東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い松下製トランジスタラジオ AT-110の修理(6/6)

2017年09月18日 | 古ラジオ修理工房

 この古い松下製トランジスタラジオ AT-110の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/6) 修理(2/6)  修理(3/6) 修理(4/6)
  修理(5/6) 修理(6/6)

 台風18号のためどこにも出ることができません。元々は郷土館に出勤のはずでしたが、台風のため臨時休館となりました。臨時休館は初めてのことです。思い起こせば、サラリーマン時代には台風が来ようが、地震が発生しようが、大雪になろうが出退勤したものです。よく覚えているのは、横浜から八王子に帰る時に大雪でほとんどの電車が止まってしまったことです。普段は、横浜と八王子は一本の電車で帰ることができます。しかし、大雪の中、川崎・東京・新宿・調布経由で、しかも途中で埋まりそうな雪の山道を歩きました。東日本大震災時の計画停電時の通勤も大変でした。信号機が消えている十字路は怖かったものです。また、都心で天の川が見えるほどの真っ暗な停電も怖かったものです。さて、台風のため何もできません。久しぶりにラジオの修理をしました。

 ラジオに電源を接続     低い方は520kHz    高い方は1,620kHz
  

 今回は修理を終えたトランジスタラジオの最終確認と清掃です。受信できる範囲を測定すると、520kHz~1,620kHでした。規格が540kHz~1,600kHzのため3%程度のずれです。OKです。トラッキングを取る前に各ラジオ局を聞いてみました。どこも台風の放送ばかりでした。どの周波数も良く聞こえるためトラッキング調整はしませんでした。スーパーヘテロダイン方式のラジオを作る時はトラッキングが必須ですが、一度市販されたラジオを再度トラッキング調整することは多くありません。

アルコールを含ませて清掃   筐体の中を清掃      裏蓋内を清掃
  

 トランジスタの清掃時はいつも、綿にアルコールを含ませて拭いています。シンナーなどは部品を溶かしてしまうことがあるため使いません。トランジスタラジオを綺麗にすると、電池を入れてラジオ放送を聞きました。台風時には雷がよく落ちるのか、ラジオはガリガリと音が出ます。今回の台風は雷が落ちないのか、ガリガリと鳴りません。今回は久しぶりのラジオ修理です。もっと余暇があれば、ラジオの修理や工作ができるのですが。

        ようやく修理を終え、綺麗に清掃したトランジスタラジオ

コメント
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