■映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』(2013)
原作:益田ミリ「すーちゃん」シリーズ 監督:御法川修 脚本:田中幸子
出演:柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ、井浦新、染谷将太、木野花 ほか
主題歌:♪あるがままに/カサリンチュ
挿入歌:♪PRAYER/矢野顕子」(作詞:矢野顕子、作曲:パット・メセニー)
こないだTSUTAYAの更新の際、旧作1本1週間無料レンタル可能だったので、
新さんのまだ観てない出演作を借りてみた。
「ドラマのマイベスト」カテゴリー内「俳優別のまとめ」も参照のこと。
▼あらすじ(ネタバレ注意
カフェの店員のすーちゃん、営業でバリバリ働くまいちゃん、自宅でフリーのWebデザイナーをしながら祖母の介護を母とするさわ子さん。
3人は、以前、バイト仲間で気が合い、その後も森にピクニックに行ったりしている。
それぞれの悩み:
すーちゃん
バイトの子と厳しいオーナーの板ばさみ。
「とりあえず」が口ぐせのマネージャーの中田(井浦)に惹かれているが、奥手のため進展せず。
実家の母からの送りもの出たっ! プラス「ちゃんと食べてる? 貯金はしてるの?」攻撃の嵐。
「カレシのことを聞かなくなったと思ったら、今度は貯金かあ」(まったく!!
中田から「森本さんは家庭的な人なんだよなあ」と言われて喜ぶ。
子どもにすごいからまれてるシーン笑うw
駅まで一緒に帰るなどしていい雰囲気に。
しかし、要領のいい同僚・美香にとられ、中田と急に結婚するから辞めさせてくれと言われる。
中田とのメニュー打ち合わせで思わず「呑気な顔して、やることはやってるんですね」とチクリ。
「ケータイ店に忘れていったでしょ。困ると思って」と自宅まで急に来られるのは困る こんな完璧に化粧して家にいないし
結婚を迷ってるという中田。優柔不断だから、前から狙ってた美香が強引に決めたんだろうねw
鼻血を出して、介抱するすーちゃんにいきなりキス。(キス、5年ぶり)
「岩井さんは、奥さんにピッタリだと思いますよ」
(私は変わりたい。あんな人になりたい、こんな人になりたい、という憧れはあるけど、それはみんな私じゃない誰かだ)
まいちゃん
上司や後輩の女子社員から30越えても独身でいることをチクチク言われる。妻子もちと不倫中。
「正直、結婚とかより、営業成績と、リストラのほうが気になる」
クレーム対応には必ず呼ばれて、自分のミスじゃないのに頭を下げつつストレッチw
「この2人、死んでくれないかなあ~。せめて消えてくれないかなあ~」
不倫相手は、家庭の事情で約束をすっぽかし、傷ついていることを正直に言えない。
「聞き分けのいい女って薄っぺらいかなあ・・・」
すーちゃんとの鍋会で、男の忘れていったウォータープルーフの時計を水没させる。
クリニックに行き、同僚に指摘された肌荒れの相談をすると、
「頑張り過ぎちゃってるのかなあ。1つくらい頑張らなくってもいーんじゃない?」
「1つって何ですか?」
「それは、あなたが決めないと」(だね
すーちゃんとの帰り道で「私、1つやめる」と不倫相手のアドレスを消す。
すーちゃん「私も、始める前に終っちゃった」と2人で号泣。
さわ子さん
家を出ている兄夫婦は、帰省しても寝たきりの祖母に挨拶もせずにいることに腹が立つ
出前を頼んだら、たまたま同級生の吉田で、そのまま付き合うようになる。
3人で行った高層マンションみたいのは何だったんだろ? 下見・・・と見せかけて夢を見に行った?w ヨガしてるし!
「格差かあ~!」
15分で1万円のヘリコプターの旅を約束する。
その後:
すーちゃん
中田から「(キスした)相手があなたで良かった。間違いを起こさずに済みました。僕、一生浮気はしません!」
「そういうおとぼけなところ、ちょこっと好きでした。
あの時のことは墓場まで持っていかせていただきます」
オーナーから店長にならないかと言われる。
オーナーは結婚を選ばず、娘を39歳で産み、育てているシングルマザーと知る。
娘「ママとしては不合格だけど、女としては合格だと思う」
すーちゃんは店長を引き受ける。
バイトの面接で、スーツを着た男性に期待するが、社員登用がないと聞いて急に逆ギレ。
「36歳でリストラされて家族持ち。男の必死さは女には分からないんですよ。
履歴書返してください。オレの時間をムダにすんなよ。どーせヒマで店長やってんだろ?」
「スーツを着てきて期待した私が間違ってました。時間をムダにされたのは私のほうです」
新しい出会いに気づいてないね
まいちゃん
結婚相談所に行き、結婚、妊娠。1人で妊娠写真?を撮りに行く時、すーちゃんをつき合わせる。
「もうなんにも1人じゃ決められない。名刺入れも、定期入れも、思い出の品になっちゃった。いまはただの無職の妊婦さん。
ときどき考えちゃう。捨てたほうの人生の続きもありだったんじゃないかなって」
スーツ姿の若いOLを見て「さよなら私」と思うまいちゃん。
(仕事を続けたい女性が、結婚・出産でキャリアを諦めなきゃならないのは、日本の労働環境の問題だね
すーちゃんにCDをくれる「きっと気に入ってくれると思って」(中身は矢野顕子さん
すーちゃん
「この寂しい感じ。何度も経験してる。今、私を寂しくさせるものって何?
