もずの独り言・goo版

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【みんな生きている】横田めぐみさん

2013-08-24 22:34:33 | 日記
若者の人間力育成を目指す「第16回産経志塾」が8月23日、東京・大手町の産経新聞東京本社で始まりました。
初日は「国民の憲法」起草委員で、国学院大学名誉教授の大原康男氏(70歳)が「あらためて靖国問題を考える」と題して講義。昼食会では北朝鮮拉致被害者、横田めぐみさん(拉致被害時13歳)の父・滋さん(80歳)と母・早紀江さん(77歳)夫妻が拉致問題の早期解決を訴えました。
大原氏は靖国神社問題のこれまでの経緯を分かりやすく解説。首相の公式参拝を非難する中国や韓国の姿勢について「日本の国内問題への過度な干渉だ。亡くなった人すべてを仏、神と敬う日本の文化を否定している」と批判しました。
横田さん夫妻は、めぐみさんへの思いを語り、
「(拉致問題を)自分のこととして考えていただき、日本のために力を貸してほしい」
と呼びかけました。

◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

《特定失踪者・金田竜光さんについて》
◆氏名:金田 竜光
(かねだたつみつ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ
◆生年月日:昭和27(1952)年
◆性別:男
◆当時の年齢:26歳
◆身長:180cm
◆当時の身分:ラーメン店店員
◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木
◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】
金田さんは韓国籍。
田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。
昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。
半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。
田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。
連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。
その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。
「救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

《特定失踪者・藤田 進さんについて》
※国連人権理事会が調査要請を受理した事案
◆氏名:藤田 進
(ふじたすすむ)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年2月7日
◆生年月日:昭和31(1956)年6月16日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆当時の身分:東京学芸大学教育学部1年生
◆特徴:
1)家ではあまりしゃべらないタイプ
2)ギターがうまかった
◆失踪場所:埼玉県川口市の自宅

【失踪状況】
失踪当日6:30~7:00頃、以前から言っていた新宿のガードマンのバイトに行くといって服を持って家を出たまま帰らず。
後に新宿にある全ての警備会社に電話で問い合わせたが該当者はいなかった。
脱北者が北朝鮮から持ち出した写真が鑑定の結果、藤田 進さんである可能性が極めて高いことが判明。
平成16年1月28日、埼玉県警に告発状提出。

《特定失踪者・上田俊二さんについて》
◆氏名:上田 俊二
(うえだしゅんじ)
◆失踪年月日:昭和56(1981)年7月14日
◆生年月日:昭和6(1931)年11月20日
◆性別:男
◆当時の年齢:49歳
◆身長:174cm
◆当時の身分:翻訳業
◆特徴:
1)喫煙
2)飲酒
3)趣味はテニス
◆失踪場所:東京都日野市の自宅を出て

【失踪状況】
当日、本人宛に誰かから電話があり出かけたまま失踪。
通帳、パスポートはそのまま。
失踪後1~2年後に友人宅に差出人不明の金正日(キム・ジョンイル)をたたえるパンフレット数種類の入った小包みが届く。

《特定失踪者・秋田美輪さんについて》
◆氏名:秋田 美輪
(あきたみわ)
◆失踪年月日:昭和60(1985)年12月4日
◆生年月日:昭和39(1964)年1月29日
◆性別:女性
◆当時の年齢:21歳
◆身長:155cm
◆体重:43kg
◆当時の身分:神戸松陰女子大学文学部国文科4回生
◆当時の住所:兵庫県川西市湯山台
◆特徴:両眼とも眼鏡をかけて視力1.2
◆失踪場所:兵庫県神戸市神戸松陰女子大学校門(阪急神戸線六甲)

