むらくも

四国の山歩き

大万木山(島根県)

2024-04-30 | 中国地方の山

サンカヨウ


登山口  門坂駐車場

山行日  2024年4月28日(日)

標高  1218m

二等三角点  点名 大万木山

駐車場  登山口すぐ傍 おおよそ10台程度

コース  滝見コースピストン

距離 おおよそ6.2km

標準タイム  3時間25分

 


別名ガラス花もしくはスケルトンフラワーといわれているサンカヨウは北海道から南限が島根にかけて咲く高山植物

昨年4月下旬ごろに鏡ヶ成で出会ってすっかり魅せられてしまった

島根県のサイトによるとここ大万木山での開花時期は5月中旬頃と案内されていたが4月下旬には咲き始めるらしい

というわけで出かけてきました

登山口は主に4か所、門坂、権現、位出合、地蔵尊下

山野草が最も多く咲き、滝を見られる門坂コースをピストンすることとした

門坂登山口の駐車場は意外と狭く上手に詰めて10台程度の広さ

この日見ることが出来た花はキケマン、ムラサキケマン、イチリンソウ、タチカメバソウ、トキワイカリソウ、ショウジョウバカマ、ネコノメソウ、チゴユリ

ラショウモンカズラ、ニシキゴロモ、ユキザサ、ミヤマカタバミ、ツクバネソウ、フデリンドウ、ナツトウダイ、各種スミレなど

サンカヨウは毛無山への分岐を過ぎてだいぶ登ったところに小さな沢に流れる水場があって、そのすぐ上辺りから

始まり頂上直下の避難小屋付近まで群生していました

花は咲き始めでちらほら、花は香りがあり爽やかで甘く清涼感に満ち溢れておりました


 

門坂登山口             

 

ラショウモンカズラ               トキワイカリソウ

        

権現滝           イチリンソウ

       

タチカメバソウ             ヤマエンゴサク

      

沢に掛けられたいくつかの木橋の一つ            林道終点         

 

地蔵尊と展望台(北に宍道湖と隠岐島、西に三瓶山を望むことができる)

 

ブナ林                 サンカヨウ

 

頂上直下の避難小屋(付近にトイレあり)               大万木山山頂

タコブナ

ミヤマカタバミ

 

サンカヨウ(香水のような甘くていい匂いがする)

<開花して一定の期間に長雨が降ると花弁が透明になり透ける>

 


伯州山(岡山県鏡野町)

2024-04-19 | その他<四国外の山>

イワウチワ


登山口  岡山県鏡野町赤和瀬

山行日  2024年4月18日(木)

標高  1044.9m

三等三角点  点名 伯作山

駐車場  登山口すぐ傍(拡張済 おおよそ40台程度、マイクロバス可)、トイレあり)

コース  新コース~滝谷コース

おおよその距離と所要時間  4.8km 標準タイム2時間15分

 


イワウチワやキクザイチゲなど貴重な花咲く伯州山は恩原高原スキー場から近くて、赤和瀬渓谷の奥に聳えるおおよそ1045mの山で

人形峠から東に5kmほど、鳥取県と岡山県境に聳えている

山頂からは西に伯耆大山が望めるがこの日は黄砂の影響でまったく見えていなかった

健脚な方は高清水トレイルといって、人形峠から高清水高原を経て伯州山、そして赤和瀬へと下るコースを歩くが

距離が約8.7kmある

もしくは赤和瀬へ下らずピストンするとおおよそ13km弱

赤和瀬を起点に丸山ーブナの台頭ー霧ヶ原ー伯州山を周回するコースを辿ると距離はおおよそ7.4km

わたしたちは最短コースで赤和瀬から新コースを辿り伯州山から引き返し滝谷コースを下って赤和瀬へ

距離はおおよそ4.8kmでゆっくり歩きを楽しむこととした

いやさ、脚力がないのでこれしかできないのが実情ですが、8時半に登りだして

降りてきたのが12時半、花探索をしたり昼食を摂ったりでかなり時間を割いた

結果、たくさんの花を見ることができました

幾種類かのスミレ、キンシベボタンネコノメソウ、キクザキイチゲ、オオイワカガミ、タムシバ、コブシ、コチャルメルソウ、

イワナシ、ミヤマカタバミ、オオカメノキ、エンレイソウ、ショウジョウバカマなど

イワウチワについては滝谷コースと新コースの分岐から先で群生していましたが

どちらかというと新コースの尾根道沿いのほうが圧倒的に多かったようです

滝谷コースを歩くときの注意点としては渡渉地点が主に二か所あり、特に大雨のときは

渡渉困難になるかと思われます

なお、野鳥もたくさん居てるようで、間違ってるかもわかりませんが、この日、聴こえてきたのは

ヒガラやシジュウカラなどのガラ族、キツツキ、ツツドリ、ソウシチョウ、キビタキ、ミソサザイなどなど


 

 

赤和瀬駐車場                 登山口傍の道標 

 

ショウジョウバカマ           コブシ         

 

       ○○スミレ           新コースへの入り口

 

 

イワウチワ

 

 

伯州山荘               三角点と山頂

 

 

ミヤマカタバミ                  滝谷コース   

 

イワナシ                    渡渉地点①

 

キクザキイチゲ               ミヤマカタバミ  

 

渡渉地点②(分岐地点)               キクザキイチゲ      

 


加西アルプス(善防山・笠松山)

2024-03-31 | その他<四国外の山>

 

《加西アルプス》善防山・笠松山…兵庫県加西市

山行日 2024年3月30日(土)

標高 善防山251m 笠松山244.4m△点あり

駐車場 善防公民館(トイレあり)

登山口 善防公民館駐車場前

下山口 古法華自然公園

周回距離 おおよそ5.7km

 


