メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

日本の古典をよむ(7)

2009-07-28 21:12:44 | 
日本の古典をよむ(7) 土佐日記・蜻蛉日記・とはずがたり
土佐日記/紀貫之
土佐国司の一行が、赴任先の土佐を出発し、都に戻るまでの2ヶ月近くの旅を描いている。
天気が読めない船頭のためかいろんな場所に停泊しながらのゆっくりした旅で、
娘を赴任先で若くして亡くした歌がたくさん詠まれている。
冗談みたいな描写も多くて面白い。

蜻蛉日記/藤原道綱母
権力者・藤原兼家に嫁いだ女の20年にわたる半生。一夫多妻制度だった昔は夫を待つのみの生活で、
他の女の家に通いだした噂など聞くにつけ、ケンカしては泣いて待つ日々が描かれている。
一人息子の出世のみを頼みに、晩年は近くの寺社に参詣する様子の描写が生き生きと書かれていてステキ。

とはずがたり/後深草院二条
14歳で院の寵愛を受け、妻でもなく女房でもない不安定な身の上で、
愛人の雪の曙、院の弟の亀山院、異母弟で高僧の有明の月との間にそれぞれ子をもうけ、
正妻の東二条院には恨まれ、とうとう宮廷を追われて、かねてからの夢だった修行の旅をする後半まで。
マンガで読んでからこうして原文を読めば、大体のあらすじや心情もわかってるから
より深く身近に生の文章から伝わってくるものが感じられた。
院崩御の夜、おそろしげな森を履き物も忘れて朦朧と歩いて、たなびく煙を見る様子は切ない。


ほかにもこの小学館の「日本の古典をよむ」シリーズはたくさんあり。


ナチュラルウォーターコーナー。
ナチュローに新登場で置いてあった。赤のボトルがカワイイ。
Sparkling Natural Mineral Water BADOIT
同じ水でも炭酸が入るとなんだかジュースみたいに甘く感じるからフシギ。
最初スパークリングウォーターを飲んだ時は、水に炭酸?!て違和感あったけど、今は慣れたv
ちょっと冷やすつもりで冷凍庫に入れたまま忘れてたらすっかり凍ってしまい、
溶けるまで放っておいたら、ただのなまぬるい水に戻っちゃってたけど


いーぷらメルマガで届いた来月のスナック宇宙のゲストは、東京中低域!ちょっと楽しみv
2009年8月29日(土)ブラサキpresents 「Snuck宇宙」at下北沢440
【出演】・Bloodest Saxophone ・東京中低域




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