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【みんな生きている】横田めぐみさん[写真公開]/産経新聞

2016-07-09 21:28:38 | 日記
《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!北朝鮮拉致 横田めぐみさんの父母&孫の再会写真が流出 裏に何があったのか?》

北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさん(51歳。拉致当時13歳)の娘、キム・ウンギョンさん(28歳)とめぐみさんの両親が平成26年3月にモンゴルで面会したときの写真が、参院議員によって公開されたことが波紋を広げている。めぐみさんの両親は写真について「横田家から出していない」と強調し、求めているのではウンギョンさんらとの再会ではなく、めぐみさんら被害者の帰国と訴えている。専門家からは、写真が公開された背景に、北朝鮮による日本世論揺さぶりの可能性を指摘する声も上がっている。


■「横田家が写真を公開した」という誤報も

写真は6月9日に有田芳生参院議員が公開した。同日に発売された『週刊文春』には有田氏の署名記事とともに、写真が掲載された。
その後、めぐみさんの両親が6月22日に発表した手記によると、両親は写真を公表したい気持ちはあったが、面会時にウンギョンさんから「出さないでほしい」といわれたため、表に出していなかった。有田氏から5月初めに写真を示され、ウンギョンさんが公開に同意したという趣旨の説明を受け、「お持ちの写真を掲載することには異存ありません」と同意したという。
だが、6月9日に写真が公開された際、内容の誤った報道も見られた。例えば、共同通信は当初、次のような記事を配信した。

《北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父滋さん(83)と母早紀江さん(80)は9日、めぐみさんの娘キム・ウンギョンさん(28)らと2014年3月にモンゴルで面会した際の写真を公開した》

その後、共同通信は有田氏が公開したとする内容に記事を差し替えた。
横田家が自ら写真を公開したのではないかという誤解が広がっていることを知り、めぐみさんの両親は9日、支援団体を通じ、次のようなコメントを発表した。

《この度の週刊文春に掲載の孫たちとの写真は、横田家から提出してお願いをしたものではありません。有田氏が持参なさり、「掲載する写真はこれです」と出されたものです》

写真の提供元の問題に加え、めぐみさんの両親にはもう一つ、強調したいことがあった。ウンギョンさんを日本に呼び、両親と再会させようとする話が幾度となくささやかれる中で、優先的に求めているのが、まずめぐみさんら被害者を取り戻すことという点だ。
めぐみさんの両親はウンギョンさんとは一度面会を果たしている。だが、めぐみさんとは39年にもわたって会えていないのだ。まず優先すべきはめぐみさんの帰国で、拉致問題さえ解決すれば、ウンギョンさんらとも自由に会うことができると考えているからだ。


■週刊文春の記事、めぐみさん母「ちょっと趣旨が違う」

写真が公開されてから約2週間後の6月22日、めぐみさん両親が東京都文京区で開かれた集会に出席した。会場では、写真公開をめぐる2人の手記が配られ、母の早紀江さん(80歳)が写真公開の経緯と真意を語った。
集会で早紀江さんは『週刊文春』の記事に触れ、

「その文章を読んでみますと、やっぱり『横田さんたちが決断をして写真を公開する』というような形に読めるようなものでした」

と振り返り、

「こちら(横田家)から自分で動いたことでは全くないということを、みなさんにそれだけはお知らせしておかないと誤解が生じるように思った」

と語った。
何度もささやかれるウンギョンさんとの再会についても、早紀江さんはこう説明した。

「(平成26年3月にモンゴルで)会わせていただいたことに感謝し、これで孫に関しては『本当に何も思い残すことはありません』といつもいっています。ただ有田さんなんかは『また会えるようになったほうが人道的ではないか』とよく話をされます。私たちは、拉致問題が解決すれば、孫もほかの方の孫もひ孫も必ず向こう(北朝鮮)にいらっしゃるわけですから、みなが一緒に会えるのが本筋であって、私たちだけが『またどこかで会いましょう』とか、『こうしましょう』ということは一切考えておりません」

その後、

「拉致問題の解決がまず大事なことですと、そこまでちゃんとお話のときにいっているのですが、(週刊文春の)文章なんかを読むと、ちょっと何か趣旨がおかしいなと思って、心配だと思ったものですから、このようなきちんとした形で(手記を)出させていただきました」

と説明。
最後には

「私たちは拉致問題の解決、めぐみちゃんやほかの多くの被害者が祖国に帰る。そのときのために、こうしてみなさんの支援をいただいて、きょうまで頑張ってくることができたのですから、そのことは絶対変わりはありません」

と訴えた。


■写真の出所「北朝鮮がある意図持って渡した」

6月22日の集会で、写真公開をめぐる経緯や横田家の真意については明らかになったが、写真に関して出所など解明されていない謎も残っている。
拉致被害者の支援組織「救う会」の西岡 力会長は6月23日、東京都中野区で開かれた「横田早紀江さんを囲む祈り会」に出席。写真の出所について、

「写真は横田家から出ていないとすると北朝鮮しか持っていない。北朝鮮がある意図を持って写真を渡したとしか思えない」

と推測した。
西岡会長のいう「北朝鮮の意図」とは何なのか。

「横田さんたちがお孫さん(ウンギョンさん)との面会を求めているのだという世論を作ろうとした」

という見方を示した西岡会長は、

「一番心配だったのは、(週刊文春の記事が)朝鮮語に翻訳されて金正恩(キム・ジョンウン)氏のところに上がってしまうと、『これが横田家の本音なのか。日本の国民はこれでいいと思っているのか。じゃあ被害者を返さなくても(日本から)お金を取れるかもしれない』と思ってしまうかもしれない」

と危機感を示した。
拉致問題をめぐる日・朝関係について、

「北朝鮮は日本との交渉を切る気はない」

とみている西岡会長。
そんな中、めぐみさん両親が求めているのが、ウンギョンさんとの再会というメッセージが送られれば、

「大変危険だと思った」

という。
日本が今北朝鮮に送るべきメッセージとして、西岡会長は

「最優先でめぐみさんたちを取り戻す。政府にそれを求め続けなくてはいけない。日本の世論は、それなしには納得しないということをいわなくてはいけない」

と強調した。

■政府拉致問題HP
http://www.rachi.go.jp/
■警察庁HP
http://www.npa.go.jp/
■救う会全国協議会HP
http://www.sukuukai.jp/
■特定失踪者問題調査会HP
http://www.chosa-kai.jp/
■北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会HP
http://hrnk.trycomp.net/
■特定失踪者・北朝鮮人権ネットワークfacebook
http://www.facebook.com/nknet2015



◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

※「白い翼でも黒い翼でも、赤い翼でも青い翼でも、何でも結構なんで、帰って来られる翼をめぐみに与えてほしい」
(横田早紀江さん。拉致被害者・横田めぐみさんの母)
※「正義は必ず勝つ、と私は信じていますので、あとしばらくお力をお貸しください」
(横田哲也さん。拉致被害者・横田めぐみさんの弟)
■新潟県警HP
http://www.police.pref.niigata.jp/
■神奈川県警HP
http://www.police.pref.kanagawa.jp/
■あさがおの会HP
http://www.asagaonokai.jp

◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。
■兵庫県警HP
http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/
■救う会兵庫HP
http://www.sukuukai078.net/04.html



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。
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