The post American Worldアメリカ後の世界 平成己丑二十一年葉月二十二日
アメリカのF君から久しぶりのメールがきた。
日本のような蒸し暑さは、humid-heat ,muggy, sweltering と表現されても、住んでもらわないと分からない。へバリ気味の毎日です。
『オバマ政権が誕生してから 早半年近く経ちましたが こちらでは 新しい保険制度の話が、賑やかです。 オバマの打ち出した新制度が今後どうなるか?議会の動きが注目されます。
ところで 今 以下の本を読んでいます。
"The Post American World" (Fareed Zakaria 著)
2009年のNew York Times のBestsellerになった本ですが、 一言で言うと 今後の世界は どうなって行くか という話です。
以下の目次からすると 想像出来ますが。
1.The Rise of the Rest
2.The Cup Runneth Over
3.A Non-Western World?
4.The Challenger
5.The Ally
6.American Power
7.American Purpose
いずれにしても かなり世界が変わるようですね。
一言で言うと 現時点で言う 彼の”史観”である。 アメリカの一国集中が変化の時代に入った今 次の世界の変化を論じた書である。
彼は この本で インドと中国を取上げている。 インドは 10億人の人口と ヒンディー語の文化、イギリスがもたらした自由主義経済とに注目している。
一方 中国は その14億近い人口と 年10%近い成長に大いに注目しているが、共産党1党独裁の今の経済成長が何時まで続くか やや不安を抱いている。
この本で 彼が アメリカの特色を色々取上げているが、1番特色は Immigrationにあるいっている。 今では WA SPの比重は はるかに低くなっているが Hispanicを中心とする民族の多様化は 今も進んでいる。
この意味で アメリカの繁栄は続くと見ている。
ちなみに 彼は インドで生まれ アメリカに移住し エール大 と ハーバード大学院を出ている。』
***
先読みの読後感、有難うございます。
拝読致しました。
アメリカの覇権がどこまでいくかですね。
クリントン夫妻が、アジア、アフリカと飛び回って、オバマ大統領の地ならしをうまくやってるようにみえます。
内政的には本人が頑ん張って、経済を黒字にして、マニフェストの「共通の価値観」をどうこれから打ち立てるかですね。ヒスパニックの力はすごいのでしょうね。それに、まだタリバンが健在だそうだ。
一方、中国のすごさは凄まじい。ほとんどの衣料、雑貨は中国製だ。みやげ物の裏を見れば分かる。
ツタンカーメンのキーホルダーが何と中国製だ。しかし、悪い製品でないのだ。
貴君のいう共産党一党独裁の心配と、一人っ子政策の影響の出る20年後が世代交代の時どうなるかですね。 今日のTVでやってましたが、上海では30年続けてきた「一人っ子政策」を「二人っ子」にするという。かなり将来の弊害が見えてきたのではないですか?
それに、中国の憲法を読んだことありますか?
『中国は、世界で最も古い歴史をもつ国家の一つである。中国の各民族人民は、輝かしい文化を共同でつくりあげており、榮えある革命的伝統をもっている。(中略)台湾は、中華人民共和国の神聖な国土の一部である。祖国統一の大業を成し遂げることは、台湾の同胞を含む全中国人民の神聖な責務である。(中略)この憲法は中国各民族の奮闘の成果を法の形式で確認し、国家の根本制度と根本任務を定めたものであり、国家の根本法であり最高の法的効力をもつ。』としている。ウイグル族の問題もあり。大変である。
南北朝鮮の統一も、民族の悲願でしょうね。
インドも前に書きましたが、民衆の力強さとヒンズ―教の力は底知れないものがあるようですね。
S君は世界を動かしている闇を探っているみたいです。秋にはTED会議にインドへ出席とのこと。
前回出席のホーキンス博士はどうなんだろう? 入院中と聞いたが、先日オバマ大統領から「自由勲章」を頂いてみえたから、ほっとした。
私は、塩野七生女史お薦めの「私の中の日本軍」山本七平著を読み始めたが、女史も言って見えるように遅遅として読めなかったと言ってみえるだけに、日本軍の組織のもつ悪い酷さ(百人切り、ビンタなど)に辟易して、ちょっと中断です。
お盆、終戦記念日とが重なって、纏まりませんでした。
お読み下され、感謝致します。
アメリカのF君から久しぶりのメールがきた。
日本のような蒸し暑さは、humid-heat ,muggy, sweltering と表現されても、住んでもらわないと分からない。へバリ気味の毎日です。
『オバマ政権が誕生してから 早半年近く経ちましたが こちらでは 新しい保険制度の話が、賑やかです。 オバマの打ち出した新制度が今後どうなるか?議会の動きが注目されます。
ところで 今 以下の本を読んでいます。
"The Post American World" (Fareed Zakaria 著)
2009年のNew York Times のBestsellerになった本ですが、 一言で言うと 今後の世界は どうなって行くか という話です。
以下の目次からすると 想像出来ますが。
1.The Rise of the Rest
2.The Cup Runneth Over
3.A Non-Western World?
