メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ブッダ 7 アジャセ』(潮出版社)

2016-06-03 16:51:39 | マンガ&アニメ
『ブッダ 7 アジャセ』(潮出版社)
手塚治虫/著 初版1988年(1993年 19刷) 1000円

※2001.8~のノートよりメモを抜粋しました。
「マンガ感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


あらすじ(ネタバレ注意
マガダ国に戻ったブッダ。

答えを首を長くして待っていたセーニャ王に
「逃げられない運命なら、正しい行いで、その日を待つしかない」と告げる。

セーニャ王は竹林園を捧げ、千人にふくれあがった弟子を団体指揮するのにダイバダッタが名乗りをあげる。

アジャセ王子は、父を暗殺すると予言を流布したブッダを憎み、暗殺をもくろんで失敗、幽閉される。
そこで奴隷女ユーデリカに恋をしたアジャセだが、話を聞いた父王はユーデリカを殺し、
アジャセに憎しみを抱かせる。

ブッダは、アナンダにアッサジのような預言者を探すのがお前の修行だと言い、
半年かけて盗賊、人殺しと蔑まれながら、ついに自分の殺した数と同数の弟子と預言者を連れてアナンダが戻る。

夢にいくつかの上人が現れ、「1秒も惜しまず苦しむ人々を救うのが務め」と告げられ、
旅に出るブッダとアナンダ。


まず、訪ねたのはパングワ。
そこで麻薬で狂女となったヴィーサーカーに再会。なんとか正気に戻す。

再びアヒンサーに襲われ、とうとう岩下に落ちて死ぬという時

「百人殺しても、救った1人の赤ん坊が、100年後、100万人に栄え、
 私の命を救ったのはアヒンサーだと語り継ぐだろう。
 霊界では“赤ん坊を救った”と言うがいい」


アヒンサーの魂は救われて死ぬ。


ブッダらはカピラヴァストウへ行き、シャカ族に復讐を続けるルリ王と再会。
父母、妻、息子ラーフラとも再会する。

シャカ族の前での説法で
「もっとも苦しんでいるのは、何百人、母をも殺したルリ王子だ」と言う。


「人の運命もいろんな原因あってのこと。
 人の一生は雲のごとく、幸福も不幸もじっとしてはいない」


何回も話し合いが続いた後、ルリ王子はシャカ族を解放、コーサラに帰ることを決意する。



コメント    この記事についてブログを書く
« 『ブッダ 8 祇園精舎』(... | トップ | ジョディ・フォスター監督ス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。