むらくも

四国の山歩き

大禿山・城山・端岡山…香川県

2020-12-24 | その他<香川の山>

大禿山、城山、端岡山       おおかむろやま、しろやま?、はしおかやま

標高               176.3m、215m、83.3m
山行日              2020年12月22日
登山口(起点)          國分八幡宮
駐車場                同上
トイレ                同上
水場               なし
メンバー             ピオーネ、むらくも




妻の父が入院したので里山の麓にあるあちこちの神社へお参りをしてきた。
その後の義父は妻が病院へ行くと、すぐに腰が痛いだのあーだこーだ
と賑わしく、そして家に帰りたいという。
義父は認知症を患っているのですが、連れ合いは覚えてなくとも
娘のことはしっかり認識しているようで、つぶらな瞳で妻に訴える。
うーむむ、義父はとりあえず元気になった。
お参りのご利益ありです。

というわけで義父にはさらに元気になってもらうために
昨日の今日だが再び神社へお参りに行くことにした。
今度は国分寺町にある國分八幡宮と盆栽神社へ。
たくさんの神様にお願いするのがわたくしめの務め。

國分八幡宮は大禿山の南麓にあり、本殿の右サイドには鳥居があって
そこをくぐって山頂へ。
山頂には水分社があるのでそこにもお参りをしよう。
そして城山にも登り、下山後に近くにある盆栽神社へお参りして、
ぐるっと回って鳥居をくぐり端岡山へ登ることにした。
端岡山の山頂にも小さな社がある。

ということで、昨日に続いて今日も
妻と二人で大禿山ー城山ー端岡山を周回することにしました。




「おおかむろやま」と読むこの里山は標高わずかに176.3mで
登山口は國分八幡宮本殿の右脇奥にある縁切塚や磐座のさらに奥
の鳥居から山頂へと延びていて、15分ほどで四等三角点・國分や
天水分神と國水分神が祀られている水分社のある山頂に立つことが出来る。

山頂は広めで景色良く、ほぼ360度の展望が得られる。
下りは北北東への踏み跡を辿るが、途中にちょっとした岩場があって
そこには古いクーラーボックスが転がっていて、中には石ころがぎっしり詰め込まれていた。

下りきると車道に飛び出るので、左に行くと猪尻山登山口もしくは
五色台への遍路道に行くことが出来る。
右に折れ車道をしばらくモソモソ歩くと城山の登山口です。




城山の読みが「しろやま」なのか「きやま」なのか
はたまた「じょうやま」なのかわたしにはわかっていません。
大禿山ー城山ー端岡山を周回するきっかけはこの城山で、
最近、少しだけ山城に興味を持っているので地図を眺めていて
この山が目に止まりました。

登山口はこの山の南西側にあり簡易コンクリートの施された
ところですが、入り口には赤テープが木に括り付けられているだけなので
注意が必要です。

踏み跡もはっきりせず、ところどころにあるテープが頼りなのですが
途中竪堀かと思ってしまうような自然の溝様のものがあって
そこを右手に越えあとはほぼ山頂までの急斜面を直登することになる。
斜面は石ころだらけだし落ち葉が積もっている時期には
滑りやすく要注意。

山頂手前には石組みの上に建てられた社があって、
そこから少し上へ行くと山頂に着く。
傍らの木には山頂標識が括り付けられていた。
復路は往路を下る。
下山口の少し下には盆栽神社が建てられていた。




城山を下山後、妻は讃岐国分尼寺跡に寄りたいという。
それは端岡山への途中の車道沿いの法華寺境内にあった。
頭を丸めて尼さんになるつもりだろうか?
近くの小学校からはたくさんの子どもさんたちが賑やかに下校していた。
 
登山口は民家の間にあり、簡易コンクリート舗装の急な道を上ってゆくと
途中にそれぞれ二つの朽ちかけた木の鳥居がある。
ひと登りで平らな山頂に到着。
四等三角点・橋岡山(端岡山の端ではなく橋)が埋設されていて、小さな社がある。

國分八幡宮へは社の裏から延びる破線の道を辿るようになるが
途中、並木道風の細い道を通過し、如意林寺公園の上に出る。
大禿山の裾の道を西に辿ると起点の八幡宮に帰着する。
八幡宮ではすっかり初詣の準備が整っていました。
駐車のお礼も兼ねてお参りし帰路に就く。


