『トキワ荘の青春』（1996）

『トキワ荘の青春』（1996）
監督・脚本：市川準
出演：本木雅弘、、鈴木卓爾、阿部サダヲ、さとうこうじ、大森嘉之、古田新太、生瀬勝久、翁華栄、松梨智子、北村想、安部聡子、土屋良太、柳ユーレイ、桃井かおり、きたろう、時任三郎 ほか

手塚治虫をはじめ、石森章太郎、赤塚不二夫、つげ義春などなど日本のマンガを支えてきた偉人が住んでいたトキワ荘。
主演のモっくんはもちろん、阿部サダヲ、古田新太、生瀬勝久など好きな俳優が揃って漫画家になりきってるのも大きな見どころ。

最初は手塚治虫と寺田ヒロオだけだったのかな。そこへ「２人で１人」の不二子・不二夫が上京して手塚の代わりに入り、
その後次々と漫画家の卵たちが入って、『新漫画党』を結成し、励ましあい、刺激しあい、仕事も実際助け合って、
最低限の生活でも、自らの才能と、マンガの将来を夢見て、腕一本で食べていくってスゴイ。

そのうち、１人売れ、２人売れして、荘にも講談社などの大手出版社が原稿を取りに来るようになり、
夢を実現させた者の影には、なかなか芽が出ず、認めてもらえず、自問自答して悩む日々を送る者もいた。
クリエイターの焦り、厳しさは想像を超えるものがある。
それでも好きなことをして、朝も夜も気づかずに描き続ける姿に感動。
ラジオから流れる歌謡曲などに昭和のかほりもプンプン。
ジャズをかけながら仕事してたシーンもあり。聴いたことあるけど何だっけ？？？

2008年に脳内出血のため59歳で逝去した市川準監督作品DVD特集が冒頭に入っていた。
いろいろ観てみたくなった。