ヤマザクラとツツジの咲き始めのこの時期をねらってこの山を歩いた

登山口はあちこちにあるが、広い駐車場のある皿池の傍の善防公民館の目の前にあるところから

登って善防山を目指し、山頂からは西に聳える笠松山への尾根道を歩く

途中の鞍部に吊り橋があって、ここには磨崖仏があるそうだが見つけることはできなかった

ここを過ぎてほんの少し先には岩尾根があってそこからの展望は抜群

歩いてきた尾根道や善防山、笠松山やそこへ至る尾根と岩壁が広がっている

お弁当を食べて笠松山へ

岩場の急登を一登りすると展望所のある笠松山、ここからの眺めも最高に良い

帰路は南の道を辿り左折し古法華寺へ下ったが、実は直進し東屋経由で下って八の字を描くようにして

尾根を登り返すと「馬の背」があったのだが、行きそびれてしまった、あー、残念

下ったところにある古法華寺には長石で造られた石仏群は圧巻でした

つり橋の下の切通しを歩き、出発点の皿池へ

因みに善防山には昔、山城があったところで善防山城(善防師城)といって、1346年に赤松氏によって築城されたとされている

1441年の嘉吉の乱では激しい闘いがこの地で繰り広げられ、その戦いで亡くなった兵士たちの白骨体が

明治初期頃まで木の葉の下に眠っていたとされている

山頂付近にははっきりとした曲輪が残されていたり、虎ノ門と思しき箇所もある

山頂に残された岩の近くではヤマザクラが咲き始めたばかりできれいでした


 

善防山山頂(善防師城跡)

皿池南側に善防公民館駐車場があり、道を渡った山手側に登山口と道標がある

 

駐車場の様子            登山道から笠松山北東遠望

 

ミツバツツジ                  頂上標識       

 

山頂の様子                   山頂からの景色

 

幹に括りつけられた古い史跡               笠松山への道標  

 

笠松山遠望                    尾根道と吊り橋  

 

展望の良い岩尾根             採石場方向の風景

 

善防山を振り返る                笠松山   

   

笠松山山頂直下の登り           笠松山展望所      

 

善防山と登山口のある皿池遠望           古法華寺の長石で彫った石仏

   

切通し(上に笠松山ー善防山間の吊り橋がある)       王子皿島と眼鏡橋           

 

 


黒滝山・白滝山(竹原市)

2023-12-16 | 中国地方の山

 

黒滝山・白滝山…広島県竹原市忠海町

 

山行日  2023年12月9日(土)

標高   黒滝山270m、白滝山342m

登山口  さくら堂下の車道から

下山口  同上

トイレ  登山口および白滝山龍泉寺

周回距離 おおよそ5km


膝を傷めて2年と9か月、その間リハビリを欠かさず行ってきたが完治せず、半月板損傷とは

もう治ることのない傷害、そういうことなんですね。

なので以前のような歩きは止めて、もっぱら低山歩きを楽しむことにしている。

わたしは一度の傷害で済んでいるが相棒などはこれまでに歩けなくなるほどの傷害を四度も経験しているが、

その都度3か月から半年ほどの期間で再び歩けるようにはなる。

しかし、もうゆっくりした動作でしか歩けず、距離にして5km程度、しかも緩やかな

斜面でないとたちまち痛めてしまう。

というわけで今回選んだ山は広島県竹原市に位置する黒滝山とその少し奥にある白滝山を歩くことにした。

両山とも信仰の山で黒滝山の登山道には三十三体の石仏があり山頂直下に観音堂がある。

白滝山には龍泉寺があり、山頂付近の岩場にはみごとな磨崖仏が彫られている。

ところどころに展望所があって山頂からも含めて素晴らしい眺めが得られる。

特に瀬戸内海に浮かぶ大小の島々の眺めは絶景だ。

白滝山には八畳岩があって、そこからは晴れた日には多々羅大橋も見える。

黒滝山から白滝山へ行く途中で標高259.4mのびんぼう山(福寿山)への道があって

経由して白滝山へ行けるようになっているが所要時間50分ほど掛かるし

これ以上貧乏になりたくないという気持ちもあって止めにした。

しかし、びんぼう山の別名が福寿山というのはなんとも複雑な気持ちにさせてくれる。

 


<黒滝山>

<黒滝山・白滝山ルート図>

 

<登山口>                    <乃木将軍腰掛岩>

 

<忠海市街と大久野島・小久野島>               <地蔵>

 

<幸福の鳥居>                  <参道と黒滝山>

 

<展望所>                    <地蔵>

 

<亀岩>                  <観音堂>

 

<鐘つき堂>                  <鎖場>

 

<石鎚神社より>            <石鎚神社と大峰神社・出雲神社>

 

<摩崖仏>                 <黒滝山山頂>

 

<黒滝山山頂より>              <白滝山を望む>

 

<白滝山摩崖仏Ⅰ>               <白滝山摩崖仏Ⅱ>

 

<白滝山摩崖仏Ⅲ>                 <八畳岩>

 

<白滝山鐘撞堂>              <展望台より白滝山を望む>

 

<展望台>                <びんぼう山巻き道>

 

 


高屋祭り

2023-04-09 | 雑記

3年ぶりに開催された高屋神社の春祭りに出かけた。

参道沿いにずらりと並んだ屋台と境内へ向かう人たち

賑やかな獅子舞

高屋地区4台の太鼓と後方は稲積山西端小ピーク

境内をグルーリ、揺れるふさ

笛の音と声を嗄らしてのかき揚げ

例年は桜満開だったが、温暖化で毎年桜の開花は早まってしまい

だんだんとずれてきている。

それでも今年は、桜吹雪終盤にはなんとか間に合いました。