メランコリア

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『河童』(2006)

2009-06-21 17:17:31 | 映画
『河童』(2006)
原作:芥川龍之介 監督:秋原正俊 音楽:梅津和時
出演:谷中敦、小倉一郎、松田洋治、三瀬真美子、山本淳一 ほか

昔から英米文学のほうが好きだったから、日本文学は宮沢賢治以外ほとんど読んでないに等しく、
今作を書いた芥川龍之介も短い「羅生門」と「蜘蛛の糸」を読んだわずかな記憶があるばかり。
最近ぽちたまの後でなにげに『世界を変える100人の日本人!JAPAN ALL STARS』を見る機会があって、
そこで筒井康隆さんが今作を読むようにススメていたのを見たのは最近のこと。
「河童の世界を描くことで人間社会を痛烈に批判している傑作だ」とゆってた。

なんといってもスカパラ・谷中敦が主演てことで観たわけだが、演出なのか素なのか朗読のようなセリフ回しw
演技といっても、監督は「平均身長が150cmというカッパの中で、阿部寛みたいな背の高い男性がよかった」とのことで、
その絵になる風貌と雰囲気が買われたわけで、それでいいんじゃない?
とにかく彼以外はみなカッパ。全身水色タイツ+嘴(口呼吸のみ)ってゆう特殊メイクがゆる~い感じで、
カッパ語と日本語が同時通訳状態で喋られるから、セリフの半分以上は聞き取れなかった

医者カッパ役の梅津和時さんが音楽担当で、あのカッパ語の音はなんとっ!saxらしい/驚×300
いろんな音が出るものだ。てっきりコンピュータの人工音だと思った。
特典では舞台挨拶の模様が入ってて、出演者全員が揃って撮影秘話など話して面白い。
なぜか『ダ・ヴィンチ・コード』の宣伝をバックに生演奏してたサントラも温かみがあってgood。

原作も読んでみたい。読めばもう少しはこの映画のことも理解出来るかも。


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