メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(1996.10~ part3)

2013-08-09 17:06:54 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。

『VR.5 The Series1』(1995)
出演:ローリー・シンガー ほか

【eps1 Sister】
Xファイルに並んで全米大人気のTV番組だそうな。全5巻出ているうちの第1巻。
確かにCGを使って凝った作りの近未来SF。いいね、アメリカってこーゆー番組がたくさんあって。
VRとは人の心に電話回線を使って入り込み、パソコンでプログラムしたとおりのストーリーで操ることもできるらしい。
驚異と危険に満ちた未知の装置で、知っているのは一部の人間だけ。ヒロインには悲しい過去の記憶がある。


【eps2 Love and Death】
結構ハマる。ヒロインは『フットルース』の女優だ。美しさは変わらないね。つくりはXファイルに似てきた感じ。
殺人兵器にもなるこの装置。組織や国が絡んでこないはずがない。
あ、そっかVRってヴァーチャル・リアリティの略か。


【eps3 5D】
出演:マイケル・イーストン、アンソニー・ヘッド、ジョージ・デロイ ほか
かなりハマってきた。シンガーは見事、今作で復活を果たしている。
次々と変身するちょっぴりロリータ系のブロンド美女はダリル・ハンナ以上にセクシー
野生的な現代ハンサムのダンカン役のマイケルや、殺し屋もカッコいいのに惜しげもなく次々と消されていっちゃう。
母親役はルイーズ・フレッチャー?

「trust no-one, not even me」ってセリフもろパクってないか?
全体的にセリフがみんな囁くように早口だから和訳が簡略化されてる。訳者泣かせだね。

画面に常に映っている緑に光る海の映像が美しい。テクニカラー調のVR5の世界は特に幻想的。
なんでもありの空想の世界だから、イメージのままに演出されているのが自由な表現の場としてスタッフも愉しんでいるんだろうね。
恋のさやあても見所。これだけ魅力的なのに、コンピュータオタクのせいか、
いつもイイ男が出てくると殺されちゃう。残るはやっぱり幼なじみのダンカン?
ちょっと頼りないパートナーだな。昔の効果も雰囲気盛り上げてる。


『VR.5 The Series2』(1995)

【eps1 Escape】
出演:オリバー・アンソニー・ヘッド ほか
「探偵」と設定するとホームズになったりして、主演ダンカンのあらゆる探偵ものミステリードラマの仕上がりが楽しい。
無意識で会話ができるなんて、テレパシーと同じでスゴイ!
例えば脳死状態の人でも無意識下では意識のある状態で、独自の夢の世界でさまよってるってことでしょ?


【eps2 Facing the Fire】
監督:ロレイン・セナ・フェレイラ 出演:シャーリー・ナイト、デヴィッド・マクラム ほか
VRは使い方によっちゃ深層心理を覗いて本人が思い出したくないとストップをかけてる壁を取り除くこともできるけど、
本人の記憶違いや、他人の記憶まで混ざっちゃうややこしい面もあるのね。
このドラマは美形ぞろいで、軍人パイロット・ランスも超カッコいい。

みんな囁くように話しているのがポイント。
飄々としたダンカン以外は、皆暗い過去や秘密を持ってる怪しいツインピークス系だし。
シドニーとのロマンス相手が誰になるかも期待させておいてなかなか先に進まないのも気になるところ。


【eps3 Control Freak】
原作:ナオミ・ジャンセン 監督:マイケル・カトルマン
出演:マーカス・フラネガン、トム・マーディロジャン、ステファン・ルート ほか
今度はオリバーの過去が少し見えた。このシリーズは製作スタッフは同じで、脚本・監督は変えているのかな?
女性ライターを上手く起用してヒロインと周囲の男たちのストーリーを効果的に描いているみたい。
今回は管制塔を占拠して人質をとった男の話。「所詮、我々は下っ端だ。真実には近づけないさ」
この分だとこれほどデカイ組織政治や軍事に関係してないとは考えられないからXファイル路線と同じ。
このコミッティはペンタゴンみたいな政府機関の1つじゃない?
シリーズは5巻まで。1巻に3話ずつ130分もあって先はまだたっぷり残っているから楽しみ。


『VR.5』(1995)
監督:マイケル・カトルマン 出演:ロリー・シンガー、ウィル・パットン、アダム・ボールドウィン、ルイス・フレッチャー ほか
これはいわゆるパイロット版。先にこっちを観るべきだたけど、
シリーズ1巻と重複してても新たな設定やエピソードも観れて謎解きのヒントにもなる。
円の絵は「生命の木」。枯れ木とその周りの絶壁の絵がシュール!
動物を食う緑にボディ・ペインティングした少年。こうゆう芸術性が今シリーズの見せ場の1つ。