【失踪状況】
大学で午前の授業を受けた後、1時過ぎに学食で友人と食事をとり校門近くで友人と別れた。
夜8時過ぎに「友人宅へ泊まる」との電話が家にある(実際には泊まっていない)。
翌日朝8時15分兵庫県警城之崎署から竹野町弁天浜で本人のバッグ発見との連絡。
当時は自殺とされたが、何も見つかっていない。
バックの置いてあったところから海岸に10メートル位足跡があった。
発見される前に雨が降ったがバックも近くにあった本人の靴も濡れていなかったという。
地形や潮の流れから入水自殺であれば遺体が上がるはず。
竹野浜、竹野駅、城崎駅で目撃者がいなかった。
平成15年11月13日、兵庫県警に告発状提出。
秋田美輪さんをただ単に行方不明者とするには、あまりにも不自然ないくつかの疑問点が残されている。
まず、残された美輪さんのバッグの中には急行券があった。
この急行券の使用距離範囲は大阪駅から150km。これではせいぜい城之崎までしか行けず、弁天浜までは30km程度足りない。
この急行券は、当時の改札口を通過したことを示す入挟・押印が無く、未使用のままだった。また、財布の中には定期代の1万8千円がそのまま残っていた。
そして、神戸松蔭女子学院大学内の美輪さんのロッカーの中から、失踪日の数日後に提出することになっていたレポートが発見される。
これらは状況証拠に過ぎないが、それでも単なる行方不明者として考えるには疑問を持たざるを得ない。
さらに、美輪さんが行方不明になった前後、現場付近の浜辺でスーツ姿の男が無線機のような機器を使って朝鮮語で交信していたことが『産経新聞』の記事で明らかになっている。
この男は北朝鮮の工作員とみられる。



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。

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【みんな生きている】曽我ひとみさん・横田めぐみさん/産経新聞

2013-08-24 22:30:31 | 日記
古屋圭司拉致問題担当相兼国家公安委員長は8月23日、新潟県佐渡・新潟両市を訪れ、北朝鮮による拉致被害者・曽我ひとみさん(54歳)と母、ミヨシさん(拉致被害時46歳)、横田めぐみさん(拉致被害時13歳)が拉致された現場を視察しました。
古屋大臣は
「改めて安倍内閣で解決する気持ちになった」
と早期解決に向け意欲を示しました。
古屋大臣は午前中、曽我さん親子が拉致された佐渡市四日町の国府川河口付近を、砂川俊哉県警本部長の説明を受けながら視察しました。担当大臣が佐渡市の現場を訪れるのは古屋大臣が初めてです。
古屋大臣は、曽我さんが被害者救出に向け署名活動をしている会場を訪れ激励し、自らも署名を呼び掛けました。
曽我さんは記者団に
「初めて現場を視察してくれ、信頼の持てる大臣だと感じた。被害者家族も高齢なので、一日も早く拉致問題を解決してほしい」
と訴えました。
佐渡市では北朝鮮による拉致の疑いがある特定失踪者・大澤孝司さん(失踪当時27歳)の失踪現場も確認しました。
午後には横田めぐみさんが拉致された新潟市中央区の現場を、泉田裕彦知事や篠田 昭新潟市長たちと視察。同市立寄居中学校で部活動を終え、下校途中だっためぐみさんが拉致された通学路や日本海を望む寄居浜を歩きました。
古屋大臣は
「こういう形(やり方)で拉致されたとイメージができた。安倍内閣で解決できるよう、あらゆる手段を講じる必要がある」
と決意を語りました。
また、
「27日に来日する『北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)』と面会するが、今回の視察を踏まえ、状況を正確に伝えていく」
と述べ、早期解決に向け国際社会との連携を強化する考えを強調しました。
救う会新潟の高橋 正会長は
「担当大臣が初めて佐渡島の現場にも足を運ぶ等、これまでと違う政府の熱意を感じる。今が問題を動かすチャンスで、国民を喚起する活動を活発化させたい」
と期待を寄せました。

◆昭和53(1978)年8月12日
母娘拉致容疑事案
被害者:曽我ひとみさん(拉致被害時19歳)
被害者:曽我ミヨシさん(拉致被害時46歳)
「2人で買い物に行く」と言って出かけて以来失踪。
ひとみさんは平成14年10月日本に帰国。
ひとみさんの夫(ジェンキンス氏=アメリカ人)と2人の娘も平成16年7月に渡日・帰国。
北朝鮮側は、曽我ミヨシさんは北朝鮮に入境していないとしている。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員・通称キム・ミョンスクについて、平成18年11月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

《特定失踪者・大澤孝司さんについて》
◆氏名:大澤 孝司
(おおさわたかし)
◆失踪年月日:昭和49(1974)年2月24日
◆生年月日:昭和21(1946)年6月21日
◆性別:男
◆当時の年齢:27歳
◆当時の身分:新潟県佐渡農地事務所勤務
◆当時の住所:新潟県佐渡市
◆失踪場所:新潟県佐渡郡新穂村

