過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
また小さいノートに戻って見てみたら、
なんと!緑色のペンで書いた感想メモが経年によって消えかかっている焦
こんなこともあるのか・・・日記を書く時のペン選びは考えたほうがいいかも
てことで、かすかに読み取れる文字をたよりに10本ずつご紹介
photo1:日記の中身はこんな感じ
photo2:緑色のペンが見えないっ
photo3:くじらが大好き過ぎて絵に描いてるw
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『白痴』(1945)
監督:ジョルジュ・ランパン 出演:ジェラール・フィリップ ほか
ナスターシャ役の女優も、アグラーヤ役の女優もそれぞれ個性豊かですごく美しいのでモノクロなのが惜しい。
ジェラール・フィリップが最初は法律関係の仕事を目指していたというのは意外。
この作品での彼の演技はともかく、後々人気が上がるだろうという監督らの意図がありありと感じられる。
かくしてその勘は見事的中した。
■『ゴースト』(1990)
出演:デミ・ムーア、パトリック・スウエイズ、ウーピー・ゴールドバーグ ほか
『Bad Influence』、『God Father 3』など、見逃せない作品がいっぱいあった中でのコレ!
■『ミステリー・トレイン』(1989)
監督:ジム・ジャームッシュ 出演:永瀬正敏、工藤夕貴 ほか
どうしてここまで今の日本の若い旅行者を知ってるとフシギで不気味なほど。
傍目から見るとバカップルそのものもなんだもの。
でもこの2人、演技の出来はいいほうだったんじゃないかな?
「銃声だったんじゃない?」「たぶんね。ここはアメリカなんだ」
この会話が自然にやりとりされるあたりに強烈な風刺がある。
3つの話の中では“Far from Yokohama”が一番興味深い。
エルビスのファンじゃなので知らないがBlue Moon は、いつかちゃんと聴いてみたい。
■『悪魔のようなあなた』(1967)
監督:ジュリアン・デュピビエ 出演:アラン・ドロン ほか
サスペンスや推理ドラマがたくさんある今じゃ、なんてことない話だけど、
ドロンファンにとっては永久保存版にしておきたくなるだろうなと思うほどパーフェクトな顔立ちの若き頃。
変に中国にこだわっているのは、向こうでも彼はスーパースターだから?
あの容姿にエキゾチックな東洋趣味、ジェラール・フィリップがフランス映画を誇る
二枚目スターだったのを堂々と引き継いだのはドロンだと妙に確信を持ってしまった。
■『山の焚火』(1985)
監督:フレディ・M・ムーラー 出演:トーマス・ノック ほか
スイスの山々でどうして家族だけで住んでいるのかフシギでもあったが、
あくまで静かに一日一日が過ぎてゆき、近親相姦の罪さえ自然な成り行きに見えてくる。
窓、虫眼鏡、望遠鏡、ラジオ、鏡、草刈機などなど小物が巧みに使われている。
両親がいっぺんに死んでしまうという悲劇にも関わらず、
泣きはらした後の姉の表情にはどこかあっけらかんとした明るい雰囲気が残っていた。
■『シシリアン』(1969)
監督:アンリ・ベルヌイユ 出演:アrン・ドロン、ジャン・ギャバン ほか
2度目。ゴッドファーザー・イン・パリスとも感じられる。
ゴッドファーザー役を演じるギャバンは、重厚で静かな演技で人生の侘び寂びを訴えるものあり。
それと比較して、ドロンは強い疎外感を持つ殺し屋の役で、
大きな山を運んでやったのに、分け前をもらえずあっけなく撃たれてしまう。
警部も渋いいい味出してる。
■『ルビィ』(1952)
監督:キング・ビダー 出演:ジェニファー・ジョーンズ、チャールトン・ヘストン ほか
監督のお気に入りだったというジョーンズは、ここでも気性が激しい娘役を演じている。
ハッキリいってわたしの好みではないが、こんな我が儘な女性には
必ず大勢の取り巻きと危険、それに伴う不幸が渦巻いているらしい。
ストーリーはほとんど『風とともに去りぬ』って感じで、なんだか憎めない作品。
鏡に映る自分の老いた姿と、若い野心家の青年とを比べるシーンは印象深い。
ルビィは、男の仕事と夢とは同じものであるということをまだ知らなかった。
■『コカ・コーラ・キッド』
出演:エリック・ロバーツ、グレタ・スカッキ ほか
なんとも言いがたい作品で、ただはっきりしているのは、
主人公の妙な男が完璧な美貌を持っているということ。
『熱砂の日々』のグレタ・スカッキは、始終落ち着きのない女秘書役で、
最後のテロップは“日本に桜が咲き、世界は第三次世界大戦に突入した”という謎めいたひと言。
オーストラリアのアメリカ人、エリック・ロバーツはどこの出身か、訛りがとても目立っていた(←演技じゃないのかな?