まだコントロールもできず出口も任せるしかない状態のVR。
次第にシドニーが慣れていくわけだけど、モーガンは冷凍になっちゃったし。4以降が楽しみ。
本当このシリーズって美形そろい。この少年は完璧ジャニ系だし。
しかし電話の盗聴、パソコン情報盗みは朝飯前、電波は便利だけどプライバシーの保護にはまだまだ無防備。
それでも、やっぱりハマるよ、この世界は。


『VR.5 The Series3』

【eps1 サイモンの背信】
監督:スティーヴ・ダビン
ちょっとシリーズの前ストーリーを忘れかけちゃったけど、オリバーと委員会との関係は変わってないらしい。
老後も家族で幸せに暮らしたのは、VRで見た最期の疑似体験だったというオチがゾッとする。
『Brazil』を思わせる、VRのもう1つの使い方だね。
本筋には変化がないからちょっとさみしい。


【eps2 アレックスのふたつの顔】
監督:ジョン・セイクレット・ヤング
こうこなくっちゃ。今度はジェットコースター並みに展開が速い。そのつど監督が変わるせいか?
オリバーの元パートナー、恋人アレックス登場! その上人格を移動させるVR8 スゴイ!SFだよ完璧。
オリバー役の男優は、ちょっとルドガー・ハウアー系の美形で、シドニーもちょっと心を許して、ダンカンがちょっと心配する。
こうゆう微妙なシーンがファンをとらえるわけだ。

キム・ノヴァクそっくりのメイクに、グレースーツでヒッチコックタッチの駅シーンに、
オリバーの初々しい人間らしさが見れる教会での結婚式と葬式シーン等見所も豊富。
酔ったオリバーをベッドに寝かせて、訪ねてきたダンカンにコーヒーをすすめて怪しまれたりするうろたえぶりもあやしい。
次の段階が待てない。


【eps3 偽りの天使】
監督:ジム・チャールストン 出演:アンソニー・ヘッド、アメリア・マックヴィーン ほか
謎を解くキーはいくつも出てくるけど、肝心な謎は深まるばかり。
まあ、彼女には理屈抜きで助けてくれるナイトが2人もいるから心配はいらないと思うけど。
今作では睡眠薬で自殺をはかったと思っていた母がもしかしたらVRによる事故か作為かで昏睡状態になったらしいということ、
そしてエンターの不思議な歌には父のVR発明した隠れ研究室があることを示している。
まるで♪フレディが来るぞ の歌みたい。

♪エンターのE、Nはnever tell anyone、Tは指でノックして、Eはがんばって、R私はその奥にいる。
母はどうして真実を教えてくれないのか?

このシリーズも2、3と続いたのな? Xファイルと競ってたくらいなら、そうなってもいいはず。
けっこう話をふくらませることができる素材だと思うけど。
視聴率をとるいいドラマは製作スタッフと脚本にかかってるといえる。
こっちもかなり大人数で固めてるから準備は万全。


『VR.5 The Series4』

【eps1 Reunion】
監督:デボラ・レイニッシュ 出演:ターバン・ベイ ほか
ますますハマるこの危険な世界。今日初めて知ったけど監修がXファイルと同じ人物。
サマンサって姉と妹の名前が同じなのも偶然じゃなかったわけだ。
こんなタイプの違う超面白いドラマを2つも生み出しちゃうなんてビックリ。
このシリーズも続いて欲しいけど、父娘が再会したら話が完結しちゃうものね。
VR7は自然の中を猛スピードで飛ぶ、私が苦手な映像。


【eps2 Parallel Lives】
監督:マイケル・キャトルマン
ヤラレた こんなにどんでん返しにハマったのって初めて。もうついていけないよ。ダンカンと同じ、翻弄されるのがオチ。
このままじゃビデオを通して、こっちまでVRの迷路に入って出られなくなりそう!
この続きはいつ出るわけ? 『キングダム』の2巻以降や、Xファイルのシーズン3や
シリーズが寸断して先が分からないのが手一杯になっちゃう! 完璧なパニック状態。
VRは仕掛け方によっては人命を救うこともできれば、地獄に落とすこともできる。本当に危険な発明。
もう脳がパンク寸前。こんなにすぐ騙されるほど脳って電波に弱いの?
サマンサって『ツインピークス』のヒロインに似てる。
記憶を操作し、別のと取り替えたり、消したり、SFだけどこれは現実になり得るかも。
アブダクト以上に怖い。もっと情報が必要。


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