メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ジャンブリーズ』エドワード・ゴーリー/絵

2011-04-05 19:23:07 | 
『ジャンブリーズ』(河出書房新社)
エドワード・リア/文 エドワード・ゴーリー/絵 柴田元幸/訳

エドワード・リア(Edward Lear 1812年5月12日~1888年1月29日)
イギリスの画家、ナンセンス詩人。リメリック詩(5行脚韻詩)に滑稽な挿絵をつけた作品を発表し、ルイス・キャロルなどに影響を与えた。

小さい頃に読んだ『マザー・グース』を思い出した。「ハンプティ・ダンプティ」とか、「ロンドン橋落ちた」とか、
有名だけど、一体なんのことを歌ったのか意味が分からず、なんとなく隠微な雰囲気を感じたっけ。

本書のあらすじは、10人ほどの男女が嵐の中、友人らの反対を押し切って海に出る、それもなぜか篩(ふるい)に乗って。
スティルトン・チーズや、ブタ、サルなどを調達して行ったようだが、
20年後にようやく帰ってきた時には、みんな背が伸びていたってゆう、ただそれだけの話w

ゴーリーは、このナンセンスさがきっと気に入ったんだろうな。
あとがきには、こうある。「ゴーリーは、絵本作家である3人のエドワードに影響を受けたと述べている。
版画、装丁、壁画、広告など多方面で活躍したエドワード・ボーデン
「チムシリーズ」の絵本で日本でも知られるエドワード・アーディゾーニ、そしてエドワード・リア」

3人とも初めて聞く名だが、ゴーリーが好きだと言うのだから、きっと一筋縄じゃいかない人たちなんだろう。気になる。
ちなみにリアは20番目の子どもだったって、凄すぎ/驚
「ナンセンス絵本」は訳されているとのこと。読んでみたいな。

今回、和光市図書館で発見したゴーリー本はこの2冊のみだったけど、
河出書房新社のサイトを見たら、「輝ける鼻のどんぐ」「悪いことをして罰があたった子どもたちの話」ほか、まだまだ読んでいないものもありそうだ。
またどこかで出会えるだろうか?



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