娘たち、実技試験が目前に迫っています。
まず下の娘から、そしてその1週間後に上の娘です。
実技試験に先立って、E先生門下の試演会が行われました。
本番慣れしていないので、試験では毎度あり得ないほど緊張してしまう下の娘。
本番の経験がそれなりにあって、ある程度本番慣れしているかと思われる上の娘でさえも、
実技試験というのは特別な緊張感を伴うようです。
そんなだから、下の娘にとっては本当に恐ろしい存在。
試演会では、E先生を中心に門下生が見つめる中、課題曲を弾くわけですが、
試験ほどではないものの、それなりの緊張感はもちろんあります。
この日は、そんな緊張感の中でも、まあまあの演奏ができたようです。
前回の試演会では散々の演奏を披露してしまい、E先生からも雷が落ちたそうなので、
まあ良かったです。
講評では、これだけはいつも言っていただける「音が良い」が今回もありました。
しかしながら、いまだに舞台に出てくるときの立ち居振る舞いを注意されるとは、
本当に困ったものです。
本人はしっかりやっているつもりなので、なおさら厄介です。
「速く弾こうと思いすぎない」というのがありました。
私も録音を聴きましたが、ギリギリの危うさを感じました。
「今日のテンポ(速め)でも良いから、その中でゆったり」とおっしゃっていて、
それはすごくわかりました。
「速くなったなあと思ったら、一音一音に魂を入れて」とありました。
実際の試験では、その場にいる者にしか感じられないピーンと張り詰めた独特の緊張感
が支配しています。
そんな空気感の中で、自分を出し切れるって、本当にすごいことだと思う。
でも、できる人はできるんですよね。
お雛様の季節ですね。
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