中国が国連人権理事会を意のままに操り始めているということだ。

39

実に、著者への敬意というものを欠く質問だった。「自由な言論活動」に無理解という意味で日本メディアの低級さを露呈した観があり、身の縮む思いがした。

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ピーター・シュワイザー『クリントン・キャッシュ』ではクリントン以降の民主党政権が露骨に外交でカネ儲けしてきた姿が描かれる。

41

以下は只今6時現在の大気汚染図=地球温暖化ガス排出国図である。

42

中国はこの状態でも2018年に比べれば5分の1なのである。劇的に減少した理由が2019年フランスの技術の最新型原発と日米の技術の最新型原発が稼働したからである事は既述のとおり

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En otras palabras, ningún país que no sea China ha causado el calentamiento global

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Mais cette année, ce sera l'année où les gens vous mépriseront.

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потому что не было ни класса, ни идеологического

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porque não havia classe, conflito ideológico, conflito religioso.

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수업, 이념적 갈등, 종교적 갈등이 없었기 때문입니다.

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No es nada, pero revisé el periódico de la mañana de otro periódico, pero de nuevo, fue molesto

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Mit anderen Worten, kein anderes Land als China hat die globale Erwärmung verursacht

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女性自衛官が歌うSuperfly『My Best Of My Life』

 


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2020年01月10日 08時30分57秒 | 全般

1

高報酬で迎え入れたものの、銀行内で手堅い業務をこなしただけの人物に投資の才覚があるはずもない

 

2

慰安婦問題をはじめ、土地収奪論も徴用工強制労働も日本発で'歴史の神話'がつくられてきたのです。

 

3

悪徳と気づかぬフリして過ごしてきた。まあ、真顔で正義を振り回すどこかのメディアよりはマシかな。

 

4

次に質問に立った朝日新聞の記者は、まさに朝日的なイデオロギーで詰め寄った。 

 

5

論理破綻やあからさまな墟が見抜かれても、目と耳をふさいでいるが、どんどん国民から見放されていく。

 

6

渡辺惣樹は「トランプは地滑り的大勝で再選を果たし、米民主党は日本の民主党と同じに崩壊する」と予言

 

7

「底知れぬ悪」や「まことしやかな嘘」…人類は、そういうものを克服するために、戦って来たのだから。

 

8

非常に政治的なグループによる強い主張が歴史を塗り替えてしまったと感じています。

 

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いまの文政権や与党を構成しているのは、小さいときから反日精神を訓練されてきた人々なのです

 

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ハイテク覇権を狙う中国にとって、市場原理主義に凝り固まった日本はまさに思うつぼにはまっている。

 

11

更田氏は全能の神か。独善的規制を押しつける正当性はどこにある。

 

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もし見た事があるのなら、彼らが発するべき宣言は、ただ一つであると言っても全く過言ではない。

 

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内から日本を蝕むもの…中国に「身売り」されるジャパンディスプレー…国家意識欠く官民ファンド

 

14

kein anderes Land als China hat die globale Erwä

 

15

通貨暴落や失業率の上昇で窮乏を強いられる庶民にツケを負わす構図で、革命体制の実態を物語る。

 

16

8年前、F35のチップ・ソリューションを開発したアメリカ人技術者と起業準備していた頃から、

 

17

Bloom

 

18

ドイツには民族同士の戦争がなかった。何より隣に中国のような強権国家がなかった。

 

19

合計して8億ドルである。この金額は当時のものであるので、貨幣価値を今の時代に換算してみる。

 

20

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21

That isn't something that happened yesterday

 

22

大量破壊兵器そのものを確認するのではなく、製造するための材料や物資が揃っていることを断定すること

 

23

beror på det värsta onda och det kan göra det.

 

24

筆者はNHKの放送後、九州国際高校と経営母体の日章学園トップへのインタビューを何度も申し入れた。

 

25

何のことはない他紙の朝刊紙面のチェックだが、やはり「またか」とうっとうしい心持ちとなった。

 

26

The United Nations should divide into two.

 

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the year that the people will look down on you

 

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「ホワイト国」で優遇措置で取引したもの。韓国は日本の優遇措置を不正に使って“闇営業”をしたのだ。

 

29

日本の左翼NGOが約40年にもわたって、嘘やでっちあげを基に国連で火種を作り、日本叩きを行い、

 

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Chinese NGOs and media repression

 

31

그것은 아무것도 아니지만 다른 신문의 아침 신문을 확인했지만 다시 성가시다.

 

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以下の…毎日の!大気汚染図は、ただの一度も放映しないNHK、

 

33

報酬は年1億円。尖閣のときと同じ落とし方だった。こうも露骨だとウクライナ検察も捜査に動く。

 

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以下は本日6時現在の大気汚染図=地球温暖化ガス排出図である。

 

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Democracy will disrupt the control of the CCP

 

36

[NHKスペシャル] AIでよみがえる美空ひばり | 新曲 あれから |

 

37

George Harrison - I'd Have You Anytime

 

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あれは大晦日の恒例行事、お祭りのようなものだから、何も言う必要もないものであるとしても。

 

39

紀平梨花 15歳 手紙R2(映画より抜粋、コーラス)

 

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このプロジェクトを仕掛けた人物は1974年に51歳の若さで亡くなった富士通の池田敏雄専務である。

 

41

Bob Marley - Who The Cap Fit

 

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筆者は、これまでに、国連での日本の左翼や韓国、中国によるでっちあげやデマを幾度となく現場で覆して

 

43

どこにでも造れてしまう。その結果、山梨県北杜市のように、山林を伐採した急斜面にソーラーパネルが乱

 

44

「自分には帰るべき朝鮮がない。なぜなら日本人だから」(『群像』昭和36年3月号)

 

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でもそうはいわない。結局はごまかしてるわけだよ...無謬主義ですね。

 

46

条約とは法的拘束力をもった国家間の約束であり、子供でさえ、約束を破ることが悪いことであることだと

 

47

対照的に韓国はウォン安政策をとり、半導体ではサムスン電子などが日本の各社を圧倒するようになり現在

 

48

but Mr. Lee answered this politely.

 

49

Bob Marley - Wait in Vain (with lyrics)

 

50

It was the same to win over as in the Senkaku.