末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

都議会食堂解雇許さない! 都庁前で抗議に立つ

2017-05-11 23:33:59 | 労働運動




■都議会食堂解雇許さない! 都庁前で抗議に立つ
前進 速報版 2017年5月11日 17:54

 5月8日、都庁議事堂レストラン解雇撤回の団体交渉と、3回目の都庁前抗議宣伝行動が40人で闘われた。解雇された非正規の女性労働者の訴えが都庁一帯に響き渡った。
 「私は、目の前の都庁議事堂レストランの厨房(ちゅうぼう)で働いてきた非正規労働者です。解雇から1カ月以上たった今日、団体交渉で会社は『解雇ではない。雇い止めだ』の一点張り。まったく不誠実です。私は子どもをもつ母子家庭です。小池都政は3月31日をもって福島の原発事故避難者への助成金を打ち切って、放射線だらけの所に帰れと言っている。同じことを非正規労働者にやっている」

 「私は職場で、福島の避難解除と常磐線延伸による被曝と帰還の強制に反対して署名を集めました。会社は『ほかの労働者が迷惑している』などと言いました。会話するのも大変な職場でなぜビラを渡し署名を集めたのか。新聞もニュースも見られない毎日の労働、メディアもほとんど報道しない福島の現実。知らなきゃダメでしょう。つい先日の浪江の山火事を10日間も消せなかったのは放射線量が高過ぎて山の中に入っていけなかったから。火事の影響でセシウムが風に乗って関東・東京まで来ていると言われているが真実は隠されています。福島の子どもの甲状腺がんは185人。こんなことが3・11から6年続いている。一人ひとり大事な命でしょう。国や肌の色や言葉が違っても大事な命です。3・11をなかったことにしてお前ら死ねと平気で言う。それが安倍や小池じゃないですか。本当のことを知って、みんなで声を上げ、韓国のように闘う労働組合つくってこんな社会ぶっ倒しましょう。ぜひ力を貸してください!」
 「日の丸・君が代」強制反対を闘う教育労働者は「今、都教委は指示命令に現場を黙って従わせようとし、日米の軍隊が北朝鮮を挑発する中で、戦争をあおる通知を生徒にまで出しています。そして非正規労働者を解雇する。原発から命を守ろうと言ったら解雇だなんて許されません。一緒に支援しましょう」と訴えた。自治体労働者は「これは都労連をはじめ労働者全体への共謀罪と同様の攻撃だ」と決起を呼びかけ、労働争議を闘う民間労働者も怒りを爆発させた。都庁前行動では、1時間で40筆近い「被曝と帰還強制反対署名」が集まり、闘いへのカンパが寄せられた。
 同日午後、都が外注している「はなまる」資本との団体交渉が、東京西部ユニオンを中心に行われた。都庁内外で解雇への怒りが日々拡大する中、小池と資本は追いつめられ、戦々恐々としている。団交会場には資本の代理人、弁護士が3人も現れ、これに怒りの追及がたたきつけられた。

奈良市従 下水道委託強行に怒り 元の職場に戻せと集会

2017-05-11 23:30:13 | 労働運動


■奈良市従 下水道委託強行に怒り 元の職場に戻せと集会
前進 速報版 2017年5月11日 12:51

 奈良市下水道民間委託反対の闘いは、これまで1年1カ月にわたり、5回も民間委託を阻止してきました。しかし当局はついに5月1日からの民間委託を強行しました。本当に悔しい思いでいっぱいです。
 下水道を金もうけの道具にし、非正規職は解雇、正規職は不当配転。住民には下水道料金の値上げをもたらし、安全は崩壊していく。当局自身が団交の場で「委託して、何十年か後、問題が出たら直営にするかもしれない。その時はお願いします」と、あらかじめ破産を認めるふざけきった対応です。
 JRと同じで、民営化は尼崎事故や地域切り捨てと同じことが必ず起きます。さらに森友学園や姫路こども園のように、政治腐敗・癒着・偽装が起きることも必至です。

労組の絶対反対の旗の下に団結
 この現実との徹底的な闘いは、労働組合の存在なしにできません。動労千葉や動労水戸のように、労働組合が絶対反対の旗を立てれば、地域や住民の怒りをひとつにした団結をつくることができます。その挑戦と委託への怒りを突きつけるため、市従組合は4月26日午後3時から、奈良市役所前で集会を行いました。
 雨の中、組合員と地域、他労組から85人もの仲間が集まり、「水道は命の問題。市長は住民や労働者の生活を真剣に考えろ! 市はライフラインを守れ!」と怒りがたたきつけられました。
 主催者を代表して市従労組委員長からのあいさつの後、当該第三支部長からの経過報告が行われました。続いて、第一支部、第二支部、第四支部、女性部からの発言があり、さらに、ともに闘う日教組奈良市、大阪市職、動労西日本からのアピールを受けました。どの発言も、攻撃への怒りと実践の苦闘からつかんだ中身が出され、感動的な集会となりました。市長部局・企業局への申し入れ書を提出した後、執行委員による団結ガンバローで締めくくられました。この集会の団結を武器に、民間委託撤回と不当配転撤回の新たな闘いに入っていきます!
民間委託と不当配転を撤回せよ
 絶対反対で最後まで闘いぬいたことにより、嘱託職員の仲間も含めて全員が同じ職場に配属されました。委託強行をもって終わるどころか、この勝利をもって、「委託撤回、元の職場に戻せ!」とさらなる団結拡大に打って出ていくということです。
 現在、国会で地方公務員法の改悪が狙われ、非正規公務員がさらなる「解雇自由」にされようとしています。まさに奈良市従の闘いは18年決戦の最先端の攻防です。国鉄闘争と自治体労働運動の攻防は、誰が見ても同じ闘いだとわかるようになってきました。
 朝鮮半島での侵略戦争が切迫する情勢の中、国鉄闘争を軸とした階級的労働運動がこれほど健在なのは、世界史的にも初めてです。だからこそ私たちの位置、責任は大きいと思います。みなさん、あらゆる攻撃を団結にかえて、ともに闘っていきましょう!
(竹内奈緒)