むらくも

四国の山歩き

黒滝山・白滝山(竹原市)

2023-12-16 | 中国地方の山

 

黒滝山・白滝山…広島県竹原市忠海町

 

山行日  2023年12月9日(土)

標高   黒滝山270m、白滝山342m

登山口  さくら堂下の車道から

下山口  同上

トイレ  登山口および白滝山龍泉寺

周回距離 おおよそ5km


膝を傷めて2年と9か月、その間リハビリを欠かさず行ってきたが完治せず、半月板損傷とは

もう治ることのない傷害、そういうことなんですね。

なので以前のような歩きは止めて、もっぱら低山歩きを楽しむことにしている。

わたしは一度の傷害で済んでいるが相棒などはこれまでに歩けなくなるほどの傷害を四度も経験しているが、

その都度3か月から半年ほどの期間で再び歩けるようにはなる。

しかし、もうゆっくりした動作でしか歩けず、距離にして5km程度、しかも緩やかな

斜面でないとたちまち痛めてしまう。

というわけで今回選んだ山は広島県竹原市に位置する黒滝山とその少し奥にある白滝山を歩くことにした。

両山とも信仰の山で黒滝山の登山道には三十三体の石仏があり山頂直下に観音堂がある。

白滝山には龍泉寺があり、山頂付近の岩場にはみごとな磨崖仏が彫られている。

ところどころに展望所があって山頂からも含めて素晴らしい眺めが得られる。

特に瀬戸内海に浮かぶ大小の島々の眺めは絶景だ。

白滝山には八畳岩があって、そこからは晴れた日には多々羅大橋も見える。

黒滝山から白滝山へ行く途中で標高259.4mのびんぼう山(福寿山)への道があって

経由して白滝山へ行けるようになっているが所要時間50分ほど掛かるし

これ以上貧乏になりたくないという気持ちもあって止めにした。

しかし、びんぼう山の別名が福寿山というのはなんとも複雑な気持ちにさせてくれる。

 


<黒滝山>

<黒滝山・白滝山ルート図>

 

<登山口>                    <乃木将軍腰掛岩>

 

<忠海市街と大久野島・小久野島>               <地蔵>

 

<幸福の鳥居>                  <参道と黒滝山>

 

<展望所>                    <地蔵>

 

<亀岩>                  <観音堂>

 

<鐘つき堂>                  <鎖場>

 

<石鎚神社より>            <石鎚神社と大峰神社・出雲神社>

 

<摩崖仏>                 <黒滝山山頂>

 

<黒滝山山頂より>              <白滝山を望む>

 

<白滝山摩崖仏Ⅰ>               <白滝山摩崖仏Ⅱ>

 

<白滝山摩崖仏Ⅲ>                 <八畳岩>

 

<白滝山鐘撞堂>              <展望台より白滝山を望む>

 

<展望台>                <びんぼう山巻き道>

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高山・立石山…岡山県笠岡市白石島

2021-03-17 | 中国地方の山

高山、立石山               たかやま、たていしやま

 

山行日                  2021年3月14日(日)
標高                   150.22m、169m
登山口                  西ノ浦
下山口                  尾中
トイレ                  白石島港
水場                   なし
船の時刻表                こちら→① 時刻表 | 三洋汽船株式会社 (sanyo-kisen.jp)
                           ② 笠岡~白石島~北木島間を運行する一般旅客定期航路|瀬戸内中央観光汽船|岡山県笠岡市 (setouchi-csline.jp)


