今後は、京都府の中小企業診断士仲間で書いているHPの私の書いている記事で、
「丹鉄」に関する記事をグループリーダの了解が得られましたので、
コピーして記事とします。
4週連続で記事とします。
神鍋屋 三右衛門
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はじめに
「三たん(さんたん)」という言葉をご存知ですか?
(決して電池の単三(たんさん)のことではありませんので。)
昔の国の呼び名で、丹波国(京都府中部・兵庫県中部の一部)と丹後国(京都府北部)と
但馬国(兵庫県北部)のことです。
(但馬は「たじま」と読みますが、強引に「たんば」とも読むことができますね。)
この旧3国は現在でも経済的な結びつき等が強いので、「三たん」地方と呼ばれています。
別名は「三たん鉄道」
この「三たん」地方を走る鉄道がありました。かつての旧北近畿タンゴ鉄道(KTR)。
路線は3本、①宮豊線(京都府宮津市(丹後国)から兵庫県豊岡市(但馬国))
②宮福線(京都府宮津市(丹後国)から京都府福知山市(丹波国))
③宮舞線(京都府宮津市(丹後国)から京都府舞鶴市(丹後国))
(出典:京都丹後鉄道のホームページの路線図)
大赤字
三たん地方は基本的に過疎地なので、鉄道会社は毎年大赤字。
KTRの34期事業報告書では、約15億円の補助金が地元自治体等から出ています。
住民の足として鉄道は残したいが、大赤字をどう解消するのか?
その結果考え出された案が、上下分離方式。
つまり、鉄道資産を持つ会社と、鉄道を運行する会社を分ける。
赤字路線の鉄道運行に手を挙げた「WILLER TRAINS」
上下分離方式を採用しても、鉄道の運行だけでも大幅な赤字になってしまいそう。
誰もが拾いたくないような「火中の栗」。
そんな、火中の栗を敢えて拾われたのが
「WILLER TRAINS」(ウィラー トレインズ)。(URL http://trains.willer.co.jp)
長距離高速バスを運行し、革新的なサービスを導入し大幅な売上アップをしている
WILLER ALLIANCE グループの会社です。
(宮津駅にある、京都丹後鉄道 の会社の看板)
がんばれ「丹鉄」
旧KTRは、京都丹後鉄道(略称「丹鉄」)と名前を変え、列車運行が2015年4月からされています。主に京都府の過疎地を走る「丹鉄」の、
①沿線各駅の名所や会社
②新しい取り組み・新しサービス
③その他
をがんばれの気持ちを込めて今後ご紹介します。
神鍋屋 三右衛門