メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『蘇る金狼』(1979)

2014-11-01 14:12:12 | 映画
『蘇る金狼』(1979)
原作:大藪春彦 監督:村川透
出演:松田優作、風吹ジュン、佐藤慶、成田三樹夫、岩城滉一、千葉真一 ほか

trailer

 

松田優作さん出演作&角川映画シリーズ。当時はほんとにアクションスターのくくりだったんだねぇ。
アクション映画は、普段観ないジャンルだけど、今作でまた優作さんの別の顔が観れた。
盗聴器とか使って『007』みたいだけど、結局、何が目的だったのかがいまいち分からない。
石炭埠頭でのハデなカーアクションなど、ハリウッド流もウケたんだな。

 
風吹ジュンさんの色気もハンパない/驚


成田三樹夫さんは、今作では、ユニークな役どころで面白い。ドラマ『探偵物語』でも共演してたのかぁ。気になる。


story(ネタバレ注意
現金輸送車が襲われ、1億円が奪われた。

 
ヅラばればれです・・・

東和油脂に勤める平凡なサラリーマン、朝倉哲也には、まったく別の顔があり、強奪事件の犯人も彼。
ボクシングジムで鍛え上げた肉体を持つが「血友病だから」と試合出場は断っている。
まるで穴倉のようなところに帰り、大きな野心を秘めて、毎晩徘徊している。

札束の番号がすべて控えられていたと知り、麻薬に変えるため、元締めの市会議員・磯川と取引する。
東和油脂もかなり悪に染まっていて、その内部事情を入手するために、経理部・小泉部長の2号・永井京子に近づく。
タバコに「清涼剤」だと称してクスリを混ぜるやり方は、今の脱法ドラッグじゃん

「わたし、悪い女?」「可愛い女だよ」

麻薬を取引する場所では、ゴム鉄砲?で下っ端を次々と殺しちゃう、悪い奴らは問答無用で皆殺しっていうのもハリウッド流。

「火を貸してやろうか? 合図だったら、もっと気の効いた合図を考えるんだな。
 お宅んとこの部下は、今ごろ昼寝の真っ最中だ。残念だったね」

東亜経済研究所所長・鈴本光明(悪い連中の大ボス)の甥・桜井光彦は、
会社の金を横領している経理次長の金子と恋人・牧雪子の情事を写真とテープに録って恐喝するが、
東和油脂お抱えの興信所代表兼殺し屋・石井の手に落ちる。

朝倉は、わざとジムに通っていることを会社に知らせると、幹部から呼び出される。

「ある人間を片付けてもらいたい。報酬は重役の椅子だ」


幹部は、葉山にある社長の別荘に連れていくと言って朝倉を殺そうとするが失敗。逆に幹部を脅す。


成田さんに向かって「あんた、椅子に座んなさい」て

 
喜びの表現もハデ! カウンタックをプレゼントされて狂喜する。

男の欲望は、いつの時代も金・車・女かねぇ・・・シンプル。

穴倉にキョウコが現れる。「私は道具だったのね」「それは違う」

朝倉のラストシーンも優作さんならではな見どころv


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