クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

ツアーは中止になったけど

2021-06-28 | 上の娘ごと

上の娘が昨年オーディションを受け、合格した

某ユースオーケストラのイタリア演奏ツアー。

このご時世により儚く中止となり、参加の権利

はそのまま持ち続けていたのですが、早い段階

で今夏も中止が決まりました。

そりゃそうだよね…という感じで最早それほど

がっかりもしなかったようです。

その代わりというわけでもないでしょうが、オ

ンラインでマスタークラスが行われることにな

りました。

ユースオーケストラを指導予定だった欧州の第

一線で活躍している講師陣による公開レッスン

です。

1回15分から20分程度という短時間ですが、娘

はお2人の先生に1回ずつ見ていただくことにな

りました。

欧州と日本というかけ離れた距離のリモート

レッスンですし、その時のWi-Fi環境もあります

し、果たして微妙音質がどこまで伝わるのか

といった疑問はありますが、やっていただける

はとても有難いことなので、上手く繋がり、

有意義なレッスンになると良いなと思います。



期間限定 ハーゲンダッツ 抹茶クロッカン。









学生オケに参加

2021-06-25 | 上の娘ごと

上の娘が通っていた音大では、各学年に一つず

つオーケストラを編成できるだけの学生数が

揃っていましたが、音大によっては4学年一緒に

してもオーケストラを編成できないということ

もあるそうで、その場合にはその音大の卒業生

はもちろんのこと、他音大の卒業生にもお願い

してなんとか数を揃えるのだそうです。

ヴァイオリンは特にそういうお仕事があるわけ

のですが、上の娘は今回初めて引き受けてみ

そうです。

某音大の7月に行われる予定だった定期演奏会の

1回全4回の練習参加という仕事内容。

予定だった…というのは、このご時世により中

止が決まっているということ。

本番のない練習は少なからずモチベーションも

下がってしまうでしょう。

例年であればホールで大勢の人の前で演奏でき

るはずなのに、今の学生は本当に気の毒とし

言いようがありません。

すでに1回目の練習に参加した娘ですが、そこで

かつてのK先生門下の先輩お2人と、ヴィオラの

先輩お1人にお会いしたそうです。

2月末の東北演奏旅行の時も、K先生門下の今回

とはまた別の先輩お2人とお会いしたし、その後

の某オーディションでもまた数人の知り合いと

会ったりと、やはり狭い世界なのなぁと思い

ます。

久しぶりに学生オケに参加してみた感想とし

て、この大学の指揮の先生は学生向けに基本に

非常に忠実で、揺らしたり、癖のあることを一

切しないし、すぐに止めて細かく指導が入るの

で、初心に帰ったようでむしろいろいろ勉強に

なると言っていました。



ムームーサンドイッチワークスでランチ。

サーモンエッグパンケーキ。




ボリューミーなパストラミサンドイッチ。








今年最後の最上日 その2

2021-06-20 | 日記

6月15日は朝から晴天だった。

御一日参りを知ってから実際にお参りした4月1日、

5月1日、6月1日もいずれも晴天だった。

神社の側道を歩いていると、すぐ横の草むらに埋も

れるようにモコモコした黒く丸いものが目に入っ

た。

それはもうほとんど私の足元にあって、正体が一瞬

ではわからなかったので、思わず、ひゃっ!と声を

あげてしまった。

と同時にその黒い丸いものもすごい勢いで形を変え

たかと思うと飛ぶように数メートル移動していた。

黒猫だった。

日当たりの良い草むらで気持ちよくお昼寝をしてい

たところを邪魔してしまったようだ。

私のことをじーっと見つめている。

怒っている様子ではない。

「びっくりさせてごめんね。起こしちゃってごめん

ね。」 と謝り、手を振って離れた。

鳥居の前に立つと、もう黒猫のことはすっかり忘れ

てしまった。

神様の世界にお邪魔するのだから、気を引き締めな

いといけない。

一礼して鳥居をくぐった。

参道を歩いていると、にゃぁ〜〜〜んととてもクリ

アで綺麗な鳴き声がしたので振り向くと、すぐ横を

さっきの黒猫が悠々とした足取りで歩いていた。

私の方を一瞥さえしなかったけれど、ほんの少しの

間一緒に歩いた。

そしてすぐに障害物で見えなくなった。

