章魚庵つれづれ通信

日ぐらし硯に向かひて、遊墨三昧、遊印三昧??

外郎売り3と海水浴

2019年07月29日 | 切り絵とイラスト

只今は此この薬、殊の外世上に弘まり、
方々に似看板を出し、イヤ小田原の、灰俵
の、さん俵の、炭俵のと、色々に申せども、平仮名
をもってういろうと記せしは、親方円斎ばかり。
若しやお立合の内に、熱海か塔の沢へ湯治
にお出いでなさるるか、又は伊勢御参宮の折
からは、必ず門違いなされまするな。

ういろうは印籠に入れたモノと思われるので
印籠を描いてみました

長かった梅雨も終わって本格的な夏です。(暑い!)
と言うわけで60数年前(多分)に描いた海水浴
防波堤の内側に狭い砂浜がありました。
小さい子供達が遊んでいます。小学校も高学年になると
家から海パンで港に走りそのまま飛び込んで船溜まりで
泳いだり漁船に登って飛び込んだりしてよく怒られてました。

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外郎売り2

2019年07月20日 | 切り絵

昔ちんの国の唐人、外郎という人、わが
朝へ来たり、
帝へ参内の折りから、この薬を深
く籠め置き、用ゆる時は一粒ず
つ、冠のすき間より取り出す。
依って、その名を帝より、
「とうちんこう」と賜わる。即
ち文字には、「頂き、透く、
香い」と書いて「とうちんこう」
と申す。

外郎売りは市川家の十八番だと歌舞伎好きのオジサンに
教えてもらったので
市川家の家紋「三桝」入れようとしたのだけれど
この紋まともに彫ると只の正方形になってしまうので
半分にしてそれらしく誤魔化しました。
これを作ってるとき海老蔵さん声が出なくなって
休演というニュースを聞きました。
外郎飲んで(食べて?)ないんかい?とふと思ったんですが。

外郎売り1と2を並べてみました。

さて、明日は選挙、少しは良い世の中がちらりとでも
見えれば良いのですが……

 

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日本の梅雨明け

2019年07月16日 | イラスト

というわけで、太陽はどこへ行ってしまったんでしょ?
みたいなことになってしまってる関東です。

去年の暑さを忘れ夏は暑くなくっちゃね!
とか太陽が恋しいねとか言ったり、
まぁ人間はなんと勝手なのでせう。(森田さん風)

と言うことで龍馬さんもハンチングを止めて
都知事推薦の(?)かぶる笠を被ってみました。

さて来年はこういう光景がそこここで見られるのでしょうか?

去年の龍馬さん!

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外郎売り1

2019年07月10日 | 切り絵

拙者親方と申すは、お立合の中に、御存じの
お方もござりましょうが、お江戸を発って
二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎ
なされて、青物町を登りへおいでなさ
るれば、欄干橋虎屋藤衛門只今
は剃髪致して、円斉となのりまする。
元朝より大晦日
まで、お手に
入れまする
此の薬は、

 

と言うわけで外郎売りです。
めんどくさいことを始めてしまったもんです。
これ知ってる人は知ってるのだけど
結構延々と続くのです。
最後まで行けるかどうかワカリマセン。
マァ気長に行きます。

 

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昔のカメラで出ています

2019年07月05日 | イラスト

カメラとかに興味の無い方はスルーで、
昭和のカメラ小僧に少しは興味があるかも

ZENZA BRONICA れっきとした日本の高級カメラ。
吉野善三郎さんが作ったからゼンザ!
シランかったなぁてっきりドイツ製かと……
カメラのロールスロイスというコマーシャルがあったらしい。
お菓子のホームラン王みたいなもんだろうか?

後ろにある四角いのは予備(?)のフィルムカセット
SSと言うからネオパンSSと言う白黒フィルムが入ってる設定
ちなみに本体にはコダックC120のカラーが入ってる(設定)
カセットをカシャンとセットして四角い白の窓のようなところの
遮蔽板を左に引き抜くと準備OK(この動作何となくプロっぽい)

右の大きいダイヤルのハンドルを引き出して
ぐるぐる2回回すとフィルムがセットされる
絞りとシャッタースピード決めて上から覗き
構図を決めピント合わせたらおもむろにレンズ右下の
シャッターを押す!「ブヮッシャ~ン!」

これはミノルタA。昭和30年代に私が初めて写真を撮ったカメラ。
私のではなく我が家のカメラといったところ!
もちろん分厚い皮のケースに入ってて首から提げていた。

先日このCANON F-1にコダックのトライX400という
(期限切れ)フィルムを入れて32枚取ってみた。
現像しないことにはどうにもならないのだが……

この秋に白黒フィルム(ネオパン100 アクロスⅡ)が
復活という記事(6.11読売)が出てたのでちょっと
フィルムカメラのおはなしでした。

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