さて、接続サービスの変更をした際に大多数の人がまず真っ先に行うであろう速度測定に関してです。NTT西日本ではフレッツ会員のための測定サイトというのが設けられておりまして、これがまたリファラブロックがあるためURLをアドレスに打ち込まないと飛べないという厄介なページなんですが、更にこれはNTTのサーバーと直接繋げて(通常のネット回線を経由せずに)測定を行うというもの。つまり、ここで測って出た速度が最大限度速度になり、実際のネットサーフィン(もはや死語ですな)時にはこの速度よりもパフォーマンスは下がります(#)。また試してはいませんが、Windowsマシンにインストールする設定用のツールにも速度測定機能がついており、工事のおにーちゃんが自前のノートPCで計測していったのもこのツールによるものだったんですが、おそらくこれも上記の測定ページと同様NTTとの直接続による測定方法のツールだろうと思われます。
#専門的な詳しいことは分かりませんが後述するようにうちの環境下では明らかにこのページでの測定速度が他の測定サイトでの数値より高いので、これが最大限度の数値であると言っていいんじゃないかと。
でもって、工事の際におにーさんがツールで測った時に出た値は三回測って三回とも(下り)約59Mでした。その後私が上記の測定サイトで計測すると最高で57M程度、50Mを下回らず60Mにはどうしても達せず、と言ったところです。光ファイバー接続とはいえベストエフォート型サービスであることはアナウンスされているわけで、また上記の会員用ページにある説明によると光接続であってもやはり距離による伝送損失(1msec/200km程度の伝送遅延)というのは存在するんだそうです。贅沢を言えばキリがないんですが、それでもここでの数値は70Mくらいは言ってくれると嬉しかったなぁという感じ。
さて、50M台のスピードが出ると言ってもこれはあくまでNTTと直結での数値。次に実際の速度測定サイトを色々と試してみました。結果はおおよそ平均して下り20M台といったところ。ただ「光は意外と速度が不安定」だという情報を事前に得てはいたのですがまさにその通りでありまして、測るたびにころころ結果が変わるという感じです。同じサイトで同条件で、一度目に10Mだったのがその直後再び測ると40M台になったり、ということもそれほど珍しくはありませんでした。秒刻みで10~50Mの数値が変動しつつ接続しているような感じとでも言いますか(プロバイダも関係してるのかもしれません)。とは言え、これまではADSL50Mサービスでありながら(NTTとの距離・伝送損失のせいで)実質0.6Mのスピードしか出ていなかった身には5M程度でもそりゃもうべらぼうな速さなのです。それが一応どんなに遅い時でもまず10Mを下回ることがないわけですから気分はウハウハ(これも激しく死語だなぁ…)です。Yahoo!BB 12Mサービスにおける理論上の最高スピードが最低限確保されているわけですから文句のつけようが無いくらいです。
で、次。速度速度と言ってもこれまではあくまでも数値上のもの。今度は実際の使い勝手・体感的な速度についてです。先日のiTunesのアップデート、27M程度の容量だったかと思いますが実はあのアップデートを行わずに光が開通するまで実験用に取っておいたんです(苦笑)。因みに開通前はおよそ10秒で1M(一秒ちょっとで0.1M)程度のスピードでした。それがまぁなんと、ものの2秒もかからずに落ちて来てすぐさまインストール作業に入ってしまいました。驚愕。やはり大容量ファイルのDLをすると光のありがたさが身にしみますねぇ。
最後に、通常のネットサーフィンについて。フラッシュが置いてあるようなサイトではもちろんこれまでよりずっと表示が早くなっておりますが、ごく普通のブログやサイトの表示に関しては意外なほどこれまでと体感速度は変わりませんでした。特にバナー広告が多くアクセス解析をつけているブログに関しては表示速度は全くと言っていいほど変わりませんでした。WindowsからMacへスイッチした時に「OSやブラウザが変わるだけでこんなに表示速度が変わるものか」とビックリしたんですが、つまりサイトやブログの表示スピードは接続速度とはあまり関係がなく、むしろCPUのパワーやHDDの回転速度及びバッファサイズ等のハード面だとか、ブラウザのレンダリングスピード等の方に比重があるんだなということがよくわかりました。「普段はテキスト系のサイトくらいしか見ない、フリーソフトを落としまくるようなこともない、大容量ファイルを落とす必要があるのはアップデータくらいで、毎日のことでもないしある程度時間がかかっても我慢できる」というような方はADSLサービスから無理に光にすることはないのでは、とすら思えました。まぁ速いに越したことはないとも言えますが。