コメディのようでコメディじゃない、親子もののようで、親子ものでもない。
ラブストーリーくさくて、ラブストーリーでもない。
一体、この監督はどうして、こんな分かりやすくて、
実は全然謎めいた作品を作ろうと思ったのだろうか?
(ちなみにエリック・ロバーツは、ジュリア・ロバーツの兄
■『マジック』(1978)
監督:リチャード・アッテンボロー 出演:アンソニー・ホプキンス、アン・マーグレット ほか
ひどく内気な男と、口がうまく巧妙な頭脳を持つ彼そっくりの人形。
どちらが、どちらを操っているのか分からなくなるサスペンス映画。
魂を吸い取ったと思えるほど本物の人間みたいに人形がイキイキとしていく様子は
恐怖心をグサっと突き刺されたような気分にさせられる。
芽の出ることのない無数の芸人たちへのブルースのようにも思える。
■『Dear America~戦場からの手紙』
ベトナム戦争。何十万の兵士、それも平均年齢が18~19歳の若者が地獄の戦場から
友へ、恋人へ、そして両親へ手紙を書いているというドキュメンタリー作品。
すべて本当の映像、文章だけにむやみに涙が出てくる。
バックではジョン・レノンほか、多くのロックがかかっているが、
この無残で無意味な戦争という現象にセンチメンタルな郷愁めいたものが
いつもどうしようもなくつきまとうのはなぜなんだろうか?
また小さいノートに戻って見てみたら、
なんと!緑色のペンで書いた感想メモが経年によって消えかかっている焦
こんなこともあるのか・・・日記を書く時のペン選びは考えたほうがいいかも
てことで、かすかに読み取れる文字をたよりに10本ずつご紹介
photo1:日記の中身はこんな感じ
photo2:緑色のペンが見えないっ
photo3:くじらが大好き過ぎて絵に描いてるw
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『白痴』(1945)
監督:ジョルジュ・ランパン 出演:ジェラール・フィリップ ほか
ナスターシャ役の女優も、アグラーヤ役の女優もそれぞれ個性豊かですごく美しいのでモノクロなのが惜しい。
ジェラール・フィリップが最初は法律関係の仕事を目指していたというのは意外。
この作品での彼の演技はともかく、後々人気が上がるだろうという監督らの意図がありありと感じられる。
かくしてその勘は見事的中した。
■『ゴースト』(1990)
出演:デミ・ムーア、パトリック・スウエイズ、ウーピー・ゴールドバーグ ほか
『Bad Influence』、『God Father 3』など、見逃せない作品がいっぱいあった中でのコレ!
■『ミステリー・トレイン』(1989)
監督:ジム・ジャームッシュ 出演:永瀬正敏、工藤夕貴 ほか
どうしてここまで今の日本の若い旅行者を知ってるとフシギで不気味なほど。
傍目から見るとバカップルそのものもなんだもの。
でもこの2人、演技の出来はいいほうだったんじゃないかな?
「銃声だったんじゃない?」「たぶんね。ここはアメリカなんだ」
この会話が自然にやりとりされるあたりに強烈な風刺がある。
3つの話の中では“Far from Yokohama”が一番興味深い。
エルビスのファンじゃなので知らないがBlue Moon は、いつかちゃんと聴いてみたい。
■『悪魔のようなあなた』(1967)
監督:ジュリアン・デュピビエ 出演:アラン・ドロン ほか
サスペンスや推理ドラマがたくさんある今じゃ、なんてことない話だけど、
ドロンファンにとっては永久保存版にしておきたくなるだろうなと思うほどパーフェクトな顔立ちの若き頃。
変に中国にこだわっているのは、向こうでも彼はスーパースターだから?
