■岡本太郎の絵本『あいしてる』(小学館)
著者:岡本太郎、舟崎克彦
協力:岡本敏子、岡本太郎記念館、川崎市岡本太郎美術館、東京国立近代美術館
タロウさんの絵本があると知って、早速、図書館で取り寄せてみたv
大型本いっぱいに描かれたパワフルな線と色を見ていると、自然と元気をもらえる
わたしは無意識に絵本を開いて、この数日間、目の届くところに飾っていた。
連日の不安と恐怖の連鎖で、シャットアウトしていた感情に挑みかかってくるようだ。
音楽にしても、絵や彫刻にしても、日常にあって、見て、触れた人に、
なんらかの感情を呼び起こさせるものは、なんであれアートなのだと思う。
周囲には、自分の寂しさ、感情を怒りでしか表現できない人もいる。
でも、そんな憎しみすら愛情表現のひとつだ。
もし何の感情も抱いていなければ、ただ無関心にその前を通り過ぎるだけだろう。
タロウの燃えあがる線も、一見すると怒りの噴出に見えるが、
そこには人とその社会に対する強い関心、愛情が溢れているのが伝わってくる。
だから見ていて力が湧く。
力強い線からプラスのエネルギーが太陽光線のごとく、見ている万人に降り注いでくる。
こうした絵が絵本となって、まだなにも社会のルール、規範、価値観に左右されない子どもたちの目に触れるということは素晴らしい試みだと思った。
▼岡本太郎作品集
著者:岡本太郎、舟崎克彦
協力:岡本敏子、岡本太郎記念館、川崎市岡本太郎美術館、東京国立近代美術館
タロウさんの絵本があると知って、早速、図書館で取り寄せてみたv
大型本いっぱいに描かれたパワフルな線と色を見ていると、自然と元気をもらえる
わたしは無意識に絵本を開いて、この数日間、目の届くところに飾っていた。
連日の不安と恐怖の連鎖で、シャットアウトしていた感情に挑みかかってくるようだ。
音楽にしても、絵や彫刻にしても、日常にあって、見て、触れた人に、
なんらかの感情を呼び起こさせるものは、なんであれアートなのだと思う。
周囲には、自分の寂しさ、感情を怒りでしか表現できない人もいる。
でも、そんな憎しみすら愛情表現のひとつだ。
もし何の感情も抱いていなければ、ただ無関心にその前を通り過ぎるだけだろう。
タロウの燃えあがる線も、一見すると怒りの噴出に見えるが、
そこには人とその社会に対する強い関心、愛情が溢れているのが伝わってくる。
だから見ていて力が湧く。
力強い線からプラスのエネルギーが太陽光線のごとく、見ている万人に降り注いでくる。
こうした絵が絵本となって、まだなにも社会のルール、規範、価値観に左右されない子どもたちの目に触れるということは素晴らしい試みだと思った。
▼岡本太郎作品集