七草農場Blog

中央アルプスの麓で、夫婦2人有機農業に奮闘中!

2010年12月30日 | Weblog
昨日から雪が降ったりやんだり。あたりはすっかり雪景色。
と言ってもここはそんなに大雪は降らないので、楽しむ程度でありがたい。

息子は私に似て寒さに弱いけれど、夫と雪だるま作りを張り切ってやる。

大掃除と、おせち作り、ちょっと仕事をして・・・ああ年末だなあ!
お正月、大好き。小さい時からわくわくしていたっけ。

夫が今年も鏡餅を作ってくれた。
まだ正月飾り、作っていない!!大みそかに慌てて作らねば。
そして年が明ければ大仕事が待っているのだ!
色々心にあるけれど、今年も一歩一歩、いい年でした。
来年もまた1つ1つ丁寧に、正直に、楽しんで充実していきたいと思います。

みなさま、よいお年を!
今年も心から、ありがとうございました。

今年も

2010年12月28日 | Weblog
今年も残りわずか。ここ何日かで急激に寒くなり、今朝は-7度。
寒さに弱い私はだんだんひきこもりがちだ・・・。

そんな中、昨日は今年最後の野菜セットの出荷を終え、気が抜けて外食で乾杯♪
そして今日で細々とした出荷を終え、無事に2010年の出荷作業も終了。
ばんざい!!と言っても年始またすぐに始まるのだけれど、とりあえずほっとする。
家の大掃除や、まだ畑の作業もいくらかあるし、事務仕事もたまっているけれど、
少しのんびりしたいな・・・。


黒豆販売しています

2010年12月26日 | Weblog
今年はうちの周りでは大豆が不作のよう。
みんな全然だめだった、と言っていて、醤油の麹も値上がりするのでは、
と言われている。

うちも残念なことに例外でなく、今年は木ばかり大きくて、実が入らなかった。
コンスタントにいい作物を作らなくてはいけない農家としては痛い不作。
気候のせいにするのは簡単だけれど、何かもっと工夫がいるんだろう・・・。

でもその代わりと言っては何だけれど、黒豆が今までで一番の収量と出来。
いい黒豆がたくさん採れた!選別作業が嬉しい。

お正月前の野菜セットには順次入っています。
別途で黒豆のみご注文も受け付けています。お正月のおせちにぜひどうぞ!

お問合わせは

nanakusa-farm@inacatv.ne.jp

まで、お待ちしております!


キムチがうまい

2010年12月23日 | Weblog
七草の加工品のほとんどは私が中心になってやっている。味噌とか、
漬物や瓶詰めなどなど。
でもそんな中で唯一?夫主導の加工がキムチ。

最初は私がやっていたのだけれど、キムチって結構な手間で、しかも我が家の
台所・・・寒い。

「キムチ作ろうかなあ」と言いつつなかなか腰が上がらない私を見かねてか?
一昨年くらいから夫が作り始めた。

最初はしょっぱすぎたり、なんだか旨みがなくて「うーむ・・・」という
感じだったのが、年々腕をあげてきている。今やこの季節になると
「キムチ作らないの?」と私は聞くのみ。

それで今年初キムチ、食べたらうまーーーい!

お世辞じゃなくておいしかったー。正直、韓国唐辛子を買っているお店の
キムチよりおいしかった。
ああ、キムチ作りって大変だからこんなにおいしいキムチが待っていると
出てくるって幸せ♪と思う妻でした。

年末年始のお知らせ

2010年12月22日 | Weblog
いよいよ2010年も残りわずかになってきました。
今年も無事に(まだ出荷はあと数回あるけれど・・)皆さまに野菜を送れ
たことにほっとして、畑と太陽と雨と、そして何より七草の野菜をいつも
買って下さるお客さまに、心から感謝です。本当にありがとうございます。


≪年末年始のお知らせです≫

年末
12月28日着分まで

年始
1月4日着分から

また七草農場は標高750mの冷涼地にあるため、土が凍ってしまい、冬場の農業
がほとんどできません。
そのため例年は1月いっぱいまでで野菜セットはしばらくお休みになります。