あの容姿にエキゾチックな東洋趣味、ジェラール・フィリップがフランス映画を誇る
二枚目スターだったのを堂々と引き継いだのはドロンだと妙に確信を持ってしまった。
■『山の焚火』(1985)
監督:フレディ・M・ムーラー 出演:トーマス・ノック ほか
スイスの山々でどうして家族だけで住んでいるのかフシギでもあったが、
あくまで静かに一日一日が過ぎてゆき、近親相姦の罪さえ自然な成り行きに見えてくる。
窓、虫眼鏡、望遠鏡、ラジオ、鏡、草刈機などなど小物が巧みに使われている。
両親がいっぺんに死んでしまうという悲劇にも関わらず、
泣きはらした後の姉の表情にはどこかあっけらかんとした明るい雰囲気が残っていた。
■『シシリアン』(1969)
監督:アンリ・ベルヌイユ 出演:アrン・ドロン、ジャン・ギャバン ほか
2度目。ゴッドファーザー・イン・パリスとも感じられる。
ゴッドファーザー役を演じるギャバンは、重厚で静かな演技で人生の侘び寂びを訴えるものあり。
それと比較して、ドロンは強い疎外感を持つ殺し屋の役で、
大きな山を運んでやったのに、分け前をもらえずあっけなく撃たれてしまう。
警部も渋いいい味出してる。
■『ルビィ』(1952)
監督:キング・ビダー 出演:ジェニファー・ジョーンズ、チャールトン・ヘストン ほか
監督のお気に入りだったというジョーンズは、ここでも気性が激しい娘役を演じている。
ハッキリいってわたしの好みではないが、こんな我が儘な女性には
必ず大勢の取り巻きと危険、それに伴う不幸が渦巻いているらしい。
ストーリーはほとんど『風とともに去りぬ』って感じで、なんだか憎めない作品。
鏡に映る自分の老いた姿と、若い野心家の青年とを比べるシーンは印象深い。
ルビィは、男の仕事と夢とは同じものであるということをまだ知らなかった。
■『コカ・コーラ・キッド』
出演:エリック・ロバーツ、グレタ・スカッキ ほか
なんとも言いがたい作品で、ただはっきりしているのは、
主人公の妙な男が完璧な美貌を持っているということ。
『熱砂の日々』のグレタ・スカッキは、始終落ち着きのない女秘書役で、
最後のテロップは“日本に桜が咲き、世界は第三次世界大戦に突入した”という謎めいたひと言。
オーストラリアのアメリカ人、エリック・ロバーツはどこの出身か、訛りがとても目立っていた(←演技じゃないのかな?
コメディのようでコメディじゃない、親子もののようで、親子ものでもない。
ラブストーリーくさくて、ラブストーリーでもない。
一体、この監督はどうして、こんな分かりやすくて、
実は全然謎めいた作品を作ろうと思ったのだろうか?
(ちなみにエリック・ロバーツは、ジュリア・ロバーツの兄
■『マジック』(1978)
監督:リチャード・アッテンボロー 出演:アンソニー・ホプキンス、アン・マーグレット ほか
ひどく内気な男と、口がうまく巧妙な頭脳を持つ彼そっくりの人形。
どちらが、どちらを操っているのか分からなくなるサスペンス映画。
魂を吸い取ったと思えるほど本物の人間みたいに人形がイキイキとしていく様子は
恐怖心をグサっと突き刺されたような気分にさせられる。
芽の出ることのない無数の芸人たちへのブルースのようにも思える。
■『Dear America~戦場からの手紙』
ベトナム戦争。何十万の兵士、それも平均年齢が18~19歳の若者が地獄の戦場から
友へ、恋人へ、そして両親へ手紙を書いているというドキュメンタリー作品。
すべて本当の映像、文章だけにむやみに涙が出てくる。
バックではジョン・レノンほか、多くのロックがかかっているが、
この無残で無意味な戦争という現象にセンチメンタルな郷愁めいたものが
いつもどうしようもなくつきまとうのはなぜなんだろうか?