晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

経営の本棚⑯ リストラなしの「年輪経営」 塚越 寛

2015年07月05日 | 経営の本棚

****************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第248回記事(2015年7月6日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定

 タイトル 経営の本棚⑯ リストラなしの「年輪経営」 塚越 寛
****************************************

前回のこのコーナでは、
「がんばらない経営」(ケーズホールディング会長 加藤修一著)
を紹介しました。
現代の経営理論の真逆の経営理論・方法のように思いました。

今回も、真逆の経営理論・方法と思われる、
『リストラなしの「年輪経営」』(伊那食品工業会長 塚越 寛著 光文社発行)
を取り上げたいと思います。
トヨタ自動車の豊田社長も最近この「年輪経営」を言われていると、数回新聞記事などで見た記憶があります。

「年輪経営」とは、木の年輪のように毎年少しづつ会社を成長させる経営です。会社の永続を願い、「遠くをはかる」経営を心掛ければ、急激な成長を避け(その後の反動が恐ろしい)、いい時も悪い時も無理をせず、前年より確実に低成長ではあるが成長を目指すことになります。

本の中身を読んでみるとポイントは「バランス」です。それはいろんな点でです。
詳細はこの本を読んでいただけたらお分かりになります。

お勧めの一冊です。

 

最後に2点、本の中に書かれている言葉を参考になるので記載しておきます。
なかな薀蓄(ウンチク)があります。
一つ目は、
 遠きをはかる者は富み
 近くをはかる者は貧す
 (以下省略 二宮尊徳翁の言葉だそうです。)(23p)
二つ目は、
 利益は健康な体から出るウンチである
 (体は会社と読み替えてください。)(40p)

                                                   三郎右衛門

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 神鍋みやげ かりんとう饅頭 | トップ | 四季の花 7月 三色の紅葉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

経営の本棚」カテゴリの最新記事