しま山百選、六島の大石山に続いて今回は同じく笠岡諸島の白石島に笠岡・伏越港から船で渡り高山と立石山に登ることとした。
コースは白石島港から北にある海水浴場となっている浜辺を歩き、尾根に上がり、はと岩ー高山ー大玉岩ー立石山へと縦走し、
少し引きかえして分岐から鎧岩への尾根を歩いて開龍寺へと下り、港へ出る。
所要時間は景色や巨岩をゆっくり眺めながら、山頂でお昼ご飯を食べておおよそ4時間弱。
船の便は伏越港を9:00発、白石島港着9時45分、帰りの便は13時47分白石島港発、住吉港着14時18分の計画とした。
時間が足りなければ開龍寺へ寄るのを止めるか、もしくは次便の14:40発のどちらか。
島にはこの時季、食事処もカフェ・レストもなく、飲料水やお弁当などの食物は持参。
伏越港から住吉港間は徒歩で約15分で、車の駐車場は港付近にいくつかあり無料。
(※無料駐車場が万一満車の場合には有料駐車場あり)

 
(白石島港)                         (弁天島)

伏越港には待合所となっている小さな建物があるが、切符は売っておらず、フェリーに乗船後
料金を支払うシステム。
今日は日曜日、開龍寺へ参拝に行かれる方たちだろうか、白衣を着た団体さんや、山に登られる
グループの方たちで乗船客は多い。
フェリーの着く岸壁は全部で5つある。
岩壁の高さはそれぞれに異なっていて、潮の満ち引きに合わせた作りになっている。
少し肌寒かったが、新型コロナのこの時期、船室に入らずマスクをして
スコスコと風の通るデッキでおしゃべりをし、海を眺め点在する島を楽しむ。
もう少しすれば島のあちこちで山桜がいっぱい咲く。

 
(尾根)                         (はと岩)   

弁天島を眺めながら浜辺へ出ると、砂浜にはサーフボードがころころ転がっている。
波乗り用のボードなのかそれともウインドサーフィンボードなのか?
あちこちで鳴くウグイスは、ちょっとばかし四国のウグイスの鳴き方と違っている。
ホーホケッキョと鳴く。
ケッのところが異様に高く詰まり具合もしゃっくりをしたような鳴き方だ。
ひょっとして岡山弁?
岡山弁は讃岐弁と似たところがあって、めんどくさいことを「たいぎー」とか「たいそー」
とか言ったり、めちゃくちゃなことをいうを「わやくそいう」とか、でしゃばっていらぬことをいうを「ちゃーちゃーいうな」
といったりするが、「じゃけー」とか「ぼっけー」とかは讃岐では使わない。

ウグイスはまだうまく鳴けなくて、春先の発声練習をしていただけなのかもしれない。 

 
(はと岩から海水浴場を眺める)                (大玉岩へ続く尾根)         

花崗土の歩きよい尾根道を景色を楽しみながらゆるゆる登るとほどなくはと岩に出合った。
岩を上れるように窪みがつけられているが、ぼっけーめんどい。
滑り落ちないようやっとこさっと上がって、浜辺や弁天島を眺めた。
絶景です。

   
(魚見の展望岩)                      (大玉岩へ)      

はと岩をこわごわ降りたあと、魚見の展望台へ。
青い海には笠岡諸島に属する梶子島や大飛島があるが、その向こうには芸予諸島の
宇治島や走島なども見えている。

 
(広島方面)                  (大玉岩から眺める立石山方面)   

笠岡諸島から西に見える島々は今治尾道大橋が連なる芸予諸島だが、東に見える島は塩飽諸島になる。
笠岡諸島の真鍋島のすぐ隣の島には塩飽諸島の佐柳島や高見島などがあり、
パッと見にもじっと見にも近くにありすぎてその境がわからない。
むしろ、宇治島や走島なんかは笠岡諸島に入っててもおかしくない位置にあるようです。
北方向を眺めると、右には水島臨海工業地帯が見え、左には福山工業地帯を望むことが出来る。

   
(大玉岩)                      (大玉岩方向を振り返り見る)     

丸みのある大きな大玉岩にやってきた。
右側のちょっとした割れ目には鉄製の杭が何本か打ち込まれており、それを掴みながら
岩を攀じ登った。
岩の上からは白石島港や北木島やこれから登る立石山が見えた。

   
(はと岩、高山、大玉岩方向の尾根)               (立石山への上り)           

ヒサカキの匂いがぷんぷんする。
白くて小さな花を枝いっぱいにツブツブ付けている。
グループで来ていた女性たちは大玉石で賑やかにしていたが、どうやら引き返したようです。
静かになりました。

数羽のメジロがやってきて、ヤシャブシの花房をつっついている。
地面にはたくさんの花房が重なるように落ちていて、まるでコロコロした黄緑色の芋虫がうようよしてるように見える。
ところで、ヤシャブシの花って蜜がでるのでしょうか?