【失踪状況】
自宅独身寮から約400m離れた飲食店で夕食を済ませ、知人宅に寄った後行方不明。
当時事務所には50人~60人が勤務、うち15人~20人程度が本土から単身赴任で来ていた。
失踪時期は観光がオフシーズンだったため、最も忙しい時期に拉致された曽我ひとみさん母子と違い警察もかなり大規模に捜査してくれた。
事務所では失踪後まもなく「あれは北朝鮮にやられたのではないか」との話で持ちきりになったが、やがてぴたりと止んだという。
元同僚の話では「失踪の2~3日前、一緒の船で新潟から帰ってきた。船中では飲む話、食べる話などをしていて自殺や失踪のそぶりは全くなかった」とのこと。
北朝鮮製と思われるマッチが寮の前あたりに落ちていたという。
平成16年1月29日、新潟県警に告発状提出。

《特定失踪者・中村三奈子さんについて》
◆氏名:中村 三奈子
(なかむらみなこ)
◆失踪年月日:平成10(1998)年4月6日
◆生年月日:昭和54(1979)年9月18日
◆性別:女性
◆当時の年齢:18歳
◆身長:163cm
◆体重:56Kg
◆当時の身分:高校を卒業して予備校に行く準備中
◆当時の住所:新潟県長岡市
◆特徴
1)硬式テニスをやっている
2)その他のスポーツも好き
3)色白、えくぼがある
◆足のサイズ:24cm
◆失踪場所:新潟県長岡市の自宅

【失踪状況】
4月6日午前中、予備校に入学金50万円を納めに行く予定がそのまま帰宅しない。
後日入学金の中から「3万円借ります」というメモとともに47万円が見つかる。
身支度は普段着のまま。持ち物は自分の白い財布だけ。所持金は5~8万円程度と思われる。
通常出かけるときは自転車を利用するがこのときは置いていった。
3月25日に自らパスポートを申請し、4月3日交付。長岡ではなく新潟の旅券センターまで行っている。
大韓航空で出国状況を問い合わせると、7日9時にソウルへ出国していた。搭乗券を購入していた旅行会社によると、中村三奈子の名前で中年のハスキーな声の女性で搭乗券の依頼あり。
旅行は慣れているので新潟空港で出発当日搭乗券を受け取る。帰りの便やホテルは必要ないと言った。
出発当日の朝、中村三奈子の名前で派手なブラウスを着た女性に搭乗券を渡したとのこと。

《特定失踪者・小山修司さんについて》
◆氏名:小山 修司
(こやましゅうじ)
◆失踪年月日:平成16(2004)年6月6日
◆生年月日:昭和36(1961)年3月24日
◆性別:男
◆当時の年齢:43歳
◆当時の身分:青果業、漁業
◆当時の住所:新潟県新潟市
◆失踪場所:新潟沖

【失踪状況】
当日早朝、いつものように一人で新潟西港を出港したが、操業中の僚船が小山さんの航行が不自然だったので無線で呼び出したが応答がなく、人影もないので現場に急行。小山さんの姿はなかった。
船は自動操舵で航行、長靴が片方だけ残されていた。
海上保安部や漁連などが4日間にわたって海上から、または海中に網を入れて捜索したが何も見つからなかった。
当日は波ひとつない鏡のような海で、水温は19度だった。
毎日水を流して甲板を洗っていたはずなのに、長靴の近くに緑色の粘土質の塗料が落ちていた。



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。

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【みんな生きている】曽我ひとみさん・横田めぐみさん/毎日新聞

2013-08-24 22:26:50 | 日記
古屋圭司拉致問題担当相は8月23日に新潟県佐渡市を訪れ、北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(54歳)と母ミヨシさん(拉致被害時46歳)が拉致されたとされる現場を歴代担当相で初めて視察しました。また、横田めぐみさん(拉致被害時13歳)が拉致されたとされる新潟市中央区内の現場も訪れました。
古屋大臣は、曽我さんが船に乗せられたとされる佐渡市四日町の国府川河口を歩き、記者団に
「拉致問題は安倍内閣で絶対に解決する気持ちを強くした」
と述べました。
その後、曽我さんと共に佐渡市内で被害者の早期救出を求める署名活動に参加しました。
曽我さんは記者団に
「初めて現場に来てくれたのは心強かった」
と語りました。

