U-NEXTってGYAO!とつながっているのか?!
9.15まで無料視聴ができるので、「観放題」ってやつを洋画・邦画・ドラマ・・・全部チェックしてみたけど
観たいものがない・・・というか、観たい古い作品はもう観たし、新作はポイント課金で高いし
だからといって、それほどでもない作品に費やす時間・お金はもったいない
システムもよく分からないから手探りで、「一覧から探す」で検索できると分かって
好きな俳優、監督、作品名で探したけど、やっぱり観たいものはない
中には面白いものもあるだろうけど、私は今観たい俳優さんしか観たくないからなあ
他の検索と同じで、脇役だとヒットしないのもあるし
それから、最近は本モードで、2時間の映画や、全12話とかのドラマはキツイ・・・
■映画『レイクサイド マーダーケース』(2004)
原作:東野圭吾 監督:青山真治
出演:
(並木俊介)役所広司
(並木美菜子)薬師丸ひろ子
(並木舞華)牧野有紗
(藤間智晴)柄本明
(藤間一枝)黒田福美
(藤間直人)村田将平
(関谷孝史)鶴見辰吾
(関谷靖子)杉田かおる
(高階英里子)眞野裕子
(津久見勝)豊川悦司
9.15までの「U-NEXT」シリーズ。
角川映画つながりで、薬師丸ひろ子さんのよさげなサスペンスを発見v
出演者は完璧だけど、気が重い作品選んじゃったな
▼あらすじ(ネタバレ注意
女性カメラマン・高階英里子は、並木俊介と不倫している。
並木はミナコと再婚し、娘マイカとは血がつながってないが、娘想いで中学お受験を控えてナーバスになっている
俊介は光に弱いの?
私立の名門「修文館中学」に入るために、山奥の別荘で面接官・津久見の指導のもと、3組の親子で合宿をする
藤間と関谷もお受験の面接に必死(親のプレゼンが重視されるんだ。心理状況までメモされて
志望理由ですでにつまづく俊介
ツクミ「修文館では親子面接を重視しています」
ツクミは、マイカが3歳の時に親が再婚したことまで知っている
子どもたちは貸し別荘で過ごす 夫婦は別居中なため、同室にされて戸惑う
別荘にエリコが現れる 津久見と知り合いっぽい雰囲気
妻は夫の不倫相手だとピンとくる。
「どうしてこんなところにまで連れてくるのよ! マイカには私のような人生を送ってほしくないの」
「なぜ? 僕は君を尊敬してるよ」
エリコも修文館の出じゃないかと言い当てる津久見
バーベキューの夕食(柄本さん、ストーンズのTシャツ着てるw
エリコ「私の両親は、この受験のせいで離婚したんです」
ツクミは修文館を主席で卒業して成功しているが、今は塾の講師
エリコは、今夜はレイクサイドホテルに泊まるという
両親の関係を心配するマイカ
俊介のポケットにホテルのカギを潜ませるエリコ
夜も勉強後、まだ自習と言われて真面目な子どもたち
俊介は気まずいのか夜中に職場に戻ると言い出す
(ミナコが時々幻影のようなものを見るのが気になる
俊介はエリコが撮った写真にミナコやツクミも写り込んでいるのを見て驚く
「予定が変わった」と別荘に帰ると、みんなの様子がおかしい
エリコが死体で横たわっている
ミナコ「私が殺したの」
俊介が出ていってすぐ「2人きりで話したい」と呼ばれ、
「今すぐ夫と別れてくれないと、マイカらにも話す、といわれて気づいたら殴ってた」
ミナコの同級生の靖子はかばう
藤間は、「受験に影響するから警察への通報はマズイ」と言い出す
藤間「すべてなかったことにすればいいんです。今は子どもたちのことを考えてください」
妻と2人きりで話す俊介
「君が(刑務所から)帰ってくるまで、俺が育てる マイカは利口な子だ、分かってくれる
むしろ彼女とは終わらせるつもりだったんだ」
「結局、あなたは自分しか可愛くないのよ そんな人を好きになった私がいけなかった
マイカの親は私ひとり だから警察には行かない 殺人鬼の子どもにはできない
私とマイカは変わらない あなたは変わる」
藤間「死体を完璧に処分しましょう DNA鑑定するのは大体の身元が分かってる時だけだから」
夜中に死体を湖に沈めることにする
(石を重しにするなんて、何十年も前のミステリーの手口じゃない?
いったん沈んでも、ガスで浮かぶんじゃない? 『ツインピークス』みたく
「顔、歯型、指紋、身につけているものもまずい。これはただの人形だと思ってください」
ライターで指紋を焼き、石で顔を潰す藤間
(藤間はどうしてここまで冷静になれるの?