私、1人ぼっちで死ぬの? 私が選んできたことは全部間違っていたの?」
1人でヘリに乗って、東京の夜景を楽しむすーちゃん。
(子どもを見ると幸せな気持ちになるけどなあ。でも、出産&子育ては自分にはムリって思う
歳を重ねることも、次はどーなるんだろう?て思う。
死の先も、その後はどーなるんだろう?て思う。
魂は永遠。いろんな時代に、いろんな選択を日々しながら成長し続ける自分が無数にいる。
周りの世界ぜんぶが1つのいのちなんだ。
さわ子さん
吉田と結婚話まで行くが
「親が早く孫の顔見たいってうるさいから。子どもが産めるって診断書もらってくれる?」
「なんで私だけ検査しなきゃならないの!?」
森でのピクニック。
研修で行けないというすーちゃんの手紙の追伸に、最近はささやかなことに幸せを感じると書いてある。
「遠い未来のために、今を決めすぎることはない」
すーちゃんは間に合って、ひさびさ3人+赤ちゃんで過ごす晴れた1日
*
3人ともいい人。こんな距離感の同性の友だちは貴重。
それぞれの性格の出たファッションや、部屋も見どころ。
これが現代女性の、ありがちな3パターンの生き方かあ。
すーちゃんは、本当に中田さんと一緒になりたかったなら強引にでも選択していただろうから、
選択しなかった自分が本当の自分だと思う。
選ぶのはいつでも自分で、いつでも選び直すこともできる。
プラスもマイナスでもなくて、どっちも自分だ。
追。
さわ子さんちのみーちゃん可愛い
原作:益田ミリ「すーちゃん」シリーズ 監督:御法川修 脚本:田中幸子
出演:柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ、井浦新、染谷将太、木野花 ほか
主題歌:♪あるがままに/カサリンチュ
挿入歌:♪PRAYER/矢野顕子」(作詞:矢野顕子、作曲:パット・メセニー)
こないだTSUTAYAの更新の際、旧作1本1週間無料レンタル可能だったので、
新さんのまだ観てない出演作を借りてみた。
「ドラマのマイベスト」カテゴリー内「俳優別のまとめ」も参照のこと。
▼あらすじ(ネタバレ注意
カフェの店員のすーちゃん、営業でバリバリ働くまいちゃん、自宅でフリーのWebデザイナーをしながら祖母の介護を母とするさわ子さん。
3人は、以前、バイト仲間で気が合い、その後も森にピクニックに行ったりしている。
それぞれの悩み:
すーちゃん
バイトの子と厳しいオーナーの板ばさみ。
「とりあえず」が口ぐせのマネージャーの中田(井浦)に惹かれているが、奥手のため進展せず。
実家の母からの送りもの出たっ! プラス「ちゃんと食べてる? 貯金はしてるの?」攻撃の嵐。
「カレシのことを聞かなくなったと思ったら、今度は貯金かあ」(まったく!!
