豊岡市の巨木

2019年07月27日 | 但馬の植物
           出石・稲荷神社のキツネさん


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成26年 第9回但馬検定(1級)問題より

【43】豊岡市畑上にある国指定天然記念物の古木で、海岸
線近くの山に生える珍しい木は、次のうちどれでしょうか。

(a)モミノキ  (b)イチョウ  (c)サクラ  (d)トチノキ


正解は、(d)のトチノキです。

兵庫県で一番大きなトチノキは、豊岡市日高町万場(まんば)
の天(てん)神社にある大トチノキです。
天神社の大トチノキは、樹齢300年以上、樹高30m、幹周り7.4m
です。

これに次いで、県下第2位の巨木と言われる畑上のトチノキは、
国指定天然記念物の古木で、樹齢は600年、樹高30m、幹周り
7.2mなのです。
トチノキはブナの生えるような高い山に生えますが、畑上のト
チノキは海岸線近くの山の山頂に生える珍しいものです。
海が荒れた夜に、天狗がこの木の上で灯をともし、漁師はこの
灯を頼りに港に戻ったという言い伝えが残っています。


『せゃあなこと』

お年寄りの会話で「せゃあなこと言ったって、できません
や~な」なんて言葉が出てまいります。
「せゃあなこと」は「そんなこと」の但馬弁なのです。
若い人は「せゃあなこと」なんてあまり使いませんが、ご
高齢の皆さんは使います。