麗しの青林檎 -Marine & Silk-

AN OLD & A NEW MAC A NEW LEGEND ~だって俺、MACだもん~

ええ?マジなの???

2005年04月06日 | セキュリティ
 「N.TONOSAKI'S Personal Station」というサイトの名物コラム「がんばれ!!ゲイツ君」。実はつい最近まで(といってももう数ヶ月は経ったかな)その存在すら知らなかったのであるが(恥)、まぁもっと早く知っていればもっと早くMacを買っていたかもしれない。

 ここを知ってからというもの、毎週(というか毎日)更新のチェックを欠かさないのだが(Windowsのセキュリティ情報はほぼここに集約されているから、単純に面白おかしいというだけでなく非常に有益なのだ)、今日(この記事を書いたのは4月5日)の更新分を読んで驚嘆した。詳しくは本文を読んでもらえばいいのだが、この方の軽快な語り口により100%、心からエイプリルフールネタだと思い込んでしまったのが、文中で紹介されているこちら(Cnet)の情報。

 いや、ほんとすっかり騙されました。ってか逆四月馬鹿。オオカミ少年逆転現象。まさか、嘘だと思い込んでいたものが逆に真実だったとは…。だって、だってね、「同社関係者は短い声明を出し、問題の見つかったアップデートをアンインストールするようユーザーに呼びかけることも考えたが、パッチを削除してもコンピュータが危険にさらされているのは変わらないので思い直したと述べた」ってアンタ、どう考えてもギャグでしょ…。「あはは、いくらMS社でもそれはないだろ。しかしホントに言いそうで怖いな」と笑いながら読んでいたのだが、探してみるとこれが「エイプリルフールでしたー」なんてどこにも書いてない。

 もーやだ。マジやだ。もー絶対(よほどのことが無い限り)WinMe(を入れてあるCOMPAQ)をネットに繋げない!もちろんアップデートももう一切しない。Marineたんが我が家に来てから(というかATAカードとHDD増設で「使える」レベルになってから)ほとんど火を入れず、ネットにもほとんど繋げず(接続チェックとかで少しは繋いだけど)、面倒でアップデートもまだやっていなかったのが幸いといえば幸いだった。

 詳しくは別項に書くが(というかこの後に続けて書いていたのだが余りにも長くなったので分けた)、私はあまり不当にWindowsを貶めたくはないのだ。しかし今度と言う今度は本気で呆れてしまった。「がんばれ!!ゲイツ君」で、まるで漫画みたいな、嘘かネタかギャグとしか思えないような事実を散々読んできた(もしくは読む前から知っていた)が、ここまで本気で嘘に思えた事実は無かった。これが事実としてまかりとおるというならば、ホントにこのOS(Win9x系)はヤバすぎる。もはや何を聞いても「まぁWindowsだから」とか「MSのやることだから」で済ませてしまえるほどこの手の話には(恐ろしいことに)慣れてきたと思っていたのだが、「更にまだこれだけ呆れることがあった」ということに対して驚いている次第。

 (あえてトラバもリンク貼りもしませんが、Cnetさんの記事へトラックバックしている方を辿って行くとより詳しい不具合情報を得られます。凄いです。「悪意のあるユーザーに攻撃された方がマシ」「MSこそが悪意のあるユーザー」「パッチというよりウィルス」という意見があちこちで…ごもっともです)

<本文アップ前からもう追記>
 それでも、これをMacに置き換えて考えてみるとちょっとだけMSに同情というかMSを評価できる部分がある。「OS8やOS9に今更ながら脆弱性が見つかっちゃったー」という事態が仮に起きたとしてもAppleはもうOSX以前のOSに関してサポートを一切していないのだから(だよね?)、ユーザーは泣き寝入りしかない。OS8やOS9をいまだに使っている人は、Win98やMeをいまだに使っている人と同様にまだ多く存在する。「いい加減XPを買え!」「パッチ配布してやっただけでもありがたいと思え」という仕打ちにも等しいMS社の対応ではあるものの、MSはまだまだユーザーのいるMeや98のサポートを延期して対応してくれてはいる。その対応がこんなんじゃしてくれない方がむしろマシと言えるかもしれない、というのは皮肉なことだが、少なくとも「姿勢」だけはAppleよりいいんじゃないかとふと思った。もっとも今更OS9に深刻な脆弱性が見つかるようなことは無いのだろうけれど…(それとももし見つかったらその時に限りサポートを復活させてくれるんですかねぇ?)。

<4/12 追記>
 MSより、上記の不具合に関する新パッチが配布された模様です。パッチのパッチのパッチといったところでしょうか。

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