余談としてちょっと細かいことを。私の環境特有の話かもしれませんが、うちの「Mail(Pantherなので1.3です)」とGmailって非常に相性が悪くて、受信ボタンをクリックしてメールチェックをするまでの時間がやたらかかっていたんです。なんというか、Gmailのサーバーにアクセスするのにずっと「ひっかかっている」ような挙動とでもいいますか(因みに「Mail」と最も相性のいいのは @yahoo.co.jp アドレスで、受信送信とも瞬時にスイスイです)。それが光接続に移行して以来改善され、他のアドレスと何ら変わらない受信(チェック)スピードになりました。これは個人的にちょっとオイシイ出来事でしたね。
もう一つ予期せぬ幸運が。CTUの電源を入れなおすだけでIPがころころ変わります。まぁIPの数字が変わるからといってリモホが変わるわけではありませんしセキュリティ的にそれほど神経質になることでも無いかもしれませんが、やはり変えたい時にぱっとIPアドレスの数字を変えられるのは気分的にちょっと嬉しいんですよね。Yahoo!BBではIP変えるのがひじょーに大変だっただけに(笑)。
さてさて、次はひかり電話についてです。「固定電話並の音質」とか言ってますが、なんとですね。これまで使用していた固定電話(というかBBフォン)よりむしろクオリティ上がってます(爆)。ってか、BBフォンの場合通話がわりとぶちぶち切れたり聞こえにくくなったりという現象がわりと(特にネット接続中には)よく起こっていたのですが、ひかり電話だと(今のところ、という条件は付きますが)それがありません。通話は非常に安定してます。10月末に大規模なトラブルがあったばかりなので特に最近はきちんとしているのかもしれません。
た・だ・し。そうはいってもやはり、固定電話を持っている人が無理にひかり電話にする必要はないかなと思います。基本料金は確かに500円とべらぼうに安くはなりますが、メリットはほとんどそれだけ。ナンバーディスプレイだのキャッチホンだののオプションをつければどんどん高くなって行きますし、あたかもメリットであるかのようにアナウンスされている「固定電話と同等の音質」「110番や119番にもかけられる」というのはよく考えてみればメリットでもなんでもありません。「ひかり電話でかけられない番号一覧」みたいなものを見ると、そうか固定電話ってこれだけの番号に当たり前にかけることが出来ていたんだとむしろ逆にビックリするくらいです。
更に大問題なのが災害時。これを事前にちゃんとチェックしていたらひかり電話にするのはうちは避けたでしょう。なんと停電時にはひかり電話は使えません。VoIPアダプタ(モデムみたいな奴)を介して通話するのでVoIPアダプタに電力が供給されていない停電時、あるいはVoIPアダプタに何か(水をこぼして壊しただとか落として壊しただとかファームウェアの更新に失敗して壊しただとかファームウェアの更新してる最中に雷が鳴って壊れただとか)あった場合、ライフラインが途絶えます。普段あまり意識しませんが、電話というのは電気無しで使える有り難いものなのでございます(工事のおにーさん、うちの電話に電源アダプタがついてないことにビックリしてました。最近はファックスはともかく留守電くらいつけてるのが当たり前ですからねぇ…)。既に一億総携帯電話所有状態の現代にあっては固定電話さえ必要としない家庭もあり、停電時にIP電話が使えないことくらい特筆すべき事柄ではないかもしれませんが、しかし少なくとも我が家は(下宿中の姉以外)誰一人携帯電話を持たずに生活が成り立っているというかなり希有な家庭ですので(爆)、停電時(というか災害・緊急時)に電話が使えないっちゅうのはかなり怖いんです。まぁいざとなったらお隣さんに携帯貸してもらえばいいんですけどね…。そんなこんなで、ひかり電話に関しては自身の家庭環境をよくよく考えた上で「それでも年間にかかる費用が安くあがるんなら」ということであれば結構ですが個人的にはせっかく固定電話があるなら無理に切り替えるものではないなと思います。強いて言えば、将来的には固定電話は全てIP電話に切り替わって行くなんて話をどっかで聞いたので、時代遅れになる前に最先端技術を導入したいという理由もアリかなと思いますが(笑:まぁ今更最先端ってほどでもないか)。
これで一応「暫定解決編」はおしまいです。何故ずっと「暫定」の文字をつけてきたかって? そりゃもちろんこの後に皆様お待ちかね注目度ナンバーワンの「Yahoo!BB解約手続き編」が控えているからですよ(笑)。
<速度に関して追記>