<タイム>3:15
<距離>5.6km
<上り>366m
<下り>357m
<コース>國分八幡宮ー大禿山ー城山ー盆栽神社ー法華寺ー端岡山ー國分八幡宮
   
 

コメント (2)
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鉢伏山、如意山・櫛梨山…香川県

2020-12-23 | その他<香川の山>

鉢伏山、如意山、櫛梨山   はちぶせやま、にょいさん、くしなしやま

標高            126m、157.9m、147m
山行日           2020年12月21日
登山口および取りつき地点  鉢伏山(鉢伏ふれあい公園北東側墓地)、如意山・櫛梨山(櫛梨神社)
駐車場           鉢伏山(鉢伏ふれあい公園)、如意山・櫛梨山(櫛梨神社)
トイレ           鉢伏ふれあい公園
水場            なし
メンバー          ピオーネ、むらくも




老人ホームに入っている妻の父が骨折した。
自然治癒は難しく、救急車で運ばれ手術をした。
最近、ベッドから転がり落ちたり、転倒したりで災難が続いている。
うーむ、これはやはりなにかに憑りつかれているのかもしれない。
神様にお願いをしに行こう。
というわけで鉢伏山にある和霊神社とその南にある櫛梨山・如意山の麓にある
櫛梨神社と丸王神社へお参りに行くことにした。

鉢伏山は1時間強で歩くことが出来るし、櫛梨山と如意山は1時間半ほど。
両山で半日ほどもあれば十分。
お昼ごはんは麓のうどん屋さんでツルツルッと、ああ、考えただけで涎が出ます。




鉢伏ふれあい公園の駐車場に車を止めさせていただいたのは
いいのですが、登山口がさっぱりわからない。
公園の山側をくるりと回ったがイノシシ除けのフェンスが張り巡らされいて
山へ入ることが出来ない。
東側へ回り込みましたが、登りやすいと思われたところは通行止めになっていた。

墓地で掃除をされていた方がおいでたので尋ねたところ
昔、子どもの頃はなあ、ここから登ったんじゃが、というところを
案内していただいたが、そこは谷あいで薄暗く籔いていた。
じゃあ、ここから登りなはれと言って墓地の石段の道を教えていただくことが出来た。
おお~、うれしくなってお礼を云いつつ階段を上り、尾根に取りつくことが出来た。
あとはルンルンで鉢伏山山頂へ。
んがーっ!
山頂にはなにもなかった。
がっくし。




鉢伏山を下山後、時間の関係で車に乗りうどん屋さんへ。
そこは四つ星のうどん屋さんで麵が太くしっかりしていた。
食べたのは特製エビ天かけうどん、どっかの国のえらいさんのように
7万円ものステーキ会食ではありませんが、美味しかった~♪

さて、次に向かうのは山城があったという櫛梨山へ。
櫛梨神社にお参りして左側にある遊歩道から登ります。
途中、展望のいいベンチがあったりして麓から尽誠学園高校のグラウンドから
元気のいい掛け声が聞こえてくる。
のんびり登ってゆくと西端にある広い曲輪跡へ。
ここも展望よく、さらに歩きよい尾根を登ってゆくと櫛梨山城があった
櫛梨山に。
桜の木がたくさんあって、一本の桜の木の枝にはブランコが設えられていた。
妻が乗って漕ぐ。
枝がミシミシ、木がかわいそうな気がした。

櫛梨山から尾根伝いに如意山へ。
そこには三等三角点・公文山が埋設されていた。
さらに北へ向かい谷方向に下ってゆくと丸王神社に着く。


<タイム>1:14
<距離>2.4km
<上り>118m
<下り>117m
<コース>鉢伏ふれあい公園ー取りつき地点ー鉢伏山山頂ー和霊神社ー下山口ー鉢伏ふれあい公園



<タイム>1:23
<距離>3.6km
<上り>165m
<下り>164m
<コース>櫛梨神社ー西端曲輪跡ー櫛梨山ー如意山ー丸王神社ー下山口ー櫛梨神社



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岡豊山と愛宕山・大平山…高知県

2020-12-10 | その他<高知の山>

岡豊山、愛宕山、大平山      おこうやま、あたごやま、おおひらやま

標高               97.53m、おおよそ140m、155m
山行日              2020年12月8日
登山口              岡豊山(国分川に架かる和田橋付近)、愛宕山・大平山(仁井田公園)
駐車場              岡豊山(国分川沿い車道の広い路肩)、愛宕山・大平山(仁井田公園)
トイレ              岡豊山(歴史民俗資料館駐車場付近)、愛宕山・大平山(仁井田公園)
水場               なし
メンバー             ピオーネ、むらくも



