メランコリア

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ボリス・ヴィアン全集1『アンダンの騒乱』(早川書房)

2005-12-06 23:55:55 | 
ボリス・ヴィアン全集1『アンダンの騒乱』(早川書房)
原題Trouble dans les Andains by Boris Vian
ボリス・ヴィアン/著 伊東守男/訳
初版1979年(1988再版) 989円

※2002.10~のノートよりメモを抜粋しました。
「作家別」カテゴリーに追加しました。

ボリス作品連は、ラストのオチまでいかないと何の話かもサッパリ分からないw
タイトルも全然見当違いだし。

とにかく早川が全集を出してるのはよかったし、
帰省ピークのバス車内で退屈しなかったのはたしか。


あらすじ(ネタバレ注意

アデルファン伯爵はゲイの友だちセラフィーニョとともにタンポポ男爵夫人の夜会に出た
一瞬、部屋の中が真っ暗闇となり、アデルファンのバルバラン(何だろ?)が盗まれた

自宅に戻ってからは銃弾が撃ち込まれ、ニセのバルバランがポケットに戻っていた
Aは私立探偵“アジョール(少佐)”を呼ぶ
彼は知人アンティオッシュを呼んだ

4人はAのアジトの1つの地下室におり、手榴弾を投げると根口クラゲ(?)も一緒に死に
あたり一面血の海となる

老人は原稿を渡して去り、みんなで読み始める

アンダンの父・ヴィジィ男爵は、取立屋の冷酷な男で殺人も構わない
ボルネオ島でバルバランを手にしたが、Aの父に渡してから駆け落ちしたため、
アンダンに取り返せと書いてある

アンダンは早速Aを撃ち、セラフィーニョも殺し、先ほどの老人=ヴィジィ男爵を探しにでかける
2人はAの召使いデュヌーに捕まり、バルバランのありかを教えないと、
父ヴィジィ男爵の前で拷問すると脅し、ヴィジィ男爵は白状し、
ヴィジィ男爵の友人ポポペテックは、デュヌーと相撃ちになって倒れる

アンダンは、バルバランを見つけて父を首吊りにし、
バルバランを海に捨て、Aとともに去る


追。
ボリスは『危険な関係』でジャンヌ・モローの相手役として映画にも出演している/驚



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