竹林のある鞍部が笠越だろうか。
立石山から下りてきた女性たちが大玉岩方向へ登って行った。

   
(立石山)                     (椿と梶子島、袴島、走島)  

どこが山頂かわからない立石山は岩だらけ。
危険そうだったので岩の上に上ることを諦めて、景色の良いところでお昼ごはん。
先日訪れた六島や、大飛島、小飛島、そして荘内半島の三崎から紫雲出山に
粟島の三つの山である城山、阿島山、紫谷山がやや霞んで見えていた。

   
(鎧岩のあるピーク)                     鎧岩付近岩   

魚見の展望岩で出会った若いペアの方とは立石山まで抜きつ抜かれつしていたが、
立石山でお別れ、お二人は鳥ノ口もしくは南にあるウルメ方向へ下りていった。
わたしたちは北へ引き返して分岐から東の尾根道に折れ、鎧岩へ。

   
(鎧岩付近)                      (白石島港)   

島のツツジは咲くのが随分と早い。
あちこちで蕾が膨らみ、木によっては満開状態。
陸地の2・3月は朝夕の気温が氷点下になったりするが、島では
朝夕であってでも海水温が氷点下になることはなく、一定の温度を保っているせいだろう。

鎧岩は露岩がごろごろしているピークではなく、少し先の下ったところにあった。
大きな一枚のスラブ状の岩だった。
※後日に判ったのですが、岩ゴロのピークは鬼ヶ城山と呼ばれているところで、
スラブはアプライトという半花崗岩のことらしい。
風化して岩脈が露出し、大鎧の大袖のように見えることから鎧岩と名付けられたようです。

   
(ツツジの尾根道)                 (島の細い路地)   

鎧岩からは急斜面につけられた階段状の道を下ってゆく。
やがて岩の下の洞穴に祀られた神明大権現さんに、さらに下って誠山公園に出て、
そこから開龍寺を訪れて島の細い路地を港へと帰り着く。

 
(帰路の船ニューかさおか号)               (歩いた尾根を眺める)         

港には13時40分に帰り着いたが、船の時刻が13時47分、丁度間に合いました。
釣り客の方たちの成果話を聞きながら、船に乗る。
住吉港までは途中高島と神島に寄るが、帰りの船は往路のフェリーと違って、速度早く、冷たい風にさらされ体の芯から冷えました。


(参考タイム) 白石島港ー(10分)ー白石島海水浴場ー(15分)ーはと岩ー(20分)ー高山ー(10分)大玉岩ー
(10分)ー鎧岩分岐ー(20分)ー立石山ー(20分)ー鎧岩分岐ー(15分)ー鎧岩ー(20分)ー白石島港

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸山・福山…岡山県総社市

2021-02-22 | 中国地方の山

幸山、福山                    こうざん、ふくやま

山行日                      2021年2月21日(日)
標高                       170m、302.3m
登山口                      総社市清音三因「ふれあい広場」
駐車場                            同上
トイレ                            同上
水場                       なし(ふれあい広場に自販機あり)
メンバー                     ピオーネ、むらくも


爆弾低気圧がやってきて強い風が吹き荒れ、阿讃山脈の尾根を真っ白にしたが、
それが去り、一転して気温が上昇し5月並みの陽気、四国にも春一番が吹いた。
オウレン属やイチゲ属、福寿草たちの早春に咲く花たちも一気に開花が進みだした。
山野草好きな人たちはお尻に火がついたようにして、そわそわと走り回っている。