関谷を車に残して、ボートには俊介と藤間が乗る
藤間「もう後戻りできないんですよ」
懐中電灯の光で目がくらみ、イニシャルの入ったライターを落としたが、みんなには黙っていようという藤間
関谷は何本もタバコを吸ったのに、吸殻がなくなっている
服などは暖炉で燃やす
ミナコが高階のフリをしてチェックアウトして、荷物は東京の自宅に戻す
藤間「高階さんにはここで行方不明になってもらっては困るんです」
並木「君もあの頃と変わったよ 夫婦になれないまんま終わるのか、俺たちは」
藤間:
私には奥さんのほうが魅力的に見える。やっぱり若さですかねえ
ハエやゴキブリを殺す時は一個も罪の意識を感じませんよね
高階さんは生きてる価値のある人間でしたか?
(藤間は医者なのか。だから人体もオモチャみたいに扱えるのかも
翌朝、ミナコは疲れて寝ているとマイカに話す
藤間「あのコのためにも、最後までやり抜きましょう」
チェックアウト後、藤間と俊介だけ東京へ向かい、買い物に行ったことにして戻る2人
並木:
君はなぜ彼女を殺した そんなことで君が殺したとは思えない
修文館を受験することがそんなに大事か?
(エリコが、ツクミと妻らが会っている写真を俊介に渡していたことを話す
彼女はこのために殺されたんだ 違うか?
彼女はツクミに殺されたんだ 裏口入学か?
ツクミを夜中に外へ呼び出す俊介
「ここで今起こっていることはすでにご存知ですよね 殺したのはあなただ
エリコは裏口入学のことで脅しに来た それをここにいる全員があなたをかばった」
「今の話、聞かなかったことにしますよ」
ツクミは子どもたちに
「君たちに話しておきたいことがある
僕は君たちを中学に入れるために金で雇われた男だ
でも、僕は君たちを誰よりも知っている
君たちがお父さんやお母さんを誰よりも愛していることを
だからこそ、君たちが心の中に抱えた耐えられないようなプレッシャーのことも
僕は君たちと同じだった だから何も心配しなくていい」
改めて面接練習を行うツクミ
並木「親が勝手に進路を決めることへの疑問を感じています 進路は子どもに決めさせるべきだと思います」
藤間「私は反対です 子どもたちは基本的に勉強が嫌いです 本人に決めさせても楽な道しか選びませんよ」
並木「子どもたちはもっと伸び伸び育てるべきじゃありませんか?」
藤間「現代社会は競争社会で成り立っている 小さい頃から勝ち抜く喜びを知る必要もあるんじゃないですか?」
並木「僕自身、競争に勝つ喜びなんて味わったことがない 競争原理の外でも生きていけますよ」
関谷「そういう敗北者にしないためにも頑張ろうとしてるんじゃないですか!」
並木「僕は勝ったとか、負けたとか、そんなもののない世界で、せめて自分の娘だけは生かしたいと思っています」
クミキ「あなたの理想は正しいと思います しかしその理想が叶う時は来ない 今は他の皆さんと足並みを揃えるべきかと思いますよ」
並木:
受験のためには人の命が犠牲になってもいい、そういうことですか?
さっきまで先生をかばってるのかと思っていたが、こうしてかばい合うこと自体なんか不自然だ
ひょっとしてあなた方全員が共犯じゃないか?
もう1つ聞きたい。彼女はどこで殺されたんですか?
死体の爪に泥が詰まっていた 写真があるんだ!
藤間「並木さんにも知っといてもらいましょう」
クミキ「もしあなたのお子さんが人を殺めたとします。あなたは警察に届けますか?それとも隠しますか?」
藤間「本当の親なら子どものためならなんだってやる」
裏口入学ではなく、試験問題の漏洩を知ったエリコは、クミキを脅した
藤間に脅迫のことを告白し、待ち合わせ山の中に来たらもう殺されていた
足跡は小さなものばかり。足跡は全部消して、死体は全員で別荘に運んだ
ミナコが罪をかぶると言い出した
並木「どのコが殺したんですか?!」
藤間「靴跡はみんな同じだし、たくさんあったので」
関谷「みんな自分のコだから信じたいんだよ!」
並木「動機は?」
クミキ:
「子どもの犯罪に動機は求めないほうがいい」
子どもは親を見て育つんですよ、あなた方みたいな親のお子さんならね
子どもたちは気づいてます 自分たちを目に入れても痛くないほど可愛がってくれる“親の醜さ”にですよ
私がそうだった タカシナさんも
彼女は私たちがしていることを咎めに来た極めて正常な人でした
ミナコ「先生はご自分の親を憎んでいらっしゃるんですか?
