クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

ボヘミアンラプソディー

2018-11-28 | 日記

娘たちと3人で、映画を観てきました。

その日、下の娘は友達と行く予定だったのです

が、友達が急用で行けなくなったため、私が代わ

りに同行。

ついでに、オーディションが近いというのに気ば

かり焦って練習少なめの上の娘も引っぱり出しま

した。

追い詰められないとなかなか練習に身が入らない

困った人なので、むしろちょうど良い😉

観てきた映画は、「ボヘミアンラプソディー」。

夕方の回でしたが、空席はなかったんじゃないか

な、満席でした。

評判通り、大盛況のようです。

クイーンドンピシャ世代より、むしろ若い人が多

かったような。

実際、うちの娘たちも、「クイーンは知らないけ

ど、観た人がみんな、すごく良かった!って言う

から」という理由で観に行ったし。

実は私もクイーンはあまり知らなくて、CMで耳

にする曲や大ヒットした曲くらい。

メンバーの名前も、フレディーマーキュリーしか

知らないレベル。

でも、何も知らなくても、十二分に楽しめる映

画でした。

厳格な家庭に生まれ、抑圧された少年期を過ご

し、一つの出会いで才能が一気に花開き、一躍ス

ターダムにのし上がり、その活躍は世界に及び、

頂点に立つも、自分のセクシャリティに悩み、大

切な人を失い、自分を失い、仲間を失い、自暴自

棄になり、でもそこから、大切だった人の言葉で

自分を取り戻し、再び仲間に迎え入れられ・・・

といった感じで、最初からずっと惹き込まれっぱ

なし。

圧巻は、最後のライブ。

大音響、大画面で臨場感たっぷり。

感動で涙、涙。

改めて、クイーンの偉大さを認識しました。

それにしても、フレディ始め、メンバーみんな本

物とそっくり。

そのクオリティーたるや、ほんとすごいです。

オススメの映画です。

うちの娘たちも感動しきり。

もう1回観る!って言っていました。

帰宅してからも、ひとしきり3人で映画の話題で

盛り上がっていると、夫が、「去年録画したクイ

ーンのライブがあるよ。」

ハンガリーで行われた野外ライブ「ハンガリアン

ラプソディー」を収録した番組を録画してくれて

いました。

夫、グッジョブ!

その夜、早速、鑑賞したのでした。



映画の前に、スタバでお茶。













くるみ割り人形

2018-11-24 | 日記

バレエ「くるみ割り人形」を鑑賞して来ました。

先月末、ジュリアード弦楽四重奏団を聴きに初め

て所沢文化センター ミューズ アークホールに行

った時、響きの良いホールだな、周囲の環境もい

いな、思いの外プログラムが充実しているな、と

思いました。

その時に持ち帰ったフライヤーの中から、今回の

演目を見つけ、申し込んだのでした。





ジュリアード弦楽四重奏団の時は大ホールでした

が、今回はマーキーホールという中ホール。

シェイクスピア劇場のスワン座を参考に設計され

たそうで、馬蹄型の素敵なホールです。





生でバレエを鑑賞するのはとても久しぶり。

割と最近、海外の超一流バレエ団でプリンシパル

として活躍する2人のバレエダンサーを紹介する

テレビ番組を見たのですが、くるみ割り人形の演

目の中でも特に難しいと言われる金平糖の精の踊

り、そのデュオシーンがそれはそれは素晴らし

く、この方たちの舞台は無理でも、ぜひ生で観た

い!と思っていたのでした。

この日、下の娘はE先生門下の試演会が決まって

いため、上の娘と2人で観てきました。

とても良かったです。

バレエは本当に素晴らしい芸術ですね。

軸のぶれない美しいピルエットや、高く伸びのあ

るマネージュ。

間近でじっくり見ることができました。

幼少の頃から、基礎を繰り返し叩き込み、毎日長

時間の厳しい練習を積み重ね、多くのオーディシ

ョンに挑戦して、勝ち抜いて・・・

その辺は、ヴァイオリンやピアノとも通じるもの

がありますね。

華やかな舞台の裏にはたくさんの血の滲むような

努力が隠されているわけで、でもそれを全く感じ

させない羽根のようにふわりと軽いリフトなど、

バレエってどこまでもひたすらに美しい。









オラトリオ イワン雷帝 その3

2018-11-18 | 下の娘ごと

声楽科必修の合唱の授業は、週に2回もあり、簡

単には休めない厳しい授業。

ロシア語の歌詞も正しい発音で覚えなければなら

ないし、ピアノ科なのに「こんなに合唱に時間と

労力を取られるとは思わなかった〜😩」と、履

修したことを少し後悔したこともあったようです

が、今回のような晴れ舞台に出演できるのであれ

ば全て報われるというものです。

実際、合唱は大活躍でした。

オラトリオですから当然と言えば当然なのです

が、こんなに合唱の占める割合が大きいとは。

オーケストラとフィフティフィフティと言っても

過言ではないほど。

声楽科の学生がほとんどなので、一人一人の力量

が高く、一音一音にハリがあるというかキレがあ

るというか、少しのズレもなく、とても美しい歌

声が響いていました。

オーケストラは、管楽器と打楽器が素晴らしかっ

たです。

真上から見下ろしていたので、どの楽器が鳴って

いるかいちいち確認できて、とても楽しかった!

弦楽器は、この作品では活躍できるところは少な

かったようです。

休憩なしのぶっ通し、あっという間に終わってし

まった感じ。

ブラボー、ブラボーの声は多かったし、大きな拍

手もいつまでも続きました。

オーケストラよりも、合唱団の退場にずっと時間

がかかったのですが、最後の1人がドアの向こう

に消えるまで拍手を続けてくださったお客さんも

多くいて、とても嬉しかったし、素晴らしいこと

だなぁと感激しました。

舞台裏では、指揮者からもオーケストラの皆さん

からも、合唱団に対しお褒めの言葉をたくさん頂

いたそうです。


下の娘を待って、アークヒルズのスターバックス

へ。

















オラトリオ イワン雷帝 その2

2018-11-17 | 下の娘ごと

プロコフィエフの「イワン雷帝」について、曲名

も知らなければ、曲を聴いたこともなかった私。

合唱がどのくらいのボリュームがあり、オーケス

トラや語りとどの程度絡むのか、全く知りません

でした。

娘たちの専門であるヴァイオリンやピアノであれ

ば、彼女たちの練習中の曲はもちろん、興味を持

っていろいろと聴くのですが。

下の娘も、ピアノと違って家で歌の練習をするこ

とはないので、結局どんな歌なのか、何の知識も

持たないまま当日鑑賞しました。

舞台真上のバルコニー席、上の娘と並んで座りま

した。





写真では左手、舞台真後ろ、パイプオルガン前に

ある座席に合唱団が立ちます。

それを見込んでチケットを購入したので、上手い

具合に娘を間近に見ることができました。





S席は2万円越えという高額チケットでしたが、

サントリホールがほぼ満席となっていました。

まずは、合唱団が大きな拍手に迎えられて次々入

場してきました。

続いて、オーケストラメンバーが入場。

ロシアの作曲家による作品をロシア人指揮者、本

場ロシアのオーケストラで鑑賞するのは初めてで

す。

音出しが始まると一気にワクワク感が高まりまし

た。

ここで、テルミカーノフが登場すれば最高だった

のですが、しかたありません。

代わりの指揮者と語りが登場。

語りももちろんロシア人によるロシア語。

芸術的語りの名手だそうで、抑揚を効かせた臨場

感たっぷりの語りでした。







オラトリオ イワン雷帝

2018-11-15 | 下の娘ごと

ロシア最高峰オーケストラ、サンクトペテルブル

ク・フィルハーモニー交響楽団による、プロコフ

ィエフ オラトリオ「イワン雷帝」を鑑賞してき

ました。

サントリホールにて。

指揮者は巨匠ユーリ・テルミカーノフ・・・だっ

たのですが、健康上の理由により降板。

この巨匠が振るからこそ、高額なチケットを購入

した人も多かったと思います。

ご本人も、80歳記念公演と冠した公演だっただけ

にさぞや残念だったことでしょう。

代振りは、このオーケストラの指揮者であり副芸

術監督のニコライ・アレクセーエフ。

だいぶ格が落ちるのに、払い戻しはしないという

ことだったので、ちょっと文句が出ていたよう。

私も、指揮者が一番の目当てであれば、かなりテ

ンション下がったと思いますが、今回のお目当て

は下の娘。

合唱団の1人として出演しました。

音大の声楽科必修の合唱の授業を、ピアノ科であ

る下の娘はオーディションを受けて履修している

のですが、その授業でさらにオーディションを受

け、今回のメンバーに選ばれました。