花好き好き連に加盟している妻がセツブンソウを見に行かないかという。
ついでに福山という山に登りたいというではないか。
そしてとどめ話しを切り出した。
福山は山城やで、同じ山域に幸山という山があってここも山城やでという。
合わせて幸福の山城やー♪
随分と滑らかな弁舌だ。
妻はわたしの知らないところで天婦羅料理を食べ、オリーブジュースを飲んだに違いない。
まあいいか~、お天気は上々だし、とりあえず瀬戸大橋を渡ることにしました。

 
救急車                    ふれあい広場奥

美作市にある山野草群生地を訪れて、満開のセツブンソウを楽しんだあと、
再び高速道に乗り、引き返すようにして総社市にあるふれあい公園に車を止めようとしたが満車。
公園は子どもたちやその家族たちでいっぱい、野球かなにかの試合があって賑やかでした。
公園の外に駐車し歩いて広場奥にある登山口へ向かっていると救急車がやってきた。
事故かなにかがあったようです。

 
梅                       登山口

公園はちょうど梅の花が咲き始めていてまだ少し風は冷たいが春を感じさせてくれる。
公園の上にある杖を立てかけた登山口から階段を上ってゆく。
登山口傍にはストレッチャーが置いてあった。

 
登山道                        ヘリ

風は冷たいものの気温は高く四月並の陽気。
2月ではあったが、肌着を脱ぎシャツ一枚、パンツも夏物で丁度良い。
幸山と福山との分岐付近上空で盛んにヘリが往ったり来たりしている。
やがて上空一点のところでホバリング、どうやら救助しているようです。

 
分岐                      幸山城跡へ

分岐を左にとるとすぐに幸山が見えてきた。

 
幸山城址郭からの展望                  幸山城址石柱

幸山には鎌倉時代後期に造られた山城跡があり、その郭には大きな露岩がころころと点在していて、切り立った崖の上にある。
眼下には総社市が広がり、遠くに鬼ノ城が見えていた。
幸山城の築城主は庄資房と云われているがのちに石川氏に替わり、石川久智は合戦の傷がもとで死に、その子久式はのちのち城下で自刃した。
どうも山の名「幸」に当てはまりそうにはなく、地形からして別名「甲山」と云われたこちらの字に相応しい山に思えたが勝手な思惑に過ぎないようです。


 
毘沙門天摩崖仏                      眺望

元へ引き返し福山への道を辿るが、途中の分岐で八畳岩への道を歩く。
すぐに毘沙門天摩崖仏に着き、そのまま登ってゆき小さ目な岩の上で眺望を楽しむ。

 
岩くぐり                八畳岩付近の石塔

やがて割れた大きな岩に小さな岩が挟まって出来た穴を潜り抜け上へ出る。
八畳岩のさらにその上には石塔が立った岩があった。


妙見展望台からの眺望

八畳岩から10分ほど登ると傍には大きなモッコクの木がある東屋に出る。
眼下には先ほど寄った幸山が見えていた。

 
妙見展望台東屋                     合戦記念碑

東屋で出会った男性としばしお話し。
登り始めに見た救助ヘリは風が強かったため三度旋回し、風が弱まったところでホバリングし要救助者を救助したそうな。
 救助者は突然体調を悪くされたようで、救助する間、道は閉鎖していたそうです。
山でのなんらかの遭難は高所に限らないようで、里山でも起きることなんですね。
ケガや道迷いなどには注意が必要ですが、突然に襲いかかる体調不良も怖いことです。
我慢をせず、すぐに救助を求め素早く医療措置をすることは大切なことですね。
新型コロナウイルスにおいても、早く措置をしていれば助かったのにというのが初期の頃には起きたし、
第三波の最中にも措置が遅れたために亡くなられた方がいます。

