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ジャズ・マンとその時代講義2回目

2024年01月24日 | 日記・エッセイ・コラム

前回は初日で久しぶりに丸山先生に会えてふわふわしてましたが、今回あらためて出席して良かったなと思う回でした。

第二回の昨日は1961年マイルス35歳からの作品について。
この頃はメンバーが頻繁に入れ替わり、1962年にジョージ・コールマン、トニー・ウィリアムス、ハービー・ハンコックの黄金のクインテットが結成された頃。
Jazz史的にはハードバップ時代からモードへ。アメリカ史的には公民権運動の時代。
『So What』の年代別聴き比べからも、このバンドの進化の速さにびっくりしてしまいます。
何から何までとんでもない才能と技術と音楽性。
先生がおっしゃるには「当時の日本でジャズをやる人はみんなこれをお手本にしていた。彼らの足元にも及ばないというコンプレックスを抱えながらもみんな人生の全てをかけてやっていた」とのこと。

また、当たり前ながら歴史を知ることの重要さが身に沁みます。
アフリカンアメリカンの人達が壮絶な運命の中でそのとてつもない民族的な芸術性と懐の大きさで作ってきた音楽が、今日の世界でも音楽の中心になっているということを忘れてはいけないですね。

この言葉がとても印象的でした。
「彼らにとっては、音楽というのが自分の外側にあるものではなくて、内側から湧いて出てくるもの。音楽とは人間の一部である」
まだ少しご不自由な声で、この部分だけは特に明瞭におっしゃったのでハッとしました。
明日は骨折された経過が悪く、なんと手術をされるそうで(それでも来週の授業は病院に許可を取って行うそう)、授業は楽しみですが無理をされないで無事手術を終えることをお祈りするばかり。

講義後の弾き語り演奏も心に響くものでした。
ご病気の前の丸山先生のヴォーカルは言わずもがな美しく素晴らしく先生の演奏を聴いてジャズの道に入った生徒は数知れずですが、昨日の弾き語りはまた別の次元で心に響くものでした。


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