                <物部川河口付近海岸から太平洋を望む>

今年は日本百名城の備中松山城と総社市にある鬼ノ城に加えて
続日本百名城の備中高松城と東かがわ市にある引田城の四つの名城に行くことが出来た。
うっし、他に近くで手軽に行ける名城はないか、探してみるとありました。
それは高知県南国市にある岡豊城、城主はあの四国制覇で有名な長曾我部元親。
讃岐の山城を訪れるとたいがいは長曾我部氏に攻められて降伏もしくは落とされた
という歴史が残されている。

というわけで岡豊城に行くことにしたが、お城だけではな~、近くにお山はないじゃろか?
高知に行くならやはり太平洋が見えるお山、ということで海に近い愛宕山・大平山に決定。
わずかに155mの低山なのでお気楽です。




岡豊城は標高97.5mの岡豊山にあって、南国ICから近く、
南麓には国分川が流れている。
山頂の詰付近には三等三角点・岡豊山が埋設されている。

恥ずかしい話ですが、岡豊はいまのいままで「おかとよ」と読んでいた。
なので岡豊城は当然、「おかとよじょう」と言ってた。
ところが違うのです。
地名は「おこう」でお城は「おこうじょう」、お山は「おこうやま」
おかとよと読むほうが悪いのか、それともおこうと読ます方が悪いのか
地名と人名は読めなくてもいいとは言うが、この歳まで知らなんだというのはいかにも、あ~あ、だ。
まあいい、来年は丑年だ。
なんのこっちゃ。




岡豊山を降りて、太平洋が一望できる愛宕山・大平山へレッツゴー!
登山口のある仁井田公園に車を止めて、トイレも済ませ、さあ、出発♪♪
と思いきや、妻の顔が蒼ざめている。

カメラを岡豊城の登り口付近に忘れてきたという。
慌てて引き返すと、草むらにコロンと転がっていました。
あ~あ、往復1時間のロス。
しかし、なんですね、高知はやはり温暖です。

お昼の食事時間が大幅に遅れてしまい、愛宕山の山頂ベンチで
浦戸湾を眺めながらポソポソと柚子の香りのあるキツネ寿司弁当を食む。
近くにはアサギマダラが卵を産むと云われているキジョランの
穴の開いたつやつやした丸い葉っぱがありました。
尾根にはヤブツバキがたくさんありましたが、咲いているのはまだごくわずか、
これからのようでした。


遊歩道入口9:30-伝厩跡曲輪9:45-10:00旧味元家住宅1020-歴史民俗資料館10:25-
二の段10:30ー三の段10:35-詰10:40ー虎口・四の段10-45-11:10遊歩道入口


仁井田公園13:05-13:30愛宕山山頂13:50-仁井田神社・三里小学校分岐13:52ー
大平山山頂13:56-四等三角点・大平山14:01-展望所14:12-
仁井田神社・三里小学校分岐14:25ー仁井田神社側遊歩道入口14:41ー15:00仁井田公園

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那智山と城山・翼山…香川県東かがわ市

2020-12-03 | その他<香川の山>

那智山、城山、翼山      なちさん、しろやま、つばさやま

標高             271m、86m、125m
山行日            2020年12月1日
登山口            那智山(大社)、城山(宮の後)、翼山(坂の下)
駐車場            那智山(登山口付近の広い路肩)、城山(登山口傍)
               翼山(つばさ交流センター)
トイレ            那智山(なし)、城山登山口駐車場(簡易トイレ)、翼山(つばさ交流センター)
水場             なし
メンバー           ピオーネ、むらくも



<引田鼻灯台から眺めた播磨灘、遠くに淡路島>

この日は豊島へ渡り、自転車を借りて島を一周して、檀山へも登るつもりだったが、
電話で豊島のあちこち問い合わせると、火曜日はどこもお休みしてますとのこと。
メインの美術館もレンタルバイクもカフェもレストランもお休み。
急遽行き先を変更して東かがわ市にある那智山と引田城跡のある城山と
翼山を歩くことにした。