そんな人に私たち、自分たちの子どもを預けてるんですか?」
クミキ:
自分の親を憎んだりはしない ただ悲しいだけです あの悲しさを忘れられないだけです
藤間さんも思い出しませんか、あの悲しさを
藤間「いやあ、忘れました そう思うしかない」
クミキ「皆さんの足並みさえ揃っていれば、私に出来ることはまだあります プロですから私は」
並木「忘れられるんですか? 親なら子どもを分かろうとすべきじゃないんですか?」
ミナコ「分からないのよ・・・」
靖子「私も・・・母親ですら分からないんです」
藤間:
あなたも私たちと同じ親になりませんか? 愛してるなら罪を償わせろなんて冗談じゃない!
わが子に犯罪者のレッテル貼って、世間のさらし者にして、少年院に送り込むなんて、そんな奴は親じゃないんだ!
子どもが幸せに生きていけるようレールを敷いてやる ならどこまでも手を汚そうじゃないですか!
関谷「私はあなたが信用できないと言った でも奥様は
“私が犯人になれば、あなたが本当の父親になってくれるかもしれない”って、そうおっしゃったんですよ」
藤間「あなた、愛されてるんだよ 奥さんにも、マイカちゃんにも」
翌朝 母に電話してた俊介
「出会った頃、君、未来が見えるってゆってた。だから君の目はそんなにキレイなんだな マイカの未来はどうだ?」
「未来は私たちそれぞれの中にある」
「俺たちが作っていくしかないか」
懸命に教育方針を覚える俊介
未来が見えるの?SF?!
湖に沈むエリコの目の中にはイニシャル入りのライターが入っている
*
やっぱりおかしいよ・・・
子どもたちは本気で怒って欲しいのかもしれないよ
ちょうど親との関係のことを考えていたからリンクしちゃったのかなぁ
10代の子どもの心情は、大人は忘れてしまっただろうけれども、ドロドロしたものもある
そのしこりは、固く蓋を閉じても漏れ出てきて、自分で自分の首を絞めている
まずは、その悲しみを手放さないと
最後に出てきた東野圭吾さんのほかの2作『分身』『宿命』も面白そうだった。
9.15まで無料視聴ができるので、「観放題」ってやつを洋画・邦画・ドラマ・・・全部チェックしてみたけど
観たいものがない・・・というか、観たい古い作品はもう観たし、新作はポイント課金で高いし
だからといって、それほどでもない作品に費やす時間・お金はもったいない
システムもよく分からないから手探りで、「一覧から探す」で検索できると分かって
好きな俳優、監督、作品名で探したけど、やっぱり観たいものはない
中には面白いものもあるだろうけど、私は今観たい俳優さんしか観たくないからなあ
他の検索と同じで、脇役だとヒットしないのもあるし
それから、最近は本モードで、2時間の映画や、全12話とかのドラマはキツイ・・・
■映画『レイクサイド マーダーケース』(2004)
原作:東野圭吾 監督:青山真治
出演:
(並木俊介)役所広司
(並木美菜子)薬師丸ひろ子
(並木舞華)牧野有紗
(藤間智晴)柄本明
(藤間一枝)黒田福美
(藤間直人)村田将平
(関谷孝史)鶴見辰吾
(関谷靖子)杉田かおる
(高階英里子)眞野裕子
(津久見勝)豊川悦司
9.15までの「U-NEXT」シリーズ。
角川映画つながりで、薬師丸ひろ子さんのよさげなサスペンスを発見v
出演者は完璧だけど、気が重い作品選んじゃったな
▼あらすじ(ネタバレ注意
女性カメラマン・高階英里子は、並木俊介と不倫している。
並木はミナコと再婚し、娘マイカとは血がつながってないが、娘想いで中学お受験を控えてナーバスになっている
俊介は光に弱いの?