4.The Challenger
5.The Ally
6.American Power
7.American Purpose
いずれにしても かなり世界が変わるようですね。
一言で言うと 現時点で言う 彼の”史観”である。 アメリカの一国集中が変化の時代に入った今 次の世界の変化を論じた書である。
彼は この本で インドと中国を取上げている。 インドは 10億人の人口と ヒンディー語の文化、イギリスがもたらした自由主義経済とに注目している。
一方 中国は その14億近い人口と 年10%近い成長に大いに注目しているが、共産党1党独裁の今の経済成長が何時まで続くか やや不安を抱いている。
この本で 彼が アメリカの特色を色々取上げているが、1番特色は Immigrationにあるいっている。 今では WA SPの比重は はるかに低くなっているが Hispanicを中心とする民族の多様化は 今も進んでいる。
この意味で アメリカの繁栄は続くと見ている。
ちなみに 彼は インドで生まれ アメリカに移住し エール大 と ハーバード大学院を出ている。』
***
先読みの読後感、有難うございます。
拝読致しました。
アメリカの覇権がどこまでいくかですね。
クリントン夫妻が、アジア、アフリカと飛び回って、オバマ大統領の地ならしをうまくやってるようにみえます。
内政的には本人が頑ん張って、経済を黒字にして、マニフェストの「共通の価値観」をどうこれから打ち立てるかですね。ヒスパニックの力はすごいのでしょうね。それに、まだタリバンが健在だそうだ。
一方、中国のすごさは凄まじい。ほとんどの衣料、雑貨は中国製だ。みやげ物の裏を見れば分かる。
ツタンカーメンのキーホルダーが何と中国製だ。しかし、悪い製品でないのだ。
貴君のいう共産党一党独裁の心配と、一人っ子政策の影響の出る20年後が世代交代の時どうなるかですね。 今日のTVでやってましたが、上海では30年続けてきた「一人っ子政策」を「二人っ子」にするという。かなり将来の弊害が見えてきたのではないですか?
それに、中国の憲法を読んだことありますか?
『中国は、世界で最も古い歴史をもつ国家の一つである。中国の各民族人民は、輝かしい文化を共同でつくりあげており、榮えある革命的伝統をもっている。(中略)台湾は、中華人民共和国の神聖な国土の一部である。祖国統一の大業を成し遂げることは、台湾の同胞を含む全中国人民の神聖な責務である。(中略)この憲法は中国各民族の奮闘の成果を法の形式で確認し、国家の根本制度と根本任務を定めたものであり、国家の根本法であり最高の法的効力をもつ。』としている。ウイグル族の問題もあり。大変である。
南北朝鮮の統一も、民族の悲願でしょうね。
インドも前に書きましたが、民衆の力強さとヒンズ―教の力は底知れないものがあるようですね。
S君は世界を動かしている闇を探っているみたいです。秋にはTED会議にインドへ出席とのこと。
前回出席のホーキンス博士はどうなんだろう? 入院中と聞いたが、先日オバマ大統領から「自由勲章」を頂いてみえたから、ほっとした。
私は、塩野七生女史お薦めの「私の中の日本軍」山本七平著を読み始めたが、女史も言って見えるように遅遅として読めなかったと言ってみえるだけに、日本軍の組織のもつ悪い酷さ(百人切り、ビンタなど)に辟易して、ちょっと中断です。
お盆、終戦記念日とが重なって、纏まりませんでした。
お読み下され、感謝致します。