 
福山城門址の石垣                  土塁址

東屋から20分弱で福山合戦記念碑のある山頂に到着。
福山合戦というのは南北朝時代に起きた足利勢の足利直義20万と
官軍である福山城の新田義貞派の大井田氏経1500とも2500とも云われた3日間の戦い。   
足利軍は2万騎の戦傷死、大井田軍は400騎が逃げ、氏経は傷を負いながらも生き延びたと云われている。

 
四等三角点・福山                   城郭 

福山城はもともとは福山寺という山岳寺院であったものを鎌倉時代末期に改造し山城にしたもので城郭は広い。

 
城郭からの眺望                  猿田彦神社

ベンチで昼食を摂った後、猿田彦神社へ寄ってみた。

 
猿田彦神社                      猿田彦神社お地蔵さん

 
空堀址                   直登コースへの階段

再び山頂に戻って、山城の石垣や空堀などを確認し、1234段もある直登コースの木段を下る。
膝を痛めている相棒にはこの段はかなり堪えたようです。

 
天神古墳群                      下の横道 

木段をゆっくりゆっくり慎重に下って横道に入ると天神古墳群があった。   
平坦な道を歩くというのはやはり楽ですね。
往復2時間かかるところを休息休憩をたっぷりいれて3時間で出発地点であるふれあい広場に戻った。
公園の池袂では白鳥や鴨たちに餌をやる親子たちが楽しそうに遊んでいました。


備中国分寺五重塔

帰り路で眺めた高さ34m余りの五重塔。
奈良時代には高さ50mにもおよぶ七重塔だったものが南北朝時代に焼失し
のち江戸時代の1821年ころから1844年までの長い年月をかけて五重塔に再建されたもの。

総社ふれあい公園ー(30分)ー幸山ー(40分)ー福山ー(50分)ー総社ふれあい公園

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大石山(六島)…岡山県笠岡諸島

2021-02-13 | 中国地方の山

大石山                 おおいしやま

山行日                 2021年2月11日(木)
標高                  185m
登山口                 六島灯台付近
船時刻表                こちら→時刻表 | 三洋汽船株式会社 (sanyo-kisen.jp)
駐車場                 笠岡住吉港付近(有料)
トイレ                 前浦港
水場                  なし
メンバー                ピオーネ、むらくも




(荘内半島・紫雲出山より眺めた六島)





しま山100選の一つ、大石山のある六島は岡山県笠岡諸島最南端にある。
どちらかというと香川県に近い位置にあり荘内半島にある紫雲出山の山頂からは指呼の間、
島最高峰の大石山から南端に下ったところには白い六島灯台が小さく見えている。
この島へ行くにはチャーター便を除いては四国からは行けず、
瀬戸大橋を渡りぐるっと迂回、近くて遠い存在です。

因みに紫雲出山からは、旧石器時代から続くそれぞれの遺跡が残されている笠岡諸島のうち
大飛島・小飛島・真鍋島・北木島がくっきり見えており、
白石島と高島は北木島の陰になっていて残念ながらほぼ見えていない。

島は水仙郷の丘から六島灯台に掛けて植えられている数万本の水仙が満開の時期を迎えている。
大石山へ登るにはいくつかの登山道があるのですが、覆い茂ってトンネル状になった
ダンチクだろうか?を潜って六島灯台に出て、そこから登ることにした。
大石山の山頂にはその名のとおりに大石があって、三等三角点・武島が埋設されていて
北西に景色が開けたところからは芸予諸島の一部である宇治島や走島を眺めることができた。






島をぐるっと周回するのですが、車道があるものと思い込んで出かけたのです。
ところが車道があるのは前浦と湛江港の周辺だけでした。
あらためて地図を見ると島周回の道はすべて破線の細い踏み跡の道でした。
大石山をピストンで下山した後、ミニ四国八十八か所のお地蔵さんに導かれるようにして
落ち葉をかさこそと踏みしめて歩く。

