メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(2004.2~ part1)

2014-02-22 10:39:00 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は勝手やレピッシュの切り抜きが貼ってある透明なルーズリーフからご紹介。
まだまだ翔さんブームはつづいておりますv
でも、途中から萩原流行さんにハマったんだよねw

  

photo1:Taboo2回目の参戦v
photo2:バンバンバザールの切り抜き。福島さん若い!
photo3:『ゼブラーマン』は劇場で2回観たv

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『修羅がゆく5 広島代理戦争』(1997)
監督:佐々木正人 出演:哀川翔、萩原流行、清水宏次朗 ほか
この副題、思い切り「仁義なき」シリーズ意識してるねw
若頭は血だるまになって野獣ボブ・サップ並みの暴れよう!
腕はちぎるわ、首へし折るわでスゴイ見せ場作ってる 
翔さんは、あくまでクールに刀さばきv
女組長は民衆のために働いたとさ、めでたし、めでたし・・・
てか、あんたらも一般人から金巻き上げて暮らしてるんならあ~!

監督が変わるとスポットの当て方、撮り方も随分印象が変わるもんだ。
今作の翔さんは主演張ってても一役者、一つの駒として見せてる感じ。
とにかく脂の乗り切ったイイ仕事して充実してる男の花盛りの顔ってまさにコレ!
どこから撮っても艶っぽいシーンが絵になる翔さんでした~。


『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』(2002)

監督:三池崇史 出演:哀川翔、佐野史郎、徳井優、室井滋、キムラ緑子 ほか
久々映画観て熱い涙をボロボロ流した。しかもあの三池監督で
こんな人情話もじっくり撮れる人なんだ。
ちゃんとした風景画も描けるのにキュビズムやってたピカソみたいな人だな。しかも大阪人か。

翔さんと佐野さんの関西弁は、もろウソっぽいけど、ちゃんと大阪人の温かい人情が効いてる/涙
それにしても今作のホームレス翔さんもキョーレツ!
ホームレスなのに元殺し屋で、お風呂も入ってるからイイ香りの時もあるってのが可笑しい。
ヅラとるとスキンだし(それも別撮りのw

「この話を書けば売れる! 印税が入るぞ」「何に使うんだ?」
「・・・みんなでラーメン食おう

村長に惚れてる美容師の室井さんもいい助演。諦めるために他の男の子どもができたってウソつくけど
「やっぱりムリみたい」ほとんどお金をたかられてる状態なんだけどね

金の天国と地獄を知るホームレス仲間は、金が欲しいんじゃなく
一緒に損得なしに付き合える仲間が必要なんだっていうところがなんともあったかい。
社長役は引越しの境の人?! 演技派なんだ。


『SUPER 8』(2001)
監督:エミール・クストリッツァ 出演・音楽:ノー・スモーキング・オーケストラ ほか
あの『アンダーグランド』を撮った監督作品で、しかも裏打ちに乗せてオーケストラを名乗る中年バンドの話!
見逃せまいと気にしてたけど、フィクションだと思いきや、実在のバンドのドキュメンタリーだったと
途中からやっと気づいた時は、疲れで朦朧と眠ってしまい、2度観てやっと構成が見えてきたw

ツアー映像+♪ウンザ・・・PV撮影風景+メンバ1人1人の育った背景等のインタビュー(回想?)
+写真家?が写したメンバの写真披露をつなぎ合わせているってワケ。

ステージ本番中に腕を脱臼したベーシスト。
彼らの寸劇は評判となってTV番組にもなった。ネタはMPばりの政治風刺もの。
歌にも出てくるがユーゴスラヴィア出身なのか?

バスでの移動、他愛の無いおふざけ(ブルース・リーの物真似は爆)、酔って意味のないケンカ、
演奏についての意味ある口論等々、もしかして3月発売のスカのロードムーヴィもこんな感じ?
と思わせる大所帯バンドの日常が伝わってくる。

スカだけじゃないな。ルーツはそれぞれだが、結婚式や葬式に呼ばれるような独特な民族音楽の魅力もある。
いわく「英国にワンサといるバンドみたいにはやれないが、エキゾチックなルーツをもつ独自の音楽がある」

チューバやらのホーンもいるし、何でも弾いちゃうバイオリニストもいる。
アコーディオン弾きもいれば、踊ってるだけみたいな人もいるw

で、クライマックスはPV一気流し。田舎町に棺を乗せた霊柩車が来て、みな列車に乗る。
堅い尼さんも2トーンの速いリズムに思わず踊りだし、ヤギは紙を食べてる。
棺の中の男も手を打ってるw そのうちトンネルを抜けるごとに1人ずつ消えてゆく。
メンバは逃げるが、結局は誰もいなくなったってオチ。

