七草農場Blog

中央アルプスの麓で、夫婦2人有機農業に奮闘中!

味噌仕込み

2020年03月31日 | Weblog
この時期味噌を仕込みます。
自分の育てた米で麹を起こして、自分の育てた大豆を煮て混ぜ合わせる。
まさに自家製100%!



コロナコロナの世の中ですが、質の良い発酵食をしっかり食べて体の免疫力をあげて
おくことは本当に大事だと思います。
我が家の三男坊がおなかが痛いと言い始め、梅酢をお湯で薄めて飲ませたら、
うまいうまい、とすっかり元気になりました。こんなばあちゃんみたいな民間療法が
すっと効く体って大事だよね!

さて味噌作りはこどもたちも手伝います。
大鍋で大豆をぐつぐつ煮て、ミンチャーでつぶします。
長男はかなりの戦力。次男坊、三男坊はまだまだミンチャーのハンドルが重い・・・。



つぶした大豆に麹と塩をしっかり混ぜて、味噌樽にばしっ!



その頃大豆を煮た大釜の下では美味しい物がしっかり仕込まれています♪



今日でようやく味噌仕込みは一段落。
今年は全部で約130㎏の味噌を仕込みました。これを開けるのは3年後です。


温床

2020年03月25日 | Weblog
この時期、苗を育てる温床を作ります。
温床の枠は何年かに1度作り直していて、今年は久しぶりに新しい竹を
切り出して一から作り直しました。



枠を縛って固定して、そこに稲藁をはさめて最後に切り揃えます。





我ながらいい出来。何年かに1度とはいえ、作り直すのは1人で黙々とやって
半日ちょっとはかかります。

「腐らないやつで作ればいいんじゃないの?」
と長男。

「それ言っちゃう?」
と私。

腐らない物で作ればいい、それは重々承知だけれど、やっぱりあえて土に還っていく
竹と藁で作りたいなあーと思っています。美しいしね。

さてそこに近所の落ち葉を大量に入れて米糠などを加えてどんどん踏み込んでいきます。



こうすると数日後に発酵して温度が上がっていきます。
発酵ってすごいなあー。

今日はこねたスペルト小麦のパンをこの温床に載せて発酵させて、
お昼はスペルトパン。大好評でした♪


鶏肉コロッケ

2020年03月23日 | Weblog
この時期になると何回かに分けて飼っている鶏をさばきます。
毎年一緒にやってみる、という人が何人か現れて一緒にさばきます。
鶏をさばくことは何度やっても複雑な気持ちになるけれど、鶏肉は
スーパーで買う鶏肉の味とは全く違います。それも毎年驚くことの1つ。
スーパーの水っぽいような、詰まっていない味はちょっとおそろしくさえあります・・・。

さて今年最後となった鶏をさばく日に、いつもうちの野菜を使ってくれている
リカーズイリタのシェフが来てくれました。
さすがシェフ、あんまり説明しなくてもスイスイさばいていました。
前回人が来た時はお昼にチキンカレーを作って好評だったのに、今回は
甘辛に煮たら、シェフの前で緊張したのかなんと焦がしてしまった!ショック!

と、それは置いておいて数日後の今日、うちの鶏肉入りのコロッケを作りました、と
シェフからプレゼントが!それと一緒に鶏ガラのスープと、そしてなぜか鶏肉とは関係
ないらしいカレーまで頂きました♪

さっそく今夜はカレーとコロッケ。(スープは明日のお楽しみ)



コロッケはセリのソースをかけて食べるようで、三男坊は「さすが料理の人だな」と
知ったようなことをエラそうに言いながらモリモリ食べていました。
写真が早く食べた過ぎてカレーのソースとごはんの見栄えをもっと良く盛り付ければ
良かった・・・しかも暗いけれど・・・
でもとても美味しく頂きました。

今はうちの野菜は冬休み中ですが、リカーズイリタはいつ行っても美味しい!
美味しい料理と日本酒が揃っています。ぜひお近くに行く時はお立ち寄りくださいね。


飯盒炊飯

2020年03月20日 | Weblog
春分の日。新しい始まりの日。

私たちが畑で玉葱の草取りをしている頃、三兄弟たちは何をしていたかと
言うと・・・。

お昼ごはんに向けて、飯盒炊飯していました!

私の兄が小学校の時に使っていた(という記憶の)飯盒。
兄弟の中で1番にアウトドア好きだった私が、どういう経緯で譲り受けたのか
1人暮らしになってからもなぜかこの飯盒をずーーっと持ち歩いていた。
大学の時なんて1回も飯盒なんて使わなかったけど、なんでか捨てずに持ち歩き
全国各地を転々として、今ここでまさかの我が息子達が米を炊いている、という
なんとも春分らしい?出来事。

「今頃炊いてるかな?」と言いながら畑から帰って来たら、三兄弟、なぜか
私の双眼鏡を勝手に持ち出してワイワイしている。

「あ、今母ちゃんたちが見えるかと思って覗いてた」だって。こういうのを
おバカ男子というのでは?
そして肝心の米は

「めっちゃうまく炊けたよ!」




とのこと。おこげも絶妙。よくやった!という訳でお昼は炊きたての飯盒のごはんになりました。
美味しい!これからもちょくちょくやってほしい。
山で昔遊んでいた竹やら木を薪にして炊いた、と長男。
米を火で炊けるって、人間としてなんだか大事な気がするよ。

お昼過ぎにやってきた友人が
「こういう暮らしをしていると、食べものは自分で作っててあるし、コロナだ
なんだって景気がガタガタになってもびくともしないよね!」
と力強く語っていた。まあびくともしなくはないけれど、確かに水があって米
があればなんとかしのげる世界にはいるのかも。
そういう彼女は学校が休みの長男が思いがけず戦力になりすぎて、このまま学校行かなくても
いいかも、って思うわ!って。それを聞いていた長男くんは微妙な顔だったけど(笑)

でも人っていざという時は火が焚ける所に暮らしていた方がいいよな、と
思ったりした今日の昼下がりの出来事でした♪




しいたけ菌打ち

2020年03月19日 | Weblog




コロナ騒ぎで我が家も毎日暇暇星人がウロウロ。しかし今の世の中って学校なしには
成り立たない家庭のシステムになっているんだなあー。
うちみたいな自営業の農家は何気に色々手伝ってくれるので大助かり、という一面も。
(昼ごはんだけ給食が出てくれれば・・・ぎゃーぎゃー兄弟げんかがなければ・・・)

昨日はしいたけのほだ木に菌打ち。インパクトで穴をあけ、菌駒を打っていく。
先頭に立ってやるのはもちろん長男。ただし長男は大のきのこ嫌い・・・。
しいたけをはじめ、きのこが食卓に並ぶと露骨に嫌な顔をする。なのに菌打ちは一生懸命
やるから笑える。
しいたけが出てくるのは数年後。今は昔菌を打ったきのこがたくさん採れています♪

そして午後は未だに自転車に乗れない(!)三男坊の自転車の練習。



いい加減に乗れた方がいいよ、としつこく言って渋々始める三男坊。
「オレ教え方まじ天才」とおっしゃる長男の指導の元、今日なんと5mくらいこげました。
すご!まじ天才?!がんばれ三男坊!