中田から「森本さんは家庭的な人なんだよなあ」と言われて喜ぶ。
子どもにすごいからまれてるシーン笑うw
駅まで一緒に帰るなどしていい雰囲気に。
しかし、要領のいい同僚・美香にとられ、中田と急に結婚するから辞めさせてくれと言われる。
中田とのメニュー打ち合わせで思わず「呑気な顔して、やることはやってるんですね」とチクリ。
「ケータイ店に忘れていったでしょ。困ると思って」と自宅まで急に来られるのは困る こんな完璧に化粧して家にいないし
結婚を迷ってるという中田。優柔不断だから、前から狙ってた美香が強引に決めたんだろうねw
鼻血を出して、介抱するすーちゃんにいきなりキス。(キス、5年ぶり)
「岩井さんは、奥さんにピッタリだと思いますよ」
(私は変わりたい。あんな人になりたい、こんな人になりたい、という憧れはあるけど、それはみんな私じゃない誰かだ)
まいちゃん
上司や後輩の女子社員から30越えても独身でいることをチクチク言われる。妻子もちと不倫中。
「正直、結婚とかより、営業成績と、リストラのほうが気になる」
クレーム対応には必ず呼ばれて、自分のミスじゃないのに頭を下げつつストレッチw
「この2人、死んでくれないかなあ~。せめて消えてくれないかなあ~」
不倫相手は、家庭の事情で約束をすっぽかし、傷ついていることを正直に言えない。
「聞き分けのいい女って薄っぺらいかなあ・・・」
すーちゃんとの鍋会で、男の忘れていったウォータープルーフの時計を水没させる。
クリニックに行き、同僚に指摘された肌荒れの相談をすると、
「頑張り過ぎちゃってるのかなあ。1つくらい頑張らなくってもいーんじゃない?」
「1つって何ですか?」
「それは、あなたが決めないと」(だね
すーちゃんとの帰り道で「私、1つやめる」と不倫相手のアドレスを消す。
すーちゃん「私も、始める前に終っちゃった」と2人で号泣。
さわ子さん
家を出ている兄夫婦は、帰省しても寝たきりの祖母に挨拶もせずにいることに腹が立つ
出前を頼んだら、たまたま同級生の吉田で、そのまま付き合うようになる。
3人で行った高層マンションみたいのは何だったんだろ? 下見・・・と見せかけて夢を見に行った?w ヨガしてるし!
「格差かあ~!」
15分で1万円のヘリコプターの旅を約束する。
その後:
すーちゃん
中田から「(キスした)相手があなたで良かった。間違いを起こさずに済みました。僕、一生浮気はしません!」
「そういうおとぼけなところ、ちょこっと好きでした。
あの時のことは墓場まで持っていかせていただきます」
オーナーから店長にならないかと言われる。
オーナーは結婚を選ばず、娘を39歳で産み、育てているシングルマザーと知る。
娘「ママとしては不合格だけど、女としては合格だと思う」
すーちゃんは店長を引き受ける。
バイトの面接で、スーツを着た男性に期待するが、社員登用がないと聞いて急に逆ギレ。
「36歳でリストラされて家族持ち。男の必死さは女には分からないんですよ。
履歴書返してください。オレの時間をムダにすんなよ。どーせヒマで店長やってんだろ?」
「スーツを着てきて期待した私が間違ってました。時間をムダにされたのは私のほうです」
新しい出会いに気づいてないね
まいちゃん
結婚相談所に行き、結婚、妊娠。1人で妊娠写真?を撮りに行く時、すーちゃんをつき合わせる。
「もうなんにも1人じゃ決められない。名刺入れも、定期入れも、思い出の品になっちゃった。いまはただの無職の妊婦さん。
ときどき考えちゃう。捨てたほうの人生の続きもありだったんじゃないかなって」
スーツ姿の若いOLを見て「さよなら私」と思うまいちゃん。
(仕事を続けたい女性が、結婚・出産でキャリアを諦めなきゃならないのは、日本の労働環境の問題だね
すーちゃんにCDをくれる「きっと気に入ってくれると思って」(中身は矢野顕子さん
すーちゃん
「この寂しい感じ。何度も経験してる。今、私を寂しくさせるものって何?
私、1人ぼっちで死ぬの? 私が選んできたことは全部間違っていたの?」
1人でヘリに乗って、東京の夜景を楽しむすーちゃん。
(子どもを見ると幸せな気持ちになるけどなあ。でも、出産&子育ては自分にはムリって思う
歳を重ねることも、次はどーなるんだろう?て思う。
死の先も、その後はどーなるんだろう?て思う。
魂は永遠。いろんな時代に、いろんな選択を日々しながら成長し続ける自分が無数にいる。
周りの世界ぜんぶが1つのいのちなんだ。
さわ子さん
吉田と結婚話まで行くが
「親が早く孫の顔見たいってうるさいから。子どもが産めるって診断書もらってくれる?」
「なんで私だけ検査しなきゃならないの!?」
森でのピクニック。
研修で行けないというすーちゃんの手紙の追伸に、最近はささやかなことに幸せを感じると書いてある。
「遠い未来のために、今を決めすぎることはない」
すーちゃんは間に合って、ひさびさ3人+赤ちゃんで過ごす晴れた1日
*
3人ともいい人。こんな距離感の同性の友だちは貴重。
それぞれの性格の出たファッションや、部屋も見どころ。
これが現代女性の、ありがちな3パターンの生き方かあ。
すーちゃんは、本当に中田さんと一緒になりたかったなら強引にでも選択していただろうから、
選択しなかった自分が本当の自分だと思う。
選ぶのはいつでも自分で、いつでも選び直すこともできる。
プラスもマイナスでもなくて、どっちも自分だ。
追。
さわ子さんちのみーちゃん可愛い