私立の名門「修文館中学」に入るために、山奥の別荘で面接官・津久見の指導のもと、3組の親子で合宿をする
藤間と関谷もお受験の面接に必死(親のプレゼンが重視されるんだ。心理状況までメモされて
志望理由ですでにつまづく俊介
ツクミ「修文館では親子面接を重視しています」
ツクミは、マイカが3歳の時に親が再婚したことまで知っている
子どもたちは貸し別荘で過ごす 夫婦は別居中なため、同室にされて戸惑う
別荘にエリコが現れる 津久見と知り合いっぽい雰囲気
妻は夫の不倫相手だとピンとくる。
「どうしてこんなところにまで連れてくるのよ! マイカには私のような人生を送ってほしくないの」
「なぜ? 僕は君を尊敬してるよ」
エリコも修文館の出じゃないかと言い当てる津久見
バーベキューの夕食(柄本さん、ストーンズのTシャツ着てるw
エリコ「私の両親は、この受験のせいで離婚したんです」
ツクミは修文館を主席で卒業して成功しているが、今は塾の講師
エリコは、今夜はレイクサイドホテルに泊まるという
両親の関係を心配するマイカ
俊介のポケットにホテルのカギを潜ませるエリコ
夜も勉強後、まだ自習と言われて真面目な子どもたち
俊介は気まずいのか夜中に職場に戻ると言い出す
(ミナコが時々幻影のようなものを見るのが気になる
俊介はエリコが撮った写真にミナコやツクミも写り込んでいるのを見て驚く
「予定が変わった」と別荘に帰ると、みんなの様子がおかしい
エリコが死体で横たわっている
ミナコ「私が殺したの」
俊介が出ていってすぐ「2人きりで話したい」と呼ばれ、
「今すぐ夫と別れてくれないと、マイカらにも話す、といわれて気づいたら殴ってた」
ミナコの同級生の靖子はかばう
藤間は、「受験に影響するから警察への通報はマズイ」と言い出す
藤間「すべてなかったことにすればいいんです。今は子どもたちのことを考えてください」
妻と2人きりで話す俊介
「君が(刑務所から)帰ってくるまで、俺が育てる マイカは利口な子だ、分かってくれる
むしろ彼女とは終わらせるつもりだったんだ」
「結局、あなたは自分しか可愛くないのよ そんな人を好きになった私がいけなかった
マイカの親は私ひとり だから警察には行かない 殺人鬼の子どもにはできない
私とマイカは変わらない あなたは変わる」
藤間「死体を完璧に処分しましょう DNA鑑定するのは大体の身元が分かってる時だけだから」
夜中に死体を湖に沈めることにする
(石を重しにするなんて、何十年も前のミステリーの手口じゃない?
いったん沈んでも、ガスで浮かぶんじゃない? 『ツインピークス』みたく
「顔、歯型、指紋、身につけているものもまずい。これはただの人形だと思ってください」
ライターで指紋を焼き、石で顔を潰す藤間
(藤間はどうしてここまで冷静になれるの?
関谷を車に残して、ボートには俊介と藤間が乗る
藤間「もう後戻りできないんですよ」
懐中電灯の光で目がくらみ、イニシャルの入ったライターを落としたが、みんなには黙っていようという藤間
関谷は何本もタバコを吸ったのに、吸殻がなくなっている
服などは暖炉で燃やす
ミナコが高階のフリをしてチェックアウトして、荷物は東京の自宅に戻す
藤間「高階さんにはここで行方不明になってもらっては困るんです」
並木「君もあの頃と変わったよ 夫婦になれないまんま終わるのか、俺たちは」
藤間:
私には奥さんのほうが魅力的に見える。やっぱり若さですかねえ
ハエやゴキブリを殺す時は一個も罪の意識を感じませんよね
高階さんは生きてる価値のある人間でしたか?
(藤間は医者なのか。だから人体もオモチャみたいに扱えるのかも
翌朝、ミナコは疲れて寝ているとマイカに話す
藤間「あのコのためにも、最後までやり抜きましょう」
チェックアウト後、藤間と俊介だけ東京へ向かい、買い物に行ったことにして戻る2人
並木:
君はなぜ彼女を殺した そんなことで君が殺したとは思えない
修文館を受験することがそんなに大事か?
(エリコが、ツクミと妻らが会っている写真を俊介に渡していたことを話す
彼女はこのために殺されたんだ 違うか?
彼女はツクミに殺されたんだ 裏口入学か?