手水屋に立つ頃にはもう黒猫のことは忘れていた。

本堂の手前に、藁のようなものを束ねて作った人が

くぐれる程度の大きな輪が設置されていた。

それは大祓(おおはらえ)というもので、年に2回あ

り、今の時期のものは夏越しの祓(なごしのはら

え)と言うそうで、半年の間に身に付いてしまった

穢れを落とすという意味があるらしい。

その輪をくぐり、いつも通りほとんど変わることの

ない文言を唱えてお参りをした。

いつもならそれでお暇するところだが、この日は

ぜか、おみくじを引かないといけないと思った。

上の娘が、「珍しいね、急にどうしたの?」 と

怪訝そうに言うのも当然だ。

私がおみくじを引くのは何十年ぶりかと言うほどレ

アなことだから。

初詣の時も、観光で参拝する時も、おみくじを引く

ことはない。

何か特別意味のあるものと思えなかったから。

娘たちが引いて一喜一憂する姿をいつも遠目に見て

いた。

この日引き寄せられるようにして引いたおみくじは

吉。

でもそのことに大した意味はない。

大切なのはお言葉の方。

透かし模様の入った和紙に書かれたお言葉は、ほと

んど予期していた通りのものだった。

なぜか、そんな気がしていた。

そうでないとおみくじに引き寄せられるはずはない

から。

ストンと腑に落ちた。

神社からの帰り道、出会った黒猫のことが気になっ

ていたらしく、娘が調べてくれた。

参拝の時に境内で黒猫に会うのは吉とされているそ

うだ。

黒猫は神様の使いで、参拝者の穢れを浄化し、神様

の場所に導いてくれるらしい。

なるほど…信じることにした。











今年最後の最上日

2021-06-19 | 日記

「6月15日は、2021年に3回しかない最上日の

最後の1日なんだって!」

と上の娘が教えてくれたのは、その最上日と言

われる日の2日前だった。

天赦日と一粒万倍日という2つの吉日が重なると

ても縁起の良い日なのだそうだ。

天赦日は、天が全ての罪を許す日とされ、1年に

5.6日しかない暦の上で最上の吉日。

一粒万倍日は、一粒の籾が万倍にも実った稲穂

なるという意味で、新しいことを始めるのに

適な日なのだそうだ。

なるほど、今年3回しかないそんな貴重な日が後

だ半年を残して2日後にはもう最後を迎えてし

まうのか。

知ると知らないとでは大きな差があるように思

えてきた。

知ったからには無意に過ごしたくはないなぁ。

何らかの強い意思を持って、大切に過ごさない

といけないような気がしてきた。

とりあえず、その日から何か小さなことでも良

いから新しく始めることにしよう。

それと、そうした吉日に神社を参拝するのは

きっと良いことに違いないと思うので、できれ

ばお参りをすることにしよう。

その日は特に予定もないし、上の娘も午前中で

あれば空いているというので、2人でいつもの

社にお参りすることにした。



こちらのプミラも絶賛成長中です。



蔓がぐんぐん伸びて床を這うようになってし

まったので、持ち上げて、上の方で一旦折り返

して垂らしています。







久しぶりの村上作品は

2021-06-18 | 日記

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の

年」は、「ノルウェイの森」から26年後の作

品。

そして今から7年前の作品。

作風はどう変わったのだろうか、あるいはあま

り変わっていないのだろうか。

あらすじも評判も何の知識も求めず読み始め

た。

フラットで簡潔な文章は相変わらず読みやすい

し、リズミカルで心地良い。


さくさく読み進めて行くことができるし、ぐい

ぐい物語に引き込まれていく。

独特の世界観は健在なようだ。

どうだろう。

受け付けられない感じはしない。

大丈夫そうだ。

村上作品の特徴の一つである作中に登場する音

楽。

この作品では、リストのピアノ曲だった。

巡礼の年 第一年 「スイス」。

ピアニストは、ラザール・ベルマン。

そのピアニストによる演奏がApple Musicに

入っていたので、繰り返し流しながら読んだ。

読み終えて、面白かったなと思える。

久しぶりの村上作品、今回は無理なく受け入れ

ることができた。

わからないことはいくつもあるけれど…

近いうちに、今度は「ノルウェイの森」に再挑

戦してみようと思う。


リビングの窓際に置いている約8年もののプミラ

がまだまだ元気に成長を続けています。