◆昭和53(1978)年8月12日
母娘拉致容疑事案
被害者:曽我ひとみさん(拉致被害時19歳)
被害者:曽我ミヨシさん(拉致被害時46歳)
「2人で買い物に行く」と言って出かけて以来失踪。
ひとみさんは平成14年10月日本に帰国。
ひとみさんの夫(ジェンキンス氏=アメリカ人)と2人の娘も平成16年7月に渡日・帰国。
北朝鮮側は、曽我ミヨシさんは北朝鮮に入境していないとしている。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員・通称キム・ミョンスクについて、平成18年11月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

《新潟県警公開特定失踪者・村山 茂さんについて》
◆氏名:村山 茂
◆当時の年齢:24歳(昭和33年当時)
◆当時の住所:東京都台東区
◆職業:会社員
◆身長:165㎝くらい
◆特徴:眉間に2㎝くらいの傷跡

【失踪状況】
昭和33年12月、「ちょっと里(新潟)に帰ってくる」と言って、東京都内の勤め先を出た後、行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・内藤 稔さんについて》
◆氏名:内藤 稔
◆当時の年齢:22歳(昭和36年当時)
◆当時の住所:新潟県新潟市
◆当時の職業:大学生
◆身長:165㎝くらい

【失踪状況】
昭和36年4月、新潟市内の飲食店に立ち寄った後、行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・阿部貞子さんについて》
◆氏名:阿部 貞子
◆生年月日:昭和12年4月18日
◆当時の年齢:24歳(昭和36年当時)
◆当時の住所:愛知県一宮市今伊勢町
◆当時の職業:紡績工
◆出身地:新潟県北蒲原郡中条町大字(現・胎内市)羽黒1825番地
◆身長:152cm~153㎝くらい
◆特徴:小肥り

【失踪状況】
昭和36年7月、愛知県内の勤め先から行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・武田紀子さんについて》
◆氏名:武田 紀子
◆当時の年齢:21歳(昭和42年当時)
◆当時の住所:栃木県足利市
◆当時の職業:家政婦
◆身長:155㎝くらい

【失踪状況】
昭和42年12月、栃木県足利駅でタクシーを降りた後、行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・片岡 清さんについて》
◆氏名:片岡 清
◆当時の年齢:30歳(昭和44年当時)
◆当時の住所:埼玉県草加市
◆身長:160㎝くらい
◆血液型:O型

【失踪状況】
昭和44年6月ころ、埼玉県草加市内で行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・松井ヨシ子さんについて》
◆氏名:松井(旧姓小池)ヨシ子
◆当時の年齢:36歳(昭和49年当時)
◆当時の住所:東京都大田区
◆当時の職業:主婦
◆身長:145㎝くらい

【失踪状況】
昭和49年3月、東京都大田区の自宅から行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・齊藤常夫さんについて》
◆氏名:齊藤 常夫
◆当時の年齢:42歳(昭和49年当時)
◆当時の住所:新潟県三島郡出雲崎町
◆当時の職業:漁業
◆身長:173㎝くらい

【失踪状況】
昭和49年5月、小型船で自宅裏の船着き場から出港したまま行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・柄澤康弘さんについて》
◆氏名:柄澤 康弘
◆当時の年齢:20歳(昭和51年当時)
◆当時の住所:新潟県阿賀野市
◆当時の職業:会社員
◆身長:168㎝くらい
◆特徴:手首に3㎝の手術痕

【失踪状況】
昭和51年10月、新潟市内の飲食店を出た後、行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・星野茂敏さんについて》
◆氏名:星野 茂敏さん
◆当時の年齢:26歳(昭和52年当時)
◆当時の住所:新潟県新潟市
◆当時の職業:国鉄職員
◆身長:165㎝くらい

【失踪状況】
昭和52年3月、「佐渡の実家に帰る」と言って、新潟市内の寮を出たまま、行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・武田祥一郎さんについて》
◆氏名:武田 祥一郎
◆当時の年齢:48歳(昭和58年当時)
◆当時の住所:新潟県新潟市
◆当時の職業:無職
◆身長:153㎝くらい