ツクミを夜中に外へ呼び出す俊介
「ここで今起こっていることはすでにご存知ですよね 殺したのはあなただ
エリコは裏口入学のことで脅しに来た それをここにいる全員があなたをかばった」
「今の話、聞かなかったことにしますよ」
ツクミは子どもたちに
「君たちに話しておきたいことがある
僕は君たちを中学に入れるために金で雇われた男だ
でも、僕は君たちを誰よりも知っている
君たちがお父さんやお母さんを誰よりも愛していることを
だからこそ、君たちが心の中に抱えた耐えられないようなプレッシャーのことも
僕は君たちと同じだった だから何も心配しなくていい」
改めて面接練習を行うツクミ
並木「親が勝手に進路を決めることへの疑問を感じています 進路は子どもに決めさせるべきだと思います」
藤間「私は反対です 子どもたちは基本的に勉強が嫌いです 本人に決めさせても楽な道しか選びませんよ」
並木「子どもたちはもっと伸び伸び育てるべきじゃありませんか?」
藤間「現代社会は競争社会で成り立っている 小さい頃から勝ち抜く喜びを知る必要もあるんじゃないですか?」
並木「僕自身、競争に勝つ喜びなんて味わったことがない 競争原理の外でも生きていけますよ」
関谷「そういう敗北者にしないためにも頑張ろうとしてるんじゃないですか!」
並木「僕は勝ったとか、負けたとか、そんなもののない世界で、せめて自分の娘だけは生かしたいと思っています」
クミキ「あなたの理想は正しいと思います しかしその理想が叶う時は来ない 今は他の皆さんと足並みを揃えるべきかと思いますよ」
並木:
受験のためには人の命が犠牲になってもいい、そういうことですか?
さっきまで先生をかばってるのかと思っていたが、こうしてかばい合うこと自体なんか不自然だ
ひょっとしてあなた方全員が共犯じゃないか?
もう1つ聞きたい。彼女はどこで殺されたんですか?
死体の爪に泥が詰まっていた 写真があるんだ!
藤間「並木さんにも知っといてもらいましょう」
クミキ「もしあなたのお子さんが人を殺めたとします。あなたは警察に届けますか?それとも隠しますか?」
藤間「本当の親なら子どものためならなんだってやる」
裏口入学ではなく、試験問題の漏洩を知ったエリコは、クミキを脅した
藤間に脅迫のことを告白し、待ち合わせ山の中に来たらもう殺されていた
足跡は小さなものばかり。足跡は全部消して、死体は全員で別荘に運んだ
ミナコが罪をかぶると言い出した
並木「どのコが殺したんですか?!」
藤間「靴跡はみんな同じだし、たくさんあったので」
関谷「みんな自分のコだから信じたいんだよ!」
並木「動機は?」
クミキ:
「子どもの犯罪に動機は求めないほうがいい」
子どもは親を見て育つんですよ、あなた方みたいな親のお子さんならね
子どもたちは気づいてます 自分たちを目に入れても痛くないほど可愛がってくれる“親の醜さ”にですよ
私がそうだった タカシナさんも
彼女は私たちがしていることを咎めに来た極めて正常な人でした
ミナコ「先生はご自分の親を憎んでいらっしゃるんですか?
そんな人に私たち、自分たちの子どもを預けてるんですか?」
クミキ:
自分の親を憎んだりはしない ただ悲しいだけです あの悲しさを忘れられないだけです
藤間さんも思い出しませんか、あの悲しさを
藤間「いやあ、忘れました そう思うしかない」
クミキ「皆さんの足並みさえ揃っていれば、私に出来ることはまだあります プロですから私は」
並木「忘れられるんですか? 親なら子どもを分かろうとすべきじゃないんですか?」
ミナコ「分からないのよ・・・」
靖子「私も・・・母親ですら分からないんです」
藤間:
あなたも私たちと同じ親になりませんか? 愛してるなら罪を償わせろなんて冗談じゃない!
わが子に犯罪者のレッテル貼って、世間のさらし者にして、少年院に送り込むなんて、そんな奴は親じゃないんだ!
子どもが幸せに生きていけるようレールを敷いてやる ならどこまでも手を汚そうじゃないですか!
関谷「私はあなたが信用できないと言った でも奥様は
“私が犯人になれば、あなたが本当の父親になってくれるかもしれない”って、そうおっしゃったんですよ」
藤間「あなた、愛されてるんだよ 奥さんにも、マイカちゃんにも」
翌朝 母に電話してた俊介
「出会った頃、君、未来が見えるってゆってた。だから君の目はそんなにキレイなんだな マイカの未来はどうだ?」
「未来は私たちそれぞれの中にある」
「俺たちが作っていくしかないか」
懸命に教育方針を覚える俊介
未来が見えるの?SF?!
湖に沈むエリコの目の中にはイニシャル入りのライターが入っている
*
やっぱりおかしいよ・・・
子どもたちは本気で怒って欲しいのかもしれないよ
ちょうど親との関係のことを考えていたからリンクしちゃったのかなぁ
10代の子どもの心情は、大人は忘れてしまっただろうけれども、ドロドロしたものもある
そのしこりは、固く蓋を閉じても漏れ出てきて、自分で自分の首を絞めている
まずは、その悲しみを手放さないと
最後に出てきた東野圭吾さんのほかの2作『分身』『宿命』も面白そうだった。