フシギな異次元世界に招き入れちゃうこのバンド、タダ者じゃない


『獅子王たちの夏』(1991)
監督:高橋伴明 出演:哀川翔、的場浩司、香坂みゆき、そのまんま東、白竜 ほか
チンピラから出世して組長の弾よけボディガードまでなるが、結局落ちぶれて、組長を殺るまで、
ゴリゴリのヤクザじゃない、スカしてカッチョいい、軟派だけど筋の通った翔さんが観れて◎。

上手に鞠をつきながら♪あんたがたどこさ を歌うのが可愛い。
香坂さんとのドキドキなベッドシーンもある
結局、男をあげるにも帰った時に待っていてくれる女がいなきゃサマにならないってことだ。


『デブラ・ウィンガーを探して』(2002)
監督:ロザンナ・アークエット
ロザンヌ・アークウェットが40代に入って、老化、仕事を失うことへの不安、
家庭と育児、女優業を両立させることは可能かに疑問と不安を感じ、
リスペクトする女優らに聞いて回るロードドキュメンタリームーヴィー。

まず、デブラが5年も前から引退していたことにビックリ
アンチ・ハリウッドでショービズ界向きではないとは思っていたけど、
やっぱりこれから先観れないのは寂しい・・・

「若くて脚光を浴びるのはハード。最初は半分死んでたけど、過渡期だった。
 40代は休むべき。そこから、またパワフルに生きられる。
 私はNOじゃなくYESって気持ちで辞めたの」

他のゲストも多彩!
メグ・ライアン「私はセクシーとは無縁だったから、今叩かれて怖いと分かった」
ローラ・ダーン、シャーロット・ランプリング(『まぼろし』は皆絶賛「ランスは全然違う」)
ウーピー「デッカイ尻がストーカー/爆」
パトリシア・アークエット
ホリー・ハンター「『ピアノ・レッスン』に感動したって有名な女優から手紙をもらったのは一度きり
テリー・ガー
シャロン・ストーン
「ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェットはスゴイ!
 落ち込むけど、“スゴイ”と認めて、自分も同じように言われるようにすることでレベルを上げていく」
ハリポタの?「ダメ男が急に外車乗って、モデル連れて・・・そんな集まりで、会議では“あの女はヤレるか”」

必ず挙がるリスペクト女優、メリル・ストリープは出演なしで残念。
圧巻は大女優ジェーン・フォンダの話。

「ひとつだけ未練は、辞める前、何十本も出て8本しか訪れなかった瞬間、“この女優は高いギャラ相当の演技が観れるのか?”
 すごい磁場の中、街が明けて行く道は針のむしろ。でも、すべてが噛み合った瞬間はどんなlove makingよりも最高。
 でも、心は豊かになっても神経がヤラれる。私は神経のほうを選んだ。自分の明かりで生きることを」

「(母の墓前で)5人の子どもをクリエイティヴに育て、俳優の父も支えた母。がんで亡くなったけど、
 本当に彼女を殺したのは、女優として自己表現しきれなかったことじゃないかと私は思っている」

ロビン・ライト・ペン
「1年に1本にしてるけど母だけ数十ヶ月やってると表現したくなる、どうしても!
 後悔じゃないけど断った作品が当たると、自分がやらなかったことに喪失感を覚えるのは仕方ない」

整形するかしないかでは、ある女優が「しないことで50代になった時、50代らしい女優が必要になって役を独占できる!」
『スプラッシュ』のダリル・ハンナもいたな。

社会的にも文化的にも閉塞感の出てきたアメリカで、プレスの前では華やかな顔を見せる有名女優たちを
同じ視線から撮ることで、女性であることの永遠のテーマについて語るドキュメンタリーというアイデアからして面白いし、
いろいろと考えさせられる1本。


『ゼブラーマン』(2004)(劇場にて2回観た

監督:三池崇史 脚本:宮藤官九郎 出演:哀川翔、鈴木京香、岩松了、大杉漣、渡部篤郎 ほか
前半笑って、中盤怖くて、後半はヒーローアクション! 親子のシーンでは泣けるし、ほんとアッパレ!
42歳で新境地。まったく新しい翔さんがココにいる。コスプレにハマってる気弱なお父さん、
実は全速力で走っちゃうし、ワイヤーアクションもギュインギュイン
キーワードは“Anything Goes”(成せば成る)。

「浅井さんって呼んでいいですか?」w
「これでジュース買いに行っちゃおーかなぁ」とか、少年に会いに出かけるシーンは爆笑。
あ、TVでやってる「注意!」て謎のヒーローと貞子の対決も笑う!