【失踪状況】
昭和58年3月ころ、新潟市内で目撃された後、行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・熊谷嘉則さんについて》
◆氏名:熊谷 嘉則
◆当時の年齢:25歳(昭和60年当時)
◆当時の住所:東京都荒川区
◆当時の職業:新聞配達員
◆身長:170㎝くらい

【失踪状況】
昭和60年7月、東京都内のアパートから行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・渡邉浩成さんについて》
◆氏名:渡邉 浩成
◆当時の年齢:23歳(昭和60年当時)
◆当時の住所:愛知県名古屋市
◆当時の職業:郵便局員
◆身長:170㎝くらい

【失踪状況】
昭和60年12月、職場を出た後、行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・矢坂 寛さんについて》
◆氏名:矢坂 寛
◆当時の年齢:33歳(昭和63年当時)
◆当時の住所:群馬県高崎市
◆当時の職業:会社員
◆身長:160cm~165㎝くらい

【失踪状況】
昭和63年11月、「直江津港に釣りに行く」と言って、上越市内の実家を出たまま、行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・駒野 孝さんについて》
◆氏名:駒野 孝さん
◆当時の年齢:24歳(平成元年当時)
◆当時の住所:新潟県柏崎市
◆当時の職業:会社員
◆身長165㎝くらい
◆特徴:目尻(左右不明)に手術痕

【失踪状況】
平成元年1月、「床屋に行く」と言って自宅を出たまま、行方不明になっています。
その後、福井県三国町で使用車両が発見されました。

《新潟県警公開特定失踪者・菊地 豊さんについて》
◆氏名:菊地 豊
◆当時の年齢:55歳(平成元年当時)
◆当時の住所:新潟県佐渡市
◆当時の職業:会社員
◆身長:176㎝くらい

【失踪状況】
平成元年1月、小木町(現:佐渡市)の飲食店を出た後、行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・竹内喜文さんについて》
◆氏名:竹内 喜文
◆当時の年齢:47歳(平成2年当時)
◆当時の住所:新潟県上越市
◆当時の職業:会社員
◆身長:165㎝くらい

【失踪状況】
平成2年1月、「釣りに行く」と言って自宅を出たまま、行方不明になっています。

《新潟県警公開特定失踪者・森山幸子さんについて》
◆氏名:森山 幸子さん
◆当時の年齢:25歳(平成2年当時)
◆当時の住所:新潟県加茂市
◆身長:162㎝くらい
◆血液型:A型

【失踪状況】
平成2年8月、東三条駅で目撃された後、行方不明になっています。



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。

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【みんな生きている】曽我ひとみさん/NHK

2013-08-24 22:22:27 | 日記
古屋圭司拉致問題担当大臣が新潟県を訪れ、曽我ひとみさんや横田めぐみさんたちが拉致された現場を初めて視察し、拉致被害者の救出に向けあらゆる手段に訴えていく考えを示しました。
北朝鮮による拉致問題の解決に向けた進展が見られない中、古屋大臣は新潟県の被害者が拉致された現場を初めて視察しました。
午前中は、昭和53年に曽我ひとみさんと母親のミヨシさんが拉致された佐渡市の現場を歩いて視察した他、拉致された可能性があるとして民間団体・特定失踪者問題調査会(調査会)が調査を進めている特定失踪者の大澤孝司さんが最後に立ち寄ったとされる場所を訪れました。
午後には、当時中学生だった横田めぐみさんが下校途中に拉致された新潟市中央区の現場を訪れ自宅までの通学路をだどったあと、北朝鮮に連れ去られたとみられる海岸で新潟県警察本部の砂川俊哉本部長から当時の状況について説明を受けました。
視察を終えた古屋大臣は、
「当時の状況を具体的にイメージすることができた。いまの政権ですべての拉致被害者を取り戻すためにあらゆる手段に訴えていきたい」
と述べました。

◆昭和53(1978)年8月12日
母娘拉致容疑事案
被害者:曽我ひとみさん(拉致被害時19歳)
被害者:曽我ミヨシさん(拉致被害時46歳)
「2人で買い物に行く」と言って出かけて以来失踪。
ひとみさんは平成14年10月日本に帰国。
ひとみさんの夫(ジェンキンス氏=アメリカ人)と2人の娘も平成16年7月に渡日・帰国。
北朝鮮側は、曽我ミヨシさんは北朝鮮に入境していないとしている。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員・通称キム・ミョンスクについて、平成18年11月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

