メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

1997 French Open

2004-02-23 12:42:05 | テニス
WEMEN'S QUARTER FAINAL スティフィ・グラフ×アマンダ・クッツァ(25) 6-1 6-4 クッツァ

まー敗れたよグラフ。
グラフ×ヒンギスの女王新旧対決が見物だったのに。

日本の東レで左膝を痛めて、初めて長期静養3ヶ月後のベルリンでも6-0、6-1でクッツァが勝利。
グラフの最も苦手な相手か。

しかし、全仏3連覇を目指してたディフェンディングチャンピオンのグラフが
ここで準決勝で敗れたのは'86以来だとか。

これでセレスがベスト4入りしたから、グラフは世界ランキング3位。
ってことは、1位ヒンギス、2位セレスってこと?! いやー我らがモニカ

セレスは、佐伯やメアリー・ジョー・フェルナンデスを敗って見事ベスト4入り。
今はヒンギス×サンチェスって、これも面白そうだけど、途中で放送時間切れ
この勝者と準決勝。どっちと当たっても面白くなりそう。

もう1つのブロックは、クッツァと???(忘れた)。
セレス復活を期待しちゃうなあ。
でも、日本でも見慣れた南アフリカのクッツァはあなどれない好調さ。みんな命賭けてるからね。

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男子は、アガシもベッカーもなぜかいない。
今年はエドベリもいないし、第1シードのピートが3回戦での敗退。

セレス×地元メアリー・ピアースとともに変な風邪をひいたそうで、
ムスターも、ディフェンディングチャンピオンのカフェルニコフも、
それからもう今年25歳!(あー信じられない、この時の移り過ぎゆく早さ!)チャンも敗退。
父いわく花嫁募集中。家族と結婚する覚悟じゃなきゃムリだね

見たことも聞いたこともない若手が続々。
特にクレーコート専門で待ち構えているからね。

チャンを下したのは、クレーの覇者ブルゲラ
全仏は2回優勝してて、今年も狙ってきてる。
彼が16シードで、他の面々は皆知らない人ばかり。
とにかく男子は混沌としてるんだな。

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日本の杉山は3回戦だったかな、サンチェスに敗退。
伊達のいない今シーズン。ポスト伊達の位置はラクじゃない。

沢松は注目のヴィーナス・ウィリアムズに敗退。
ビーズじゃらじゃの髪、シルバーのウェアという井出達が印象的。

ウェアといえば、ほとんどがナイキマークを着ているのが目立つ。
いろんなデザインで、それぞれの個性が出てるけど、
クッツァ、セレス、サンチェス、グラフ?、チャンもそうだったなあ。テニスの独占市場ってところ。
特にモニカのセーラー服風のウェアは可愛い


WEMEN'S SEMI FAINAL モニカ・セレシュ×マルチナ・ヒンギス 7-6 5-7 4-6 ヒンギス!!

まだ興奮の余韻が残る。

'90、'91、'92の3連覇記録と、ここでの最年少記録保持者モニカvs
彼女の最年少記録をことごとく塗り替えていく、目下36連勝中、初のフレンチ決勝を目指すヒンギス。

Head to Head は、ヒンギスの3:1。
今度も7割がヒンギス勝利を予想しながら、モニカファンの応援も相当なもの。

なんといっても試合前、モニカがジョークを言いながらヒンギス、主審とすごく打ち解けた笑顔で談笑
写真撮影は、ファイナルの直前とは思えないすがすがしさだった。

でも、play中のモニカの集中力の高さはガラリと変わって、厳しい表情。
実のところ、モニカ大ファンながら、やっぱりヒンギスか・・・と覚悟して、
期待して、あっけないストレート負けもあり得るとさえ思っていたのに、この奮闘ぶり。

復帰後、故障続きだったというセレス。
聞けば、コーチでもある最愛の父が、なんとがんで療養中とのこと。
彼女は父のため、そして自分のために必死に球に食らいついているのがひしひしと伝わってくる。