ただし、誠に勝手ながら今年は1月の野菜セットの出荷は1月14日着分までと
させて頂きます。

また単発のお申し込みは今年に限り1月中は受け付けておりませんので、
ご了承下さい。
14日以降は、加工品などの注文販売のみの受付となります。
詳しくはお問合わせ下さい。

どうぞよろしくお願いいたします。


今日は冬至。明日からまた1日1日日が長くなっていくのだ、と思うと
なんだか気持ちがしゃん!とします。
今夜は柚子風呂に・・・。









醤油絞り

2010年12月20日 | Weblog
3年前から始めた醤油作り。今年も絞りの季節がやってきた。
早春に仲間で集まって塩切りした醤油麹、みんなそれぞれに持ち帰って
夏・秋を越す。そして冬になるとまた仲間がそれぞれに集まって、樽を
持ち込み、絞りをする。
そんなリズムが暮らしの中に定着してきた。

味噌は作れても、醤油までは、と思う人が大半で、みんな1度作るとその
楽しさに目覚めていくのが面白い。そして、我が家もそんなうちの1人。

近所のおじさんに「村のものだけれど、もう使う人もほとんどいないから
君たちが預かるという形で持っていてくれないか」
そう声をかけてもらって、今年我が家に大鍋がやって来た。醤油絞りや味噌
作りなどの仕込みにはこの大鍋が欠かせない。
なかなかない、本当にありがたい話だ。


(我が家の一員になった大鍋。上に出る蒸気で色々蒸せるんだ、と岩崎さんに
教えてもらった。便利だ!!)


そんな訳で、去年までは友人宅に樽を持ちこんで絞っていた醤油絞りを
今年は我が家でやることになった。

朝から夫が鍋で湯を沸かしてくれる。
湯がぐらぐらと煮立つ頃、友人が醤油のもろみを持って集まって来た。
去年はみぞれが時折降る、寒い寒い日だったけれど、今年は晴天。醤油
絞り日和だ。


(みんなのもろみの具合を確認)

みんなでお茶を飲んで話に一花咲かせた後に、絞り師の岩崎さんがいらっしゃる。
来ないなあ、と思っていたら、私の家までの道案内の説明がひどかったらしい・・・。

早速絞りのふねを設置して絞りが始まる。
岩崎さんはなんでも科学的に物事をきちんと把握していて、感覚でこんな感じ、
というのがない。感覚をきちんと分析しているのがすごくて、その話を聞くだけ
でも価値のある1日。

丸大豆の醤油のもろみは仕込んで3年寝かせる、といったような、醤油作りに
聞かれる話も、醤油作りの現場の環境がその程度だ、ということでしょう、と
おっしゃる。

私たちの醤油作りで行う「天地返し」も出来ない、「太陽に当てる」ことも
できない、しかも大樽で作る、そのような環境が3年寝かせる、ということに
つながっているのだ、と。

醤油屋が作っているから1番いいんだ、という頭からの思い込みでそれを自分で
検証していない、私たちのような考えはいつも釘をさされる。

面白い、と思う。

そんな話も織り込みながら、着々と絞られていく。

最初のぽた、っと醤油が垂れる瞬間の喜び。それをなめる時の嬉しさ。
ああ、今年もできたなあ!
10tもの圧をかけながら絞られる醤油。火入れする時に移す、その時の
色はまさに「ムラサキ」。みんな、自分の樽の醤油が1番おいしい気がして
いるのがおかしい。


(美しい美しい醤油)

そうそう、今回は時間もなくて絞らなかったけれど、今年は麹屋さんの醤油麹以外に、
自家製の丸大豆と麦で、自分で仕込んだ醤油のもろみも少々。
岩崎さんに見て頂いたところ、麦の状態がいい、でも香りはちょっと弱いかな、
ということだった。少量なので、納豆菌にも侵されず、絞ってみれば醤油になるよ、
とのこと。これは自分なりに絞ってみよう。


そして、こどもたちは、というと毎年高血圧になるでは、と心配になるくらい、醤油を
なめに来る。おいしい、そのことにこどもは素直で敏感だ。


夫が大鍋の蒸気でさつまいもやらじゃがいもを蒸してくれ、いつの間にか七輪で
火を起こして、餅を焼いている。絞りたての醤油をつけた、その餅のおいしかった
こと!

