東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い松下製トランジスタラジオ AT-110の修理(4/6)

2016年09月22日 | 古ラジオ修理工房

 この古い松下製トランジスタラジオ AT-110の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/6) 修理(2/6)  修理(3/6) 修理(4/6)
  修理(5/6) 修理(6/6)

 台風16号の影響で、雨が降ったり止んだりでした。そのため、草刈りを止めて、久しぶりにトランジスタラジオの修理をしました。前回接触不良を修理したため、音はなんとか出るようになりました。しかし、音が小さい不良が残っていました。その不良個所を探すことにしました。

           トランジスタラジオ AT-110の修理中


 不良個所を探そうと基板を動かしていると、プツツリと音が出なくなりました。原因を探すと、やはり電源からの線が一本切れていました。その断線を半田で繋いでから、再び不良個所を探すことにしました。やれやれ。修理中に何度も基板を動かして裏表にするので、線がどうしても切れやすくなるのです。

 切れてしまった電源線    半田で電源線を繋ぐ    電解コンデンサチェック
  

 電源線を繋げると、再び小さいながらも音が出るようなりました。そこで、音が小さい原因の探索に入りました。このような場合、原因は低周波増幅初段の結合コンデンサAかバイパスコンデンサBの容量低下がほとんどです。そこで、シグナルインジェクタから信号をコンデンサに注入してみました。

  シグナルインジェクタの電源ON        結合コンデンサAに信号注入
 

 すると、結合コンデンサの入力側で音が小さくなるのです。つまり、結合コンデンサの容量低下の疑いです。念のため、結合コンデンサの両端に同じ容量のコンデンサを当てると、音が大きくなりました。バイパスコンデンサはほとんど変化ありません。結合コンデンサの容量低下に間違いありません。しかしながら、同じ形の電解コンデンサの手持ちがありません。11月に東京に行った時、同じ容量で同じ形のコンデンサを購入しようと思います。

   容量低下故障の結合コンデンサA、同じ形のものが無いため11月修理

コメント
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