どの山もお初と思ってたが、登ってみて景色を見て那智山は、
昔、歩いたことがあったことを思い出した。
もうかれこれ14・5年にもなるでしょうか?
相変わらず頼りない記憶力です。

どの山も山頂からの展望がよく、特に瀬戸内の播磨灘が見えるので
青い海に浮かぶ島が楽しみ、城山には白い灯台もあり歩きがいがありそうです。
先ず那智山に登って、下山後車で城山登山口にある駐車場へ移動し
周遊道を歩いてそのまま翼山登山口へ。
翼山登山口が少し不案内でしたが、小海川河口にほど近い
県道122号線と123号線の交わる交差点で、
歩道橋へ行けば何とかわかるんじゃないかなという感じでした。
というわけで、当日自宅(観音寺市)を8時に出発。




14・5年前(これもいい加減な数字)に登った山の那智山登山口に9:40に到着。
登り口も、二つある赤い鳥居もまったく記憶になく、途中開けた場所から眺める
虎丸山の景色を見ても思い出すことなく上部の赤い鳥居をくぐって10分ほどで着いた
休憩所とその奥にある那智神社の祠を見て、過去に登ったことを、やっと思い出した。

この山は水主三山と云われている虎丸山、本宮山と併せて登る山として
山と渓谷社の分県登山ガイドに載っている。
しかし、軟弱なわたしたちは登った当時、虎丸山と、本宮山・那智山を日を
別けて登った。
本宮山には特にクジラ岩があったこともあって印象が残っている。

那智山の祠裏にはちょっとした岩場があって、その上に立つと
五剣山が見え、手前にある石見山と石鉄山が見える。
岩場から張られたロープを辿って石見山・石鉄山へ縦走できるらしい。
機会があれば歩いてみたいと思った。




那智山を下山した後、城山登山口へ車で移動。
この山には山名のとおり昔、城があった。
山に築かれたお城は室町時代に建てられたと云われている引田城で、
百名城とは別に続百名城に選ばれている。
築城主はわかっていないらしい。

周遊道のあちこちには石垣や曲輪などが残されており、
ところどころからの展望は抜群、特に鼻にある白い灯台からは
眼下の碧い海と遠くに見える淡路島は絶景でした。

続百名城といえば今治の沖に浮かぶ能島の能島城が有名ですが、
この島は無人で定期船はない。
春桜祭りの頃に二日間だけ渡船があるらしい。




城山を下り、途中「つばさ交流センター」に寄った後、
坂の下の県道122号線と123号線が交わる小海川に架かる小さな歩道橋へ行った。
キョロキョロと探したが登山口がわからない。
幸い散歩中の方がおいでたので尋ねてみた。
ご親切にも案内していただいたところは、登山口をウバメガシが蔽っていて
道標はなく、小さな祠の傍にアルミの小さな梯子が掛けられている。
梯子を上るとすぐにミニ八十かヶ所のお地蔵さんがある。
お地蔵さんは第一番札所・霊山寺でした。

お地蔵さんに導かれるようにして歩きよい登山道が山頂へと続いている。
途中電波塔があったり、ロープが設置されているところもあったりしたが
多くの人が歩いてる道だけに迷うことはない。

祠のあるピークからの展望は抜群で、播磨灘や引田港はもちろん、
先ほど歩いた城山の全貌も見えていた。
四等三角点・翼山はすぐ隣で5・6分のところにある。

(参考)三角点のある翼山山頂には78番・郷照寺のお地蔵さんで終わっているが
三角点とお地蔵さんのすぐ裏側に下る道があって、次の79番から87番へと続く。
結願の88番・大窪寺のお地蔵さんは元の道に合流し、しばらく下った脇道にあった。


<所要時間>
登山口9:47-下の鳥居9:48-上の鳥居10:10-10:21山頂10:38-11:06登山口
 


<所要時間>
城山登山口11:39-<途中20分休憩>-四等三角点・城山12:21ー灯台12:35
ー北二ノ丸12:47-13:19つばさ交流センター13:29-翼山登山口13:34-
14:06祠のあるピーク14:18-山頂14:24-翼山登山口15:09-
15:22城山登山口
                                                                 

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