《特定失踪者・大澤孝司さんについて》
◆氏名:大澤 孝司
(おおさわたかし)
◆失踪年月日:昭和49(1974)年2月24日
◆生年月日:昭和21(1946)年6月21日
◆性別:男
◆当時の年齢:27歳
◆当時の身分:新潟県佐渡農地事務所勤務
◆当時の住所:新潟県佐渡市
◆失踪場所:新潟県佐渡郡新穂村

【失踪状況】
自宅独身寮から約400m離れた飲食店で夕食を済ませ、知人宅に寄った後行方不明。
当時事務所には50人~60人が勤務、うち15人~20人程度が本土から単身赴任で来ていた。
失踪時期は観光がオフシーズンだったため、最も忙しい時期に拉致された曽我ひとみさん母子と違い警察もかなり大規模に捜査してくれた。
事務所では失踪後まもなく「あれは北朝鮮にやられたのではないか」との話で持ちきりになったが、やがてぴたりと止んだという。
元同僚の話では「失踪の2~3日前、一緒の船で新潟から帰ってきた。船中では飲む話、食べる話などをしていて自殺や失踪のそぶりは全くなかった」とのこと。
北朝鮮製と思われるマッチが寮の前あたりに落ちていたという。
平成16年1月29日、新潟県警に告発状提出。



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。

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【みんな生きている】曽我ひとみさん/BSN

2013-08-24 22:18:31 | 日記
古屋圭司拉致問題担当相は8月23日に新潟県佐渡市を訪れ、北朝鮮による拉致被害者・曽我ひとみさん(54歳)と母ミヨシさん(拉致被害時46歳)が35年前に工作員に連れ去られた現場を視察しました。
古屋大臣が佐渡市の拉致現場を訪れるのは初めてで、
「解決するという気持ちを改めて強くした」
と述べました。

◆昭和53(1978)年8月12日
母娘拉致容疑事案
被害者:曽我ひとみさん(拉致被害時19歳)
被害者:曽我ミヨシさん(拉致被害時46歳)
「2人で買い物に行く」と言って出かけて以来失踪。
ひとみさんは平成14年10月日本に帰国。
ひとみさんの夫(ジェンキンス氏=アメリカ人)と2人の娘も平成16年7月に渡日・帰国。
北朝鮮側は、曽我ミヨシさんは北朝鮮に入境していないとしている。
捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員・通称キム・ミョンスクについて、平成18年11月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

《新潟県警公開特定失踪者・齋藤常夫さんについて》
◆氏名:齊藤 常夫
◆当時の年齢:42歳(昭和49年当時)
◆当時の住所:新潟県三島郡出雲崎町
◆当時の職業:漁業
◆身体特徴:身長173㎝くらい

【失踪状況】
昭和49年5月、小型船で自宅裏の船着き場から出港したまま行方不明になっています。
※出雲崎町の斉藤常夫さん(失踪当時42歳)は1974年5月、漁に出たまま行方不明になりました。
斉藤さんの従兄弟で出雲崎町尼瀬の漁師斉藤政吉さん(70歳)は「鏡のようななぎの日だった」と失踪当時を振り返りました。
「夕方には帰ってくる予定だったが、奥さんが『帰ってこない』と。自分も船を出して捜索に行った。すると沖で船を見つけたが、誰も乗っていなかった」と、当時の様子を話しました。

《新潟県警公開特定失踪者・矢坂 寛さんについて》
◆氏名:矢坂 寛
◆当時の年齢:33歳(昭和63年当時)
◆当時の住所:群馬県高崎市
◆当時の職業:会社員
◆身体特徴:身長160cm~165㎝くらい

【失踪状況】
昭和63年11月、「直江津港に釣りに行く」と言って、上越市内の実家を出たまま、行方不明になっています。
※群馬県高崎市の矢坂 寛さん(失踪当時33歳)は1988年11月13日、直江津港に釣りに行くと言って上越市の実家を出たまま行方不明になりました。
上越市在住の姉・トシ子さん(63歳)は「弟は毎週金曜日になると上越に帰っていた。廊下を歩いていた弟の足音は今でも忘れられない」と語ります。
「20年以上経つが、写真や情報を出すことで少しでも(事実が)分かれば」と祈るように話しました。