「RMAC」というフリーソフトでMTUやRWINの設定が出来るんですが(というかPanther以降ならMTUは環境設定から変更出来ますが)、ADSLでも光接続でもやはりRWINの設定を弄ったところでなぁんにも変わらないという感じです。というか、前述のとおり光の場合数秒事に速度がころころ(しかも大幅に)変わるので、RWINの値を変えて多少速度に変化が現れたからと言ってそれがRWINの値を変えたせいであるのかどうなのか判断のしようが無いんですよこれが。
#専門的な詳しいことは分かりませんが後述するようにうちの環境下では明らかにこのページでの測定速度が他の測定サイトでの数値より高いので、これが最大限度の数値であると言っていいんじゃないかと。
でもって、工事の際におにーさんがツールで測った時に出た値は三回測って三回とも(下り)約59Mでした。その後私が上記の測定サイトで計測すると最高で57M程度、50Mを下回らず60Mにはどうしても達せず、と言ったところです。光ファイバー接続とはいえベストエフォート型サービスであることはアナウンスされているわけで、また上記の会員用ページにある説明によると光接続であってもやはり距離による伝送損失(1msec/200km程度の伝送遅延)というのは存在するんだそうです。贅沢を言えばキリがないんですが、それでもここでの数値は70Mくらいは言ってくれると嬉しかったなぁという感じ。
さて、50M台のスピードが出ると言ってもこれはあくまでNTTと直結での数値。次に実際の速度測定サイトを色々と試してみました。結果はおおよそ平均して下り20M台といったところ。ただ「光は意外と速度が不安定」だという情報を事前に得てはいたのですがまさにその通りでありまして、測るたびにころころ結果が変わるという感じです。同じサイトで同条件で、一度目に10Mだったのがその直後再び測ると40M台になったり、ということもそれほど珍しくはありませんでした。秒刻みで10~50Mの数値が変動しつつ接続しているような感じとでも言いますか(プロバイダも関係してるのかもしれません)。とは言え、これまではADSL50Mサービスでありながら(NTTとの距離・伝送損失のせいで)実質0.6Mのスピードしか出ていなかった身には5M程度でもそりゃもうべらぼうな速さなのです。それが一応どんなに遅い時でもまず10Mを下回ることがないわけですから気分はウハウハ(これも激しく死語だなぁ…)です。Yahoo!BB 12Mサービスにおける理論上の最高スピードが最低限確保されているわけですから文句のつけようが無いくらいです。
で、次。速度速度と言ってもこれまではあくまでも数値上のもの。今度は実際の使い勝手・体感的な速度についてです。先日のiTunesのアップデート、27M程度の容量だったかと思いますが実はあのアップデートを行わずに光が開通するまで実験用に取っておいたんです(苦笑)。因みに開通前はおよそ10秒で1M(一秒ちょっとで0.1M)程度のスピードでした。それがまぁなんと、ものの2秒もかからずに落ちて来てすぐさまインストール作業に入ってしまいました。驚愕。やはり大容量ファイルのDLをすると光のありがたさが身にしみますねぇ。
最後に、通常のネットサーフィンについて。フラッシュが置いてあるようなサイトではもちろんこれまでよりずっと表示が早くなっておりますが、ごく普通のブログやサイトの表示に関しては意外なほどこれまでと体感速度は変わりませんでした。特にバナー広告が多くアクセス解析をつけているブログに関しては表示速度は全くと言っていいほど変わりませんでした。WindowsからMacへスイッチした時に「OSやブラウザが変わるだけでこんなに表示速度が変わるものか」とビックリしたんですが、つまりサイトやブログの表示スピードは接続速度とはあまり関係がなく、むしろCPUのパワーやHDDの回転速度及びバッファサイズ等のハード面だとか、ブラウザのレンダリングスピード等の方に比重があるんだなということがよくわかりました。「普段はテキスト系のサイトくらいしか見ない、フリーソフトを落としまくるようなこともない、大容量ファイルを落とす必要があるのはアップデータくらいで、毎日のことでもないしある程度時間がかかっても我慢できる」というような方はADSLサービスから無理に光にすることはないのでは、とすら思えました。まぁ速いに越したことはないとも言えますが。
余談としてちょっと細かいことを。私の環境特有の話かもしれませんが、うちの「Mail(Pantherなので1.3です)」とGmailって非常に相性が悪くて、受信ボタンをクリックしてメールチェックをするまでの時間がやたらかかっていたんです。なんというか、Gmailのサーバーにアクセスするのにずっと「ひっかかっている」ような挙動とでもいいますか(因みに「Mail」と最も相性のいいのは @yahoo.co.jp アドレスで、受信送信とも瞬時にスイスイです)。それが光接続に移行して以来改善され、他のアドレスと何ら変わらない受信(チェック)スピードになりました。これは個人的にちょっとオイシイ出来事でしたね。