「白黒つけたぜっ」て決めゼリフv その後、捕まっちゃったんだろうか?
イジメられっ子の息子との微妙なやりとりも見せる「お父さん、がんばって」「おう!」
宇宙人、その名も「スモール義男くん」。小さいうちはキモカワイイんだけど、
人の顔を溶かしちゃうのは三池ワールドだな
オレの背中に立つんじゃねえ! 白と黒のエクスタシー、ゼブラーマン!


『修羅がゆく6 東北激闘篇』(1997)

監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、渡辺裕之 ほか
シリーズ中一番面白かった! 渡辺裕之を迎えて、子弟、男女、兄弟同士の愛情がムリなく流れ、
しかもここにきてついに伊能と本郷の一騎打ち そこになんと春田が仲裁に入って・・・なんでやあああ!
前言ってた3人で世の中分け合おうってこと!? 京本も交えて見所満載。感動で涙。

監督が変わるとこうも作品が変わるものか。本作はたくさん名ゼリフ、名シーンがある。
渡辺裕之の熱いベッドシーンもあり、女にすがりつかれて「女を抱くための手足じゃねえ!」
と言いつつも、岸田組員にレイプされ、自殺を図った時は、殴って
「痛いか? それが生きてるってことじゃないのか!?」

T組長からもらった刀に映る本郷の眼。ラストもこの刀との怖い顔でキマリv


『修羅がゆく7 四国烈死篇』(1998)劇場版
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、清水健太郎、夏目玲、永島敏行 ほか
6同様の監督で人情ものに仕上がり、舞台は高知。翔さんとダブル主演の如き対バン張るのは、
昔フォークシンガーとは思えないヤクザ役にハマりすぎの清水健太郎。

今作で本郷組組員・平山が殉死。翔さん曰く「シリーズものは回を追うごとにハードになる」
皆前作を超えようと全力投球。少ない組員でまさに死闘。
組長2人が乗り込むシーンも迫力。迎え撃つ萩原さんも充分な悪役の色気ある演技!

前作での名ゼリフ「組長の命も組員の命も目方は同じだ、それが本郷組のやり方だ」にもつながる。

伊能「オレは大阪に戻らなきゃならん。本郷がいるかぎり進まんのじゃ!
「なんで金にもならん戦に他の組は手を貸すんじゃ!」彼には理解出来ないんだよね、友情とか

春田「足音が確実に聞こえてくる」と脅威を感じる。
修羅シリーズ観ながら四国も探訪w 今度はどこへ行くのやら。


『修羅がゆく8 首都血戦』(1998)
監督:澤田幸広 出演:哀川翔、萩原流行、にしきのあきら、大和武士、青田典子 ほか
ついに東京での対戦、しかも伊能が光和会会長まで殺っちゃって、自分が仕切るべく確実に駒を進めてきた。
にしきのあきらが意外とクール?に一癖あるヤクザを演じ切ってる。

伊能「一度出した金は引っ込めるワケにもいかん。薪にでもしてくれ」ってカッチョいい。

京本「昔を思い出すなぁ。伊能が策を立て、オレと本郷が道具持って・・・」
本郷「今も変わらねぇじゃねーか」爆
3人にも、こんな仲の良い若い頃があったのね、なエピソードがチラリ。

さて、伊能は光和会会長になれるかな? なれそうだな。他のメンツがいかにも弱そう
新宿を颯爽と歩く翔さんも似合うv


『修羅がゆく9 北海道進攻作戦』(1999)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、石橋保、川地民夫! ほか
どんどんクライマックスに向けて進んで、早く先が観たいよーな、終わりたくないよーな
今作は助演が梅沢富美男のせいか、時代劇ってゆーか演歌歌謡でもバックに流れそうな作り。
川地民夫の起用がシブイ!

「本郷みたいに筋の通った極道目指します! 妻にしたい女性もいて、諦めません」
て、それは別に言わなくてもいーんでないの?w

なんかヒーロー視してきてるよね。ヤクザなのに地域に貢献してるってこともあるのか?
改めてSの焼香に来た本郷が、さり気なく未亡人に札束置いてってる気づかいも憎い。


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