メランコリア

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『クレージー黄金作戦』(1967)

2007-05-20 17:55:07 | 映画
『クレージー黄金作戦』(1967)
監督:坪島孝
出演:植木等、ハナ肇、谷啓、浜美枝、園まり ほか

ふたたび植木等シリーズ。とはいえ今作は彼も含めてのクレージーキャッツ映画。
「東宝35周年記念作品」でもあり、「キャッツの代表作」ともいわれてるみたい。
日本→ハワイ→ロス→ラスベガスと、日本映画初のアメリカロケも敢行。
ヴェガスの大通りで派手に歌って、踊るシーンはまさにハリウッドミュージカルっぽくて圧巻。
歌ってる内容が「金だ金だよ、キンキラキンのキン~」てストレートすぎて笑ってしまう
ハロー・ラスベガス~金だ金だよ

カジノのショーでは、ザ・ピーナッツやジャニーズが歌う♪ウナ・セラ・ディ東京
(2曲とも作詞:田波靖男 作曲:宮川泰)も見応えあり(かなり意識してるなあ!
てかジャニーズってゆうアイドルグループがいたんだ!
豪華ゲストには、ハワイのビーチで美女に囲まれてギターを弾き語る加山雄三とか、
ボロボロの格好の運動家でちょっとだけ出演してるドリフターズの小ネタとか盛りだくさん!

2時間40分という異例の長さで、中身はほんとのんびりおとぼけ&荒唐無稽。
漫画に出てきそうなインディアンや現地のギャングが雇った怪しい男2人組まで
キャッツのメンバが演じていて、一応外国人キャストもいるのに、「いかにも」的
わかりやすすぎる演出&セリフ回し。
当時の日本人にも分かりやすいような英会話をあえてわかりやすい読み方で入れたのか?
新婚旅行が熱海とかだった時代にハワイとかのアメリカはまだまだ「夢のまた夢」だったろうし。

坊主なのに大のギャンブル好きの植木、政治家のハナ、医者の谷がそれぞれのいきさつで
渡米して文無しになり、植木の作ったニセコインを持って砂漠をさんざん歩いてヴェガスに
たどり着くまでがすでにそうとう長い!
あっとゆう間に儲けても、その名もズバリ!海野月子(うんのつきこ)というヒロイン・浜のせいで、あっとゆう間にすっからかんに戻るという、一応道徳じみたテーマも義理でw入れつつ、全体的にはゆる~い娯楽作品に仕上がってる、なんだかバブリーな1本。
期待してた歌と踊りが少ないからちょっと物足りない感じがしたかな。
個人的には、自分も歩いたハリウッド通りの「Walk Of Fame」が懐かしかった。


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