もう一つ予期せぬ幸運が。CTUの電源を入れなおすだけでIPがころころ変わります。まぁIPの数字が変わるからといってリモホが変わるわけではありませんしセキュリティ的にそれほど神経質になることでも無いかもしれませんが、やはり変えたい時にぱっとIPアドレスの数字を変えられるのは気分的にちょっと嬉しいんですよね。Yahoo!BBではIP変えるのがひじょーに大変だっただけに(笑)。
さてさて、次はひかり電話についてです。「固定電話並の音質」とか言ってますが、なんとですね。これまで使用していた固定電話(というかBBフォン)よりむしろクオリティ上がってます(爆)。ってか、BBフォンの場合通話がわりとぶちぶち切れたり聞こえにくくなったりという現象がわりと(特にネット接続中には)よく起こっていたのですが、ひかり電話だと(今のところ、という条件は付きますが)それがありません。通話は非常に安定してます。10月末に大規模なトラブルがあったばかりなので特に最近はきちんとしているのかもしれません。
た・だ・し。そうはいってもやはり、固定電話を持っている人が無理にひかり電話にする必要はないかなと思います。基本料金は確かに500円とべらぼうに安くはなりますが、メリットはほとんどそれだけ。ナンバーディスプレイだのキャッチホンだののオプションをつければどんどん高くなって行きますし、あたかもメリットであるかのようにアナウンスされている「固定電話と同等の音質」「110番や119番にもかけられる」というのはよく考えてみればメリットでもなんでもありません。「ひかり電話でかけられない番号一覧」みたいなものを見ると、そうか固定電話ってこれだけの番号に当たり前にかけることが出来ていたんだとむしろ逆にビックリするくらいです。
更に大問題なのが災害時。これを事前にちゃんとチェックしていたらひかり電話にするのはうちは避けたでしょう。なんと停電時にはひかり電話は使えません。VoIPアダプタ(モデムみたいな奴)を介して通話するのでVoIPアダプタに電力が供給されていない停電時、あるいはVoIPアダプタに何か(水をこぼして壊しただとか落として壊しただとかファームウェアの更新に失敗して壊しただとかファームウェアの更新してる最中に雷が鳴って壊れただとか)あった場合、ライフラインが途絶えます。普段あまり意識しませんが、電話というのは電気無しで使える有り難いものなのでございます(工事のおにーさん、うちの電話に電源アダプタがついてないことにビックリしてました。最近はファックスはともかく留守電くらいつけてるのが当たり前ですからねぇ…)。既に一億総携帯電話所有状態の現代にあっては固定電話さえ必要としない家庭もあり、停電時にIP電話が使えないことくらい特筆すべき事柄ではないかもしれませんが、しかし少なくとも我が家は(下宿中の姉以外)誰一人携帯電話を持たずに生活が成り立っているというかなり希有な家庭ですので(爆)、停電時(というか災害・緊急時)に電話が使えないっちゅうのはかなり怖いんです。まぁいざとなったらお隣さんに携帯貸してもらえばいいんですけどね…。そんなこんなで、ひかり電話に関しては自身の家庭環境をよくよく考えた上で「それでも年間にかかる費用が安くあがるんなら」ということであれば結構ですが個人的にはせっかく固定電話があるなら無理に切り替えるものではないなと思います。強いて言えば、将来的には固定電話は全てIP電話に切り替わって行くなんて話をどっかで聞いたので、時代遅れになる前に最先端技術を導入したいという理由もアリかなと思いますが(笑:まぁ今更最先端ってほどでもないか)。
これで一応「暫定解決編」はおしまいです。何故ずっと「暫定」の文字をつけてきたかって? そりゃもちろんこの後に皆様お待ちかね注目度ナンバーワンの「Yahoo!BB解約手続き編」が控えているからですよ(笑)。
<速度に関して追記>
「RMAC」というフリーソフトでMTUやRWINの設定が出来るんですが(というかPanther以降ならMTUは環境設定から変更出来ますが)、ADSLでも光接続でもやはりRWINの設定を弄ったところでなぁんにも変わらないという感じです。というか、前述のとおり光の場合数秒事に速度がころころ(しかも大幅に)変わるので、RWINの値を変えて多少速度に変化が現れたからと言ってそれがRWINの値を変えたせいであるのかどうなのか判断のしようが無いんですよこれが。