《新潟県警公開特定失踪者・阿部貞子さんについて》
◆氏名:阿部 貞子
◆生年月日:昭和12年4月18日
◆当時の年齢:24歳(昭和36年当時)
◆当時の住所:愛知県一宮市今伊勢町
◆当時の職業:紡績工
◆出身地:新潟県北蒲原郡中条町大字(現: 胎内市)羽黒1825番地
◆身体特徴:
1)身長152cm~153㎝くらい
2)小肥り

【失踪状況】昭和36年7月、愛知県内の勤め先から行方不明になっています。
※愛知県一宮市で1961年7月に失踪した胎内市出身の阿部貞子さん(失踪当時24歳)の妹・小泉孝子さん(58歳)は「今回の発表はありがたい。元気で生きていてほしい」と語りました。

《新潟県警公開特定失踪者・竹内喜文さんについて》
◆氏名:竹内 喜文
◆当時の年齢:47歳(平成2年当時)
◆当時の住所:新潟県上越市
◆当時の職業:会社員
◆身体特徴:身長165㎝くらい

【失踪状況】
平成2年1月、「釣りに行く」と言って自宅を出たまま、行方不明になっています。
※1990年1月に釣りに出かけたまま行方が分からなくなった上越市の竹内喜文さん(失踪当時47歳)の妻・キヨ子さん(72歳)は「どうしていなくなったのか知りたい」と真相究明を望んでいました。

《新潟県警公開特定失踪者・駒野 孝さんについて》
◆氏名:駒野 孝
◆当時の年齢:24歳(平成元年当時)
◆当時の住所:新潟県柏崎市
◆当時の職業:会社員
◆身体特徴:
1)身長165㎝くらい
2)目尻(左右不明)に手術痕

【失踪状況】
平成元年1月、「床屋に行く」と言って自宅を出たまま、行方不明になっています。
その後、福井県三国町で使用車両が発見されました。
※1989年1月に自宅を出て、その後、福井県で車が見つかった柏崎市の駒野 孝さん(失踪当時24歳)の弟・雅行さん(45歳)は「亡くなった両親は兄のことを気に掛けていた」と話しました。

《新潟県警公開特定失踪者・菊地 豊さんについて》
◆氏名:菊地 豊
◆当時の年齢:55歳(平成元年当時)
◆当時の住所:新潟県佐渡市
◆当時の職業:会社員
◆身体特徴:身長176㎝くらい

【失踪状況】
平成元年1月、小木町(現:佐渡市)の飲食店を出た後、行方不明になっています。
※佐渡市小木町の菊地 豊さん(失踪当時55歳)は1989年1月、近所の飲食店を出たまま行方が分からなくなりました。
三女の金子敦子さん(44歳)は「拉致事件発覚後、父もひょっとしたら拉致された可能性があるのではと考えた」と話しています。

《新潟県警公開特定失踪者・星野茂敏さんについて》
◆氏名:星野 茂敏
◆当時の年齢:26歳(昭和52年当時)
◆当時の住所:新潟県新潟市
◆当時の職業:国鉄職員
◆身体特徴:身長165㎝くらい

【失踪状況】
昭和52年3月、「佐渡の実家に帰る」と言って、新潟市内の寮を出たまま、行方不明になっています。
※国鉄職員だった星野茂敏さん(失踪当時26歳)は1977年3月、「佐渡の実家に帰る」と新潟市内の寮を出たあと行方不明になりました。
佐渡市在住の親戚女性(57歳)は「見つかればうれしい」と述べました。

《新潟県警公開特定失踪者・武田祥一郎さんについて》
◆氏名:武田 祥一郎
◆当時の年齢:48歳(昭和58年当時)
◆当時の住所:新潟県新潟市
◆当時の職業:無職
◆身体特徴:身長153㎝くらい

【失踪状況】
昭和58年3月ころ、新潟市内で目撃された後、行方不明になっています。
※武田祥一郎さん(失踪当時48歳)は1983年3月、入院していた新潟市内の病院から姿を消したといいます。
五泉市下条在住の妻・春子さん(75歳)は「私は拉致されたのかなあと思う。ただ、帰ってきてもらいたい。それだけです」と話しました。



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。

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