「事件後、テニスに対する考えがガラッと変わった。今は自分の幸せのためにテニスをしている」

「もう一度、あのセンセーションを取り戻したい」

テニスを楽しもうとする気持ちのゆとりと同時に、今一度NO.1を目指す気迫が感じられるこの名言。
2年半というブランクを経て、暫定1位からヒンギスが現れ、4位だったのを今大会敗れても、
2位まで浮上させたモニカの根性

23歳。
失ったものは、大きくはかり知れないが、だからこそ、彼女しか得られなかったものもきっとあるはず。
彼女は奇跡を起こそうとしている

サーヴィスの不調と、決め球のネットや、アウト、ヒンギスに打ち負かされたというより、
自分のミスが多かったのがこの試合の印象。

最後まで球を追う根性は見せたものの、試合後跳びはねて狂喜したヒンギスと
呆然とイスにもたれかかるモニカの表情がなんとも言えず対照的だった。

****************

それにしても書くのもイヤになる。
第1セットをとったモニカが、第2セットもとれるかも、もしや
興奮で心臓はちきれんばかりに見てたのに、

「明日の約束時間を確認しなきゃ」と思いたったのが運のつき。
今まで一度も全仏の結果なんて流してなかったNHKの手話ニュースで
「ヒンギス初の逆転による決勝進出!」

赤土コートの映像が目に入って、目を閉じ、耳を塞いだ時はもうこの言葉が耳に入って、後の祭り
どーーーーーーーーーして、よりによって、この時、この瞬間にビデオをとめて、
テレビで、このニュースで、この瞬間なわけ???

過去へ巻き戻されたかったよ。録画テープみたいに。
スポーツニュースの速報なんてダイッッッッッッキライ
悪魔の仕業としか思えない、この憎らしいまでのタイミングの悪さ。


****************

テニス誌によると、今大会ベッカーは右手首故障、アガシは芝への準備で欠場とのこと。
ちなみに4月にブルックとめでたく結婚したアガシは、不調続きの上、
コードヴァイオレーション等での罰金が重なっているらしい


Mix Doubles Final 平木理化&マヘシュ・ブパシ(インド)×パトリック・ガルブレイス&リサ・レイモンド 6-4 6-1 平木組

第1シードとの対決であっさりストレート勝ち。
身長差2倍もある褐色の好青年との絶妙なコンビネーション。
ひけをとらない両手打ちの決め球の数々、日本女子でも初、
日本人プレイヤーとしては63年ぶりの4大大会でのMix Doublesでの優勝というから嬉しい。

(ウィキ見たら、“混合ダブルス部門で、日本人選手が4大大会で優勝したのは、
 1975年ウィンブルドンの女子ダブルス部門を制した沢松和子&アン清村組以来22年ぶりの快挙であった。”てあるな

小さく華奢な体、人形みたいにキュートな顔立ちからのビッグショットに、
地元テレビカメラも釘付けといったところ。


WEMEN'S FAINAL マルチナ・ヒンギス×マヨーリ(19)

ヒンギスの楽勝かと思ったら、なんとマヨーリ初優勝
いやあ、スポーツって分かんないものね。

土曜は録画し忘れて、日曜のハイライトじゃ上のゲームの後、すっかり寝ちゃって、
ま、どっちでもいっかモニカの準決が今大会のハイライトだもの。
どんな風に女王が敗れたのか分かんないけど、ストレート負け。


MEN'S SEMI FAINAL クエルテン(ブラジル)×フィリップ・デウォルフ(ベルギー)

どちらもノーシード。ブラジルの痩せた陽気なサッカー選手みたいなクエルテンと、
危険な美しさをもつデウォルフの、テニスには珍しいお国の出の新鋭対決。
いいゲームだけどあんまし興味なし。この勝者がファイナルでブルゲラと戦うらしい。


MEN'S FAINAL ブルゲラ×クエルテン 4-6 3-6 2-6 クエルテン

あっけないストレート。初のベルギープレイヤー優勝。新しいスター出現。本人も驚いて、
「ここまでこれると思ってなかたから、シャツはこれ1枚しか持ってない
話せば片言英語のふつーのお兄ちゃん。


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