持ち寄りの昼食をはさんで、また絞り、片づけが終わった頃はとっぷり日も
暮れていた。
丸々1日の醤油絞りDay。くたびれたけれど心底面白かった幸せな1日。


また来年、絞ろうね!!







野沢菜漬け

2010年12月12日 | Weblog
11月から始まった漬物月間もそろそろラストスパート。
野沢菜漬けを漬け始める。
霜に何度もわざわざ当てて、柔らかく、甘くなった野沢菜は今が
漬け頃だ。

収穫しながら葉のしおれている所などを取って整理していく。
洗って、漬けて、重石を載せて、の一連の作業はもう手慣れてきた感じ。
毎年同じように漬けるけれど、少しづつ違って、味も少しづつ違う。

「もう漬けた?」がこの時期のこの地域の女性の合言葉。

寒いのは嫌だけれど、この気候じゃないとこの味は出せない。
そういう土地の文化を、いつの間にか東京で生まれ育った私が受け継いで
いるのが面白いなあ、と思う。

今年もうまく水が上がっておいしく漬かるといいけれど。


花が咲く

2010年12月09日 | Weblog
じゃーん!

冬ならではの野菜セット。今日の箱に入ったターサイ。
秋はまだ小さいのだけれど、この時期になると、地面を這うように
広がって育つ。

甘みが増して、この時期の葉野菜は本当にもうここならでは、のおいしさ。
鍋に入れるともういくらでも食べられる気がする。

今日のターサイ、夫の大のお気に入り。
箱を開けると、どーん!と花が咲いたように入っている。
お客さん、びっくりするかな。

ところで、今日こちらは朝起きたら屋根がうっすら白くなっていて、
とうとう初雪でした。これからどんどん寒くなるなあ・・・。


薪割り

2010年12月06日 | Weblog
もう朝晩は薪ストーブを焚く季節です。
我が家はお風呂も薪と灯油の兼用で(夏は太陽で沸かしたお湯。
これも最高です♪)夫が夜になると沸かしてくれる。
私が夕飯の支度をしていると、夫の薪割りの音が聞こえてくる。

そこに最近、息子が加わった。前もたまに行っていたんだけれど、最近は
日課になっている。夫が薪割りに行くと分かるや否や、自分も靴を持って
走って行く。
夫は斧で太い薪を割っているんだけれど、その横で息子はナタで
細めの薪を更に細くして焚きつけ用の薪を作っているらしい。

料理をしていると、外で「とりゃー、とりゃー」という息子の威勢の
いい声が聞こえてくる。
大ナタを振り回しているかのようなその声がほほえましくって笑える。

そうは言ってもまあ4歳児のやることなので、余計に時間がかかるらしい
けれど夫は気長に付き合っているのでありがたい。

IHの普及で台所でさえ火をほとんど見ないで育つこどももいる中で、こうして薪
やらストーブやら、風呂焚きやらで、火が身近にあって刃物を使って育つっていうのは
この暮らしならでは、の特典だなあーとそういう姿を見ているとよく思うのだ。




雑誌「自休自足」に載りました!

2010年12月03日 | Weblog
10月に取材があった、雑誌「自休自足」冬号が発売されました。
七草農場は料理のページで出ています。



今まで何度か取材を受けたことはあったけれど、料理の取材は初めて。
何を作ろうか、どうしようか、直前まで悩んだり試作したり。
頑張った甲斐あって、とってもきれいなページに仕上がっています。
なんだか自分が作った料理じゃないみたい。
さすが、プロが撮るのは違うなあーと感動しました。



本当に、とっても嬉しい記事になりました。
本屋さんでぜひ見てみてくださいね!

ちなみに伊那でおいしい雑穀レストランをやっている、野のものの吉田さんご夫妻
も、違う特集で載っています!