湛江に近づいたところで前浦への近道となっている分岐に差し掛かったが
左に取り湛江港に降りて、民家の間の人一人がやっとこさ通れる通路を歩き
六島展望所で島の猫たちに癒されながら遅い昼食を摂った。
海を眺めながらしばしまったり、グループで来られてた女性たちが
「このまま、帰りたくない」「また来ようね」などと言いながら
楽しそうに会話していたのが印象的でした。




笠岡住吉港8:50=9:50六島・前浦港10:00ー10:06水仙郷10:22-六島灯台10:31
ー大石山登山口10:41ー11:03大石山山頂11:20ー六島灯台11:37ー足摺38番12:08
ー13:05六島展望台13:26ー13:51前浦港14:30=15:35笠岡住吉港

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

那岐山…岡山県

2020-11-09 | 中国地方の山

那岐山         なぎさん


山行日    2020年11月8日(日)
標高     1255m
登山口    岡山県奈義町
駐車場    B・蛇淵、C・大神岩コース側に3か所あり
トイレ    標高1240m三角点峰にあり
水場     大神岩コース<標高おおよそ800m付近(夏涸れ等注意)>、蛇淵コース<沢沿いにあり>
メンバー   ピオーネ、むらくも


今年の紅葉は例年になく色づきもよく素晴らしい。
台風が一件も上陸することなく、強烈な酷暑だった夏が過ぎて意外と朝夕の冷え込みが早く来て、日中との寒暖差が大きかったことが原因らしい。
四国では10月に始まった石鎚山の紅葉は11月に入ると標高800m~1000m辺りに下ってきた。
それ急げってなもんで、標高の比較的低い氷ノ山・後山・那岐山国定公園の一角をなす那岐山に登ることにした。

テレビでは熊被害のニュースが流されている。
特に中部関東以北の山では今年は木の実などが少ないらしい。
関西や四国の山ではいがぐりやどんぐりなどがたくさん落ちていたりして、餌は豊富なようなので比較的安心なようだが、念のために久しぶりに熊鈴と笛を用意した。
間違っても鉢合わせはしたくない。
パンチ一発、バシーンとやられれば、ひ弱な体はひとたまりもなくぶっ飛んで骨など砕けてしまう。
朝早からず、夕方遅からず、クマの活動時間帯を避けた行動計画です。
しかし、行ってみればそんな心配はなく駐車場は満杯。
熊鈴を付けて歩いている方も結構いました。

山頂では、新型コロナに加えて、折からのアメリカ大統領選の成り行きが話題に、バイデンがどうしたムチャクソトランプなどと。
うーむむむ、なんだか内戦でも始まりそうな対立と混乱ぶりです。
しかし、それにしても最近の新型コロナの増加ぶりはすこぶる心配なことではありますが、今日は青空と紅葉を思い切り満喫、胸いっぱい山の空気を吸いながら歩くのであります。




コースから少し中へ入ったところには滝を眺める東屋があって
ちょうど紅葉が始まっていた。



大神岩コースで見られる「神仏ポイント」
岩にはイザナギノミコトや天照大御神などなどの字が刻まれている。



たくさんの方たちが休憩していた山頂を過ぎ、東に尾根を下ると
A・菩提寺コースとB・蛇淵コースとの分岐に道標がある。
相棒に、蛇淵コースを経て名木ノ城跡を歩こうと提起したが即却下されたので、
それではということで素晴らしい黄紅葉が見られる菩提寺コースを下ることにした。
マユミの木があって、鈴生りの実が生っていた。




塩手池から眺めた那岐連峰
左から広戸仙、滝山、那岐山




C・大神岩コースからA・菩提寺コースへ下ったログ図
<参考>菩提寺コース4km・登り3時間、蛇淵コース4.1km2時間30分
大神岩コース3.7km2時間




コース案内板
名木ノ城跡、八巻城跡、大別当城跡の史跡があってこれを巡るのも面白そうです。
(曲輪や堀切が残るが史実は不明)


 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする