38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

お日待ち、お宿はわが家。

2013年01月05日 | 農と暮らしの日記
町内の年始の行事、「お日待ち」。
神社から神主さんが来て、この一年のあれやこれや(略)を拝んでくださる。地区内の家が順番でその年の「お宿」となり、今年はうちがその「当家(あるいは「頭屋」?)」。神事そのものは10分か15分かだけど、前後の時間もあるし、事前の準備も多少はあるので、朝から今日一日が「お日待ち」という感じ。

写真のお供えものは「お世話係」の方が準備してくださる。
〆縄、餅、鯛、野菜(大根、人参、里芋)、さらに蝋燭もそれら一式を載せる台も、それを吊るす紐も何もかもお任せで、うちはそのための空間をきれいに掃除しておくだけ。このお世話係も輪番で2軒が1組で担当し、数年先にはうちに回ってくる予定。といっても若い家はベテランの方と組むように考慮されているらしい。

ちなみに、自治会に入っている全戸が「お宿」になるわけではないようだ。
うちは狭い家ながらも昔の家でたまたま二間続きの座敷があったから、どうせなら地域に入って日の浅いうちに(3年目)そういう神事をしてもらったほうがよいかもと思って(ふだんの不信心を棚に上げて)順番通りにお受けしたのだけれど、最近は大きな家でもフローリングのLDKが一番広い部屋という住宅も多いだろうし、場所だけ提供すればよいといっても掃除やら何やら大変といえば大変なので、ご高齢の一人住まいとか、小さな子どものいる核家族とか、やはり荷が重いという家も少なくないと思われる。
なので、その辺りは柔軟に対応しているようす。



土曜日、晴れのち曇り。

朝:ごはんのあと市街に出て保育園に納品。
子どもたちはバレーで試合やら練習やら。

午前:庭を掃いたり玄関まわりを片付けたり。
昼前にお世話係の方が来られて、お供え物の準備。あらかた仕上げ、鯛だけは冷蔵庫へ。
一緒に集会所に行き、お日待ちのあとの総会の準備で座卓を並べ、帰りに湯呑み茶碗と座布団を人数分お借りしてくる。

午後:畑に出て、じゃが芋、里芋を当面の出荷分だけ収穫。
15時頃から、お日待ちの最終の準備。改めて座敷を掃除して座布団を並べたり、玄関先の足元用に屋外の照明を取り付けたり。薫は台所でお茶の準備したり、夜は集会所でも台所のお手伝いがあるから留守番になる子どもたちの晩ごはんの用意やら明朝の弁当の段取りやら。そうこうしているうちに17時頃から三々五々集まり始める。

夜:神主さんも来られて18時から神事。
当家の僕は二礼二拍手一礼して玉串を捧げる。終わってお神酒をみなさんにお出しし、皆さんが出られるのを待って座布団の片付けなど。18時半頃から集会所の座敷に場所を移して総会。議事は新年度の会長など役員の選定が中心。

19時半頃からそのまま懇親会。
銘々に折が用意され、「お宿」の薫と「お世話係」の女性たちは汁ものや燗酒のお世話。
21時半頃、開始2時間で中締め、僕もここで辞去。



ここまでで、未記入となっていた「藤田家族の正月休み」はすべて記入完了。
やっぱり貯めると大変ですね。来年は携帯からの即日アップを考えたほうがよいかも。
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